男性 ヘルメット 自転車

自転車のヘルメットおすすめ12選!着用義務から選び方までご紹介

おすすめの自転車用ヘルメットをご紹介します。買い物や通勤通学にも、ヘルメットを着用して自転車に乗る人が多くなってきました。ここでは、ヘルメットの選びかた、そもそもヘルメット着用は義務なのかどうかをも解説しましょう

 

目次

自転車にヘルメットは、義務なの?かぶるべき?

女性 ヘルメット 自転車

出典:Flickr/Iondonexpat

「自転車に乗るとき、ヘルメット着用は義務なの?」

クルマのように運転免許もいらず、気軽に乗れる自転車。しかしヘルメット着用が義務なのかどうか、わからない…という方も多いかと思います。

ここでは、自転車用ヘルメットの着用義務についてお伝えしていきましょう。

13歳未満は、努力義務あり

道路交通法では、13歳未満の子どもの保護者に対して、「児童または幼児にヘルメットをかぶらせるよう努める」義務を課しています。

努力義務とは、「着用するように努力する義務」のこと。義務ではなく、努力義務のため、たとえ守らなかったとしても、罰金や罰則などがあるわけではありません。

大人の場合は?

男性 ヘルメット 自転車

出典:Flickr/Dushan Hnuska

大人の場合は、自治体によって異ります。東京都や大阪府などでは、65歳以上の人に対して、「ヘルメット着用の努力義務」を設けています。愛知県では、2021年10月から、すべての人へのヘルメット着用の努力義務を課しています。

これからも各自治体で、大人のヘルメット着用に関する条例が、増えるかもしれませんね。

ヘルメット購入時、補助金が出る自治体も

自転車用ヘルメットを購入する時に、補助金が出る自治体もあります。例えば、愛知県では、申請書や領収書を郵送すると、ヘルメット購入費用の2分の1(上限2,000円)が補助されます。児童生徒と、65歳以上の高齢者限定ですが、嬉しいですよね。

市町村によっては、ヘルメットの仕様など、条件がある場合や、上限額が異なる場合もあるので、詳しくは各市町村のウェブサイト等を確認してみましょう。

へルメットをかぶるメリットは多い

車道 ヘルメット 自転車

出典:Flickr/Richard Masoner

自転車で万が一転倒した場合、ダメージが大きいのは頭部です。義務にかかわらず、ヘルメットをかぶって安全に自転車に乗りたいものですね。ほかにも、ヘルメットをかぶるメリットをあげてみましょう。

  • ●事故や転倒時の衝撃を緩和
  • ●頭部に砂やほこりなどがつくのを防ぐ
  • ●風で髪がみだれるのを防ぐ

 

最近は、機能だけでなく、スーツや制服から、カジュアルな服まで合わせやすく、おしゃれなヘルメットも増えていますよ。

ヘルメットを選ぶ時に大切な、4つのポイント

ヘルメットを選ぶ時に、押さえておきたいポイントを4つ紹介します。

ポイント①頭にフィットするサイズや形を選ぶ

ヘルメット

出典:flickr/Martin Abegglen

ヘルメットは、ちょうどいいサイズだからこそ、頭を守る効果があります。大きいサイズだと、ちょっとした衝撃で脱げてしまうことも。自分の頭にピッタリのサイズを選びましょう。

お子さん向けのヘルメットは、成長を見込んで大きめを選びがちですが、安全のためにもピッタリのサイズを選んであげてください。

またヘルメットの形は、欧米人の頭の形状に合う「楕円形」と、日本人を含むアジア人に合う「丸形」があります。日本のメーカーの場合は、丸形のモデルが多いですが、外国メーカーでは、合わないことも。

ですが、外国メーカーでも、アジア人向けの「アジアンフィットモデル」を扱っていることもあるので、心配な場合は、アジアンフィットモデルを選んでみましょう。

ポイント②軽量タイプがおすすめ

ヘルメットは、200〜300gぐらいの重さの製品が主流です。重いヘルメットを長時間かぶっていると、頭だけでなく、首や肩にまで負担がかかってしまうことも。そこで、200〜250gぐらいまでの軽量な製品がおすすめです。

ポイント③ベンチレーションなど通気性も重要

GIRO ヘルメット

出典:楽天市場

ベンチレーションとは、ヘルメットに開いている通気穴のこと。ヘルメットは、構造上蒸れやすいので、ベンチレーションが多いと、通気性がよく、夏など暑い時も快適でしょう。

ポイント④安全性

SG規格 ヘルメット

出典:楽天市場

耐衝撃性などの、安全性の基準は、メーカーによって様々で、わかりにくいかもしれません。

一方SGマークやCEマークは、多くのメーカーが基準にする規格なので、参考にしやすいでしょう。特に子ども用は、SGマークや、CEマークがついた製品がおすすめです。

他にも安全に関する規格がいくつかあるので、代表例を紹介しましょう。

 SGマーク 一般財団法人製品安全協会による基準
 CEマーク EU加盟国へ輸出する際の安全基準
 JCF公認/承認 日本自転車競技連盟による安全基準(スポーツバイク向け)
 CPSC アメリカ合衆国消費者製品安全委員会による基準

 

【大人用】おすすめのヘルメット5選

スーツにも、カジュアルな服にも合うヘルメットなら、いつでも使えますよね。ここでは、仕事だけではなく、買い物や、ちょっとしたサイクリングまで使えるヘルメットをご紹介します。

OGK Kabuto(OGKカブト) キャンバスアーバンヘルメット

スタイリッシュでどんな服装にもあう

業界国内シェアNo.1である「OGKカブト」のヘルメット。通勤通学や、街ナカを走る時にもおすすめです。後部に大型リフレクターがついていて、夜間も後続の車などに自転車の存在をアピールでき、安心。別売りのテールライトも、取り付け可能です。10色展開だから、普段の服装に合わせて選びたいですね。

カラーマットアッシュブルー、マットオフホワイト、マットオリーブ、マットグレー、マットターコイズ、マットネイビー、マットブラック、マットフラッシュイエロー、マットフラッシュレッド、マットワインレッド
サイズM/L(57〜59cm)
重量290g
参考価格(税込)6,380円

「OGKカブト」のヘルメットについてはこちら。

Bern(バーン) WATTS

ストリート感あふれたデザインが魅力

アメリカ発のメーカー「バーン」は、おしゃれなデザインのヘルメットが豊富。大人用から子ども用まで、幅広いラインナップがあります。WATTSは、独自素材のHARD HATが使われていて、耐衝撃性にも優れています。通気性もバツグンで、一年を通して活躍するでしょう。サイズはS〜XXXLの、6サイズを展開。大きいサイズも見つかりますよ。

カラーマットブラック、マットサンド、マットミュートティール、マットレッド、マットシアンブルー、サテンホワイト、、サテングレー、マットリーフグリーン
サイズS(53.5〜55.5cm)/M(55.5〜57cm)/L(57〜59cm)/XL(59〜60.5cm))/XXL(60.5〜62cm)/XXXL(62〜63.5cm)
重量495g
参考価格(税込)10,780円

lovell(ラベル) ブリムレスカスク

カジュアルなコーデにぴったりな、帽子感覚のヘルメット

「カスク」とも呼ばれるヘルメット。”つばなし”のデザインなので、カジュアルな服にもなじみます。外側の素材は合皮で、帽子に近い感覚でかぶれるでしょう。またカスクにかぶせて、より帽子のように着用できる「カスクスキン」も、オプションで販売されています。

カラーブラック
サイズM(57〜60cm)/L(60〜63cm)
重量260g
参考価格(税込)8,180円

BELL(ベル) デイリー

汗が目に入りにくい!スウェットガイドが秀逸

ヘルメット専門メーカーのベル。この「デイリー」は、まさに日常使いに向いているモデルです。「スウェットガイド」は、暑い時期に汗が目に垂れるのを防いでくれるでしょう。通気穴が大きい点もポイント。デザイン重視のヘルメットは、重い場合も多いですが、デイリーは、通気穴が大きいことで比較的軽量ですよ。

カラーマットグレー/ブラック、マットブラック、マットハイヴィズ、マットセメント
サイズUA(54〜61cm)/M/L(53-60cm)
重量290g
参考価格(税込)10,890円

Smith(スミス) シグナル

安全性もバッチリ!Mips搭載ヘルメット

21個の通気口がついていて通気性が良く、通勤通学にもおすすめのヘルメット。転倒時などに、脳へのダメージを軽減させるMips機能搭載で、安全性が高いモデルです。サングラスに対応した形状なので、ヘルメットをかぶったままで、サングラスも使えます。

カラーシグナルブラック、 シグナルホワイト、 シグナルシンダー、 シグナルフレンチネイビー
サイズM(55〜59 cm)/ L(59-62 cm)
重量300g
参考価格(税込)14,850円

【通学用】おすすめのヘルメット5選

通学用のヘルメットは、軽量で、5,000円前後のヘルメットを中心に選んでみました。制服にも合うヘルメットをご紹介します。

OGK Kabuto(OGKカブト) 通学用ヘルメット

軽量&コンパクト&スタイリッシュ

国内でヘルメットのトップシェアを誇る、OGKカブトのSG規格のヘルメット。250gと軽量なので、長距離の自転車通学にも向いています。反射ステッカーがついていて、市販のリアライトの取り付け位置も確保されているので、部活等で遅くなった帰り道も安心。シンプルなデザインだから、制服との相性もよいでしょう。ヘルメットの内側のインナーパッドは、取り外しと洗濯ができるので、いつも清潔に保つことができます。

カラーホワイト、ネイビー
サイズS(54-56cm)/M(56〜58cm)/L(57〜60cm)
重量250g
参考価格(税込)4,730円

dolphin(ドルフィン) KG-005

ブラウン、ネイビーなど落ち着いたカラー展開

シンプルでベーシックなデザインだから、制服だけでなくカジュアルな服装にもマッチ。耐久性に優れたAES樹脂を、ヘルメットの外側のシェル(帽体)に採用しているので、安全性も期待できるでしょう。他のヘルメットに比べて少し重めですが、雨水を後方に送るカーブライン設計で、雨よけ効果が高くなっています。後ろで髪を結んでいても、痛くなりにくいヘアポケットもついていて、ロングヘアの女性にもおすすめ。

カラーブラック、 ホワイト、 ネイビー、 ブラウン、 マスタード
サイズS/M(約54-58cm)、M/L(約56-60cm)
重量430g
参考価格(税込)4,950円

キアーロ T-KS10

オールシーズン快適に使えるヘルメット

230gと軽量なヘルメット。通気口が多いから、夏も蒸れにくく、1年を通して使えます。アジャスターつきですから、後頭部のダイヤルを回すだけで、サイズ調整しやすいでしょう。マットな質感で程よく丸みがあり、スポーティすぎないので、女性にもおすすめのモデルです。

カラーマットブラック、マットネイビー、マットブラウン、マットホワイト
サイズM/L(56〜60cm)
重量230g
参考価格(税込)3,999円

Rockbros(ロックブロス) WT-099

一体型のツバ付きだから眩しさ軽減

内側にはEPS素材という、サーフボードなどにも使われる耐久性の高い発泡スチロール素材を採用。軽量でいて、衝撃をしっかりと吸収してくれます。ダイヤルで、かんたんにフィット感を調整できます。ヘルメット後部には、別売りの専用ライトを取り付けることができるので、夜に走ることが多い場合も安心。

カラーブラック、チタン、ブルー
サイズM/L(57〜62cm)
重量275g
参考価格(税込)3,985円

Nutcase(ナットケース) メトロライド

カラフルな色とデザインで自転車が楽しくなるヘルメット

大きめの通気口が6個ついていて、耐衝撃性の高い発泡スチロールの保護層を備えたヘルメット。あご近くには、クッション性と吸湿発散性に優れたパッドがついているので、長く付けていても、ストラップの不快感が少ないでしょう。おしゃれなのに、衝撃から頭を守るMipsモデルなので、通学にも安心ですね。

カラーテクニカラー、ブラックタイ、グラファイト、オリジナル、サファイヤ、ヴェローズ、ガーネット
サイズS/M(55〜59cm)、L/XL(59〜62cm)
重量-
参考価格(税込)5,940円

【子ども用】おすすめのヘルメット2選

お子さん向けの明るいカラーや、ポップなデザインで、安全性も考慮したヘルメットをご紹介します。

子ども向けヘルメット素材には、「ハードシェル」と「ソフトシェル」の大きく2種類があります。安全性を重視するならハードシェル、軽さを重視するならソフトシェルが、おすすめですよ!

Bridestone(ブリヂストン) Bikke ジュニアヘルメット

かわいい5種類のデザインが魅力

ブリジストンの定番キッズ向け自転車「ビッケ」とのコーディネートが楽しめるヘルメット。横幅が広めで、丸みを帯びた内部形状をしているので、お子さんの頭にフィットしやすいでしょう。丈夫なハードシェルを使用しているので、重量は少し重めですが、安心のSG規格認定モデルです。

カラードット(ブルー)、ドット(ピンク)、ドット(イエロー)、ブルーグレー、モブ(ダークグレー)
サイズ51〜57cm
重量500g
参考価格(税込)5,280円

Orinpas(オリンパス) キッズヘルメット

パステルカラーとポップなデザインがキュート

自転車関連用品を専門とする「オリンパス」のSG規格ヘルメット。軽くて丈夫なソフトシェルを採用し、メーカーのラインナップの中で最軽量の230g!お子さんの首や肩に負担になりにくいでしょう。

カラー迷彩、スウィート、ジーンズ、アリス、コーラルレッド、ミントグリーン、ロイヤルブルー、ライラック、カフェラテ
サイズS(48〜52cm)/M(52〜56cm)
重量230g
参考価格(税込)2,980円

子ども用ヘルメットについてはこちら。

知ってますか?ヘルメットの寿命

ヘルメット 内側

出典:flickr/CORE-Materials

ヘルメットは、落としたり転倒したりしても、「見た目は、全然大丈夫そう」ですよね。でも、自転車用に限らず、ヘルメットには、寿命があります。

ヘルメットの寿命は約3年

基本的には、ヘルメットの寿命は3年程度と言われています。紫外線や汗などによって、衝撃吸収性が購入時から少しずつ低下してしまうためです。このほか、下記のような状態になっていたら、ヘルメットを交換するタイミングでしょう。

  • ●ヘルメット内部の発泡スチロールがすり減って丸くなった
  • ●インナーパッドがヘタって、ボリュームがない
  • ●あご紐が伸びてしまったり、ストラップが閉めにくい

製造年月日をチェックしよう

製造年月日 ヘルメット

出典:flickr/Glory Cycles

ほとんどのヘルメットの内側には、製造年月日が書かれているので、チェックしてみましょう。ヘルメットは、頭を守るアイテム。衝撃吸収の性能が落ちていると、頭部を十分に守れないかもしれません。使い始めて3年を超えたら、新しいヘルメットへの買い替え時ですよ。

ヘルメットでより安全に自転車を楽しもう!

ヘルメットは、自転車乗車中の事故で、唯一頭を守れるアイテム。ぜひ正しくかぶって、サイクリングを楽しみましょう。

大人のヘルメット着用は、今のところ義務ではありませんが、これから各地の条例で努力義務が課される可能性もあります。自転車向けの保険を扱う保険会社では、ヘルメット着用時の事故のみ、補償対象としている場合もあります。

自転車は安全第一。おしゃれなヘルメットを選べば、スーツからカジュアルまでいろいろな服と合いますし、万が一の転倒に備えておけば、安心して乗れますよ。