元気いっぱいなお子さんには24インチMTBが最適!
最近のマウンテンバイクは27.5~29インチの大きいサイズが主流ですが、24インチの少し小さな、子供向けのモデルもあります。マウンテンバイクは一般的なキッズバイクより頑丈でつくりもしっかりとしていて、子供用自転車としておすすめです。具体的な特徴やお子さんが使いやすいポイントをご紹介します。
魅力①:頑丈なフレームと安定感ある太いタイヤ

マウンテンバイクは、山道などの悪路を走ることを想定して設計されており、頑丈なフレームや空気量の多い太めのタイヤを備えているのが特徴です。
太いタイヤは段差や大きな石を乗り越える際にもパンクしにくく、さまざまな場所へ遊びに行く自転車としてぴったり。転倒してもフレームやパーツが壊れにくいため、オフロード走行はもちろん、駐輪中に倒してしまった場合にも安心です。
そのため、転倒しやすい初めての自転車練習にもおすすめです。
魅力②:制動力の高いブレーキでしっかり止まれる

下り坂を走ることもあるマウンテンバイクは、制動力の高いブレーキを備えたモデルが多く、しっかりと止まることができるのがメリットです。トレイルやオフロードはもちろん、街中でも安定したブレーキ性能が安全な走行につながるでしょう。
魅力③:成長や使い方に合わせて乗りやすくカスタムできる

マウンテンバイクはハンドルやサドルなどの互換性があるパーツが多く、お子さんの成長に合わせてカスタムしやすいのも特徴です。
24インチモデルでも、ハンドルやサドルの高さと前後位置を調整すれば、乗りやすいポジションをつくることができます。マウンテンバイク向けのカゴや泥除けなどのパーツも豊富で、通学や街乗り用にカスタムすることも可能です。
24インチマウンテンバイクの選び方
子供向けの24インチマウンテンバイクはさまざまなメーカーから販売されているため、お子さんの身体のサイズや使い方に合わせて選ぶことが大切です。実際に選ぶときにチェックすべきポイントを1つずつ見ていきましょう。
24インチマウンテンバイクの選び方
サイズ:各モデルの「適応身長」をチェック

同じ24インチのマウンテンバイクでも、フレームサイズやハンドル・サドルの位置はモデルによって異なります。気になるモデルがあれば、必ず「適応身長」を確認しましょう。
お子さんの身長が適応範囲に合っていないと、足が地面につきにくかったり、窮屈な姿勢になったりして、安全で快適に乗れない可能性があります。
サスペンション:街乗りなら「サスペンションなし」でもOK

24インチマウンテンバイクはサスペンションの有無で性能や価格が変わってきます。
なるべく安いモデルを選びたい場合や、街乗りメインで使う場合はサスペンションなしのモデルを選べばOKです。マウンテンバイクはスポーツバイクの中でもタイヤが太めなので、サスペンションがなくても街乗りなら乗り心地や走破性は十分です。
お子さんが成長したら買い替える予定がある場合も、サスペンションなしの安いモデルにしておけば次の自転車に予算を回せますね。また、サスペンションがないモデルは車体が軽いので、お子さんの脚力でも快適に走りやすい点もメリットです。
クッション性能が高いサスペンション付きモデル

親子でダートやトレイル走行を楽しむなら、サスペンション付きのマウンテンバイクを選びましょう。子供向けの24インチマウンテンバイクは、フロントにサスペンションが付いた「ハードテイル」モデルが一般的です。フロントサスペンションがあると路面の凹凸を吸収してくれるので、ダートやトレイルでの安定感につながります。ただし、サスペンションが付いていてもオフロード走行は禁止の「ルック車」もあるため、安価なモデルの場合は注意しましょう。
変速:街乗りなら6段前後あれば十分

街乗りメインの場合、変速の段数は6段程度あれば十分です。リアのみの6~8段変速でも街中なら快適なギアを選べますし、フロントギアがないので変速トラブルのリスクも少なくなります。ただし、トレイルを走る場合上り坂があるため、フロント3段ギアが付いているモデルがおすすめ。
車体の重さ:軽快に走るなら13kg以下がおすすめ

24インチマウンテンバイクの車体の重さはモデルによって様々です。軽快な走行性能を重視するなら街乗り・オフロードどちらの場合も13kg以下を目安にしましょう。重量が軽いほど街乗りでの走りだしが軽くなり、オフロードの上り坂も走りやすくなります。
タイヤ幅:2インチ前後がバランス良くおすすめ

街乗りでもオフロードでも、バランスのとれた「2インチ前後」のタイヤ幅がおすすめです。このサイズは、乗り心地と軽さのバランスが良く、さまざまなフィールドで扱いやすいのが特徴です。一方で、タイヤ幅が3インチ以上になると重さが増し、お子さんの脚力ではこぎにくく感じることがあるため、あまり向いていません。
装備アイテム:カゴやスタンド、泥除けの有無をチェックしよう

街乗りでマウンテンバイクを便利に使いたいなら、標準装備やオプションパーツの有無もチェックしておきましょう。
街乗りで使うならチェックしたい装備
- 前カゴ
- キックスタンド
- 泥除け
これらの装備は、マウンテンバイクのモデルによっては付属していないことがあります。普段の自転車では当たり前についているものでも、マウンテンバイクでは付いていない場合もあるため、購入前にしっかり確認することが大切です。
ブレーキ:種類は気にせずOK!こだわりがある人は種類を理解しよう
マウンテンバイクのブレーキはいくつか種類がありますが、子供向け自転車ならそれほど性能の差は大きくないので気にしすぎなくても大丈夫です。安全性やトレイル走行での性能を重視する場合はチェックしてみてください。
街乗りメインなら「キャリパーブレーキ」or「Vブレーキ」でOK

マウンテンバイクで街乗りする場合は、シティサイクルやクロスバイクでも使われることが多いキャリパーブレーキやVブレーキ搭載のモデルで十分です。街乗りなら制動力が不足することはなく、価格が安いのもメリット。また、シンプルな構造なので整備性が良く、トラブルが起きにくいのもキャリパーブレーキやVブレーキの特徴です。
雨の日やトレイルで乗るならディスクブレーキ

通学や習い事などで雨の日もマウンテンバイクに乗る場合、トレイル走行に挑戦する場合はディスクブレーキモデルがおすすめ。ディスクブレーキは制動力が高く、雨の日も安定して停まりやすいのが特徴です。親子で本格的なトレイル走行をする場合は、油圧式ディスクブレーキが欲しいところ。
24インチマウンテンバイクおすすめ10選
編集部が厳選した、24インチマウンテンバイクのおすすめモデルを10選紹介します。街乗り向きのエントリーモデルから、親子でサイクリングやオフロード走行を楽しめる本格的なモデルまで幅広くピックアップしました。乗り方に合わせて選んでみてください。
あさひ LOG Jr
適応身長 | 130cm~ |
---|---|
サスペンション | × |
変速 | 1×6段 |
重量 | 14.8㎏ |
タイヤ幅 | 2.4インチ |
付属品 | LEDライト 前後フェンダー |
ブレーキ | Vブレーキ |
入門用&街乗りにピッタリなハイコスパMTB
初めての自転車にピッタリな、総合自転車ショップサイクルベースあさひのオリジナルマウンテンバイクです。スチールフレームで価格を抑えつつ、Vブレーキや乗り心地に優れる2.4インチ幅のタイヤなど細かいパーツにこだわっています。

前後フェンダー、キックスタンド、LEDのフロントライトなど付属品が充実しているのもポイントが高いです。
おすすめポイント
- 2.4インチ幅の太いタイヤでパンクのリスク軽減
- 街乗りに必要な装備が充実して通学用自転車としてもOK
- バスケットやボトルゲージを後付け可能
LOUIS GARNEAU(ルイガノ) J24
適応身長 | 130~145cm |
---|---|
サスペンション | ○ |
変速 | 3×7段 |
重量 | 12.5㎏ |
タイヤ幅 | 1.95インチ |
付属品 | ベル キックスタンド リフレクター |
ブレーキ | Vブレーキ |
おしゃれなアルミマウンテンバイク
デザインが人気のルイガノ。おしゃれで性能にもこだわった24インチマウンテンバイクです。アルミフレームで12㎏台と軽量な仕上がりで、フロントサスペンション付きのハードテイルモデルで、段差やあぜ道などもこなせます。

オプションのフロントバスケットや泥除けなども用意されていて、街乗り仕様にもカスタム可能。
おすすめポイント
- フロント3段×リア7段の21段変速でさまざまなフィールドに対応
- 軽量なアルミフレーム採用
- フロントサスペンション付きでオフロード走行にも対応可能
BRIDESTONE(ブリヂストン) クロスファイヤー ジュニア 点灯虫 24インチ
適応身長 | 123~142cm |
---|---|
サスペンション | × |
変速 | 7段 |
重量 | 16.6㎏ |
タイヤ幅 | 1.75インチ |
付属品 | ライト 前カゴ フェンダー サイドスタンド ベル カギ |
ブレーキ | フロント キャリパーブレーキ リヤ ローラーブレーキ |
装備充実の街乗りMTB
キックスタンドや前カゴ、泥除けやライトなど必要なアイテムが標準装備になっていて、通学や街乗りにピッタリなマウンテンバイクです。LEDライトが標準装備で、オート点灯の「点灯虫」タイプも用意されています。適応身長が低めなので、初めての自転車にもおすすめです。
おすすめポイント
- オートライトモデルなら付け忘れがなく暗い道も安心
- 握りやすいウェーブ形状のブレーキレバー
- オプションでスピードメーターも選択可能
GT(ジーティー) STOMPER HT PRIME 24
適応身長 | 130~145cm |
---|---|
サスペンション | ○ |
変速 | 7段 |
重量 | - |
タイヤ幅 | 2.35インチ |
付属品 | キックスタンド |
ブレーキ | Vブレーキ |
MTBメーカーならではの工夫が光る1台
レースやトレイル向けの本格マウンテンバイクも手がけるGTの技術が活きた、24インチの子ども向けモデル。小さなお子さんでも乗りやすいように、細部まで工夫されています。

身長が低いお子さん向けにペダル間隔やギア比などが調整されて、スムーズに乗れるようになっています。乗りやすさや安全性に配慮したフレーム設計など、初めての自転車にもおすすめです。
おすすめポイント
- キックスタンド標準装備で見た目のイメージが崩れない
- フロントサスペンション付きで街中の段差やダートでも快適
- GTならではのレーシーなデザインも魅力
FUJI(フジ) DYNAMITE 24 PRO DISC
適応身長 | 130~150cm |
---|---|
サスペンション | ○ |
変速 | 3×8段 |
重量 | 12.8㎏ |
タイヤ幅 | 2.1インチ |
付属品 | - |
ブレーキ | 機械式ディスクブレーキ |
本格的なトレイル走行にも挑戦できる設計&パーツ構成
アルミフレームによる12㎏の軽量な車体、フロントサスペンション、3×8段の幅広いギア比など、親子で本格的なオフロード走行を楽しみたい方におすすめのモデルです。変速機やレバー類などに信頼性が高いシマノ製パーツを多く採用していて、カスタムしながら長く使うことができそうです。
おすすめポイント
- フロント3段変速で上りや下りにも対応しやすい
- アルミフレーム採用で12㎏台と軽量
- 直感的に操作しやすいグリップシフト
MERIDA(メリダ) MATTS J.24
適応身長 | - |
---|---|
サスペンション | ○ |
変速 | 1×8段 |
重量 | 11㎏ |
タイヤ幅 | - |
付属品 | キックスタンド |
ブレーキ | 油圧式ディスクブレーキ |
MTBのトレンドを取り入れた本格的なモデル
大人向けマウンテンバイクのトレンドを取り入れた、本格設計のマウンテンバイクです。油圧式ディスクブレーキを採用しており、軽い力でもしっかりブレーキ操作ができるため、手が小さく握力の弱いお子さんでも安心して扱えます。
車体は約11kgと非常に軽量で、街乗りはもちろん、トレイルでも快適に走れそうです。
おすすめポイント
- 本格的な設計ながらキックスタンド標準装備で街乗りにも使いやすい
- 油圧式ディスクブレーキでお子さんでも操作しやすい
- トップチューブが低くなっていてフレームをまたぎやすい
MARIN(マリン) DONKY JR 24
適応身長 | 125~145cm |
---|---|
サスペンション | × |
変速 | 6段 |
重量 | 11.46㎏ |
タイヤ幅 | 2インチ |
付属品 | キックスタンド |
ブレーキ | Vブレーキ |
かっこいいデザインと軽さが魅力
適応身長は125cmからと低めに設定されており、初めてのスポーツバイクや通学用にもぴったりな24インチのマウンテンバイクです。価格を抑えながらも11kg台と軽量に仕上がっており、6段変速付きで街乗りには十分な性能を備えています。

高さ調整機能付きのキックスタンドが標準装備なので、ライトやカギなどを購入すれば街乗りに使うことができます。
おすすめポイント
- 純正泥除けオプションも用意されている
- 身長が低いお子さんが乗りやすい一体型サドル採用
- シンプルかつスタイリッシュなデザイン
NESTO(ネスト) X-VALLEY KID24
適応身長 | 130~145cm |
---|---|
サスペンション | × |
変速 | 1×7段 |
重量 | 11.2kg (付属品・保安部品除く) |
タイヤ幅 | 1.75インチ |
付属品 | ベル ライト リフレクタ キックスタンド |
ブレーキ | Vブレーキ |
おしゃれなグラデーション&軽量な車体が魅力
お子さんに人気のブルーやレッドに加え、シックな印象のマットカーキイエローなど、魅力的なカラー展開がそろった1台。グラデーション塗装で、見た目もカッコよく仕上がっています。

舗装路でも転がりの良いブロックタイヤ、安定した制動力のVブレーキなど、パーツ構成にもしっかりこだわっています。アルミフレームで11㎏台と軽量で7段変速なため、上り坂も走りやすいですね。
おすすめポイント
- フロントキャリアやワイドバスケットなどオプション装備も充実
- チェーンガード付きでズボンのすそが汚れにくい
- 転がりの良い1.75インチ幅のタイヤを採用
RITEWAY(ライトウェイ) ZIT 24
適応身長 | 125~145cm |
---|---|
サスペンション | × |
変速 | 1×6段 |
重量 | 11.25kg |
タイヤ幅 | 1.75インチ |
付属品 | キックスタンド ベル フェンダー |
ブレーキ | Vブレーキ |
街乗り装備が充実した快適な1台
デザイン・パーツ構成・性能のバランスが良く、使い方に合わせたカスタマイズ性も高い24インチモデルです。

キックスタンドやフェンダーが標準装備で、そのまま街乗りに使えるパーツ構成になっています。太めのブロックタイヤに交換したり、積載用のパーツを後付けしたり、カスタムしやすい設計なのもうれしいポイント。
おすすめポイント
- フレームとフォークまでアルミ製で軽量な仕上がり
- バイクパッキング用のダボ穴が開いていてカスタムの幅が広い
- 国際安全基準であるISOの強度試験をクリアしたフレーム
ヨツバサイクル YOTSUBA ZERO 24 8Speed
適応身長 | 128~152cm |
---|---|
サスペンション | × |
変速 | 1×8段 |
重量 | 10kg |
タイヤ幅 | - |
付属品 | 反射板 ベル |
ブレーキ | Vブレーキ |
10kgと軽量で街乗りからオフロード走行までこなせる1台
お子さんの成長に合わせて長く使えるよう設計された、デザインと性能の両方にこだわったキッズ向けマウンテンバイクです。適応身長は128〜152cmと幅広く、サドルやハンドルの高さを調整することで、成長に合わせて快適に乗り続けることができます。

大人向けMTBにも採用されることが多いメーカーのブレーキやシフター、フレームに合わせたステムなど、ハンドル周りもカッコよく仕上がっています。車体は10kgとかなり軽量で、街乗りはもちろんオフロードの上りなども走りやすそうです。
おすすめポイント
- 親指一本で変速でき、シフト位置が分かるインジケーター付き
- 8段変速で街乗りから登りまで幅広く対応
- 子供の体格に合わせてハンドル径やサドルの大きさを見直している
よくある質問
24インチマウンテンバイクを選ぶとき、よくある質問をまとめました。
24インチのマウンテンバイクは、大人でも乗れる?

24インチマウンテンバイクの適応身長は125~150cm前後のモデルが多いため、身長が低い方ならあえて選ぶのもアリです。大人の方でも適応身長に入っていれば、一般的なサイズの27.5~26インチより、24インチマウンテンバイクの方が乗りやすい可能性があります。
ただし、一般的な身長の成人の方が乗ると適切なポジションを取れず、きゅうくつだったり乗りづらかったりする可能性が高いのでおすすめできません。ある程度身長がある方は、27.5~29インチのマウンテンバイクを検討してみましょう。
▼大人用マウンテンバイクもこちらでチェック!
クロスバイクとどっちがいい?

子ども用のスポーツバイクには、24インチのクロスバイクもあり、マウンテンバイクと見た目が似ているため、どちらを選ぶか迷う方も多いのではないでしょうか。
クロスバイクは細めのタイヤと軽い車体が特徴で、舗装路での走行性能に優れており、スピードを出して遠くまでサイクリングしたい場合におすすめです。一方、マウンテンバイクはクロスバイクほどスピードは出ませんが、太いタイヤと頑丈なフレームにより、乗り心地や耐久性を重視する方に向いています。
24インチマウンテンバイクで自転車ライフを楽しもう!

マウンテンバイクは性能や耐久性が高いモデルも多いため、子供用自転車にピッタリ。24インチモデルも、街乗りからオフロード走行までさまざまなシーンに対応するモデルがそろっています。かっこいいデザインのマウンテンバイクも多いので、シティサイクルでお子さんが気に入る自転車が見つからないときにもおすすめです。
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