【たった33g?】ガジェット感満載のdaysaver(デイセーバー)の携帯工具がすごかった

【たった33g?】ガジェット感満載のdaysaver(デイセーバー)の携帯工具がすごかった

ロードバイクなどのスポーツバイクに乗る方の中には「小さくて軽い携帯工具が欲しいけれど、必要な機能はきちんと欲しい」「せっかく使うなら、完成度の高い、こだわりの工具を選びたい」──と思っている人も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな声に応えてくれるコンパクトで多機能なdaysaver(デイセーバー)の携帯工具をご紹介します。編集部が実際に使用し、その特徴や魅力をレビューしました。充実した機能はもちろん、所有欲も満たしてくれる一本。今までの携帯工具とはひと味違う、注目のアイテムです!

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目次

超コンパクト&ギミックが楽しいマルチツールをご紹介!

Essential8とCoworking5
撮影:筆者

ロードバイクやマウンテンバイクに欠かせないのが携帯工具。でも実際には、使う頻度もそこまで高くなく、できるだけコンパクトなものを選びたいですよね。とはいえ、多機能な携帯工具はどうしても大きさや重さも気になってしまうのが、悩ましいところ。

そんな中で今回ご紹介するのが、スイス発のブランド「daysaver(デイセーバー)」が手がける携帯工具「Essential8」と「Coworking5」。どちらも超コンパクトでスタイリッシュなデザインに加え、ユニークな仕様やギミックが盛り込まれた注目のツールです。実際に使用して、レビューしていきますね。

スイス発の「daysaver」の携帯工具

daysaverの工具
出典:RITE WAY

今回、ご紹介するスイス発「daysaver」の携帯工具。daysaverは3人のスポーツバイク愛好家が立ち上げたメーカーで、既存の自転車携帯工具の欠点を克服すべく開発をスタートした経緯があります。

機能を増やすと重くてかさばってしまう、小さくて軽いものは機能が限られて使いづらいなど、携帯工具の不満や欠点を解決するためにdaysaverが立ち上げられました。最大限の機能をできるだけコンパクトにまとめることを目標にオリジナルの工具を開発し、「Essential8」と「Coworking5」がリリースされたのです。製作には大手工具メーカーの「PB Swiss Tools」が協力しており、機能性や耐久性にも期待できそうです。

Essential8は、スポーツバイクの携帯工具として必要な、以下の8種類のレンチを1つにまとめたコンパクトな工具です。

六角レンチ:8mm/6mm/5mm/4mm/3mm/2.5mm/2mm
トルクスレンチ:T25

Essential8の本体
撮影:筆者

見た目はシンプルなL型のレンチですが、上記の8種のレンチの機能が超コンパクトにまとめられています。

Essential8のビット
撮影:筆者

レンチの先端に複数のビットが収納されており、1本で必要なツールをまとめて持ち運べる構造になっています。スタイリッシュでコンパクトな見た目も魅力のひとつです。

六角レンチはスポーツバイクでよく使う7つのサイズが網羅されており、トルクスレンチ(星形)はT25というサイズで、ロードバイクやマウンテンバイクのブレーキローターの固定ボルトなどに使われていることが多いです。Essential8だけでも、出先でのちょっとした調整などで困ることはないでしょう。

使い方

Essential8のビット
撮影:筆者

レンチサイズの切り替えは先端のビットを取り外して付け替える方式です。レンチ先端に複数のパーツが格納されていて、組み合わせを変えて複数のビットサイズに対応できます。

Essential8のビット交換
撮影:筆者

レンチ先端のビットは直感的に取り外しや入れ替えができ、また差し込まれたビットは磁石でしっかりと固定され、差し込む際にも力はいりません。

レンチの先端にすべてのパーツが格納できるので、無くしたりどこにあるか分からなくなったりしないのも良いですね。

Essential8の使い分け
撮影:筆者

また、ビットはL型レンチの長い方・短い方のどちらにもセットできるため、トルクが必要な場面では長い柄を使い、力がいらない場所では短い方を使うなど、状況に応じた使い分けが可能です。

シンプルな構造なので、ビットの切り替えに慣れれば、一般的な六角レンチと同じ感覚で扱えますよ。

Coworking5は、以下のパンク修理やチェーントラブルなどにも対応できるマルチツールです。

・チェーンカッター
・タイヤレバー
・スポークレンチ
・バルブコアツール
・チェーンリンクホルダー

Coworking5の全体
撮影:筆者

コンパクトなサイズに5つのツール機能がセットされていて、パンク修理やチェーン切れなどさまざまなトラブルに対応できます。Essential8と合体してコンパクトに持ち運べるようになっているので、できれば2つセットで活用するのがおすすめ。

使い方

Coworking5を分割した状態
撮影:筆者

Coworking5は2つのパーツで構成されていて、この2種のパーツの脱着で使用ツールを切り替えます。

Coworking5のチェーンカッター
撮影:筆者

2つのパーツを組み合わせた状態では、チェーンカッターとして使えます。使い勝手は一般的なチェーンカッターと同じで、Essential8のトルクスT25で作業できます。

チェーンリンクホルダー
撮影:筆者

また、本体にチェーンリンクホルダーが付いているので、チェーン切れのトラブル時にパーツを無くしたり慌てて探したりする心配がないのも便利なポイントです。この箇所もマグネット式でチェーンリンクを磁力でしっかり保持してくれます。

Coworking5のタイヤレバー
撮影:筆者

先端はタイヤレバーになっていて、パンク修理時のタイヤ脱着に使えます。レバーは頑丈で反りにくくなっているので、チューブレスレディなど硬めのタイヤにも使えそうです。

スポークレンチ
撮影:筆者

本体から金属パーツを外すと、スポークレンチとバルブコアツールとして使えます。ひんぱんに使う工具ではありませんが、オフロード走行でホイールがゆがんだり、バルブが曲がったりしたときに活用できます。

実際に使って分かったその凄さ

Essential8とCoworking5を実際に使い込んでみて感じたメリットや、ほかの工具にはない魅力をお伝えします。

33g+35gの軽量さ

Essential8とCoworking5の重量 66g
撮影:筆者

daysaverの工具を実際に手にとって、最初に感じたのはその軽さ。Essential8は33g、Coworking5は35gと一般的な携帯工具に比べると超軽量で、ポケットに入れてもほとんど存在感がありません。

カギとカラビナの重量
撮影:筆者

筆者の身近で同じくらいの重さの持ち物を探してみると、カラビナに付けた家と車のカギが64gでほぼ同じでした。普段何気なく持ち歩いているものと同じ重量なので、ポケットに入れて持ち運んでも気になりません。

TOPEAKのマルチツールの重量
撮影:筆者

同じようなツールがセットになった他社のマルチツールは162g。比べると重さや存在感の違いは明白です。軽量化にお金をかけるライダーも多いスポーツバイクにおいて、常に持ち運ぶ携帯工具も、できる限り軽くしたいですよね。

他に類を見ない「小ささ」

Essential8とCoworking5をポケットに入れる
撮影:筆者

ほかの携帯工具と比較してもかなりコンパクトなサイズ感も、Essential8とCoworking5の魅力だと感じました。サイクルジャージの背中ポケットに入れても邪魔にならず、一般的なサドルバッグやツールボトルにもすんなり入るサイズ感です。前述した軽さと相まって、持ち運びのストレスがほぼないのは大きなメリットですね。

磁石のギミックが最高に気持ち良い

Essential8とCoworking5のドッキング
撮影:筆者

ツールを切り替えるときのビットの脱着や専用ケースの開閉などはマグネット式で、吸い付くような感覚が気持ち良いです。工具のサイズ感や手触りも良いため、つい何度もつけ外ししたくなる気持ち良さがあります。また、ワンタッチで開閉や脱着ができるため、工具をスムーズに使えるのも良いポイントだと思いました。

合体すると13種のツール!

Essential8とCoworking5をセットした状態
撮影:筆者

Essential8とCoworking5を合体して持ち運べば13種類の機能を持ったツールになり、ロードバイクやマウンテンバイクのさまざまなシーンで活用できます。

利用シーンの例

  • レバー位置やハンドル・サドル高などの調整
  • パンク修理
  • チェーン交換やコマ詰め
  • ディスクブレーキのローター交換
  • ホイールの振れ修正

六角レンチとしてハンドルやサドル高などの調整をしたり、タイヤレバーとしてパンク修理をしたり、スポーツバイクでよくあるメンテナンスやトラブルの多くに対応できます。

また、チェーン切れやディスクローター・ホイールの変形などのトラブルに必要な機能もそろっています。例えば、マウンテンバイクでトレイルや専用コースを走るなど、トラブルが起こりやすいハードなライディングをする方にもおすすめです。

Essential8での作業

複数の機能が1つにまとまったマルチツールでありながら、使い勝手が悪くないのもうれしいポイントです。例えばアーレンキーはビットを差し替えるタイプなので、普通のL型アーレンキーと同じようにスムーズに使えます。一般的な携帯工具で多い折りたたみタイプに比べると、ボルトを回す作業がスムーズだと感じました。

さらに持ち運びに便利なアイテムも充実

超軽量&コンパクトなEssential8とCoworking5ですが、さらに持ち運びに便利な専用アイテムも用意されています。

Essential8の専用カバー「ハグ」は、単体で持ち運ぶときに便利なアイテムです。

Essential8のハグ
撮影:筆者

柔軟性のある樹脂カバーが本体やビットをしっかりカバーし、キズや破損から守ってくれます。また、ポケットやサドルバッグにEssential8を入れるときも、ビットでほかのアイテムを傷つけないのも良いですね。

Essential8のハグを取り付けた状態
撮影:筆者

カバーを付けた状態のデザインもおしゃれです。カバーを付けても本体サイズが大きくならず、重量も4グラムと軽量なため携帯性を損なわないのもうれしいポイントです。

Essential8とCoworking5を合体した状態で持ち運べる専用ケースも用意されています。

Essential8とCoworking5と専用ケース
撮影:筆者

2つの工具をそのまま収納してもコンパクトなサイズに収まり、ポケットやバッグで持ち運びやすくなっています。

Coworking5のカバー
撮影:筆者

カバーの開閉はマグネット方式で、ワンタッチで工具を出し入れできるのでストレスなく使いやすいです。また、カバー内には少し余裕があり、家のカギや小銭などを入れるスペースもあります。

Coworking5のカバーのキーホルダー取り付け部
撮影:筆者

カバーにキーホルダーやストラップを取り付けることもでき、紛失を防いでバッグなどの中でもサッと見つけやすくなっているのも使いやすいポイント。Essential8とCoworking5を両方持ち運ぶなら、ぜひ活用したいマストアイテムですね。

使ってみてわかった、ここは注意したいポイント

実際にEssential8とCoworking5を使ってみて感じた、注意すべきポイントを2つ紹介します。

小さなビットの紛失に気をつけよう

Essential8のビット
撮影:筆者

Essential8は複数のレンチ機能を備えていますが、ビットが小さいため差し替える際の紛失に注意が必要だと感じました。セットした状態はマグネットで固定されるため心配ありませんが、差し替えるときにビットを草むらや砂利に落としてしまうと見つけるのが難しそうです。

Essential8専用のビットが別売りされていますが、それなりのお値段なのでなるべく無くさないように使いたいところです。ビット交換の作業をするときは、万が一落としても見つけやすい平らな場所で作業したいですね。

本格的な整備では使いづらいかも

Essential8でのペダル外し
撮影:筆者

Essential8、Coworking5どちらもコンパクトで柄が短いため、力をかける必要がある本格的な整備には使いづらいかもしれません。例えば、固着したボルトやペダルを外すときは、レンチの柄が短いため力をかけにくく、手に食い込んで痛くなる可能性がありそうです。

タイヤレバーも1本なのであくまで緊急用で、固いタイヤを脱着するときは少し大変な印象です。あくまで携帯工具として活用し、自宅での本格的な整備作業にはほかの工具を使った方が良いでしょう。

軽さと使い勝手にこだわる方におすすめの一品!

Essential8とCoworking5
撮影:筆者

daysaverのEssential8、Coworking5は、一般的な携帯工具とは一線を画す軽さやコンパクトさが魅力です。使い勝手も悪くないため、ロングライドやレースなどスポーツバイクを思い切り楽しみたい方にもおすすめ。スタイリッシュなデザインやギア感もあり、工具自体の満足度も高いですよ。携帯工具のクオリティにこだわりたい方は、ぜひ手に入れてみてください。

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