フェリーで巡る離島サイクリング。隠岐・島前3島(知夫里島・西ノ島・海士町)の絶景ライドへ

離島をフェリーでめぐる自転車旅。隠岐・島前3島(知夫里島・西ノ島・海士町)の絶景ライドへ

いつかは離島でサイクリングをしてみたい!青い海を眺めながら島を走る光景は、サイクリストなら誰もが一度は夢見ますよね。でも同時に、「船に自転車は乗せられるのか」「アクセスが難しそう」など不安なコトもありますよね。今回走ってきたのは、島根県・隠岐諸島の「島前(どうぜん)3島」。走って体感した息をのむような絶景と旅のコツをご紹介します!

目次

アイキャッチ画像撮影:筆者

隠岐・島前3島を走りに行こうと思ったきっかけ

国賀海岸標識
撮影:筆者

実は過去にも隠岐諸島の島後と一部の島前についてはサイクリングで走ったことがあり、一通り隠岐の素晴らしさは知っているつもりでした。

ですが、最近になってサイクリング仲間から隠岐の話を聞いているうちに、自分が知っている隠岐は実は一部でないかと思い始めるようになり、隠岐諸島の魅力をもっと知りたい、感じたい!という思いから仲間を誘い、再度隠岐諸島を走ることにしました。

「隠岐諸島・島前3島」はこんなところ

隠岐諸島全景
撮影:筆者

島根県にある「隠岐諸島」は島根半島の沖に浮かぶ島々で、人が暮らしているのは、そのうち4島だけです。

最大の島・島後(どうご)は、ひとつの火山から溢れ出た溶岩がつくった島で、「島前(どうぜん)3島」は、巨大な火山活動で中央部が陥没し、残った外輪山が西ノ島・中ノ島・知夫里島に分かれたものです。

その地形は異世界のような断崖絶壁など、隠岐ユネスコ世界ジオパークに認定されているのも納得の景観があります。

隠岐諸島内航船
撮影:筆者

一つ一つの島は小さく、また入り組んだ道や細い道なども多いです。

そのため、島々を跨ぐ船に乗船できる自転車が、最も効率的に隠岐諸島を味わい尽くすことができます。

どう走る?隠岐・島前3島サイクリングコース

隠岐諸島に限った話ではありませんが、フェリーを利用して島々や本土間を移動する場合は時間に余裕を持ったプランを立て、しっかりとフェリーの運行時間について把握をしておく必要があります。

そのため、今回は各島1日を走行し、宿泊をしながら走行するプランを考えました。

また、本ルートでは島前三島の大自然や雄大な景色を押さえたルートで、自然の中を動物たちと近い距離感で走るルートです。

【ルート】
中ノ島フェリーターミナル→海士町→知夫里島フェリーターミナル→知夫里島→西ノ島

距離 81km
獲得標高 2062m
目安時間 72h
レベル
★★★★☆

スタート地点まではフェリーで輪行(アクセス方法)

フェリー乗船時写真
撮影:筆者

本土からのアクセスは島根県の「境港」と「七類港」からそれぞれフェリーが運行しています。どちらも隠岐汽船が運行しており、時間帯によって使用する港が分かれています。

駐車場はどちらの港も無料で停めることができるので、自転車を積載してマイカーで港に向かうこともできますが、乗船時間によって、出発・到着する本土側の港が異なるので、乗船する前に行きと帰りの便の出発・到着の港をしっかりと調べておきましょう。

ちなみに境港と七類港間は約8kmほどの距離があり、自転車であれば問題なく移動することができます。また、夏休み期間などには境港と七類港を結ぶ無料シャトルバスが運行している場合もあるので要チェックです。

フェリー乗船時、自転車を預けるシーン
撮影:筆者

今回私たちは七類港から乗船しましたが、境港と七類港のどちらからも隠岐諸島へ約4時間の乗船です。

また、自転車をフェリーに乗せる際には自転車は輪行せず、そのまま乗船が可能なため、島に到着後すぐに走り出すことが可能です。

実走レポート

【中ノ島(海士町)】灯台から島前三島を一望!

本土からのフェリーが到着した瞬間から、島旅はスタート。

降り立ったのは中ノ島の玄関口、海士町(あまちょう)の「菱浦港」。

内航船乗船時
撮影:筆者

港に到着すると車両甲板の出口が開き、車が一斉に下船します。

潮の香りと湿り気を含んだ温かい風が全身を包み込み、自転車を押しながら下船する際の高揚感が旅の始まりを予感させます。

菱浦港は観光案内所や売店が完備されており、ここでしっかりと補給食や飲み物を購入してから走り出しましょう。島の中はコンビニはなく、集落ごとにある自販機と売店が補給場所のメインになります。売店については確実に開いているというわけではないので注意が必要です。

菱浦港では乗船していた方のうち、自分たちを含めてほんの一部の方が下船されました。多くの乗船客は島後での下船となるため、菱浦港では下船時の一瞬は人だかりができますが、次第に分散していき、気がつけば周りには私たちだけ。というようなひっそりとした雰囲気が漂っていました。

海士町走行写真
撮影:筆者

また、海士町では交通量も非常に少なく、40kmほど走りましたが車とほとんどすれ違うことはありませんでした。これは次の島である知夫里島でも同じことが言えます。

そのため、サイクリストとしてはかなり走りやすいです。

天川の水:キンキンに冷えた名水で、ライドの火照りをクールダウン

天川の水写真
撮影:筆者

道中では火照った身体を癒やすため、日本名水百選にも選ばれている「天川の水」へ立ち寄りました。

木々に囲まれた静かな水くみ場に到着すると、周囲の空気までひんやりと冷たく感じられます。湧き出る清流に手を差し込むと、思わず「つめたっ!」と声が出るほどの冷たさ。

地元の人たちも車でタンクをいくつも運び、日常生活にも利用されているようでした。空になったサイクルボトルにたっぷり注ぎ、ゴクリと飲み干すと、まろやかであっさりとした水が体にじわーっと染み渡ります。

木路ヶ崎灯台:中ノ島最果ての岬

海士町 青看板
撮影:筆者

まず目指したのは中ノ島の最南端に位置する「木路ヶ崎灯台」。

港を出てしばらくは穏やかな沿岸部ですが、灯台が近づくにつれて一気にアップダウンが増していきます。「うわ、いきなりこの坂!?」と呼吸が乱れ、ペダルを回す足に力が入ります。

海士町 走行時の写真
撮影:筆者

アップダウンが少しキツくなってから、30分ほど走行していると、念願の木路ヶ崎灯台に到着です。

木路ヶ崎灯台
撮影:筆者

灯台の向こうの青く透き通る海の反対側には、今後渡る知夫里島がはっきりと見えます。これから走る他の島を一望でき、時間帯によってはサンセットを拝むことも。

内航船での移動:自転車をそのまま載せる「アイランドホッピング」の醍醐味

内航船
撮影:筆者

中ノ島の菱浦港から次なる目的地・知夫里島(ちぶりじま)へは、小型の「内航船」で移動します。

内航船においても輪行袋に入れず、愛車をそのまま船内に持ち込めるのが本当にありがたいポイント。

内航船輪行時写真
撮影:筆者

潮風が気持ちよく、少し髪の毛がべたつきますが、それも船旅の醍醐味。

船のデッキから、遠ざかる中ノ島と道中に見える西ノ島を横目に次の島へ移動します。

内航船客室からの景色
撮影:筆者

わずか30分ほどの船旅ですが、島から島へと渡るこの時間は、逆に次の島への想像を掻き立てる時間となり、旅のワクワク感を何倍にも膨らませてくれました。

【知夫里島】赤壁とハゲ山二つの景勝地を巡る。

赤壁:自然の造形美に言葉を失う。火山の記憶を刻む赤い壁

知夫里島の来居港に上陸し到着。これから島一番の奇勝「赤壁」を目指して走り出します。

フェリーターミナルから約7.5kmとそこまで距離はありませんが、ここでも少しきつめの登り坂が目立ちます。

ずっと上り坂というわけではなく、アップダウンを繰り返す形の道が続くので、傾斜がきつい箇所は無理をせずに押し切りましょう。

知夫里島赤壁への道
撮影:筆者

写真に映る山の中の線がこれから進んでいく道。そこまで傾斜はキツくない箇所で、5%くらいの傾斜が続く。山々に囲まれた壮大な景色だったため、写真を撮ったり、やまびこを楽しんだりしてなかなか進めなかった。

知夫里島赤壁への道
撮影:筆者

オフロード!に見えますが実は舗装された道です。場所によっては牛のふんが道路の上に絨毯のように広がり、一見オフロードのような姿をしている場所もあります。

通る分にはロードバイクの細いタイヤでも問題ないですが、雨が降った際などはベチャベチャになって悲惨な目に遭うかもしれません。そのため、雨がちらつくような日に走行する場合は泥除けやフェンダーの装着をお勧めします。

急なトラブル!パンクトラブルも!

パンク時の写真
撮影:筆者

今回一緒に走っていたメンバーのうちの一人が、牛馬の糞に気を取られ木の枝を踏んでしまいパンク!アップダウンの激しい場所かつ、日陰のない地点で一瞬焦りましたが冷静にチューブを交換してことなきを得ました。

グループでのライドの際には自分自身だけでなく、チームメンバーの車体のチェックなども事前に行うことでトラブルを未然に防ぐこともできます。今回はパンクでしたが、誰でもどこでもパンクする可能性はあるので、常に修理道具と使い方については頭に入れておきましょう!

赤壁
撮影:筆者

ついに景勝地赤壁に到着!!

駐車場からは5分程度歩き、展望台まで移動します。展望台に立ち、眼下を見下ろした瞬間、思わず息を呑みました。目の前に広がっていたのは、赤や黒の層が剥き出しになった、高さ数十メートルの凄まじい断崖絶壁!

高所恐怖症の私にとっては非常に辛い高さの絶壁で、なるべく崖から離れた箇所から見学をしましたが、それでもゴゴゴ……と響く波の音と断崖を見下ろすスリルに、背筋がゾクゾクするほどの感動を覚えました。実際赤いのは名前だけだろうと思っていましたが、実物を見るとその名前も納得ができる他では見ることができない景色です。

アカハゲ山:牛が優先! ヒルクライムの先にある、隠岐諸島を一望するパノラマ

アカハゲ山への道
撮影:筆者

赤壁の興奮冷めやらぬまま、知夫里島の最高峰「アカハゲ山」(標高325m)を目指します。

ここが今回のルートで最も過酷なヒルクライム区間でした。インナーロー(一番軽いギア)に入れても脚が止まりそうな10%超の激坂がぱらぱらと出てきます。

無理をせず、押しながらゆっくり進むのもOK。

「ハァ、ハァ……」と荒い息を吐きながらペダルを回していると、なんと路上にどっしりと横たわる真っ黒な物体が……牛です!

道路に横たわる牛
撮影:筆者

知夫里島では牛の放牧が盛んで、道路の真ん中を牛がのんびりと歩いています。「お邪魔します……」と心の中で呟きながら、牛を刺激しないようゆっくり横を通り抜けるハプニングも、この島ならでは。

アカハゲ山山頂からの景色
撮影:筆者

目的のアカハゲ山に到着!!汗だくになりながら登りきった山頂からは、隠岐前島・後島の島々が箱庭のように浮かぶ壮大なパノラマが広がっていました! 苦労して登った者だけが味わえるこの開放感は、言葉になりません。

アカハゲ山の山頂からはまさに巨大カルデラが形成した「島前3島」が島前湾を囲むように佇む姿が一望でき、島前が元々火山で外輪山という話もこの景色を見ることで納得感を持って理解することができます。

隠岐諸島全景
撮影:筆者

【西ノ島】天空の草原を駆け抜ける摩天崖

アカハゲ山から知夫里島に上陸した際に使用した来居港へは約8kmのダウンヒル。来居港から西ノ島へは再びフェリーで移動して、最後の港別府港に到着です。

摩天崖:標高257m。馬と並んで走る「天空のライド」

最後の島、西ノ島へ移動し、いよいよ今回の旅のクライマックスである「摩天崖(まてんがい)」へ。いよいよ隠岐の島前旅も終盤です。

浦郷から摩天崖へ続く道は、途中までは森の中を走りますが、進むにつれて緑の草原に囲まれる標高257mの台地です。

摩天崖写真
撮影:筆者

頂上ではどこまでも続く緑のカーペット、そして悠々と過ごす動物たち。すぐ横を馬が歩く中を自転車で駆け抜ける感覚は、まさに「天空のライド」。涼しい風を浴びながら壮大な景色を眺めていると時間は一瞬で過ぎ去ってしまいます。圧倒的景色を前に人間の小ささを感じました。

隠岐馬写真
撮影:筆者

運が良ければ近くで馬や牛を見ることができます。近づきすぎると驚かせてしまう可能性もあるため、気をつけて写真を撮りましょう。

放牧地は動物たちの生活圏。私たちはあくまで「お邪魔している側」という意識を持って、距離を保って楽しみましょう。

摩天崖と牛
撮影:筆者

あまりに美しい景色ということもあり、気がつけば辺りは真っ暗に。一面に広がる草原と牛、海の方角では漁火も煌々と闇夜を照らしており、幻想的な雰囲気を楽しむことができました。

ベンチで座って眺めているだけでもあっという間に時間が過ぎてしまうような素晴らしい景色を見ることができます。

ただし、周辺には街灯がほとんどないため、日没後の走行はおすすめできません。訪れる際は明るいうちに下山できる時間配分を心がけましょう。

摩天崖からのダウンヒルは急勾配。気をつけて!

摩天崖の下り坂
撮影:筆者

摩天崖からは浦郷の町まで戻れば宿で一泊して今回の旅は終了です。

摩天崖からの下りルートは、細い入り組んだ道を通ります。ここで注意したいのがスピードの出しすぎと路面状況です。勾配が急なうえ、放牧されている馬や牛のフン(!)が路上に落ちていることも。また、ブラインドコーナーから突然動物が現れることもあるため、ブレーキを適切に利用し、見通しの悪い場所では徐行して、安全第一で下りを楽しみましょう。

【島グルメ】心もお腹も満たされる食事どころ

ここで今回立ち寄った島前の島グルメをまとめます。ぜひ島前を旅する場合は立ち寄ってみてください。

知夫里テラス:絶景を隠し味に。サイクリストを温かく迎える憩いの場

知夫里テラス
撮影:筆者

知夫里島でのライドで途中に立ち寄ったのが「知夫里テラス」。おしゃれで温かみのある店内からは美しい海が一望でき、極上のリフレッシュ空間になっています。

知夫里テラスピザ
撮影:筆者

今回はピザをメインで注文。ピザを二種類注文して、半分ずつにすることでチーズとマルゲリータ系の二種類のピザをいただきました。もちもちした生地にとろとろのチーズやトマトがふんだんに使われており、口にした瞬間チーズが溶け出しとろけるような食感で大変美味でした。そのほかにもあっさりとしたカレーやデザートもメニューにあるため、エネルギーの補給にぴったりです!

知夫里テラス集合写真
撮影:知夫里テラス店主

また、お店の方と話していると昔はサイクリングをされていたとのこと。仲間たちと記念写真を撮ってくれました。冷たいドリンクと美味しいスイーツを堪能し、しっかり回復!疲れた体に糖分を補給し、心身ともにすっかり癒やされました。

あすか軽食喫茶:これぞ田舎の地元の味

軽食あすか
撮影:筆者

西ノ島にある「あすか軽食喫茶」。

今回いただいたのはボリューム満点のハンバーグ定食! 味わい深いお肉料理は、激坂でエネルギーを使い果たした身体にダイレクトに効きます。「これぞ島のごちそう!」と言いたくなる満足感で、スタミナをしっかり補充できました。軽食喫茶という名前ですが、実際はがっつり食べられるメニューが海鮮を始めとしてたくさんあります。連休などの場合は事前予約必須ですが、摩天崖に登る前にぜひこちらで食事をしてみてください。

【実走体験】今回のサイクリングで良かったところ

フェリー輪行時の写真
撮影:筆者

電車での輪行と違い、船で輪行をする際は乗船券と別に、自転車代も支払うことで車両甲板に預けることができます。乗船の際は車やバイクと一緒に並んで乗船し、自転車の固定やクッションの設置は船員の方が対応してくれるため、自転車の積載に慣れていない人でも安心して利用できます。船で使う荷物を事前に仕分けておくと乗船時にバタバタせずに済みます。

下船時も自転車を貰ったらそのまま走り出せるメリットは非常に大きいと思います。

自転車と野生の馬
撮影:筆者

隠岐島前3島では非常に近い距離で動物や自然に触れることができます。普通にサイクリングをしているだけで、目の前の道路に牛や馬が現れる場所は国内でもそう多くありません。都会での生活からスイッチして、自然を体感したい時にはピッタリ!きっと牛や馬も隠岐で皆さんを待っていると思いますよ!!

車や人が少ないため、走りに集中できる。

知夫里島自転車と海
撮影:筆者

島前三島では本当に車が少ないです。信号機も島それぞれで数箇所にあるのみ。実際に走行してみてわかるのは都会では考えられないほど自然の音に囲まれてサイクリングをすることができます。車や歩行者にそこまで気を取られずに、サイクリングをすることで、サイクリングの新たな魅力の発見にもつながるかもしれませんね。

もちろん牛や馬には気をつけてください!!

知夫里島自転車と景色
撮影:筆者

【実走体験】実際に走ってわかった!今回のサイクリングの反省点

夢のような絶景を楽しんだ隠岐ライドですが、実際に走ってみて「失敗した!」と感じたリアルな反省点を3つ共有します。

反省1:船の時刻表は「分単位」で把握すべし

隠岐汽船乗船券販売所
撮影:筆者

島前3島を巡る内航船は便数が限られています。1本乗り遅れると、次の船まで2時間待ち……なんてことも。絶景に見とれすぎて船のギリギリになり、激坂を冷や汗をかきながら激走する羽目になりました。フェリーの時刻表はあらかじめスマホに保存し、アラームをかけて行動するのが必須です!

隠岐汽船船内
撮影:筆者

また、今回は7月の三連休に島前に行きましたが、時期によってはかなりの観光客とバッティングすることも。そのほとんどは島後で下船するため、走行時に問題になることはありませんが、本土と隠岐を結ぶフェリーでは注意が必要です。可能であれば事前に予約をしておきましょう。

反省2:補給ポイント(自販機等)が少ないため、事前準備が必須

海士町 自販機
撮影:筆者

港の周辺を離れると、山間部や観光名所周辺には自動販売機やコンビニがほぼありません。特に夏の暑い時期は、ダブルボトル(2本用意)にするか、背中のポケットに補給食と補給用ドリンクを常備しておかないとハンガーノックや脱水症の危険があります。

また、島前の場合は連休などの場合には休業しているお店なども多いです。そのため、しっかりと事前に電話等で確認をとり、可能であれば予約も済ませてしまいましょう。多人数でのグループライドの場合なおさらです。

反省3:勾配は結構きついところも。無理せず押し歩きや電動レンタサイクルも良い判断

別府港レンタサイクル
撮影:筆者

「距離が短いから楽勝」と思って挑むと痛い目を見ます。勾配10%を超える激坂が各島に潜んでいます。ロードバイクの脚力に自信がない方は、無理して乗らずに潔く押し歩きをするか、現地で「E-BIKE(電動アシスト自転車)」をレンタルするのも賢い選択です。

魅力的なフェリーで島を巡るサイクリング旅

海士町自転車と景色
撮影:筆者

隠岐・島前3島のサイクリングは、たしかに急な坂道が多く、船の時間を気にする必要もあります。しかし、登りきった先に広がる息をのむような断崖絶壁、馬や牛と出会う天空の草原、そして温かい島の人々との触れ合いは、そんな苦労を100倍上回るほどの圧倒的な感動をくれました。「坂道を登りきれるか不安……」という方も大丈夫。船の時間をしっかり調べて、無理のないペース(あるいはE-BIKE!)で走れば、絶対に一生モノの思い出になります。次の休日は、愛車と一緒にフェリーに乗って、隠岐の絶景へ飛び出してみませんか?

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