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クロスバイクに泥除けは必要?

シティサイクルでは標準装備の「泥除け」ですが、クロスバイクは付いていないタイプがほとんど。そのため、必要に応じて追加購入するのが一般的です。
天気のいい休日に乗る程度なら、泥除けが無くても困らないでしょう。しかし、通勤通学などで毎日乗る人、雨の日に服を汚したくない人は、泥除けを取り付けるのがおすすめですよ。
クロスバイクの泥除けの種類

クロスバイクに取り付ける泥除けは、大きく分けて「簡易フェンダー」と「フルフェンダー」の2種類があります。
タイプ | メリット | デメリット |
---|---|---|
簡易フェンダー | ・軽量でコンパクト ・取り付けが比較的かんたん ・車体の見た目に影響が少ないデザイン ・工具なしで取り付け可能なタイプもある ・脱着がワンタッチのタイプもある | ・カバーできる範囲が狭い ・泥跳ねを完全に防げない ・破損しやすい |
フルフェンダー | ・カバーできる範囲が広い ・泥跳ねを防ぐ効果が高い ・破損しにくい | ・見た目がダサくなる ・車体重量が増える ・取り付けには工具が必要 ・車種によって取り付け不可の場合も |
簡易フェンダー(ワンタッチ式)

簡易フェンダーは、取り付けが簡単で、スポーティーなデザインが多いのが特徴です。種類豊富で、工具なしで取り付けできるタイプのほか、ワンタッチで脱着できるタイプ、コンパクトサイズに収納できるものなど様々。前後セットはもちろん、前輪だけ、後輪だけの購入も可能です。
車体の見た目はそのままで泥除けを取り付けたい人、雨の日だけ一時的に泥除けを装着したい人は、簡易フェンダーがおすすめです。
フルフェンダー

いわゆる、シティサイクルと同じタイプ。タイヤ全体を覆うため、泥跳ねを防ぐ効果が高いのが特徴です。取り付けには工具が必要な場合が多く、基本的に、前後セットで販売しています。
雨の日は絶対濡れたくない、服やカバンを汚したくない、車体の見た目より防泥性を重視したい人は、フルフェンダーがぴったりでしょう。
クロスバイクの泥除けの選び方

ここからは、簡易フェンダーとフルフェンダー、それぞれ選ぶときのポイントをご紹介します。
簡易フェンダーの選び方

簡易フェンダーを選ぶポイント
1,取付位置:「サドル下」か「シートポスト」
2.長さ:デザインと泥除け性能で決めよう
1,取付位置:「サドル下」か「シートポスト」

取り付け位置が「サドルの下」か、「シートポスト」か確認しましょう。サドル下タイプは、サドルの形やレールの太さ、サドルバッグの有無によって、取り付けできない場合があります。
シートポストタイプは、サドルバッグがあっても取り付けできますが、シートポスト自体の長さが足りないと、タイヤに接触しまい、取り付けできない可能性があります。どちらが合うか、事前に確認するのをおすすめします。
2,長さ:デザインと泥除け性能で決めよう

タイヤサイズに合う長さ、幅も重要です。サイズが合わないと、泥跳ねをカバーしきれず、汚れてしまうはめに。そうならないよう、まずは対応サイズを確認しましょう。クロスバイクのタイヤは、「700×〇〇C」と表記されています。〇〇Cはタイヤ幅を示す部分。その数字がフェンダーに対応していれば、装着できますよ。
また、カバーしたい部分を覆えるデザイン(長さ)かもチェックしましょう。短かいと見た目はスポーティーですが、お尻の一部しか泥跳ねをカバーできず、背中が汚れてしまいます。汚れにくい方がいいなら、長めがおすすめです。
フルフェンダーの選び方

フルフェンダーを選ぶポイント
1.取付の有無:自分のバイクに取り付けらるか事前にチェック
2.対応サイズ:タイヤにあったサイズを
1,取付の有無:自分のバイクに取り付けられるか事前にチェック

車体のデザイン上、取り付けできない、取り付けが不完全になる可能性があるのがフルフェンダーです。フルフェンダーなら何でも大丈夫!ではないのが厄介です。
フルフェンダーを取り付けたいなら、純正オプションがある場合は、それを選択するのがベター。ない場合は、購入した自転車ショップに相談するのがおすすめです。
2,対応サイズ:タイヤにあったサイズを

タイヤをしっかり覆うフルフェンダーは、対応するタイヤ幅をきちんと確認しておきましょう。サイズが合っていないと、取り付け自体ができなかったり、取り付けてもタイヤにはまらない場合があります。
クロスバイクの泥除け14選
ここからは、クロスバイクにおすすめの泥除けを、タイプ別にご紹介しましょう。
簡易フェンダー9選
まずは、取り付けが簡単で種類豊富。使用シーンに合わせて選べる、簡易フェンダーのご紹介です。
BRIDGESTONE(ブリヂストン) ロードバイク用リアフェンダー
種類 | 簡易フェンダー |
---|---|
取り付け位置 | シートポスト |
長さ | ー |
対応タイヤサイズ | 700C、26インチ |
幅 | 23C~35Cに対応 |
重量 | 約130g |
素材 | ー |
シンプルでスタンダードな、リア用フェンダー
ロードバイク、クロスバイク、どちらにも装着できるリア用簡易フェンダー。タイヤ幅23~35C対応で、シートポストに工具を使って取り付けるタイプです。角度調節も可能。長さがあるので、背面をしっかりカバーできるでしょう。
OGK技研(オージーケーギケン) MF-021R
種類 | 簡易フェンダー |
---|---|
取り付け位置 | シートポスト |
長さ | ー |
対応タイヤサイズ | 700C |
幅 | ー |
重量 | ー |
素材 | ー |
ワンタッチで取り外し可能
クロスバイク向けにデザインされたリア用簡易フェンダー。台座部分をシートポストにネジで固定してしまえば、フェンダーはワンタッチで取り外し可能です。雨の日だけ泥よけを取り付けたい人におすすめです。
ZEFAL(ゼファール) DEFLECTOR RC50 リアフェンダー
種類 | 簡易フェンダー |
---|---|
取り付け位置 | シートポスト |
長さ | ー |
対応タイヤサイズ | 700C |
幅 | 25C~32C |
重量 | 125g |
素材 | ポリプロピレン製 |
工具不要!ダイヤルを回してかんたん取り付け
シートポストを挟んだら、ダイヤルを回して固定するだけ。工具なしで取り付けできる、リフレクター付きリア用簡易フェンダーです。直線的なデザインは、クロスバイクのスポーティーな雰囲気にぴったり。角度調節はできない仕様になっています。
FRINGER(フリンガ―) SW-PS1R リア フェンダー
種類 | 簡易フェンダー |
---|---|
取り付け位置 | シートポスト |
長さ | 125mm(収納時)、405mm(使用時) |
対応タイヤサイズ | 700C |
幅 | ー |
重量 | 155g |
素材 | レジン |
折りたたんで持ち運べるコンパクトタイプ
工具不要、ワンタッチでシートポストに取り付けできるリア用簡易フェンダー。折りたたみ式で超コンパクト。専用袋に収納しておけば、バッグに入れて持ち歩くことも可能です。通勤通学だけでなく、雨が降りそうな日のサイクリングにも活躍する、携帯できる泥よけです。
TOPEAK(トピーク) テトラフェンダー R2
種類 | 簡易フェンダー |
---|---|
取り付け位置 | シートステー |
長さ | 630mm |
対応タイヤサイズ | 700C |
幅 | 25C〜32Cに対応 |
重量 | 319g |
素材 | 二重成型プラスチック+エンジニアリング グレード ポリマー製ステー |
長さを2段階調節できる、ディスク車専用フェンダー
シートステーに、ベルクロテープを巻き付けて固定するタイプのリアフェンダー。これなら、サドルを低く設定している車体でも取り付け可能です。状況に合わせ、2段階で長さ調節できます。ディスクブレーキ専用で、シートステー幅55~85mmに対応。
FRINGER(フリンガ―) FI-119R リア フェンダー
種類 | 簡易フェンダー |
---|---|
取り付け位置 | シートステーのブリッジ |
長さ | 460mm |
対応タイヤサイズ | 700C |
幅 | ー |
重量 | 93g |
素材 | レジン |
片手でかんたん!レバー開閉で着脱できるワンタッチ式
フレームに開いている専用穴(ダボ)に、台座をネジで固定するタイプ。フェンダー部分は、ワンタッチで着脱可能。レバー式なので、いちいちシートポストに巻き付ける手間がありません。台座を取り付けてしまえば、いつでもかんたんに装着できます。サドルを低く設定している人にもおすすめ。
あさひ ワンタッチクイックフェンダーセット-N クロスバイク用
種類 | 簡易フェンダー |
---|---|
取り付け位置 | フロント:フロントフォーク、リア:シートステーのブリッジ |
長さ | フロント:360mm、リア:460mm |
対応タイヤサイズ | 700C~26インチ |
幅 | 45mm(~35Cまで対応) |
重量 | フロント:88g、リア:97g |
素材 | ー |
前後セットの簡易フェンダー
ダボに取り付ける前後セットの簡易フェンダーです。700×35Cのタイヤ幅まで対応。フェンダー部分は、ワンタッチ式で取り外し可能。通勤通学などで、雨の日も乗る機会が多い人、前後に泥よけは欲しいけど、クロスバイクの見た目はそのまま保ちたい人におすすめです。
Magic One(マジックワン) ASS SAVERS REGULAR
種類 | 簡易フェンダー |
---|---|
取り付け位置 | サドル下 |
長さ | 380mm |
対応タイヤサイズ | ー |
幅 | 102mm |
重量 | 19g |
素材 | ポリプロピレン |
サドル下に取り付ける定番フェンダー
軽量でコンパクト!工具なしでサドル下に取り付けできる、リア用簡易フェンダー。サドルのレールに引っかけて固定します。ロードバイクのような、薄型のスポーティーサドルによく似合うデザイン。サドル形状によっては、取り付けできない可能性があります。
GORIX(ゴリックス) MG-PF12 簡易泥除けリアディフェンダー
種類 | 簡易フェンダー |
---|---|
取り付け位置 | サドル下 |
長さ | 305mm |
対応タイヤサイズ | ー |
幅 | 105mm |
重量 | ー |
素材 | ー |
カラーバリエーション豊富!サドル下に収納も可能
サドル下に装着するタイプのリア用簡易フェンダー。取り付けは工具不要で、レールに引っかけるだけ。折り目にあわせて幅を調節すれば、細いタイヤから太いタイヤまで対応可能です。根本から折れば、サドル下に収納もできます。サドル形状やサドルバッグの有無によっては、装着できない場合あり。
フルフェンダー5選
タイヤをしっかり覆って泥跳ねをカバー。通勤通学にもおすすめの、フルフェンダータイプをご紹介します。クロスバイクとの相性もあるので、実際にとりつけられるかどうか購入前に入念に確認しましょう。
あさひ クロスバイク用フルフェンダー
種類 | フルフェンダー |
---|---|
長さ | ー |
対応タイヤサイズ | 700C |
幅 | 25C~32Cに対応 |
重量 | ー |
素材 | ポリカーボネート |
タイヤサイズ700×25C~32Cに対応
フレームに泥除けを取り付ける穴(ダボ)があれば装着可能。700Cのクロスバイク用に作られたフルフェンダーです。マットより、光沢のあるフレームカラーの車体におすすめ。幅広いクロスバイクに対応できます。
FRINGER(フリンガ―) SW-821 フェンダー セット(ダボ留めタイプ)
種類 | フルフェンダー |
---|---|
長さ | フロント:640mm、リア:1125mm |
対応タイヤサイズ | 700C |
幅 | 41mm(35Cまで対応) |
重量 | フロント:125g、リア:215g |
素材 | レジン |
35Cまで対応、車体カラーに合わせて選べる2色展開
カラーバリエーションは、シルバーとブラックの2色。車体の雰囲気に合わせて選べるのがうれしい、700×35Cまで対応のフルフェンダーです。ダボに固定するタイプ。ブラックはスポーティーに、シルバーはクラシカルな雰囲気の自転車におすすめ。
DIXNA(ディズナ) フェンダー クラウドリフト
種類 | フルフェンダー |
---|---|
長さ | ー |
対応タイヤサイズ | 700C |
幅 | 35mm(32Cまで対応) |
重量 | ー |
素材 | ー |
工具なし!専用ブラケットで取り付けるフルフェンダー
フルフェンダーなのに、工具を使わず取り付けできるタイプ。フロントフォークとシートステーに専用ブラケットを設置し、付属のバンドで固定します。これなら、初心者でもひとりで作業ができるでしょう。700×32Cまで対応。
SKS(エスケーエス) エッジアル 46(フロント・リアセット)
種類 | フルフェンダー |
---|---|
長さ | フロント:740mm、リア:1200mm |
対応タイヤサイズ | 700C |
幅 | 42mmまで |
重量 | 543g |
素材 | アルミニウム |
薄型でスタイリッシュなアルミニウム製
タイヤ幅28C~40Cまで対応可能な、アルミニウム製のフルフェンダー。スマートな見た目にマットな質感は、アルミフレームのクロスバイクにぴったりです。35C前後の、やや太めのタイヤに乗っている人におすすめ。
SKS(エスケーエス) スピードロッカー(フロント・リアセット)
種類 | フルフェンダー |
---|---|
長さ | フロント:500+210mm、リア:950mm |
対応タイヤサイズ | 700C |
幅 | 42mmまで対応 |
重量 | 408g |
素材 | ー |
ディスク車向け、工具不要のフルフェンダー
ラバーバンドと面ファスナーを使用して固定する、ディスクブレーキ用フルフェンダー。42mm幅のタイヤまで対応しています。未舗装路でも高い安定性を誇り、泥跳ねを抑える設計のマットブレーカーや、長さ調節可能なテレスコピック機能搭載。顔や車体への水・泥跳ねをしっかりカバーしてくれます。
クロスバイクの泥除けのよくある質問

最後に「クロスバイクの泥除け」についての疑問にお答えしていきましょう。
取り付けは難しいですか?

簡易フェンダーなら、工具なしで取り付けできるタイプが多く、初心者でも難しくありません。もし 工具が必要でも、比較的かんたんに取り付けできるでしょう。
簡易フェンダーの取り付け方法

それではここからは、簡易フェンダーの取り付け手順を簡単にご紹介していきます。用意したのは、シートポストに取り付けるタイプのフェンダーです。工具はプラスドライバーのみ。
手順1:取り付け部分のネジを外す

シートポストに取り付ける箇所のネジを緩めます。スペーサーがいくつかあるので、自分のシートポストの太さに合うスペーサーを使いましょう。
手順2:シートポストに仮止め

シートポストにネジがない状態で仮止めをします。このときにタイヤの高さに合わせてシートポストのどの高さで固定するかを検討しましょう。
手順3:ネジを締める

おおよその位置を決めたら、ネジを締めて固定していきましょう。締めすぎるとパーツが破損する可能性もあるので、締めすぎには注意が必要です。
手順4:完成!

基本的にはこれで、取り付け完了です。後ろ2つのネジを回すことで、角度などの微調整が可能です。
前輪にも必要ですか?

前輪にも、泥除けは合った方がいいでしょう。顔に泥が飛ぶのをカバーするほか、ダウンチューブが汚れるのも防いでくれます。購入の際は、前後セットで販売している簡易フェンダーがおすすめです。
泥除けでクロスバイクをスマートに走ろう

クロスバイクに泥除けを取り付ければ、泥跳ねを気にして走る必要なく、ストレスフリー!実際、私自身も泥除けを装備していますが、背面が汚れる心配なく、雨の日も快適。車体に取り付けて損はないアイテムだと思います。
簡易フェンダー、フルフェンダー、それぞれの特徴を知り、使用するシーンや車体デザインに合わせて、自分にぴったりの泥除けを選びましょう。
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