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24インチBMXの特徴&魅力を紹介!
BMXはもともとレースやトリックを楽しむために産まれた自転車で、サイズは20インチが主流です。ですが、24インチサイズのBMXもあり、24インチは乗り心地などのバランスに優れ、街乗りに適した万能なモデルが多いのが特徴です。20インチの競技用BMXに対して、24インチのBMXは「クルーザーモデル」として呼ばれることもあります。
それでは、24インチBMXの特徴や魅力について詳しくチェックしていきましょう。
大きめのホイールで街乗りしやすい

24インチのBMXは、20インチと比べてタイヤが大きいため、スピードを維持しやすく、まちなかの段差もスムーズに乗り越えられます。またタイヤが大きくなるので、フレームも大きくなるり、身長が高い方でも自然なポジションで乗りやすいのがメリットです。
さらに、24インチはロードバイクやマウンテンバイクと比べると、少し小さめのサイズなので、背の低い方や女性でもバランス良く乗りやすいですよ。
独特のシルエットが個性的

24インチホイールのBMXは、ほかの自転車にはない独特のシルエットやサイズ感も魅力的です。人と被らない1台を探している方におすすめですよ。
BMXならではのハンドル形状は目を引くアクセントになり、マウンテンバイクやロードバイクより少しコンパクトな24インチタイヤで唯一無二のシルエット&デザインです。一般的な20インチのBMXより少し大きく、ほかのスポーツバイクよりコンパクトな24インチのサイズ感は絶妙で、おしゃれに街乗りしたい方に人気のジャンルです。
また、ハンドルやステムなど基本的なパーツは20インチBMXと互換性があり、カスタムの自由度が高いため、世界に1台だけのオリジナルバイクをつくりやすいのも魅力的なポイント。
シンプル&頑丈な構造でトラブルが発生しにくい

BMXは元々レースやトリックのために設計されているため、シンプルなパーツ構成と頑丈なフレームで故障リスクが少なく、普段使いにもおすすめです。変速のないシングルギアなので、変速機の不調や故障といったトラブルのリスクがないのもメリットです。シングルギアでも、一般的な街乗りなら不満を感じることはないでしょう。
また、マウンテンバイクのようなサスペンションもついてないため、メンテナンスの心配もありません。
ほかのスポーツバイクより取り回しや保管しやすい

24インチのBMXは、マウンテンバイクやクロスバイク、ロードバイクなどの、他のスポーツバイクに比べてコンパクトで、扱いやすく保管スペースも少なくて済みます。
マウンテンバイクやロードバイクは26~29インチの大型ホイールが主流で、サイズが大きいため、室内保管時に場所を取ってしまうことがあります。それに対して24インチのBMXは、一般的なスポーツバイクより全体的にコンパクトなので、保管スペースを取りにくく、置き場所にもさほど困らないでしょう。
24インチBMXの選び方
24インチのBMXは、一般的なシティサイクル等と比べると店頭で見かける機会も少なく、選び方に悩む方も多いかもしれません。そこで、おしゃれで快適に街乗りを楽しめる24インチBMXを選ぶためのポイントをご紹介します。
フレーム素材:街乗りなら「スチール」でOK

BMXのフレーム素材にはさまざまな種類がありますが、街乗り用としては、多くのモデルで採用されている「スチール」素材を選べば問題ないでしょう。
素材 | 特徴 |
スチール | 価格が安く、シティサイクルなど一般的な自転車に使われることが多い。 |
ハイテンスチール(高張力鋼) | スチールより強度を高めた素材。入門モデルのBMXに使われることが多い。 |
アルミ | 軽量で剛性が高い。レース向けBMXに使われることが多い。 |
クロモリ | スチールにクロムとモリブデンを添加した素材。強度と振動吸収性が高く、高性能なBMXに使われることが多い。 |
スチールはシティサイクルなどにも使われる安価なフレーム素材ですが、街乗りに使うBMXなら耐久性や性能は十分です。スチールフレームのBMXは価格も安いため、購入しやすいのもメリット。より軽い走り心地を求めるならアルミフレーム、乗り心地を重視するならクロモリなど、予算とBMXの使い方に合わせてほかの素材も検討してみましょう。
タイヤ幅:2インチを基準に

24インチBMXのタイヤ幅は、走り心地や見た目に影響するポイントです。タイヤ幅が太くなるとエアボリュームが増えて段差などの衝撃が少なくなり、見た目のインパクトも大きくなります。半面、タイヤ自体の重量と路面抵抗が増えるため、走り心地は重くなります。2インチのタイヤ幅を基準に、見た目や衝撃吸収性を重視するなら太め、軽い走り心地を求めるなら細めのモデルを選びましょう。
シートポストの長さ:街乗りメインなら「300mm」以上

BMXを選ぶ際には、サドルの高さにも注目しましょう。特に重要なのが、フレームからサドルへと伸びる「シートポストの長さ」です。この長さが「300mm」以上がおすすめです。
レースやトリック用のBMXはサドルに座らない設計のため、シートポストが短いことが多く、結果、充分なサドルの高さにならず、乗りにくい姿勢になってしまうこともあります。後でシートポストを交換することもできますが、初めから長めのものを選んでおけば安心ですよ。
重量:軽さは正義。快適に乗るなら「13㎏」を目安に

自転車は軽いほど取り回しがしやすく、軽快に走行できます。24インチのBMXは、13kg程度を1つの目安にしましょう。見た目がBMX風の「ルック車」には13kg以上のモデルが多く、車重が重いため、まちなかでの走り出しがにぶくなりがちです。
13kg前後のBMXであれば、一般的なシティサイクルより軽いため、漕ぎ出しがスムーズで街乗りも快適に楽しめますよ。
24インチBMXのおすすめメーカー
24インチBMXを扱うメーカーは多くあり、それぞれコンセプトや得意分野が異なります。代表的なメーカーを一覧でまとめましたので、BMX選びの参考にしてくださいね。
メーカー名 | ロゴ | 特徴 |
DURCUS ONE(ダーカスワン) | ![]() | 東京のストリートを走るための24インチBMXをラインナップする日本のメーカー。ライダーの意見をフィードバックしたモノづくりが特徴。 |
KUWAHARA(クワハラ) | ![]() | 日本にBMXを広めるきっかけをつくった歴史を持つメーカー。オールドスクールと呼ばれる24インチBMXをラインナップ。 |
GT(ジーティー) | ![]() | アメリカの自転車メーカーで、レースやフリースタイルなどの競技で得た技術をフィードバックしたBMXを扱っている。 |
SUNDAY BIKES(サンデーバイクス) | ![]() | オリジナリティのあるBMXづくりに定評があるアメリカのメーカー。ストリートで映えるおしゃれな24インチBMXをラインナップ。 |
HARO BIKES(ハローバイクス) | ![]() | レース・ストリート・パークなど幅広いジャンルのBMXをラインナップするメーカー。本格的な仕様の24インチBMXを扱っている。 |
SE BIKES(エスイーバイクス) | ![]() | 24インチだけでなく、26・29インチのビッグホイールBMXも取りそろえているメーカー。オリジナリティあふれるデザインや設計が魅力。 |
▼BMXの人気メーカーはこちら!
24インチBMXおすすめ9選
ここからは、編集部がピックアップしたおすすめの24インチBMXを紹介します。さまざまな設計やデザインのモデルがありますので、先ほどご紹介した選び方のポイントを押さえながら、お気に入りのBMXを見つけてみてください!
DURCUSONE(ダーカスワン) H-STREET
フレーム素材 | ハイテンスチール (ダウンチューブのみクロモリ) |
---|---|
タイヤ幅 | 1.95インチ |
シートポスト長さ | 300mm |
重量 | 13.2 kg |
街乗りにピッタリなクルーザーモデル
バランスの良い24インチホイールの特性を活かし、街乗りのために設計されたクルーザーモデルです。20インチだと街乗りには小さいけど、26インチだと大きい方にフィットするようにサイズやパーツ構成が考えられています。

ハンドルやクランクなどの主要パーツは振動吸収性や耐久性が高いクロモリ製を採用するなど、走り心地や耐久性にもこだわっています。
おすすめポイント
- お尻が痛くなりにくいパッド入りサドルを採用
- 耐久性が高いハイテンスチールとクロモリを組み合わせたフレーム
- 街乗りに合わせて複数回アップデートされている
Rainbow(レインボウ) T-Street 24
フレーム素材 | スチール |
---|---|
タイヤ幅 | 3インチ |
シートポスト長さ | 300mm |
重量 | 14.6kg |
3インチのセミファットタイヤでインパクト○
街乗りに最適化されたギアやパーツ類にくわえて、シンプルながらおしゃれなデザインがストリートで映える24インチBMXです。

3インチのセミファットタイヤは、見た目のインパクトもさることながら、段差が多い街乗りでも活躍します。
おすすめポイント
- スチールフレームのリーズナブルなモデルで通勤通学におすすめ
- センタースタンド標準装備で駐輪しやすい
- インパクトのある3インチセミファットタイヤ
KUWAHARA(クワハラ) Nova 24
フレーム素材 | クロモリ |
---|---|
タイヤ幅 | - |
シートポスト長さ | - |
重量 | - |
24インチのオールドスクールBMX
昔ながらのデザインやパーツにこだわった、オールドスクールモデルの24インチBMXです。

キャストホイールやチェーンリングなど、こまかいパーツまでこだわっており、昔懐かしいBMXのデザインを再現しています。フルクロモリフレームやシールドベアリングの採用など、性能や耐久性にもこだわっています。
おすすめポイント
- 耐久性が高いフルクロモリフレーム
- インパクトのあるキャストホイール
- 制動力が高いVブレーキ採用
GT(ジーティー) PRO SERIES 24 HERITAGE
フレーム素材 | アルミ |
---|---|
タイヤ幅 | 2.5インチ |
シートポスト長さ | 300mm |
重量 | 12.74Kg |
デザイン・性能のバランスが良い万能モデル
レースやフリースタイルなどで培ったGTの技術を盛り込み、デザイン・耐久性・性能にこだわった24インチBMXです。軽量で耐久性も考えられたアルミフレーム、転がりの良いオリジナルタイヤなど、街乗りはもちろんトリック練習にも使えるパーツ構成です。

リヤに制動力が高いディスクブレーキを採用しているのもうれしいポイント。軽い力で速度を落とせるため、街乗りの快適性も高いです。
おすすめポイント
- 12kg台と軽量で漕ぎだしが軽くラクちん
- ペグ標準装備でトリックの練習もできる
- 2.5インチと太めのタイヤで段差も乗り越えやすい
GT(ジーティー) MACH ONE PRO 24
フレーム素材 | アルミ |
---|---|
タイヤ幅 | フロント:2.1インチ リヤ:1.75インチ |
シートポスト長さ | 250mm |
重量 | 10.92Kg |
レース向けモデルでキビキビ街乗り
GTが得意とするレース向けの24インチBMXです。軽量なアルミフレーム製で、車体重量は11kg弱とかなり軽いため、ストップ&ゴーが多い街乗りでもキビキビ走りやすいです。

少し細めのブロックタイヤ、制動力が高いVブレーキなど走行性能も高く、快適に街乗りをこなしたい方におすすめの1台です。
おすすめポイント
- 10kg台と軽量な車体で上り坂やストップ&ゴーがラクちん
- フロント・リヤタイヤの太さを変えてバランスを取っている
- 剛性の高いアルミフレームでキビキビ走れる
ARESBIKES(アーレスバイク) STEELO FS 24
フレーム素材 | - |
---|---|
タイヤ幅 | 1.9インチ |
シートポスト長さ | 200mm |
重量 | 12.4kg |
街乗りとトリック練習を両立できる1台
ペグ・ジャイロブレーキなど、BMXならではの装備が充実している本格的な24インチモデルです。街乗りはもちろん、ストリートやフラットランドなどのトリック練習もできるパーツ構成です。BMXを普段使いしつつ、ちょっとトリックの練習もしてみたい方におすすめです。
おすすめポイント
- 普段使いはもちろん、トリックのことも考えた設計&パーツ構成
- フラットランドBMXで人気の国内メーカー
- 現代的なパーツ構成でカスタムの幅が広い
WETHEPEOPLE(ウィーザピープル) ATLAS
フレーム素材 | クロモリ |
---|---|
タイヤ幅 | 1.75 |
シートポスト長さ | - |
重量 | 12.27kg |
本格的なBMXをそのまま24インチに!
堅牢なものづくりに定評のあるドイツメーカーが、本格的なBMXをそのまま24インチにサイズアップしたモデルです。フルクロモリのフレームやパーツ、チェーンやスプロケットまで自社パーツにこだわるなど、ハイエンドモデルならではの充実度です。快適な街乗りはもちろん、ワンランク上の24インチBMXを長く乗りたい方におすすめ。
おすすめポイント
- クロモリフレームで長く付き合える1台
- 街乗りはもちろん、ジャンプやウィリーなどのトリック練習もできる
- 12kg台と軽量な仕上がりで街乗りも快適
SUNDAY BIKES(サンデーバイクス) Model C 24
フレーム素材 | クロモリ |
---|---|
タイヤ幅 | 2.2インチ |
シートポスト長さ | 300mm |
重量 | - |
本格的なフレーム設計&パーツ構成
乗り心地や耐久性に定評があるSUNDAY BIKESがつくる、本格的な24インチBMXです。フレーム素材やパーツ構成はBMXのトレンドをしっかりカバーしていて、街乗りはもちろん、パークやストリートでもしっかり楽しめる設計です。

ステムやヘッドキャップなど、こまかい部分にも自社パーツが使われているのもうれしいポイントですね。おしゃれなデザインだけでなく、長く使える耐久性も期待できます。
おすすめポイント
- 振動吸収性に優れるクロモリフレームで街乗りも快適
- ハンドルやフォークなどのパーツにもクロモリを採用
- ストリートで人気のOdysseyタイヤ標準装備
SE BIKES(エスイーバイクス) SO CAL FLYER 24
フレーム素材 | アルミ |
---|---|
タイヤ幅 | 2.4インチ |
シートポスト長さ | - |
重量 | 12.83kg |
かっこいい街乗りBMXの定番!
アメリカのBMXシーンで独特の存在感を持つSE BIKESの24インチモデルです。目を引くカラーリングやロゴは、おしゃれなBMXで街乗りしたい方にピッタリ。

2.4インチの太いタイヤ幅、軽量で堅牢なアルミフレームなど、つくりにもこだわっています。街乗りをメインに、ウィリーなどのトリックを練習してみたい方にもおすすめ。
おすすめポイント
- アルミフレーム採用で12kg台と軽量
- ストリートシーンを想定して開発したオリジナルタイヤ
- 制動力が高いVブレーキ仕様
よくある質問
24インチのBMX選びに関してよくある質問をまとめました。使い方やほかの選択肢など、BMX選びの参考にしてください!
24インチのBMXは長距離走行に向いている?

24インチホイールを採用したBMXでもある程度の距離は走れますが、本格的な長距離のロングライドは少しキツイかもしれません。BMXはシングルギアのため、上り坂や疲れてきたときなどにペダルが重く感じてしまう可能性があります。
24インチBMXでも、シート高やハンドルの角度などを調整すれば、普段の街乗りプラスαのサイクリングは問題なくこなせるでしょう。しかし、1日中走るような本格的なサイクリングをするなら、クロスバイクやロードバイクなどほかのスポーツバイクを検討するのがおすすめです。
そのまま通勤通学に使える?

普段の通勤通学にも24インチBMXは十分使えます。しかし、BMXはデザインや性能を重視したシンプルな構成なので、通勤通学メインで使うなら街乗り用のパーツを追加すると便利です。
BMXの通勤通学におすすめのパーツ
- スタンド
- 泥除け
- カゴ
学校や職場の駐輪場にBMXを停めるならスタンドがあると便利です。また、雨の日も乗るなら、タイヤが水を巻き上げてしまうため、泥除けが欲しいところです。バッグや荷物を背負いたくない場合は、後付けのカゴがあると便利でしょう。通勤通学のスタイルに合わせて、必要なパーツの後付けを考えてみてください。
BMXのサイズは24インチ以外もある?

BMXは主流の20インチ、今回ご紹介した24インチ以外にも、26・29インチの大径ホイールモデルが販売されています。大きなホイールのBMXはさらにインパクトがあり、段差を乗り越えたり速度を維持したりしやすくなるのがメリット。
アメリカでは、大きなホイールのBMXに乗るライダーが集まり、ウィリーなどのトリックを楽しむライドアウトと呼ばれる文化もあります。もちろん、大きなホイールのBMXも街乗りに使いやすいので、オリジナリティを求める方や、身長が高い方は検討してみてください。
24インチBMXでおしゃれ&快適に街乗りを楽しもう!

一般的な20インチのホイールより少し大きな24インチBMXは、街乗りをメインに楽しみたい方におすすめの選択肢。大きなタイヤはインパクトがあり、段差も乗り越えやすいため、市街地の走行にピッタリです。いろいろなメーカーのモデルがあるので、ぜひお気に入りのBMXを見つけて街乗りをおしゃれに楽しんでください。
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