【徹底検証】最強の自転車サビ取り剤は?7つのアイテムを比較&方法も解説します!

【徹底検証】最強の自転車サビ取り剤は?7つのアイテムを比較&方法も解説します!

「知らない間に自転車にサビが・・・」なんていう経験、ありませんか?自転車は保管場所に気をつけて定期的にメンテナンスをしてあげないと、すぐにサビてしまうんです。

この記事では、自転車のサビを取る方法とおすすめのアイテムを紹介します。また、「100均のアイテム」や「kure556」で自転車のサビが取れるのか?という検証もしているので、ぜひ最後までご覧ください!

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目次

記事内画像撮影:筆者

自転車がサビてしまう原因とは?

自転車 サビ 原因

そもそも、なぜ自転車はサビてしまうのでしょうか?原因は主に以下の3つです。

自転車がサビる原因

  • ・ 雨水
    ・ 汗
    ・ 潮風

サビは、濡れたままの状態や湿度が高いところに放置、または海沿いなどの潮風が吹く地域で発生しやすくなります。

これは、自転車に付いた水分と空気中の酸素が反応して「酸化」した状態となり、新しく酸化鉄ができてしまうからなんです。その酸化鉄がたくさん集まったものがサビとなります。

そのため、サビを防ぐためには、自転車をできるだけ屋内に保管するか、カバーをするのがベスト。また、走行中に雨や汗で自転車が濡れてしまった場合は、すぐに水分を拭きとるようにしましょう。

自転車がサビることのデメリットは?

自転車 サビ デメリット

駆動系と言われる「チェーン」や「ギア(歯車)」がサビると、摩擦によって回転が悪くなり、ペダリング(ペダルを漕ぐこと)や変速がスムーズに出来なくなってしまいます。

また、見た目が悪くなることも大きなデメリットです。サビまみれの自転車より、ピカピカの自転車に乗っている方が、気分が上がりますよね!

サビやすい自転車のパーツは?

サビやすいパーツ

作成:編集部

自転車にはサビやすいパーツがあります。具体的に挙げると以下のとおりです。

サビやすいパーツの一例

  • ・ チェーン
    ・ ギア(歯車)
    ・ スポーク
    ・ スタンド
    ・ キャリア(荷台)

    ・ ネジ、ボルト

スポークは、ホイールの中心と外側をつなぐ細い棒のことを指します。スポークやキャリアなどは一般的に金属製で未塗装であることが多く、したがってサビの発生がより顕著と考えられます。

チェーンは道路からの雨や泥が付着しやすく、これがサビの原因となります。同様に、ギアやスタンドも地面に近い位置にあり、汚れや雨水にさらされるため、サビが生じやすいです。

最後に、ネジとボルトは取り外し作業が頻繁に行われるため、摩耗や酸化が起こりやすく、したがってサビが発生しやすいと言えます。これらの部品はサビに対す定期的なメンテナンスと保護が必要です。

自転車のサビを落とす方法

自転車のサビを落とす方法

自転車のサビを落とす手順は以下のとおり。必要なアイテムさえ揃えれば、それほど面倒な作業ではありませんよ!

サビを落とす手順

1. サビ落とし剤を吹きかける
2. サビ落とし剤が浸透するまで少し待つ

3. ブラシでサビをこする
4. ウエス(布)で拭きとる
5. 仕上げに、防サビ剤を吹きかける

手順については、後ほど写真つきで解説します。先に手順を見たい方はこちら

サビ取りに有効なアイテム

以下は、サビ取りに有効なアイテムをまとめた表です。結論としては、専用のサビ落とし剤 がおすすめ。軽微なサビであれば、「酢」や「KURE-556」でも落とせますが、頑固なサビには専用のサビ取り剤を使いましょう。

名前サビ落ち度価格
専用のサビ取り剤
100均のサビ取り剤
(ただし、量は少ない)

(100均で購入できるため)
クエン酸
(100均で購入できるため)
重曹
(100均で購入できるため)
KURE-556
自転車ショップ×

自転車のサビ取りにおすすめのアイテム一覧

    茂木和哉 サビ落とし

    参考価格(税込)1,304円
    容量200ml

    洗剤のエキスパートが開発した、最強の「サビ落とし」!

    テレビや雑誌でお馴染み、洗剤のエキスパート「茂木和哉」が開発した、最強のサビ落としです。従来のサビ取り剤より匂いが少ない低臭タイプで、タレにくい粘性のある液体でサビを強力に溶解します。

      AZ(エーゼット) 瞬間サビ取りスプレー

      参考価格(税込)888円
      容量100ml

      ムースタイプのサビ取り剤

      金属のサビと汚れを、化学の力で分解・除去。ムースタイプのため、液の垂れ落ちを防ぎます。

        サンドリー ワイヤーブラシ 3本セット

        参考価格(税込)800円
        ブラシ素材真鍮・ステンレス・ナイロン

        頑固なサビを落とすワイヤーブラシ

        先のやわらかい歯ブラシ等では落とせない、頑固なサビを落とすにはワイヤーブラシが最適です。真鍮・ステンレス・ナイロンの3本セット。

          日本製紙クレシア ワイプオール X70 4つ折り

          参考価格(税込)1,210円
          枚数50枚入り
          材質‎パルプ+ポリプロピレン

          ウエスと言えばコレ

          ドライでもウェットでも幅広く使用可能な不織布ワイパー。優れた吸収性能で、すばやく液体や油を吸収します。自転車の整備には最適のウエス。

            KURE(呉工業) スーパーラストガード

            参考価格(税込)880円
            容量300ml

            強力被膜で長期間サビを防ぐ、スプレー式防錆剤

            強力な半硬質被膜を表面に形成し、高湿度、高濃度ガスなど過酷な条件下でも卓越した防錆性能を発揮します。

              ACE(エース) 滑り止め軍手

              参考価格(税込)769円
              枚数12双入り

              ケガ・汚れ防止には軍手が必要

              手の汚れ・ケガを防止するために、軍手を装着しましょう。

              【検証】どのアイテムが一番サビを落とせるのか?

              専用のサビ落とし剤や、身近なアイテムなどの中で、どれが一番サビを落とせるのか検証しました。使用するアイテムは以下のとおり。

              検証するアイテム

              検証方法

              錆びたチェーン

              塩水を散布したのち外に1週間放置して、全体がサビたチェーンを7本用意しました。

              チェーン 薬剤 散布

              サビたチェーンにそれぞれの薬剤を散布します。

              チェーン ブラシ

              1分間、ステンレス製のブラシでこすりました。

              結果発表!!

              検証結果

              結論としては、どのアイテムもピカピカにサビを落とせました。

              専用のサビ落とし剤でキレイになるのはもちろんですが、まさか「酢」や「クエン酸」、「重曹」などの身近なアイテムでも落とせるとは・・・予想外でした。

              「酢」や「クエン酸」で、なぜサビが落ちる?

              酢

              出典:Amazon

              実は、酢やクエン酸には、還元作用があります。還元作用とは、酸化した金属から酸素を切り離して酸化する前の状態に戻すことで、この働きがサビを落としてくれるんです。

              とはいえ、今回の検証に使用したチェーンは、たった1週間で発生させた軽微なサビです。頑固なサビには、酢やクエン酸では歯が立たないこともあるでしょう。年季が入ったサビを落としたいなら、やはり専用のサビ落とし剤 がおすすめですよ!

              「KURE-556」はサビ落としではない?

              kure556

              出典:Amazon

              今回の検証ではサビを落とせましたが、KURE-556は専用のサビ落とし剤ではありません。あくまでも「浸透潤滑剤」です。これは、KUREの公式ホームページでも明言されています。

              5-56 にはサビを溶かす作用はありません。しかし、5-56をスプレーして、数分間置いてからブラシなどでこすることでサビを落とすことができます。サビが強い場合などは、サビ取りに特化した「サビ取りクリーナー」や「ラストリムーバー」などのご使用をおすすめします。


              引用:KURE/5-56 の疑問や噂に答えます!

              では、なぜサビが取れるのでしょうか?それは、KURE-556は浸透力が高いので、サビが浮き上がってくるためです。ただし上に書いてあるように、強いサビを落とすことはできないので注意しましょう。

              【実践】自転車のサビ取り方法を解説します!

              ここからは、とくにサビやすい、以下のパーツのサビ取り方法を解説します。

              解説するパーツ

              1. チェーン
              2. スタンド

              3. キャリア(荷台)

              チェーンのサビ取り方法

              自転車 サビ

              これが、サビをとる前の状態です。かなりサビていますね。

              サビ取り 新聞

              地面が汚れないように新聞紙などを下に敷きましょう。

              チェーン サビ取り剤

              手が汚れないように軍手 をつけたら、チェーンにサビ取り剤 を吹きかけて、浸透するまで少し待ちます。

              サビ取り ブラシ

              次に、ブラシ でこすります。強くこすると表面が削れてしまうので、力を入れすぎないように注意しましょう。

              サビ取り ウエス

              ウエス で汚れを拭きとります。

              サビ取り 防サビスプレー

              仕上げに、防サビ剤 を吹きかけて終了です。この時、うしろのホイールにスプレーがかからないように、ウエスなどでガードしてください。

              チェーン サビ取り ビフォーアフター

              ピカピカになりましたね!基本的には、どのパーツも手順は同じですよ。

              スタンドのサビ取り方法

              スタンド サビ取り

              続いて、スタンドのサビ取り方法をご紹介します。地面に近いスタンドも、道からの雨水や泥の影響を受けやすくサビやすいパーツです。

              スタンド サビ取り剤

              サビ取り剤を吹きかけて、浸透するまで少し待ちましょう。

              スタンド ブラシ

              サビている部分をブラシでこすります。

              スタンド ウエス

              汚れが落ちたら、ウエスで拭き取りましょう。

              スタンド 防サビ剤

              仕上げに、防サビ剤を吹きかけて終了です。

              スタンド サビ取り ビフォーアフター

              キャリア(荷台)のサビ取り方法

              キャリア サビ取り

              キャリアは、フレームや泥除けなどのパーツと比べて、未塗装の金属が使われていることが多いパーツ。サビてしまったら、サビとりをしましょう。


              キャリア サビ取り剤

              サビ取り剤を吹きかけて、浸透するまで少し待ちましょう。

              キャリア ブラシ

              サビている部分をブラシでこすります。

              キャリア ウエス

              汚れが落ちたら、ウエスで拭き取りましょう。

              キャリア 防サビ剤

              仕上げに、防サビ剤を吹きかけて終了です。

              キャリ サビ取り ビフォーアフター

              自転車のサビを事前に防ぐには?

              なによりも大切なのは、そもそもサビを発生させないことです。ここからは、自転車のサビを事前に防ぐ方法を紹介します。

              サビを事前に防ぐ方法

              1. 防サビ剤を定期的に吹きかける
              2. チェーンは定期的に注油する
              2. 自転車を室内に保管する
              3. 屋外に置くなら自転車カバーで雨風を防ぐ

              防サビ剤を定期的に吹きかける

              事前にサビを防ぐには、月に1回を目安に防サビ剤を吹きかけて、メンテナンスを行うことが重要です。また、雨や汗で自転車が濡れてしまった場合は、水分をその都度ふき取り、防サビ剤をスプレーしてください。

              チェーンは定期的に注油する

              チェーンへの注油は動きを滑らかにするだけでなく、金属をコーティングしてサビを防止する効果もあります。月1回を目安に注油をして、その上に防サビ剤を吹きかければ、チェーンのサビ対策はバッチリですよ。

              ▼ チェーンのメンテナンスについての詳しい記事はこちら

              自転車を屋内に保管する

              自転車 屋内保管

              自転車を外に放置すると、雨や湿気の影響ですぐにサビてしまいます。可能であれば、室内やガレージに保管するようにしましょう。

              屋外に置くなら自転車カバーで雨風を防ぐ

                créer UVカット自転車カバー

                参考価格(税込)2,280円
                サイズ横幅200cm×幅70cm×高さ110cm
                対応可能サイズ〜29インチ
                機能UVカット、撥水、風飛び防止バックル、ロックホール、収納袋つき
                カラーブラック×シルバー

                スペースの問題で屋内保管が難しい場合は、自転車カバーがおすすめ。雨風をしのげるので、サビ防止には効果的です。カバーにはサイズがあるので、購入する際は自転車が入るのか確認しておきましょうね。

                ▼ 自転車カバーについての詳しい記事はこちら

                サビにくい自転車3選

                元々サビにくい自転車であれば、サビも最小限に抑えられますよね。ここからはアルミやステンレスのパーツを多用したシティサイクルの、おすすめ3モデルをご紹介します。

                  あさひ アルエットU

                  サイズ24インチ
                  変速3段
                  安全基準BAA
                  装備両立スタンド、LEDオートライト
                  カラー展開3色

                  あさひ史上、最もサビに強い自転車がコンセプト

                  おすすめポイント

                  ・軽量でサビないアルミ製フレーム
                  ・ステンレス製のリアキャリア
                  ・細部のネジやヘッドパーツまで防錆処理を徹底

                    ブリヂストン ステップクルーズ デラックス

                    サイズ27インチ
                    変速3段
                    安全基準BAA
                    装備オートライト(点灯虫)、1キー2ロック、くるピタハンドル
                    カラー展開3色

                    サビにくいステンレスパーツを多用した上位モデル

                    おすすめポイント

                    ・サビにくい大型バスケット
                    ・ステンレス製のクルーザーハンドル
                    ・通学用タイヤの最上位モデルを装備

                      ブリヂストン エブリッジ L

                      サイズ26インチ、27インチ
                      変速3段
                      安全基準BAA
                      装備オートライト(点灯虫)
                      カラー展開5色

                      アルミフレームで取り回しもらくらく

                      おすすめポイント

                      ・前カゴはサビにくいステンレス製
                      ・5色の落ち着いたカラー展開
                      ・タイヤのリムも耐久性が高い、ステンレスリム

                      自転車ショップでサビ取りはしてくれる?

                      自転車 サビ取り

                      自転車ショップは、基本的にサビ取りをしてくれません。理由としては、「費用対効果が悪い」「完璧には取れないので満足してもらえない」などが考えられます。どうしてもサビが気になる場合は、自分で取るか、パーツごと交換しましょう。

                      自転車は、サビさせないことが大事!

                      自転車 サビさせない

                      サビをとる方法やおすすめのアイテムを紹介してきましたが、最も重要なのは自転車をサビさせないことです。保管場所に気をつけて定期的なメンテナンスを行い、愛車をサビから守ってあげてくださいね!