東京ドーム38個分!広大な「昭和記念公園」は自転車で回るのが楽しい

東京ドーム38個分!広大な「昭和記念公園」は自転車で回るのが楽しい

東京・立川にある国営昭和記念公園は、東京ドーム約38個分の広さをもつ公園です。園内には信号もクルマもない総延長14kmの専用サイクリングコースがあり、自転車なら広い園内を効率よく回れます。

途中には広大な原っぱや、四季折々の自然を楽しめるスポット、子どもの遊び場やレストランまであり、移動しながらサイクリングそのものも楽しめます。立川駅から徒歩圏内で、レンタサイクルも借りられるので、自転車を持っていない方も手ぶらでOKです。

今回は自転車を持ち込んで、サイクリングコースを一周してきました。コースの様子はもちろん、レンタサイクルの料金やアクセス、走る前に知っておきたいルールまでご紹介します。

目次

東京とは思えない。昭和記念公園は自転車で回るのが正解

昭和記念公園をサイクリングする筆者
撮影:編集部

市街地が多い東京都内では、いざサイクリングをしようと思うと、交通量が多かったり、景色があまり変わらなかったり。気持ち良く走れる場所を探すのは大変ですよね。

一方で、昭和記念公園のような広い公園は、歩いて回ると見どころの半分もたどり着けないまま一日が終わってしまいます。

その両方を解決してくれるのが、昭和記念公園のサイクリングコースです。総延長14kmのコースが園内に広がり、東京にいることを忘れるような景色の中を走りながら、効率良く園内の各スポットを回ることができます。

実際どんなコースなのか、自転車を持ち込んで一周してきました。

国営昭和記念公園はこんなところ

昭和記念公園の立川口
撮影:編集部

昭和記念公園は、昭和天皇御在位50年記念事業の1つとして、昭和58年に米軍の立川飛行場跡地につくられた国営公園です。

名称国営昭和記念公園
開園時間(みどりの文化ゾーンを除く)・3~10月 9:30~17:00
・11~2月 9:30~16:30
※4~9月の土日祝日18:00閉園
休園日
・年末年始(12/31・1/1)
・1月の第3月曜日から金曜日
※その他、悪天候等で臨時休園となる場合あり
TEL(昭和記念公園管理センター)042-528-1751
公式サイト国営昭和記念公園

まずは、昭和記念公園がどんなところなのか、チェックしていきましょう。

東京ドーム38個分。自転車で回ったほうが良い広さ

昭和記念公園の徒歩移動所要時間マップ
出典:国営昭和記念公園

昭和記念公園の広さは約180ヘクタール、東京ドーム約38個分にあたります。公園南側の入口「あけぼの口」から、北側の入口「砂川口」までは徒歩だと49分。都内とは思えない広さです。

裏を返せば、この広さは自転車にとってちょうどいいスケールです。歩けば一日がかりの距離も、自転車ならぐるりと一周できてしまう。「広すぎて半分も見られなかった」で終わらずに済むのが、昭和記念公園を自転車で回る最大のメリットだと思います。

自転車は「持ち込み」も「レンタル」もできる

昭和記念公園のサイクリングコースに自転車を持ち込み
撮影:編集部

昭和記念公園のサイクリングコースは、自分の自転車を持ち込んでも、レンタサイクルでも走れます。

乗ってきた自転車をそのまま園内の移動手段にできるのも便利なところです。

昭和記念公園のレンタサイクル
撮影:編集部

レンタサイクルは、園内のサイクルセンターで予約なしで、気軽に借りられます。

サイクルセンター場所台数
立川口立川ゲート入って左手すぐ約900台
西立川口西立川ゲート入って右手約100m先約600台
砂川口砂川ゲート入ってすぐ右手約500台

サイクルセンターは園内に3か所あり、それぞれゲートから徒歩1〜2分の場所です。各サイクルセンターのレンタサイクルの空き状況は、公式サイトで随時確認できます。

昭和記念公園のレンタサイクル
撮影:編集部
  • 大人用自転車(22・24・26インチ)
  • こども用自転車(18・20インチ)
  • クロスバイク(28インチ)
  • チャイルドシート付き(前乗せ15kgまで/後乗せ21kgまで)
  • タンデム自転車(身長140cm以上が対象)
  • 一輪車(立川口のみ/14〜24インチ)※走れるのは一輪車専用コース内のみ

サイズは大人用の26インチから、子ども用の18インチまでそろっているので、家族全員分を借りることができます。

ヘルメットも大人用・子ども用ともに貸出がありますが、数に限りがあるので早めの時間帯が確実です。

昭和記念公園のタンデム自転車
撮影:編集部

個人的に気になったのが、2人乗りのタンデム自転車。貸し出している施設は多くないので、信号もクルマもない専用コースで気軽に試せるのは貴重な機会です。

種類3時間超過料金
大人600円30分ごと100円
中学生以下350円30分ごと50円
クロスバイク800円30分ごと100円
タンデム1,500円30分ごと200円

レンタサイクルの利用料金は3時間がベースで、30分ごとに超過料金が発生します。また、大人と中学生以下で金額が分かれていて、クロスバイクとタンデム自転車は別料金がかかります。

電車でのアクセスは立川駅が便利

立川駅の北口
撮影:編集部

昭和記念公園の入り口は複数ありますが、電車で行く場合はJR立川駅の北口から近い「立川ゲート」がおすすめです。

入り口アクセス
あけぼの口 (みどりの文化ゾーン)JR中央線・立川駅 北口より約10分
立川口JR中央線・立川駅 北口より約18分
西立川口JR青梅線・西立川駅 公園口より約2分
昭島口JR青梅線・東中神駅 北口より約10分
玉川上水口西武拝島線武蔵砂川駅より 約25分
砂川口西武拝島線武蔵砂川駅より 約20分

立川口は昭和記念公園のメインゲートとなっており、立川駅の北口から約18分と十分徒歩圏内です。

ただし、駅から一番近い公園の入口は「西立川口」です。なるべく歩きたくない場合は、立川駅で青梅線に乗り換えていくのもアリです。

昭和記念公園のみどりの文化ゾーン
撮影:編集部

立川駅から立川口へ向かうルートの途中は「みどりの文化ゾーン」を通ります。

公園の景色や雰囲気を楽しみながら、散歩気分で立川口まで歩けます。

大型駐車場があり車でもアクセスしやすい

昭和記念公園の駐車場
撮影:編集部

車で訪れる場合、駐車場は立川口・西立川口・砂川口の3か所に用意されています。

駐車場台数
立川口駐車場普通車1755台
大型車83台
原付・自動二輪 70台
西立川口駐車場普通車345台
大型車なし
原付・自動二輪車40台
砂川口駐車場普通車431台
大型車10台
原付・自動二輪車18台

普通車だけで合計2,500台以上と収容力はかなりのものですが、行楽シーズンの休日などは混み合う可能性があります。駐車場の利用状況も公式サイトでリアルタイムで確認できるので、出発前にチェックしておきましょう。

駐車料金は普通車900円、原付・自動二輪250円、大型車1,800円です。時間制ではなく1回の金額なので、1日しっかりサイクリングする場合でも使いやすいですね。

実走レポート!サイクリングコースを一周しながら、見どころを回ってきた

8月の下旬、実際に昭和記念公園のサイクリングコースを走ってきました。メインゲートである立川口からのスタートです。

昭和記念公園のサイクリングコースマップ
出典:昭和記念公園

サイクリングコースは、上のマップのように園内をぐるりと囲むかたちで敷かれていて、総延長は14km。今回は主要な入り口と途中で気になったスポットを経由しながら、園内を一周してみることにしました。

自転車専用ゲートから入場してスタート

昭和記念公園の立川口
撮影:編集部

今回利用した立川口は一般のお客さん用の入場ゲートと、持ち込み自転車専用の入り口に分かれています。

まずは入り口の券売機で入園券を購入しましょう。自転車をレンタルする場合は、写真右側の通常の入場ゲートから公園に入ります。

昭和記念公園の券売機
撮影:編集部
一般入場の年齢区分当日券2日間通し券
大人(高校生以上)450円500円
シルバー(65歳以上)210円250円
小人(中学生以下)無料無料

入園料は上記のように年齢で分かれていて、当日券と2日間通し券もあります。中学生以下は入園無料です。

昭和記念公園の立川口サイクルセンター
撮影:編集部

立川口の通常ゲートを入るとすぐにサイクルセンターがあり、自転車を借りることができます。

台数は約900台と園内3か所のサイクルセンターのなかで最多です。

昭和記念公園の立川口の持ち込み自転車入り口
撮影:編集部

筆者は自転車を持ち込んだので、こちらの持ち込み自転車入り口から入園しました。

ここはサイクリングコースの入り口にもつながっているので、入園後はすぐに走り出せます。

昭和記念公園の入園券
撮影:編集部

入園券はQRコードを読み取る方式です。自転車を持ち込む場合は、公園に入る入り口が違うだけで、特別な手続きはなく追加料金もかかりません。

公園は当日に限り再入園も可能です。公園を出る際にゲートスタッフから再入園券をもらって、再入園する際に提示してください。

昭和記念公園のサイクリングコース
撮影:編集部

サイクリングコース内は左側通行になっています。立川口の近くは対面通行になっているので、必ず左側を走りましょう。

まずは東へ。西立川口サイクルセンターと水鳥の池

昭和記念公園のサイクリングコース
撮影:編集部

立川口を出発して走り出すと、さっそく自然たっぷりのコースに癒されます。

この日は8月下旬で気温は高かったものの、木陰が多いため涼しく走れる印象です。

昭和記念公園のサイクリングコースの路面
撮影:編集部

路面はきれいに舗装されていて、道幅も十分な広さがあります。

訪れたのは平日のお昼前で、サイクリングコースを走っている人はかなり少なめです。小さなお子さんや、久しぶりに自転車に乗るという方でも気負わずに走れそうです。

昭和記念公園サイクリングコースのP2駐輪場
撮影:編集部

園内の見どころスポットの近くには駐輪場が設けられています。

駐輪場の番号と最寄りの施設が表示されているので、目的のスポットに行きやすいのが便利ですね。園内マップと現在地も書いてあるので、広い園内でも迷いにくくなっています。

昭和記念公園サイクリングの看板
撮影:編集部

分岐点にも必ず看板が設置されていて、行き先が分かりやすいです。今回は園内を隅々まで走ってみたかったため、まずは西立川口、昭島口方面を目指します。

撮影:編集部

先ほどの分岐点からすぐの場所に、西立川口サイクルセンターを見つけました。

JR西立川駅からアクセスする場合は、西立川口から入場してこちらで自転車を借りることができます。

西立川口サイクルセンターのラインナップ
撮影:編集部

スタッフの方に話を聞くと、ここでも借りられる自転車の種類はほかのサイクルセンターと同じだそうです。

昭和記念公園のP4駐輪場の看板
撮影:編集部

昭島口方面に向かってしばらく進むと、水鳥の池の看板を見つけたので立ち寄ってみました。

昭和記念公園の水鳥の池
撮影:編集部

水鳥の池は周辺を散策したり、ボートに乗ったりできるスポットです。

昭和記念公園の売店とレイクサイドレストハウス
撮影:編集部

池のほとりには売店があり、軽食やドリンク、ソフトクリームなどを購入できます。同じ建物内に無料の休憩所があり、池の景色を眺めながら休憩も可能です。

水鳥の池のトイレ
撮影:編集部

近くにはトイレもあります。園内の駐輪場の近くにトイレが設けられていることが多く、お子さんと一緒のサイクリングでも利用しやすいです。

昭島口で折り返し、花木園へ

昭和記念公園サイクリングコースの昭島口
撮影:編集部

再びコースに戻り、昭島口まで走ってきましたが、ここでコースは行き止まり。

昭島口から入る方の起点になる区間なので、ほかの入り口から入った場合は無理に往復しなくても大丈夫です。

昭和記念公園の分岐
撮影:編集部

昭島口から来た道を引き返し、次は分岐を玉川上水口・砂川口方面に向かいます。看板だけでなく、路面にも行き先が書いてあるので分かりやすいですね。

昭和記念公園サイクリングコースの花木園南の駐輪場
撮影:編集部

分岐から少し進むと花木園南の駐輪場を発見したので、寄ってみることにしました。

花木園の案内看板
撮影:編集部

花木園は先ほど見た水鳥の池の反対側に広がっていて、複数のエリアでさまざまな種類の自然を楽しめるようになっています。

昭和記念公園の花木園
撮影:編集部

残念ながら8月の下旬はあまり花が咲いていませんでしたが、木々や池を眺めているだけでもぜいたくな気分です。

花の時期に来ればまた違った景色が見られるはずで、季節を変えて再訪したくなるスポットでした。

池をはさんだ向こう側に、先ほど立ち寄ったあたりが見えて、ここまで走ってきた距離を実感できます。

園内の中心へ。みんなの原っぱとオカカフェ

ルートの分岐
撮影:編集部

花木園を過ぎると再び大きな分岐に差し掛かります。

ここから公園の北側をぐるりと回るルートに入るため、まずは玉川上水口方面へ向かうことにしました。

みんなの原っぱ南の駐輪場
撮影:編集部

次に見つけたスポット、みんなの原っぱにも立ち寄ってみます。

昭和記念公園のサイクルラック
撮影:編集部

この駐輪場にはサイクルラックが設置されていました。スタンドのない自転車を持ち込む場合は便利ですね。

昭和記念公園内に設置されている空気入れ
撮影:編集部

また、駐輪場内に空気入れも設置されています。こういった配慮も、自転車専用コースならではですね。

昭和記念公園内の空気入れのバルブ
撮影:編集部

ただし、設置してある空気入れは英式バルブのみ対応で、一般的なシティサイクルや園内で借りたレンタサイクルにしか使えません。

スポーツバイクで多い仏式・米式バルブには使えないため、自転車を持ち込む際は事前にしっかり空気圧管理をしましょう。

昭和記念公園のみんなの原っぱ
撮影:編集部

昭和記念公園の真ん中にあるみんなの原っぱは、南北約400m、東西約300mの広大な広場です。散歩をしたり、ボール遊びをしたり、多くの人が思い思いに過ごしていました。

みんなの原っぱの花畑
撮影:編集部

原っぱには花畑もあり、色とりどりの花を観賞できます。上の写真のドアのようにフォトスポットが設置してあって、SNS映えする写真を撮るのも楽しそうです。

みんなの原っぱのオカカフェ
撮影:編集部

みんなの原っぱの東側には、木組みの外観が印象的な「オカカフェ」があります。

ここは軽食やドリンクのほか、ランチメニューもあるので昼休憩にも良さそうです。

最寄口西立川口
店内席約50席
営業時間・3月〜10月 10:30〜16:30
・11月 10:30〜16:00
・12月〜2月 11:00〜15:30
・ラストオーダーは閉店30分前まで
※混雑時には並んでいる人数に応じてラストオーダー前に受付を終了する場合あり
定休日・12月7日〜1月31日の火曜日
・公園休園日
公式サイトオカカフェ

バーベキュー、スポーツ、こどもの森。遊んで走れるエリアへ

昭和記念公園のサイクリングコース
撮影:編集部

みんなの原っぱで散歩を満喫した後、再び公園の北に向けて走り出すと、途中でバーベキューガーデンを見つけました。

昭和記念公園のバーベキューガーデン
撮影:編集部

ガーデン内はかなりの数のテントが設置されていて、手ぶらで気軽にバーベキューを楽しめます。友達や家族とサイクリングで訪れて、途中でバーベキューをするのも面白そうです。

昭和記念公園のバーベキューガーデン
撮影:編集部

バーベキューガーデンと隣接して、各種スポーツを楽しめる「スポーツエリア」も設けられています。

昭和記念公園のスポーツエリアの料金表
撮影:編集部

サッカーやバスケットボールなどメジャーなものだけでなく、ペタンクやホースシューズといった日本ではあまり見かけないスポーツも。

レンタルがあり手ぶらでも遊べるので、サイクリング中に挑戦してみるのも良いですね。

撮影:編集部

バーベキューガーデンを出た後は、分岐を玉川上水口方面に進みます。

昭和記念公園のスピード落とせの看板
撮影:編集部

コース全体としては平坦な区間がほとんどなのですが、公園の西側にあたるこの辺りは、少しアップダウンもありました。とはいえ傾斜はゆるやかで距離も短いので、シティサイクルでも問題ないでしょう。

ただし長い下り坂はスピードが出やすいので、スピードの出しすぎに注意しましょう。

昭和記念公園のこどもの森の看板
撮影:編集部

次に見つけたのは、さまざまな遊び場があるこどもの森エリアです。

昭和記念公園のこどもの森の滑り台
撮影:編集部

かなり長い滑り台やハンモックなど、子どもはもちろん大人でも少しワクワクするような遊具がたくさん設置されています。

子どもの森の中の霧の森
撮影:編集部

エリア内には、霧がもくもくと立ち込める不思議なスポットも。

霧の森の説明看板
撮影:編集部

ここは「霧の森」と呼ばれるエリアで、前後左右が分からなくなる不思議な体験ができるというのがコンセプトのようです。子ども向けのエリアですが、遊具一つずつにコンセプトがあり、大人目線でも面白いスポットだと感じました。

竹林を抜けて、折り返しの砂川口・こもれびの里へ

撮影:編集部

こどもの森を後にして、さらに公園の北側に向かって走ると、竹林がきれいな場所がありました。

昭和記念公園サイクリングコースのイチョウ並木
撮影:編集部

両側に木々が立ち並ぶ場所を自転車で走り抜けるのはとても気持ちがいいです。

信号もクルマもないコースだからこそ、こうして景色に没入しながら走れるのは、公道にはない魅力だと思いました。

同じ園内でも、原っぱ、池、木漏れ日の林と、場所によって様々な景色があり、コース内を走っているだけでも飽きません。

昭和記念公園の砂川口の看板
撮影:編集部

木漏れ日の中を気持ち良く走っていくと、砂川口の看板が見えてきました。

昭和記念公園の砂川口
撮影:編集部

砂川口を入ってすぐのところにもサイクルセンターがあります。

砂川口サイクルセンター
撮影:編集部

ただし、砂川口サイクルセンターは2026年6月22日~8月31日まで土日祝日のみの営業で、この日は開いていませんでした。営業日は時期によって変わるため、砂川口からアクセスする場合は事前に公式サイトで確認しておきましょう。

砂川口の休憩所
撮影:編集部

砂川口には自動販売機や売店があり、休憩所も併設されています。立川口からだと約半分の距離なので、ここでしっかり休憩するのもおすすめです。

昭和記念公園のこもれびの里の看板
撮影:編集部

砂川口から立川口に戻る途中で、こもれびの里の看板を見つけたので立ち寄ってみました。

こもれびの里の全体
撮影:編集部

こもれびの里は、昭和30年代の農村の暮らしを再現したエリアです。当時の風景を再現しているだけでなく、田植えや収穫祭などの体験イベントも開催されています。

こもれびの里の古民家の内部
撮影:編集部

建物の中にも当時の農機具などがあり、ボランティアの方が詳しく説明してくれました。

こもれびの里の建物の内部
撮影:編集部

茅葺き屋根の内部や囲炉裏など、昔の暮らしを再現した建物は見ごたえがあります。

ふれあい広場レストランでランチ、そしてゴール

昭和記念公園のサイクリングコースの立川口方面
撮影:編集部

こもれびの里を見学したらお昼過ぎになったので、立川口方面に戻りながらごはん休憩をすることにしました。

昭和記念公園サイクリングコースの分岐
撮影:編集部

帰りは来た道と風景が違いますが、分岐に必ず行き先が書いてあるのでマップを確認しなくても戻りやすいです。

昭和記念公園のふれあい広場
撮影:編集部

立川口の近くまで戻ってきたところで、ふれあい広場内にあるレストランでご飯を食べることにしました。

昭和記念公園のふれあい広場レストランの外観
撮影:編集部
最寄口立川口
店内席40席
営業時間・3月~10月 11:00~16:00
・11月~2月 11:00~15:30
・ラストオーダーは閉店30分前まで
※混雑時には並んでいる人数に応じてラストオーダー前に受付を終了する場合あり
定休日・12月7日~1月31日の水曜日
・公園休園日
公式サイトふれあい広場レストラン

ふれあい広場レストラン(FOGLIA Botanical Park Cafe)では、ピザやパスタなどの洋食中心のメニューがそろっています。

昭和記念公園のふれあい広場レストランの店内
撮影:編集部

店内は自然を多く配置したアウトドア風のデザインで、大きな窓から公園の風景を楽しみながら食事を取ることができます。

昭和記念公園のふれあい広場レストランのカウボーイハンバーグプレート
撮影:編集部

筆者はカウボーイハンバーグプレート(1,600円)をチョイスしました。

お肉・ごはん・サラダがバランス良く盛り付けられていて、サイクリング後の空腹をしっかり満たしてくれるボリューム感です。

昭和記念公園の立川口サイクルセンター
撮影:編集部

ハンバーグを美味しくいただいたら、ゴールである立川口に戻ります。

レンタサイクルを利用した場合は、サイクルセンターで返却しましょう。筆者は自分の自転車を持ち込んだので、右側のドッグラン方面に進みます。

昭和記念公園の立川口
撮影:編集部

元の自転車用出入り口から退場し、無事にゴールです。

今回、気になったスポットに立ち寄りながら園内をぐるりと一周して、かかった時間は約3時間でした。もし歩いていたら、これだけの数のスポットは立ち寄れなかったと思います。

すべてのスポットを制覇したわけではないので、本気で回るなら丸1日でじっくりサイクリングするのが良さそうです。

昭和記念公園を自転車で回って、良かったポイント

実際に昭和記念公園を自転車で回ってみて、良かったと感じたところをまとめます。

平坦で案内表示も多く、初めてでも走りやすいコース

平坦で走りやすい昭和記念公園のサイクリングコース
撮影:編集部

サイクリングコース内は平坦がメインで、アップダウンが少ないため、普段自転車に乗らない方や小さなお子さんも走りやすいと感じました。途中で多少上り坂はありますが、それほど傾斜がなく短めです。

昭和記念公園のサイクリングコースの案内表示
撮影:編集部

また、180ヘクタールという広さを聞くと「迷いそう」と身構えてしまいますが、実際に走ってみると、その心配はほとんどありませんでした。

分岐点には必ず行き先の看板があり、路面にも方向が書かれています。駐輪場には番号と最寄りの施設名、園内マップと現在地が表示されているので、いま自分がどこにいるのかを見失いにくいです。

帰り道は行きと景色が変わりますが、それでもマップを開かずに戻ってこられました。はじめて訪れる方でも、地図とにらめっこせずに走ることに集中できるはずです。

見どころたっぷりで何度でも訪れたい

昭和記念公園の日本庭園の一部
撮影:編集部

今回は園内を1周しながら目についたスポットを紹介しましたが、昭和記念公園内にはまだたくさんの見どころがあります。コースの一周と道中の写真撮影で時間を使い切ってしまい、すべてのスポットには立ち寄れませんでした。

なかでも心残りだったのが日本庭園です。公式サイトによると、池のまわりを歩いてめぐる池泉回遊式の庭園で、本格的な茶室「歓楓亭」があるとのこと。約80鉢を所有し、常時50鉢ほどを展示するという盆栽苑も庭園内に併設されているそうです。

サイクリングコース沿いの駐輪場から歩いて向かえるそうなので、次回訪れるときは時間を確保するつもりです。

食事・休憩スポットがたくさんある

昭和記念公園のオカカフェのメニュー
撮影:編集部

昭和記念公園内には、今回立ち寄った以外にもたくさんのレストランやカフェがあり、休憩しやすいのも良かったポイントです。

渓流広場レストラン
撮影:編集部
最寄口西立川口
店内席約20席
営業時間・3月~10月 11:00~16:00
・11月~2月 11:00~15:30
・ラストオーダーは閉店30分前まで
※混雑時には並んでいる人数に応じてラストオーダー前に受付を終了する場合あり
定休日・12月7日~1月31日の月曜日
・公園休園日
公式サイト渓流広場レストラン

例えばレストランは、今回立ち寄った以外に渓流広場にもあります。こちらはテイクアウトの軽食やおやつ系のメニューがメインで、レストランごとに違う食事を楽しめます。

みんなの原っぱのベンチ
撮影:編集部

みんなの原っぱにも近く、ベンチもたくさん設置されているので、テイクアウトして自然を感じながらお昼休憩するのも良いですね。

みんなの原っぱ中央売店
撮影:編集部

広い園内に売店やトイレ、ベンチなどがバランス良く配置されていて、休みたいと感じたときにすぐ休憩しやすい印象でした。

走る前に知っておきたい、ルールと注意点

最後に、昭和記念公園のサイクリングコースを走るうえで知っておきたいポイントをまとめます。

サイクリングコースは自転車専用

サイクリングコースの歩行者立ち入り禁止の看板
撮影:編集部

園内は「自転車で走る場所」と「歩いて回る場所」がはっきり分かれています。

サイクリングコースは自転車専用で、歩行者やペットなどは入れません。

昭和記念公園の自転車進入禁止の看板
撮影:編集部

逆に、コース以外の園路は自転車の乗り入れが禁止されています。

つまり、園内にたくさんあるフォトスポットや花畑まで自転車を押していって、景色と一緒に愛車を撮る、といったことはできません。見どころに立ち寄るときは、最寄りの駐輪場に自転車を停めてから歩いて向かうことになります。

自転車の写真を撮りたい方には少し物足りないかもしれませんが、歩行者と棲み分けをすることで、安全に走れる環境になっています。サイクリングコースを安全に走るためにも、必ずルールを守りましょう。

持ち込み自転車の種類が限られている

昭和記念公園の持ち込み自転車ルール
撮影:編集部

自転車の持ち込みには追加料金はかかりませんが、いくつかルールがあります。

サイクリングコース内に持ち込めるのは補助輪の付いていない普通の自転車に限られます。補助輪の付いたキッズバイクやランニングバイクなどは、サイクリングコースは走れず歩行者と同じ園路にしか持ち込めません。

また、リカンベントやチャイルドトレーラーの牽引など、変形自転車の持ち込みも禁止です。入り口や公式サイトで禁止される車種の一覧が掲示されているので、事前に目を通してください。

また、東京都の条例では、自転車を利用する人に保険への加入が義務づけられています。園内に持ち込む自転車も、自転車保険への加入が必要です。未加入の方は、この機会に加入しておきましょう。

サイクリングコースは公道ではないものの、ヘルメットの着用が推奨されています。レンタサイクルの場合はサイクルセンターで借りられますが、自転車を持ち込む場合はご自身のヘルメットを用意しましょう。

スピードを出す場所ではない

昭和記念公園サイクリングコースをのんびり走る筆者
撮影:編集部

サイクリングコース内では、過度なスピードでの走行や、無理な追い越しは禁止されています。

コースはきれいに舗装されていて道幅にも余裕があるため、スポーツバイクだとついペダルを踏みたくなる場面もあります。ただ、ここは小さな子どもや、久しぶりに自転車に乗るという方も一緒に走っている場所で、サイクリングコースであって、トレーニングコースではありません。景色を眺めながらのんびり流すくらいが、この公園にはちょうどいいペースです。

公園の西側など、一部には長めの下り坂もあります。自然とスピードが出てしまうので、ブレーキで調整しながら走りましょう。

自転車から離れるときは必ず施錠を

昭和記念公園の駐輪場
撮影:編集部

園内の駐輪場に自転車を停めるときは、必ず施錠をしましょう。スポットによっては駐輪場から少し歩くこともありますし、休憩中は長時間自転車を離れることになります。

レンタサイクルには鍵が付いていますが、自分の自転車を持ち込む場合はワイヤーロックなどを持っていきましょう。

レンタサイクルは借りた場所でしか返せない

レンタサイクルの最終返却時間の表示
撮影:編集部

レンタサイクルは乗り捨てができず、必ず借りたサイクルセンターまで戻って返却する必要があります。コースは一周できるので大きな問題にはなりませんが、「行きは立川口から入って、帰りは西立川口から出る」といった使い方はできない点は覚えておきましょう。

また、返却の受付は閉園の30分前までです。閉園時刻そのものとは別なので、走り出す前に当日の返却時刻を確認して、余裕をもったプランを立ててください。

次の休日は、昭和記念公園を自転車で

昭和記念公園のサイクリングコース
撮影:編集部

昭和記念公園のサイクリングは、「自転車に乗ること」だけでなく、自然や歴史を感じながら一日たっぷり楽しめる懐の深さがありました。

信号もクルマもない専用コースを、季節の景色を眺めながらのんびり走る。園内には遊び場もレストランもあって、走り疲れたら好きなところで足を止められる。

立川駅から徒歩18分で自転車も現地で借りられて、大人ひとり入園料450円+レンタル600円(3時間)。思い立ったその日に、手ぶらで出かけられるのが何よりの魅力です。広い園内を一周してもいいし、好きな景色やスポットだけ堪能して引き返してもいい。そんな肩の力の抜けた楽しみ方ができるのが、この公園のいいところだと思います。

次の休日は、昭和記念公園を自転車で回ってみませんか。

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