【レビュー】自転車の「あひる」が気になって、100均やAmazonで買い集めたら沼だった件

街を走っていると、すれ違う自転車のハンドルに黄色い「あひる」が鎮座しているのをよく見かけます。

「一体あれはなんだ……?」と気になって調べてみたのが運のつき。試しに1匹買ってみるつもりが、気付けば、あひる2匹に加え、もはやあひるですらない「ゾウ」まで保護してしまっていました。

一度ハマると抜け出せない、愛すべき「自転車パフホーン」たちの深すぎる沼へご案内します!

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目次

ダイソーに売ってたので買ってみた

自転車パフホーン(あひるちゃん)のパッケージ

例のあひるは、100円ショップ「ダイソー」の自転車用品コーナーであっさりと発見。棚にはかなりのストックが確保されており、界隈の隠れた人気商品であることが窺えます。

パッケージには「自転車パフホーン(あひるちゃん)」という製品名とともに、「つかむとパフパフ音が鳴る!」という機能説明が記載されていました。

果たして100円(税抜)の自転車用パーツの「ビルドクオリティ」はいかほどか? さっそくパッケージを開封し、まずはその外観の検証から進めていくことにします。

【外観】流線型ボディとつぶらな瞳

いざ箱を開けてみて、思わぬトラップに気が付きました。パッケージのメインビジュアルには「赤色」のヘルメットを被ったあひるがプリントされていましたが、中から出てきたのは鮮やかな「ブルー」の個体だったのです。

自転車パフホーン(あひるちゃん)
ちわっす

慌ててパッケージの側面を確認すると、実は「赤・青・グレー」の3色展開であること、そして箱の中身が何色なのかが記載されていました。購入時には全く気が付かなかったため、これから導入を検討されている方は、購入前のカラー確認を強く推奨します。

気を取り直して、正面からのルックスを確認してみましょう。見事なまでに焦点の合わないつぶらな瞳が印象的ですが、目を引くのはその装備品です。頭部に被ったヘルメットには、なんと極小サイズのあご紐(バックル)までしっかりと再現されています。

100円という価格設定を疑う細部へのこだわりに、謎のポテンシャルを感じざるを得ません。というわけで、さっそく実車へのフィッティングテストへと移行します。

【装着テスト】愛車のコックピットへ 

自転車パフホーン(あひるちゃん)のバンド

マウント機構は非常にシンプル。本体底面から伸びるシリコン製のバンドと、先端に備わった白いプラスチック製のフックによって構成される、合理的かつミニマムなシステムが採用されています。

自転車パフホーン(あひるちゃん)を自転車に取り付けた様子

取り付けは完全なツールレス(工具不要)です。ハンドルバーにバンドを回し込み、フックに引っ掛けるだけで瞬時にインストールが完了します。愛車のNitto製ハンドルに対しても、バンドの十分な伸縮性により、しっかりとホールドさせることができました。

【ルックス検証】こだわりのコックピットに漂う「異物感」

自転車パフホーン(あひるちゃん)を自転車に取り付けた様子

Nittoのハンドルバーやグリーンのケーブル類など、こだわりを詰め込んだ愛車のコックピット。そこに突如として現れたあひるは、なんとも言えない強烈な「異物感」を放っています。

自転車パフホーン(あひるちゃん)を横から見た様子

しかし、不思議なもので見慣れてくると徐々に印象が変わってきます。進行方向を真っ直ぐに見据えるその凛々しい佇まいは、まるで頼もしいナビゲーターのよう。

自転車パフホーン(あひるちゃん)を後ろから見た様子

そして特筆すべきは、サドルに跨った際の「ライダー視点」。ライド中は常にこの丸い後頭部と視界を共にすることになり、走れば走るほど謎の「バディ感」が芽生えてきます

わずか100円でここまでのメンタルサポート効果を備えているとは、いやはや恐れ入りました。

【サウンド】脱力系の「パフッ」音

自転車パフホーン(あひるちゃん)を正面から見た様子

ヘルメットの奥から覗く、一点の曇りもない瞳。しかし、いざその黄色いボディを握り込んでみると、そこからは「パフッ」というなんとも気の抜けたサウンドが響き渡ります。

その脱力感あふれる音色に反して、音量自体は意外にも大きく、実用域のポテンシャルを感じさせます。ただし、公式サイトには以下の注意書きがありました。

「※本品は道路交通法上で使用できる警音器ではありません。装飾品としてお楽しみください。」

つまり、あくまでその立ち位置は「装飾品」。法的な基準を満たすベルではないため、あくまでコックピットを彩る「装飾品」として割り切って運用するのが正解のようです。

【空力性能】ビュンビュン回るプロペラ

自転車パフホーン(あひるちゃん)のプロペラが回っている様子

ペダルを漕いで風を受けると、頭上のプロペラが「あひるごと飛んでいくんじゃないか」と心配になるほどビュンビュンと回り始めます。

しかしその勢いとは裏腹に、このギミックによるエアロダイナミクス(空力性能)への影響は当然ながらありません。プロペラがビュンビュン回るからと言って、特に速くなったりはしないのです。

ただ、コックピットのど真ん中で元気よく回り続けるその姿はライダーに確かな「疾走感」をもたらしてくれます。向かい風が強い日ほど高速で回るため、辛いシチュエーションでのメンタル維持には一役買ってくれるかもしれません。

一方、Amazonのアヒルは「仕上がって」いた

ダイソーのあひるを眺めつつ、「他にもバリエーションがあるのだろうか?」と気になって、Amazonの検索窓に「自転車 あひる」と打ち込んでみました。

すると、そこにはまったく別の世界が広がっていたのです。

ダイソーで入手できるモデルは、いわば無垢な「素のあひる」。それに対し、Amazonには豊富な専用カスタムパーツがセットになった「重武装モデル」が大量に跋扈(ばっこ)していました

今回、比較検証用として手配し、フル装備状態に組み上げたAmazon版の個体がこちら。

スイカ太郎を斜め前から見た様子
よう、兄弟。

うーん、完全に「仕上がって」います。

治安の悪いフルカスタム仕様

スイカ太郎を下から見た様子

スイカヘルメットにサングラス、そして極太のゴールドネックレス。ダイソーの「あひるちゃん」が箱入り娘に見えるほどの、圧倒的な「ストリートの覇者」感が漂っています。このオラ付き具合、一体なにがあったというのでしょうか。

スイカ太郎を横から見た様子

極めつけは、サングラスの奥から覗くこの鋭い眼光。ふと目が合った瞬間、思わず「あ、すみません……」と道を譲りたくなるほどの凄みです。

スイカ太郎を斜め前から見た様子

ちなみに、機能面についてはダイソーの「あひるちゃん」と共通です。

走行風を受けて回転するプロペラや、本体を握ると鳴る「パフ音」といったギミックはもちろん、ハンドルへの固定方法も同様のシリコンバンド方式となっています。

しかも、このアヒルは「光る」

実はこの子(正式名称はスイカ太郎)、光ります。しかも、最初からボタン電池がセットされているだけでなく、なんと予備の電池まで付属しています。

スイカ太郎が光っている様子
スイッチを押すごとに「点滅 → 点灯 → 消灯」と切り替わる

ただし、一つだけ難点が。ライトをつけるには、一度ハンドルからバンドを外し、アヒルの内側にあるボタンを直接押さなければなりません。この「ひと手間」が必要なあたり、やはり一筋縄ではいかない性格のようです。

明るさはあくまで自分の存在を知らせる「補助灯」レベルですが、夜道にぼんやり浮かび上がるあひるの姿は、ただただシュールの一言に尽きます。

番外編|もはやあひるですらない「第三」の勢力

すっかりあひる沼にハマってしまい、さらに界隈を掘り下げるためにAmazonを探索していると、もはやあひるですらない「サバンナからの刺客」が平然と紛れ込んでいました。

それがこちらの個体です。

プカプカ ホーン ゾウを斜め前から見た様子
すべてを悟った瞳

あまりの衝撃に思わず保護(購入)してしまったのですが、愛車に取り付けてみると、なんとも言えない異様な空気を醸し出しています。

サバンナからの刺客。虚無を見つめる象モデル

プカプカ ホーン ゾウを遠目から見た様子

無骨に仕上げたはずの愛車のコックピットですが、この象が鎮座した途端、すべてがサバンナの空気に持っていかれました。これまでのカスタムを一瞬で「帳消し」にする謎の破壊力です(とはいえ、すっかり気に入ってずっと付けています)。

プカプカ ホーン ゾウを正面から見た様子

しかもこの象、あひると比べてやたらと頭が大きく、ハンドル周りの貴重なスペースをかなり占有してきます。この圧倒的な存在感と自己主張の激しさは、もはやあひるのそれをも遥かに凌駕するレベルです。

プカプカ ホーン ゾウをアップで見た様子

くるんとカールした長いまつ毛が描かれているのですが、その瞳に宿っているのは圧倒的な「虚無」。ハードな登り坂で息を切らしている時ほど、この冷ややかな視線がジワジワと効いてきます。

プカプカ ホーン ゾウを真横から見た様子

そしてそれ以上に目立っているのが、この堂々たる鼻。

これだけ立派な造形をしているのだから、さぞかし勇ましい「パオーン!」という音が鳴るのだろう。そう期待に胸を膨らませて本体を強めにつまんでみたところ……。

プカプカ ホーン ゾウをつまんだ様子

鳴り響いたのは、あひるモデルと同じ、間の抜けた「パフッ」という音でした。

見事なまでの肩透かしです。サバンナの風格を漂わせておきながら、鳴き声はあひると同じというこのギャップ。この憎めない仕様もまた、妙に愛着が湧いてしまう理由のひとつかもしれません。

プカプカ ホーン ゾウのブラケット

ちなみに、一点だけ注意点が。

あひる達はシリコンバンドで引っ掛けるだけのワンタッチ装着でしたが、この象は本格的なネジ止め式のブラケットを採用しています。そのため、取り付けにはプラスドライバーなどの工具が必要です。

取付可能径は「22.2~25.4mm」。一般的な自転車のハンドルであれば概ね装着可能ですが、念のためご自身の自転車のハンドル径をご確認ください。

パンダ、恐竜……増殖を続ける「亜種」の面々

あひるから始まり、まさかの象にまで行き着いた今回の調査ですが、Amazonの奥地をさらに探検してみると、その生態系はカオスの一途を辿っていました。

パンダや恐竜、さらにはカメなど、「もはやあひるですらない」というツッコミでは追いつかないほど、多種多様な『亜種』が増殖を続けているのです。そこで、実際にどんなものが生息しているのか、いくつかピックアップしてみましたよ。

GIZA PRODUCTS プカプカ ホーン パンダ

価格 1,280円(税込)
取付可能径 22.2~25.4mm

GIZA PRODUCTS プカプカ ホーン ダイナソー

価格 1,240円(税込)
取付可能径 22.2~25.4mm

自転車のあひるには、”元祖なあひる”が存在した

記事を書くにあたっていろいろと調べていたところ、実はこの「自転車あひる」界隈には、パイオニア的な存在があることが分かりました。

それが、大阪・堺の老舗自転車メーカー、アサヒサイクルが展開する「GO! GO! DUCK(ゴーゴーダック)」です。

昨今のあひるブーム(?)の火付け役とも言える、まさにパイオニア的な1匹です。

自転車のお供に、アヒルはいかがですか〜

3つのホーンが並んでいる様子
最後はみんなで仲良く

正直、ここまでバリエーションが豊富だと、眺めているだけでもなんだか楽しくなってきます。

皆さんの愛車にも似合う(?)、お好みの動物やキャラクターがきっと見つかるはず。ハンドルのちょっとしたアクセントや、過酷なライド中の癒やしとして、ぜひ広大な沼の中からお気に入りの1匹を探し出してみてください!

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