ロードバイクをフレームから組むと楽しいですよ
ロードバイクは、同じメーカーで同じモデルでも、まったく同じ自転車になることはありません。フレームが同じでも、ホイールやコンポーネントが違ったり、好きなパーツに交換もできます。
カスタムで、理想のロードバイクを作り上げていくのも楽しいですが、最初から自分の選んだパーツでフレームから組み上げるのもおすすめですよ!
完成車にはない「フレーム買い」の魅力とは
フレーム買いをしてロードバイクを組む場合、自分の好きなパーツで組みたい場合と、フレーム単体でしか販売されていないモデルに乗る場合が、あると思います。お気に入りのフレームに、自分で選んだパーツでこだわりを出せるのは、とても魅力的ですね。
パーツを性能、価格、デザインなど、自由に選ぶことで、ロードバイクのカスタムの可能性は、限りなく広がります。
世界に一つの「自分だけのロードバイク」
完成車のロードバイクには、メーカーが選ぶパーツで組まれていて、多くのユーザーの要望にあった、一般的なパーツが選ばることが多いでしょう。
ですが、フレームから組めば「ハンドル幅を広くしたい」「こんなサドルをつけたい」など、最初から乗り心地やサイズ感、デザインやカラーなど、自分らしさで選ぶことができますよ。
余っているパーツも有効活用できる
フレームから組むメリットとしては、既に持っているパーツを流用できる点もあります。変速機やホイールなどのコンポーネントを再利用し、新しいフレームに組み替えれば低コストで、新しい1台が手に入りますよ。
フレームセットでの販売しかない車体も
メーカーのWebサイトを見ると、完成車の他にフレームのみで販売しているモデルもあります。レースに機材を供給するトップメーカーや、カーボンのハイエンドモデルのフレーム販売もショップやWebサイトでよく見かけますね。
完成車では予算オーバーなモデルも、フレーム単体で購入し、前述のパーツ流用などすれば、予算内で手に入れることもできるでしょう。
こんな人は完成車のほうがおすすめ
ロードバイクをフレームから組むか、完成車で購入するか、悩んでいる時の注意点も、まとめました。
こだわりが少ないなら、完成車が良いです
フレームから組む場合は、全てのパーツを選ぶことになります。パーツ選びには、完成したロードバイクのイメージも必要なので、「こんなロードバイクにしたい」というイメージが少ない場合は、まずは完成車から選んでみましょう。
普通にフレームとパーツを、ばらばらで購入し、ショップで組み立てると、完成車の方が割安になることが、ほとんどです。
できるだけ早く手元に欲しい
完成車を購入すれば、整備をして、その日のうちに乗ることができたりしますが、フレームから組むと時間がかかります。購入を決めてパーツを選び、ショップで組み立てるのは1日ではできません。
「すぐロードバイクに乗りたい!」という場合は、完成車のほうが早く乗ることができるかもしれません。
憧れのおすすめフレームメーカー
ロードバイクには、誰もが憧れるトップメーカーがあります。フレームセット販売のみでのモデルも多く、こだわりのロードバイクを組むことができますよ。
TIME(タイム)
1987年に創業し、フランス国内での開発・生産にこだわったメーカー。ビンディングペダルでも有名ですが、自転車フレームのためのカーボン技術もトップクラスです。
LOOK(ルック)
ウインタースポーツでも名の知れたLOOKは、初めてビンディングペダル・カーボンフレームをツール・ド・フランスに投入し、実績を残したメーカーです。LOOKの活躍で、どちらもプロ・アマ問わず定着した、カーボンフレームではパイオニア的な存在です。
Cinelle(チネリ)
イタリアのロードレーサー、「チーノ・チネリ」が引退後に創業したスポーツバイクメーカーです。金属チューブメーカーのCOLUMBUSと縁が深く、同社のチューブを使用したフレームは、あらゆるレースで結果を残してきました。
フレーム購入は海外通販サイトもあるよ
「国内では手に入らないモデル」がほしい、「格安のフレーム」を狙いたいという方は、海外通販サイトを利用する方法もあります。WiggleやChain Reaction Cyclesは、日本向けのWebサイトもあり、英語や為替が得意ではなくても購入ができます。
常にチェックしていれば、フレーム以外にもパーツなど、意外な掘り出し物が見つかるかもしれませんよ。
中古フレームという選択肢も
中古ショップで売られているフレームも、古くてコンディションの悪いものばかりじゃありません。新古品と言われる未使用品や、ていどの良いフレームが、売られていたりもします。
タイミングが良ければハイエンドモデルを格安で手に入れることもできるかもしれませんね。
組み立ては、慣れていなければショップにお願いしよう
ロードバイクに乗っていれば、メンテナンスを行うこともあるので、自力で車体を組む方もいます。
でも、実際に組むとなると特殊な工具が必要だったり、様々な規格に対応したパーツを用意する必要もあります。組むのも楽しいですが、初めて組む場合や、特殊な規格のフレームを組む場合は、経験と信頼あるショップにお願いするのが良いでしょう。
自分だけのロードバイクを手に入れよう
ロードバイクに乗り慣れてくると、自分の好みがわかってきたり、デザインをこんな感じにしてみたいと、どんどん意欲が湧いてきますよね。フレームを決めて、コンポーネントを考え、パーツを新たに購入するのか、流用するのか考えるのも、とても楽しい時間です。
そうやって出来上がったオリジナルのロードバイクは、ロードバイクの楽しみを、さらに引き上げてくれますよ。