キャノンデールのバッドボーイ(Bad Boy)とは?
バッドボーイは、キャノンデールが販売するクールな街乗りバイク。
フロントフォークが左側だけにある、独自の「Leftyフォーク」が特徴です。あらゆるパーツがマットな黒色で統一され、シンプルだけど個性的な外観のクロスバイクに仕上がっています。
キャノンデール (Cannondale)とは
キャノンデールは、トレック(TREK)やスペシャライズド(SPECIALIZED)に並ぶ、アメリカの三大スポーツバイクメーカーのひとつです。
アルミフレームの加工技術に優れていて、独自技術によってカーボンバイクにも勝るアルミバイクを多数手がけています。ツール・ド・フランスなど、世界的ロードレースでも好成績を残してきた、実力派のブランドです。
片持ちフォーク以外も?知りたいバッドボーイのポイント
バッドボーイといえば、片側だけの「Leftyフォーク」が有名ですが、それ以外にも見逃せない特徴がたくさんあります。それぞれ、詳しく見ていきましょう。
インパクト大なLeftyフォーク
バッドボーイの一番の特徴は、左側にしかないフロントフォーク。
これは、キャノンデール独自の「Lefty(レフティ)」と呼ばれる仕様で、他メーカーではほぼ見ることができません。
一見アンバランスで不安定に見えますが、ブレが少なく、クイックで滑らかなハンドリングが可能です。操作性が細やかなので、街中を走る時も安心ですね。
キャノンデールならではの堅牢なアルミフレーム
バッドボーイは、キャノンデールの得意とするアルミフレームで構成されています。
アルミ製のフレームは堅牢なので、キレのあるダイレクトな乗り心地を体感できるでしょう。キビキビ動き、交通量の多い街中を走るときにも向いているフレームです。
太くて、小さめのタイヤサイズ
バッドボーイのタイヤは650B×40Cと、通常のクロスバイクよりもやや小さく、太めのタイヤが採用されています。(一般的なクロスバイクは700×28~32Cが主流)
これは砂利道も走れるロードバイク、「グラベルロード」と似たタイヤ設計です。太いタイヤなら、ちょっとした段差も乗り越えやすいですし、荒れた路面もへっちゃら。行動範囲が広がりますね。
径が小さいぶん、小回りも効きやすくなっています。漕ぎだしも軽いので、街中でのストップ&ゴーも軽快に走り出すことができますよ!
上位モデルは、2つの内蔵ライト仕様!
バッドボーイシリーズのうち、上位モデルのBad Boy1とBad Boy2は、フォークとシートポストにそれぞれ内蔵LEDライトが搭載されています。
フレームと一体になったデザインなので、シンプルなシルエットを損ないません。おしゃれな外観はそのままに、暗い夜道でも安心なライティングです。前後のライトを別途購入しなくて良い点も、嬉しいですね。
都会的だけど、ワイルドなスタイル
バッドボーイに惹きつけられるポイントといえば、シンプルありながら、しっかりとした存在感のある外観でしょう。
シリーズを通して、カラーはマットブラック1色のみ。パーツも黒で統一されていて、スタイリッシュな印象を受けます。一方で、タイヤやフレームは太く、オフロードバイクのようなインパクトあるシルエットをしています。
都会的な印象ながら、圧倒的な存在感で「唯一無二」が似合うクロスバイクです。
バッドボーイはこんな人におすすめ
様々なクロスバイクがある中で、特にバットボーイが向いているのはどんな人でしょうか。用途や楽しみ方の面から紹介します!
街乗りがメイン用途
バッドボーイは、長距離のサイクリングよりも通勤通学や買い物など、街中で乗ることが多い人に向いています。
Leftyフォークやアルミフレームならではの、キビキビした操作性と小回りのしやすさを活かして、街中を快適に、そして自在に走れるでしょう。
ファッションとして自転車を楽しみたい
個性的なLeftyスポークに、真っ黒なカラー、ボリュームのあるシルエット。個性的でかっこいいバッドボーイは、個性を活かすファッションとして、自転車を選びたい人にもおすすめの選択肢です。
デザインでクロスバイクを選ぶなら、候補にしたいモデルのひとつです。
2023最新!バッドボーイの全ラインナップ紹介
バッドボーイには、現在3種類のモデルがラインナップされています。最新モデルの違いや特徴について、それぞれ紹介していきます。
バッドボーイシリーズを、表で比較!
モデル | Bad Boy3 | Bad Boy2 | Bad Boy1 |
概要 | エントリーモデル | ミドルグレード | ハイエンド |
参考価格(税込) | 121,000円 | 155,000円 | 250,000円 |
特徴 | 16段変速 チェーン式 内蔵ライトなし | 18段変速 チェーン式 内蔵ライトあり | 8段変速 ベルトドライブ式 内蔵ライトあり |
どのモデルもそれぞれ特徴的な構成です。なかでも、ハイエンドモデルのBad Boy1は、他の2モデルにはない「ベルトドライブ」が搭載されています。限りなくメンテナンスフリーなうえ、チェーン外れや、油で服が汚れる心配がないので、服装に気を遣う方やスーツでの通勤にもおすすめなモデルです。
ミドルグレードBad Boy2は、内蔵ライトなど、バッドボーイの魅力を詰め込みつつ、上り坂などのチェーンの多段変速が活躍するシーンが多い方にぴったり。
エントリーモデルのBad Boy3は、リーズナブルにバッドボーイを手に入れたい方におすすめです。
cannondale Bad Boy3
エントリーグレード!シンプルな装備のモデル
いわゆるエントリーグレードに位置するモデルです。
フロントフォーク、シートポストの内蔵ライトは装備されていませんが、バッドボーイのスタイリッシュな外観は変わりません。
ギアは2×8の16段変速なので、坂道もスピード調整がしやすくなっています。
重量 | - |
---|---|
フレーム素材 | アルミ |
コンポ | シマノ |
タイヤ幅 | 650b×40C |
ブレーキ | ディスクブレーキ/油圧式 |
カラー | マットブラック |
参考価格(税込) | 121,000円 |
変速数 | 16段 |
フレームサイズ | SM(157〜170cm)、 MD(165〜177cm)、 LG(175〜187cm)、 XL(182〜195cm) |
cannondale Bad Boy2
内蔵ライトがスタイリッシュな、ミドルグレード
Bad Boy2は、ミドルグレードにあたるモデル。
コンポーネントにはシマノのALTUSが採用されており、より確実な走行性が得られます。2×9段の変速で、よりパワフルに走ることができますね。
Bad Boy3には無かった内蔵ライトも搭載され、暗闇での視認性もバッチリです。
重量 | - |
---|---|
フレーム素材 | アルミ |
コンポ | シマノ |
タイヤ幅 | 650b×40C |
ブレーキ | ディスクブレーキ/油圧式 |
カラー | マットブラック |
参考価格(税込) | 155,000円 |
変速数 | 18段 |
フレームサイズ | SM(157〜170cm)、 MD(165〜177cm)、 LG(175〜187cm)、 XL(182〜195cm) |
cannondale Bad Boy1
ベルトドライブ式でチェーンが錆びない!ハイエンドモデル
ハイエンドモデルのBad Boy1では、シリーズで唯一「ベルトドライブ」が採用されています。ベルトドライブ式ならチェーンが外れたり錆びたりすることがないので、メンテナンスの手間が限りなくゼロに近づきますよ。
ベルト部分まで黒に統一されており、バッドボーイのデザインへのこだわりが伺えますね!
重量 | - |
---|---|
フレーム素材 | アルミ |
コンポ | シマノ |
タイヤ幅 | 650b×40C |
ブレーキ | ディスクブレーキ/油圧式 |
カラー | マットブラック |
参考価格(税込) | 250,000円 |
変速数 | 8段 |
フレームサイズ | SM(157〜170cm)、 MD(165〜177cm)、 LG(175〜187cm) |
過去の歴代人気モデルもご紹介
こちらでは、過去のバッドボーイシリーズもあわせてご紹介します。
現在では廃盤になっているため販売店の在庫限りですが、目にすることがあればぜひチェックしてみてください。
Bad Boy4
2018年まで販売されていたモデルです。リニューアルされ、現在のBad Boy3にこの頃は700×28Cのタイヤが採用され、よりクロスバイク然とした設計でした。
Bad Boy5
2014年まで販売されていた、Bad Boy4よりも一つ前のモデルです。こちらも700×28Cのタイヤが採用されていました。
キャノンデールのバイクは、どこで買える?
バッドボーイ含め、キャノンデールのバイクは「実店舗」か「オンライン」で購入が可能です。
実店舗で購入する
キャノンデールのバイクは、全国のスポーツバイク取扱店で購入できます。
実物が見られるほか、自分に合ったフレームサイズなどを相談できるので、初めてのスポーツバイク購入なら、まずは実店舗に行ってみることをおすすめします。ショップによっては、バイクに試乗してみることもできますよ!
自分がほしいモデルが入荷されているか、事前にチェックしておきましょう。
オンラインで購入する
楽天市場などのオンラインモールのほか、スポーツバイク専門店によってはオンラインショップを展開している場合もあります。実物を確認することはできませんが、様々なモデルを比較しやすく、好きな時間にゆっくりと検討できるのがいいですね。
ネットで目星をつけたモデルを実店舗で試してみるのもいいですよ。
バッドボーイを、カスタマイズで自分色に染めよう
そのままでも存在感のあるバッドボーイですが、カスタマイズによってさらに個性的な一台に仕上げることもできます。
自分色に染められる、イチオシのカスタム方法を紹介します。
おすすめのカスタムパーツ
ハンドル
バッドボーイに映えるカスタマイズの一つが、ハンドルのブルホーン化。前方向に伸びたハンドルは、バッドボーイをさらに洗練されたシルエットにしてくれます。見た目の変化だけでなく、前傾姿勢になることで走行性も高くなりますよ。
ブレーキレバーとシフトレバーをそのまま使えるので、比較的少ない手間でガラリと印象を変えられるカスタマイズです。
泥除け(フェンダー)
スポーツバイクに乗っていて困るのが、剥き出しのタイヤによる泥はねですよね。外観が変わってしまうので好みが分かれるカスタマイズですが、通勤通学など、雨の日も走ることがあるなら泥除け(フェンダー)の取り付けがおすすめです。
見た目を損ないたくないなら、使う時だけ簡単につけ外せる簡易フェンダーもありますよ。
バッドボーイの素敵なカスタム、発見!
Instagramで見つけた、バッドボーイの素敵なカスタム例を紹介します。
バッドボーイと比較されやすいモデル紹介!
街乗り用のクロスバイクを買おうと思った時、バッドボーイとよく比較されるモデルがあります。あわせて購入検討されやすい、他メーカーのバイクも紹介しますね。
TREK FX 3 Disc
Bad Boyよりシャープなクロスバイク
アメリカ三大スポーツバイクメーカーのひとつ、トレックのバイクです。FXシリーズは内蔵ケーブル、ディスクブレーキ、高い拡張性など、バッドボーイと似た構成をしています。
タイヤは700x32Cが採用されており、細めのトップチューブも相まって、バッドボーイよりもややシャープな印象。
上位モデルでは、カーボンフォークなどを採用し、地面からの衝撃をやわらげた「乗りやすい」バイクがラインナップされていますよ。
重量 | 11.38kg(M) |
---|---|
フレーム素材 | アルミ |
コンポ | シマノ |
タイヤ幅 | 700×32C |
ブレーキ | ディスクブレーキ/油圧式 |
カラー | Matte Dnister Black、 Viper Red to Cobra Blood Fade、 Alpine Blue to Deep Dark Blue Fade、 Crystal White |
参考価格(税込) | 129,690円 |
変速数 | 10段 |
フレームサイズ | XS(147〜155cm)、 S(155〜165cm)、 M(165〜175cm)、 L(175〜186cm)、 XL(186〜197cm) |
SCOTT SUBCROSS J1
Bad Boyと系統が似た、太めタイヤのクロスバイク
シックなカラーリングに、700x45Cの太いタイヤ。インパクトがあって格好いい、バッドボーイとデザインの系統が近いバイクですね。
一部モデルでは、フロントサスペンションが搭載されており、バッドボーイと同じく地面からの衝撃に強いのが特徴です。相場はバットボーイよりお手頃なので、予算重視なら見逃せないモデルです。
重量 | 12.5kg |
---|---|
フレーム素材 | アルミ |
コンポ | シマノ |
タイヤ幅 | 700×45C |
ブレーキ | ディスクブレーキ/油圧式 |
カラー | MATT BLACK |
参考価格(税込) | 108,900円 |
変速数 | 27段 |
フレームサイズ | S(155〜170cm)、 M(165〜180cm)、 L(175〜185cm)、 XL(180〜195cm) |
バッドボーイを相棒に、街中を自在に走り抜けよう!
この記事では、キャノンデールのクールな街乗りバイク「バッドボーイ(Bad Boy)」をご紹介しました。
インパクトのある外見と、クイックな走りが魅力のバッドボーイ。ぜひ唯一無二の相棒として、街中を颯爽と走り抜けてみてください!
キャノンデールのクロスバイク探しなら、こちらの記事も参考になります。
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