自転車のケーブルをいじるなら「ワイヤーカッター」
自転車のブレーキやシフターなどのケーブルは、寿命があるパーツ。そのケーブル交換には、長さ調整が必要ですよね。ケーブル切断に、一般的なニッパーやペンチだと、カットした断面がほつれてしまうことも。
そんなときには、専用のカッターが便利です。今回はケーブル交換で活躍する、「ワイヤーカッター」を紹介します。
少しの力で、切断面もきれいにカット
自転車のケーブルは、細いワイヤーが何本もねじられていて、束のようになっています。ワイヤーカッターは、そのワイヤーの束を切るためのカッター。きれいにカットができます。
ちなみに、似た工具の「ケーブルカッター」は、電気工事の送電線を切断するカッター。「ボルトクリッパー」は、太いチェーンなどを切断するカッターです。どちらも異なる工具なので注意しましょう。
「自転車専用のカッター」がおすすめ
自転車メンテナンスに使いたい、専用のワイヤーカッターの特徴を確認していきましょう。自転車以外でも、DIYなどのケーブルも切断できる優秀なツールです。
コンパクトで、取り回しやすい
自転車専用のワイヤーカッターは、コンパクトな製品がほとんど。自転車のケーブルは、太いケーブルがないため、ワイヤーカッター本体が小さくても切れます。
細かい作業が多い自転車のメンテナンスで、使いやすいサイズ感ですよ。
キャップを「かしめる」のにも便利
ケーブルを切ったら、ワイヤーがほつれないよう、インナーキャップやエンドキャップを取り付けます。このとき、キャップを潰して「かしめる」作業を行いますが、自転車専用のカッターには、キャップをかしめる機能があります。
カットしたあとの工程も考えると、専用のカッターが便利ですね。
自転車におすすめ!ワイヤーカッター5選
専用のカッターは、自転車用品ブランドなどが販売しています。こちらでも定番のブランドを中心に、おすすめのワイヤーカッターを紹介しましょう。
HOZAN(ホーザン) C-217ワイヤーカッター
自転車のメンテナンスに便利な、多くの工具を扱う「ホーザン」。ブレーキやシフターのワイヤーのほか、自転車のスポークの切断もできます。
サイズ | 200mm |
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重量 | 335g |
切断能力 | ワイヤーロープ 5.0mmφ(鉄・ステンレス) |
PARK TOOL(パークツール) CN-10プロフェッショナルケーブルカッター
ホーザンがプロ向けに展開するブランド「パークツール」にも、ワイヤーカッターがラインナップされています。
自転車のケーブルは、ほとんどカットできるので、安心ですね。インナーやアウターキャップのかしめ加工もできます。
サイズ | 190mm |
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重量 | 325g |
GodHand(ゴッドハンド) ワイヤーカッター(サイクリング ニパ子Ver)
プラモデル用ニッパーで知られるブランドの、自転車用ワイヤーカッター。ワイヤーの径に合わせた二重刃になっています。エンドキャップのかしめ機能つき。
切断能力 | インナーケーブル~φ1.6mm ・アウターケーブルφ5mm |
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KNIPEX(クニペックス) ワイヤーロープカッター
ドイツの工具専門メーカー。こちらのカッターは自転車専用ではありませんが、太めのケーブルもきれいに切断できます。またエンドキャップのかしめ機能もあるので、自転車用としても定番ですよ。
サイズ | 190mm |
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重量 | 314g |
切断能力 | ワイヤφ6mm |
BIKE HAND(バイクハンド) YC-767 ケーブルカッター
自転車専用の工具ブランド「バイクハンド」。エンドキャップのかしめ機能もしっかりある、コスパが良い一品です。
サイズ | 198mm |
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重量 | 170g |
自転車以外でも使うなら、油圧式や電動式を
DIYなどに使う太いケーブルを切断する時は、自転車専用のワイヤーカッターだと、うまく切れないかもしれません。
そんな時は、油圧式や電動式のカッターが良いでしょう。自転車以外でも使うなら、こちらもおすすめですよ。
自転車をいじるなら、ワイヤーカッターを!
愛車をメンテナンスする時のケーブル交換。ワイヤーカッターは、少ない力できれいにケーブルを切断できるので、持っておくと重宝します。さらに自転車専用なら、エンドキャップをかしめられて、スムーズに作業できて、メンテナンスもはかどるでしょう。
自分に合ったカッターで、効率よくメンテナンスしませんか?