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小さめのタイヤ「26インチ」のマウンテンバイクの魅力
26インチのマウンテンバイクは、現在主流のサイズより一回り小さく、背の低い方や扱いやすい一台を求める方におすすめのサイズ。
主流の27.5インチや29インチと比べると選択肢は少なめですが、街乗り向けのカジュアルモデルから、本格的なオフロード走行に対応するモデルまで幅広くそろっていますよ。
\本記事で紹介するおすすめの26インチのマウンテンバイク一覧はこちら/
魅力その1:扱いやすいコンパクトなサイズ感

「26インチ」という数字は、マウンテンバイクのホイール径を示しており、現在主流の27.5インチや29インチに比べてやや小さいサイズです。
ホイールの外径 | |
26インチ | 559mm |
27.5インチ | 584mm |
29インチ | 622mm |
1990~2010年台までは26インチのマウンテンバイクが主流でしたが、最近はレースシーンなどを中心に走破性を高めるために大径化が進み、ほとんどのモデルが27.5~29インチになりました
26インチのマウンテンバイクはモデル数が少なくなったものの、コンパクトなサイズ感が街乗りなどに使いやすく再び注目を集めています。27.5インチだとちょっと大きい方や、小回りが効くちょうど良いサイズ感の街乗り自転車を探している方は、26インチのマウンテンバイクがおすすめです。
魅力その2:子供から大人まで楽しめる

26インチマウンテンバイクは選択肢こそ少なめですが、大人用から子供用まで幅広くそろっており、多くの方におすすめできます。子供用モデルには適応身長135cm前後から乗れるタイプもあり、小学校低学年~のお子さんでも十分楽しめます。
大人用モデルでは適応身長180cm以上に対応するタイプもあり、背の高い方でも快適に乗ることができます。
26インチマウンテンバイクの選び方
ここでは、26インチマウンテンバイクの選び方を1つずつ解説します。26インチモデルでも選び方は一般的なマウンテンバイクと同じですので、既に知っている方は読み飛ばしてもOKです。
26インチマウンテンバイクの選び方
サイズ:適応身長をチェック

まずは、モデルごとの適応身長がご自身に合うかチェックしましょう。同じ26インチホイールのマウンテンバイクでも、モデルによって適応身長が違います。また、1つのモデルで複数のフレームサイズを用意していて、適応身長が異なるケースもあります。必ず適応身長をチェックして、ご自身の身体に合うモデルを選びましょう。
サスペンション:街乗りはフルリジッド(サスペンションなし)でもOK

通勤通学や普段の街乗りに26インチマウンテンバイクを使うなら、サスペンションがないフルリジッドのモデルで十分です。マウンテンバイクはタイヤ幅が太く衝撃吸収性が高いため、街中の小さい段差や凹凸ならサスペンションが無くても快適に走れます。フルリジッドモデルはサスペンションが無い分価格が安く、重量も軽くなるなどメリットも多いです。
オフロードも走るならハードテイル

26インチマウンテンバイクでダートやトレイルなどのオフロードを走るなら、フロントのみサスペンションが付いたハードテイルモデルがおすすめです。フロントのサスペンションが衝撃を吸収してくれるため、凹凸の多いオフロードでも安定して快適に走ることができます。
変速数:街乗りやサイクリングなら6~8段で十分

街乗りや近距離のサイクリングに26インチマウンテンバイクを使うなら、変速はリアのみで6~8段程度あれば十分です。フロントは変速なしでリア6~8段なら、最低限のパーツで価格や重量を抑えたモデルが多いのもメリットです。リアのみの変速なので初心者の方でも迷わず操作しやすいのもうれしいポイントですね。
ロングライドするなら14段以上

26インチマウンテンバイクでロングライドに挑戦してみたい方は、フロントの変速がありトータル変速数が14段以上のモデルを選ぶのがおすすめです。変速数が多いと走行シーンに合わせた最適なギアを選びやすく、疲労を抑えて長距離でも効率的に走りやすくなります。フロントの変速が3段でトータル変速数が20段以上のモデルは、急こう配の上りなども走りやすいです。
ブレーキ:街乗りならVブレーキでOK

それほど制動力が求められない街乗りメインならブレーキの種類にはそれほどこだわらず、Vブレーキを搭載した26インチマウンテンバイクを選べばOKです。Vブレーキは比較的価格が安いマウンテンバイクに採用されていることが多いですが、街乗りなら制動力は十分。後述するディスクブレーキよりメンテナンス性に優れているので、通勤通学などの普段使いにも向いています。
オフロード走行ならディスクブレーキ

制動力やコントロール性が重要になるオフロード走行をする場合は、ディスクブレーキを搭載した26インチマウンテンバイクがおすすめです。ディスクブレーキは水たまりなどで車体が濡れても安定した制動力を発揮するため、オフロード走行に向いています。また、通勤通学などで雨の日もマウンテンバイクに乗る可能性がある方も、ディスクブレーキのメリットが大きいです。
タイヤ幅:バランスが良い2インチ前後がおすすめ

マウンテンバイクのタイヤ幅はモデルによって異なりますが、最初はバランスが良い2インチ前後のモデルがおすすめです。タイヤ幅が太いほど衝撃吸収性や安定感は高くなりますが、重量が増して路面抵抗は大きくなるため軽快性は低下します。最初はバランスが良い2インチ前後のタイヤ幅のモデルを選んで、走り方に合わせて交換していくのが良いでしょう。
重量:軽い走りを求めるなら12kg前後
スポーツバイクとしての軽い走りを重視する方は、重量が12kg前後の26インチマウンテンバイクを選ぶのがおすすめ。13~14kg前後のモデルでもシティサイクルより軽いので十分ですが、より軽快な走りを楽しむならより車体が軽い方が有利です。
また、マウンテンバイクのフレームの素材はいくつかの種類があり、車体重量に影響するのであわせてチェックしたいポイント。
特徴 | |
スチール | 安価だが重く雨で錆びやすい |
クロモリ | 重量はあるが振動吸収性に優れるモデルが多い |
アルミ | 軽量でスポーティーな乗り味のモデルが多い |
26インチのマウンテンバイクに使われているフレーム素材は主に上記の3種類で、スチールとクロモリは重め、アルミは軽量なモデルが多いです。重量や乗り心地などに影響するので、フレームの素材もチェックしてみてください。
26インチマウンテンバイクおすすめ8選
ここからは、編集部が厳選した26インチマウンテンバイクのおすすめモデルを8選ご紹介します。気軽に街乗りできるおしゃれなモデルや、オフロード走行にも使える本格的なモデルまで幅広くピックアップしました。大人用・子供用も両方ご紹介しますので、適応身長をチェックしてご自身に合うモデルを探してみてください。
THIRD BIKES(サードバイクス) SURFSIDE
参考価格(税込み) | 46,200円 |
---|---|
適応身長 | 160cm~ |
サスペンション | フルリジッド |
変速数 | 6段(1×6) |
ブレーキ | Vブレーキ |
タイヤ幅 | 1.95インチ |
フレーム素材 | スチール |
重量(kg) | 14.5kg |
オールドMTBルックのおしゃれな街乗りバイク
26インチマウンテンバイク全盛期のデザインを取り入れ、現代のトレンドにマッチさせたおしゃれな1台です。高めのハンドル位置でゆったり乗れる設計になっていて、マウンテンバイクが初めての方にもおすすめ。

オールドスタイルの鋲付きサドルを使うなど、細かい部分のデザインにもこだわっています。カラーリングもネオクラシカルなラインナップで、街乗りにピッタリなマウンテンバイクに仕上がっています。
おすすめポイント
- 乗り心地と見た目が良い1.95インチ幅のタイヤ
- ハンドルが手前に曲がっていて手首や肩への負担が少ない
- 足がずれにくい幅広のペダルを採用
MARIN(マリン) DONKY JR26
参考価格(税込み) | 60,500円 |
---|---|
適応身長 | 135~155cm |
サスペンション | フルリジッド |
変速数 | 14段(2×7) |
ブレーキ | Vブレーキ |
タイヤ幅 | 2インチ |
フレーム素材 | アルミ |
重量(kg) | 12.82kg |
小さなお子さんでも乗りやすいジュニアモデル
適応身長135cmからと、背が低いお子さんでも乗りやすいように設計されたジュニア向け26インチマウンテンバイクです。適応身長の上限は155cmなので、背が低めの女性の方にもおすすめ。

ジュニアモデルながら、フロントディレイラーを搭載しトータル変速数は14段あるため、アップダウンの多い場所も効率良く走れます。
おすすめポイント
- アルミフレーム採用で12.82kgと軽量
- リアディレイラーガード標準装備で転んでもトラブルが起きにくい
- 専用泥除けのオプションあり
LOUIS GARNEAU(ルイガノ) GRIND8.0
参考価格(税込み) | 64,900円 |
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適応身長 | 320mm/135~150cm 370mm/140~155cm 420mm/150~170cm 470mm/160~180cm |
サスペンション | ハードテイル |
変速数 | 21段(3×7) |
ブレーキ | Vブレーキ |
タイヤ幅 | 1.95インチ |
フレーム素材 | アルミ |
重量(kg) | 14.3kg(370mm) |
4サイズ展開で子どもから大人まで幅広く対応
4つのフレームサイズを用意し、子どもから大人までさまざまな身長の方が選びやすいモデルです。適応身長は135~180cmと幅広く、身体に合うサイズを選んで乗りこなしやすいのがうれしいポイント。フロントサスペンションを搭載したハードテイルモデルですが、街乗りしやすいようにスタンドやディレイラーガードを標準装備しています。
おすすめポイント
- 4つのフレームサイズで身長に合わせて選びやすい
- 21段の変速数でアップダウンが多い場所も走りやすい
- フロントサスペンション装備で乗り心地が○
BRIDGESTONE(ブリヂストン) クロスファイヤー
参考価格(税込み) | 66,000円 |
---|---|
適応身長 | 340mm/137~156cm 420mm/156~170cm 480mm/168~182cm |
サスペンション | ハードテイル |
変速数 | 21段(3×7) |
ブレーキ | Vブレーキ |
タイヤ幅 | 1.95インチ |
フレーム素材 | アルミ |
重量(kg) | 14.6kg(340mm) |
日本ブランドの街乗りマウンテンバイク
シティサイクルやジュニアマウンテンバイクからの乗り換えにピッタリな、初心者向きのエントリーモデルです。3つのフレームサイズで適応身長137~182cmをカバーし、身体に合うサイズを選びやすいです。

スタンド・ライト・カギが標準装備で、購入してすぐに乗れるのもうれしいポイントです。純正オプションの泥除けやリヤキャリアも用意されていて、街乗り仕様にカスタマイズもできます。
おすすめポイント
- 21段変速で上り坂も走りやすい
- 直感的に操作しやすいグリップシフト
- フレームやハンドルバーに軽量なアルミを採用
GT(ジーティー) STOMPER HT 26 Prime
参考価格(税込み) | 68,200円 |
---|---|
適応身長 | 145~160cm |
サスペンション | ハードテイル |
変速数 | 7段(1×7) |
ブレーキ | Vブレーキ |
タイヤ幅 | 2.35インチ |
フレーム素材 | アルミ |
重量(kg) | - |
本格装備のジュニア向け26インチモデル
ワンサイズ展開のキッズ向けモデルですが、2.35インチと太めのタイヤ幅で乗り心地にもこだわった1台です。

トラベル量の大きいフロントサスペンションや頑丈につくられたアルミフレームなど、オフロード走行もしやすいしっかりした造りになっています。
おすすめポイント
- GTオリジナルのトライアングルフレームで強度と乗り心地を両立
- 太めのタイヤ幅で見た目のインパクトと乗り心地
- フロントシングルで整備性が高くチェーン落ちトラブルが発生しにくい
MERIDA(メリダ) MATTS 6.10-MD
参考価格(税込み) | 69,300円 |
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適応身長 | 37cm/145~160cm 41cm/155~175cm 46cm/165~185cm |
サスペンション | ハードテイル |
変速数 | 24段(3×8) |
ブレーキ | ディスクブレーキ |
タイヤ幅 | 2.1インチ |
フレーム素材 | アルミ |
重量(kg) | 13.6kg(M) |
街乗りからオフロード走行までこなす万能モデル
26インチならではの取り回しの良さを活かしつつ、街乗りからオフロード走行まで幅広く対応する万能モデルです。

フロントサスペンションや安定した制動力の機械式ディスクブレーキを採用し、快適な街乗りやオフロード走行にもしっかり対応。3つのフレームサイズで145~185cmと適応身長が広く、さまざまなライダーにマッチする1台です。
おすすめポイント
- 雨天でも制動力が落ちにくいディスクブレーキで通勤通学にも使いやすい
- 24段の変速数でアップダウンが多いオフロードも走りやすい
- ディレイラー(変速機)など主要パーツは日本製のシマノを採用
FUJI (フジ) ALTERR
参考価格(税込み) | 96,800円 |
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適応身長 | 440mm/158~168cm 480mm/165~175cm 520mm/172~182cm 560mm/179~189cm |
サスペンション | フルリジッド |
変速数 | 8段(1×8) |
ブレーキ | ディスクブレーキ |
タイヤ幅 | 1.95インチ |
フレーム素材 | クロモリ |
重量(kg) | 12.3kg |
クラシックスタイルのおしゃれな街乗りMTB
細身のクロモリフレームを採用し、1990年代のオールドルックなデザインに仕上げたおしゃれなマウンテンバイクです。

ディスクブレーキやリア8段変速などスペックにもこだわり、扱いやすいサイズ感のため街乗り以外の楽しみ方も広がります。見た目はクラシックなMTBですが各パーツの規格は新しいものを採用しているため、カスタマイズ性も高いです。
おすすめポイント
- 前後キャリアやセンタースタンドなどを取り付けられる設計
- 推奨最大タイヤ幅2.3インチで走破性を高めるカスタムも可能
- フレームは4サイズ展開で幅広い身長のライダーに対応
KONA(コナ) FIRE MOUNTAIN
参考価格(税込み) | 99,000円 |
---|---|
適応身長 | XS/150~158cm ※26インチはXSサイズのみ |
サスペンション | ハードテイル |
変速数 | 9段(1×9) |
ブレーキ | ディスクブレーキ |
タイヤ幅 | 2.25インチ |
フレーム素材 | アルミ |
重量(kg) | - |
本格装備のオフロード向けモデル
オフロード走行を想定した本格的な装備のマウンテンバイクで、XSサイズのみ26インチで背が低い方も選びやすくなっています。27.5インチと同じように、マウンテンバイクのトレンドを抑えたパーツ構成になっています。

軽いタッチで制動力をコントロールしやすい油圧式ディスクブレーキを採用しているので、手が小さい方や握力に自信がない方にもおすすめ。
おすすめポイント
- フロントシングルでチェーン落ちトラブルが起きにくい
- リア9段変速でアップダウンの効率的な走りもカバー
- 身長に合わせて27.5インチも比較検討できるフレームサイズ展開
よくある質問
26インチのマウンテンバイクを選ぶとき、よくある質問にまとめてお答えします。
27.5や29サイズとの違いは?

前述したようにマウンテンバイクのホイールサイズは26インチ以外に27.5インチ・29インチがあり、走行性能や乗り心地などが変わります。
ホイールサイズ | モデルの傾向 |
26インチ | 小回りが効く街乗り向け |
27.5インチ | バランスが取れた中間型 |
29インチ | 走破性が高い競技向け |
ホイールサイズが大きいほど段差を乗り越える走破性が高くなりスピードを維持しやすいため、レースなど競技向けの本格的なマウンテンバイクが多くなります。ただし、ホイールやタイヤが大きい分重量が増加し、漕ぎだしが重くなるのがデメリット。
マウンテンバイクで本格的なトレイルや専用コースを走ったり、ロングライドに挑戦したりする方は、ホイールが大きい27.5~29インチモデルも比較検討してみるのがおすすめです。
▼26インチ以外のマウンテンバイクをこちらでチェック!
26インチのほかのおすすめ自転車は?
26インチの自転車はマウンテンバイク以外にもあり、目的によっては比較検討してみるのもおすすめです。

例えば、マウンテンバイクよりスピードを出して軽快な走りを楽しみたいなら、26インチのクロスバイクも1つの選択肢です。クロスバイクはマウンテンバイクよりタイヤ幅が細く、車体も軽いためスピードを出してより遠くまで走るのに向いています。
▼26インチのクロスバイクをこちらでチェック!

また、近距離の街乗りメインなら、26インチのBMXもおすすめです。BMXはシングルギアで丈夫につくられているモデルが多く、マウンテンバイクとは異なるオリジナリティのあるデザインも魅力的です。シングルギアでも近距離の移動なら十分走れますので、おしゃれな街乗り自転車が欲しいなら26インチBMXも比較してみてください。
▼26インチのBMXをこちらでチェック!
オフロード走行しても大丈夫?

26インチマウンテンバイクはモデルによってオフロード走行に向いているかが変わります。安価なモデルは「オフロード走行不可」と表記されていることもあり、街乗りなら問題ありませんがトレイルやダートを走ると破損などの可能性もあるので避けましょう。
オフロード走行を想定して頑丈に設計されたモデルなら問題ありません。しかし、凹凸が多い本格的なトレイルやダウンヒルなど専用コースなどの走行では、ホイールサイズが大きい方が安定して走ることができます。走破性が求められる使い方をするなら27.5インチ以上のマウンテンバイクを検討するのもおすすめです。
▼26インチ以外のマウンテンバイクをこちらでチェック!
26インチのマウンテンバイクで街乗りやオフロード走行を楽しもう!

26インチのマウンテンバイクはコンパクトで小回りしやすく、街乗りからオフロード走行まで対応できる幅広いモデルがあります。27.5インチのマウンテンバイクだとちょっと大きい方、扱いやすいモデルを探している方は、ぜひ26インチも検討してみてください。
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