乗り心地も見た目も変わる、クロスバイクのグリップ。
クロスバイクに乗っていると時に、常に握る「グリップ」。グリップを交換すると、快適な乗り心地になるだけでなく、クロスバイクの見た目・雰囲気も変わります。
グリップも消耗品です。
クロスバイクに乗る人にとって、グリップ交換を意識する人は少ないかもしれません。ですが、グリップは長く使っていると、表面がツルツルになったり、汚れも目立ってくる消耗品です。グリップの握り心地が変わったと感じたり、汚れてきたタイミングがきたら、交換をおすすめします。
それでは、どんなクロスバイクのグリップがあるのか、見ていきましょう。
クロスバイクのグリップ、どんな種類がある?
クロスバイク用のグリップには大きく分けて「丸グリップ」と「エルゴグリップ」の2つのタイプがあります。
オーソドックスな丸いグリップ
まずはオーソドックスな丸いグリップ。手のひら全体で「ギュッ」と握れるため、細かいハンドル操作を行いやすいのがメリットです。力が入れやすく、走行性能重視のタイプと言えますね。またシルエットも、とてもスッキリしています。
手が疲れにくいエルゴグリップ
快適性重視なら、エルゴグリップがおすすめです。エルゴグリップは、手のひらにあたる部分が広くなっていて、手を置くようにして握れます。疲れにくく、長距離走行に向いたグリップです。手に当たる面積が広くなるので、地面からの衝撃が分散されます。
クロスバイク用グリップの選ぶ時のポイント
その他、グリップを購入する時のポイントも確認しましょう。
メジャーな素材はゴムとレザー
最もメジャーな素材がゴムです。握る部分のゴムの滑り止め加工などは、モデルによって特色が出る部分なので、注目して見てみましょう。
また、レザー(革)も代表的な素材です。手触りが良く、レザーならではの雰囲気も良いですよね。1点、高湿や乾燥によって傷みやすいので、オイルなどのメンテナンスが必要になってきます。
サイズも確認しておこう
購入する前に対応するグリップのサイズを確認しておきましょう。また、グリップシフター(ハンドルの手元でまわりながら変速)の場合、短めのグリップが必要なので注意してくださいね。
それでは、オーソドックスな丸いグリップ7つと、エルゴグリップのおすすめ4つ、合わせて11選を紹介していきましょう!
オーソドックスな丸いグリップのおすすめ8選
まずは、オーソドックスな丸いグリップのおすすめモデルです。
RITCHEY(リッチー) WCS トゥルーグリップ
グリップがスポンジ素材の握り心地がよいグリップです。コスパも高く、定番グリップの一つです。
長さ | 130mm |
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LIZARD SKINS(リザードスキンズ) LOCK ON NORTHSHORE
バーテープでも、人気があるブランド「リザードスキンズ」のグリップです。衝撃吸収性が高い肉厚なゴム素材で、リザードスキンズらしいグリップ力で人気があります。
長さ | 130mm |
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太さ | 33mm |
BROOKS(ブルックス) SLENDER LEATHER GRIPS
革製サドルで有名な英国ブランド「BROOKS」のレザー製のグリップです。天然由来成分のオイルを馴染ませたレザーグリップは、手に馴染みやすく、スリムなフォルムで高級感があります。
長さ | 130mm |
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ODI(オーディーアイ) VANS ロックオンボーナスパック
ODIとスニーカーブランド「VANS」のコラボモデル。VANSのスニーカーの靴底のパターンがグリップになっているユニークなモデルです。付属のバーエンドキャップもお洒落です。
長さ | 130mm |
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太さ | 30.5mm |
SHIMANO PRO(シマノプロ) デュアルロックスポーツグリップ
握りやすい、デザインパターンだけでなく、内部のプラスチックスリーブを改良しているため、より握り心地と安定感を高めています。
長さ | 130mm |
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太さ | 32mm |
BBB デュアルグリップ
ソフトな握り心地のデュアルデンシティ素材を使用したグリップです。表面に特殊なパターンを施しているので、滑らずにしっかりと握れます。
長さ | 125mm |
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OGK技研 グリップ CX-31AR
操作性、耐久性、握りやすさ、心地よさを追求したグリップです。OGK技研の定番モデルで、長く人気があります。
長さ | 125mm |
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太さ | 22.2mm |
BRIDGESTONE(ブリヂストン) ヒューバイテックグリップ
ベーシックな丸型タイプのグリップ。握りやすくしっかりとした作りなので、長く快適にサイクリングを楽しめるでしょう。
長さ | 119.4mm |
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太さ | 2.54mm |
エルゴグリップのおすすめ4選
続いてエルゴグリップのおすすめを紹介します。
ERGON(エルゴン) グリップ GC1 ロング
グリップのメジャーなブランドであるエルゴンの定番モデルです。手首に優しい自然な角度を実現するので、疲れを感じることなく、長時間の走行を快適にします。
長さ | 135mm |
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KCNC(ケーシーエヌシー) グリップ TPR
KCNCは世界最高水準の軽量パーツブランドです。長時間の走行にも対応しているワイドなグリップのパターンで、快適にサイクリングを楽しめるでしょう。
長さ | 130.5mm |
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GORIX(ゴリックス) レザーグリップ GX-GPK
GORIXの、手に馴染むレザーのグリップ。エルゴタイプの中でも、スッキリとしたデザインが良いですね。
長さ | 135mm |
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太さ | 20-22.2mm |
GIZA PRODUCTS(ギザプロダクツ) エルゴ グリップ
接地面積を大きいエルゴタイプグリップで、グリップ内側のロックリングと一体型エンドプラグでハンドルバーをしっかりと固定できます。
長さ | 140mm |
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購入前にショップで実物に触れてみる
グリップは感触がとても大事です。特に握り心地は見た目だけでは分からないので、実際にショップで確認してみるのがおすすめです。複数のグリップを触って比べられるのも良いですね。
グリップの交換方法を、おさらい
クロスバイクのグリップを交換する方法を、簡単にまとめました。グリップ交換作業の際に、参考にしてください。
①まずは古いグリップを取り外す
エンドキャップがあれば、キャップを外してグリップを引っ張るだけで簡単に外れることもあります。なかなか外れない場合は、カッターで切ってしまっても良いでしょう。(もちろんグリップの再利用はできません)。取りにくい場合は、洗剤を使って滑りを良くしてグリップを取る方法もあります。
②ハンドルを綺麗にする
グリップを外したところは、ホコリなどで汚れていることが多いので、新しいグリップをつける前に綺麗にしましょう。
③最後にグリップをはめる
後は新しいグリップをハンドルにはめ込んでいきます。滑りが悪い場合は水で濡らし、ハンマーなどを使って最後まではめていきます。最後にキャップをつけて完了です。
クロスバイクにはバーエンドバーもおすすめ
まっすぐなクロスバイクのハンドルをカスタムして、オリジナリティを出したい人は、グリップ交換だけでなく、バーエンドバーもおすすめです。バーエンドバーがあると、様々な手の位置で走れるので、手からくる疲労の減少が期待できます。
比較的、手頃な値段で購入できるので、興味があったら、一度試してみてはいかがでしょうか。
お気に入りのグリップを見つけよう!
クロスバイクのグリップは、オーソドックスな丸いグリップと、疲れにくいエルゴグリップがあるので、自分に合ったグリップを見つけましょう。気分転換にグリップを変更して、楽しむのも良いかもしれませんね。