クロスバイクとは?ロードバイクとの違いや、定番ブランドをご紹介

クロスバイクとは?ロードバイクとの違いや、定番ブランドをご紹介

「クロスバイクって、どんな自転車?」そんな疑問にお答えします。ロードバイクとの見た目や性能の違い、クロスバイクの定番ブランドなどを、紹介します。休日サイクリングはもちろん、通勤通学やフィットネスまでこなせるクロスバイク。電動アシストがついたe-bikeなど、ちょっと変わった種類もチェックしてみてくださいね。

目次

アイキャッチ画像出典:楽天

クロスバイクって、どんな自転車?

クロスバイクって、どんな自転車?

出典:Flickr/hiroaki maeda

買い物、子どもの送迎など、日常生活で乗る「シティサイクル(ママチャリ)」に対して、スポーティーに楽しめる自転車を「スポーツバイク」と呼びます。

スポーツバイクは、ロードレースで使う「ロードバイク」や、山道などを走る「マウンテンバイク(MTB)」がありますが、「クロスバイク」もスポーツバイクの一種で、ロードバイクより少し太めのタイヤに、横にまっすぐなハンドル(フラットハンドル)がついている自転車です。

通勤通学からロングライドまで。万能なクロスバイク。

通勤通学からロングライドまで。万能なクロスバイク。

出典:Flickr/Yukiko Matsuoka

クロスバイクは、ロングライドはもちろん、日常生活でも使いやすいカジュアルな一面もあります。スピーディなスポーツバイクですが、ロードバイクほど前傾姿勢にならず、比較的ラクな姿勢で走れます。

シティサイクルよりも加速しやすく、通勤通学にもおすすめなんです。

ロードバイクとの違いを知ろう

日常使いしやすいスポーツバイクのクロスバイク。ここからは、とくに比較されやすい、ロードバイクとの違いについて紹介しましょう。

ハンドルの形状

もっともわかりやすい違いは、ハンドルです。

●クロスバイクは「フラットハンドル」

●クロスバイクは「フラットハンドル」

出典:Flickr/Alan Levine

クロスバイクには、まっすぐ伸びた「フラットハンドル」がついています。シティサイクルでもよくある形のハンドルで、ブレーキや変速方法も基本的には一緒です。初めてクロスバイクに乗る人でも、なじみがありますね。

●ロードバイクは「ドロップハンドル」

●ロードバイクは「ドロップハンドル」

出典:Flickr/Tejvan Pettinger

ロードバイクのハンドルは、基本的に上記画像のような「ドロップハンドル」がついています。色々な位置でハンドルを握ることができるハンドルで、長距離を走る時も疲れにくい特徴があります。

ブレーキやギアの変速方法は、フラットハンドルとは異なり、初めての場合は少し慣れが必要かもしれません。

タイヤの太さ

タイヤの太さ

出典:Flickr/Marufish

ロードバイクのタイヤは23〜28Cくらいの太さで、かなり細いタイヤです。それに比べて、クロスバイクは、28〜35Cくらいが主流で、ロードバイクより少し太めです、

スピード重視なら、細いタイヤのロードバイク。パンクのしにくさ、乗り心地などは、少し太いタイヤのクロスバイクが向いています。

車体の重さ

クロスバイクもロードバイクも、とても車体が軽い自転車です。基本的には、ロードバイクの方が軽い傾向があり、クロスバイクが10kg前後、ロードバイクは、8kg以下になることも。

ただ、シティサイクルは16〜20kgくらいなので、クロスバイクも十分軽い自転車です。

価格

ロードバイクの方が、高い価格のモデルが多くあります。初心者向けには10万円くらいから。レースに出るようなモデルは、100万円以上することも。

一方でクロスバイクは、5〜20万円ほど。ちなみにAmazonなどのネットショップで2、3万円で売っていることもありますが、安すぎるモデルはスポーツバイクとは言えない性能かもしれません。安心して使うなら、予算は5万円以上と、考えておくと良いでしょう。

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クロスバイクは、こんな人におすすめ!

ロードバイクと比べると、カジュアルで、日常使いもしやすいクロスバイク。具体的にどんな人に向いているか、確認していきましょう。

通勤や通学

通勤や通学
自転車で通勤通学するなら、クロスバイクはもっともおすすめな自転車の1つです。とくに目的地まで10kmくらいなら、電車のダイヤの乱れ、車の渋滞などの運に左右されず、時間通りに着けるかもしれませんね。

ちなみに筆者も、10kmくらいの距離を日々、クロスバイクで通勤していましたよ。

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買い物やカフェ巡り

買い物やカフェ巡り

出典:Flickr/@markheybo

休日の買い物や、自転車で散歩したい時にもおすすめなのが、クロスバイク。シティサイクルより車体が軽くて加速しやすいので、信号待ちの多い街中でも快適に走れますよ。少し長い距離でも、クロスバイクなら軽快に走れるでしょう。

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フィットネス

フィットネス

出典:Flickr/Laurel L. Russwurm

スポーツバイクは、フィットネスとしても楽しめますよ。風を感じながら気持ちの良い汗をかけます。ロードバイクより前傾姿勢もきつくなく、乗り心地も良いので、無理なく続けられるかもしれませんね。

自転車をフィットネスとして始めたい人にも、クロスバイクはおすすめです。

「速く」「遠く」を目的にするなら、ロードバイクがおすすめ

「休日などに長距離を走る」「速く走れるようになりたい」など、自転車をよりスポーティに楽しみたいなら、ロードバイクがおすすめです。

ちなみに筆者は、クロスバイクで90km以上走って、かなり苦労しました。50km以上走るなら、ロードバイクの方が快適でしょう。

クロスバイクの定番ブランドは?

初めてのクロスバイクは、性能が良くて保証もしっかりした、有名なスポーツバイクブランドから選ぶといいですよ。いくつかのおすすめブランドを紹介します。

Bianchi(ビアンキ)

Bianchi(ビアンキ)

出典:Flickr/Fabien CAMBI

「チェレステ」と呼ばれる、爽やかなカラーで知られるイタリアのブランド。世界最古の自転車ブランドとも言われていますよ。

ウェアやアクセサリ類もチェレステが多く、かわいらしいカラーで女性にも人気です。

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GIOS(ジオス)

GIOS(ジオス)

出典:楽天

こちらもイタリア生まれのブランド。世界的なロードレースで活躍するチームに、バイクの供給もしているブランドです。

細身のフレームや、「ジオスブルー」と呼ばれる鮮やかな青のクロスバイクは、スポーティすぎないクロスバイクです。

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GIANT(ジャイアント)

GIANT(ジャイアント)

世界的スポーツバイクブランドと言えば、ジャイアントでしょう。自転車大国の台湾で創業以来、ロードバイクやMTB、ミニベロなど幅広いスポーツバイクを豊富に取り扱っています。

有名ブランドのなかでは、比較的お手頃価格のモデルも多いので、クロスバイクデビューにも、もってこい!

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こんなクロスバイクも、ありますよ

オーソドックスなクロスバイク以外にも、特徴があるクロスバイクもあります。

見た目はクロス、性能はロード!「フラットバーロード」

見た目はクロス、性能はロード!「フラットバーロード」

出典:楽天

ロードバイクの性能はそのまま、ハンドルをフラットハンドルに変えたロードバイクが「フラットバーロード」です。

走行性能を左右するコンポーネントやブレーキ、タイヤなどが、基本的にロードバイクと同じ仕様なので、クロスバイクよりも、高い走行性能があるでしょう。

カジュアルにロードバイクに乗りたい人、クロスバイクで遠くに行ってみたい人にもおすすめ。

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電動アシストで坂も快適!「e-bike」

電動アシストで坂も快適!「e-bike」

出典:楽天

電動アシストがついたスポーツバイク「e-bike」は、走行シーンの幅を広げてくれるでしょう。

キツい坂、長い距離など、体力的に厳しい時でも、モーターがアシストしてくれます。体力差をカバーしてくれるので、家族でサイクリングするときにも活躍しますよ。

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より太いタイヤで、ゆったり走ろう

太いタイヤで、ゆったり走ろう

出典:楽天

クロスバイクの多くは、30Cくらいのタイヤがついていますが、より太い、35C以上のタイヤがつけられるモデルもあります。

太めのタイヤはパンクしにくく、地面からの衝撃をクッションのように和らげてくれます。そのため、ちょっとした段差はもちろん、砂利道なども、走りやすいですよ。走行性能より、乗り心地などを重視する人は、ぜひ太めのタイヤがつくモデルもチェックしてみてくださいね。

クロスバイクで、スポーツバイクデビューしよう!

クロスバイクで、スポーツバイクデビューしよう!

出典:Flickr/David Woo

スポーツバイクのなかでも、日常でも楽しみやすいクロスバイク。通勤通学から休日のサイクリングまで、色々なシーンで活躍するので、スポーツバイクデビューにもぴったりな自転車です。

まずは、有名ブランドからお気に入りの1台を見つけてみてくださいね。

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