記事内画像提供:パナソニックグループ
職人が作るチタンフレームの新モデル「FRTD05」「FRTD11」

パナソニック サイクルテックは、2025年3月10日より、オーダーバイク「パナソニック オーダー システム(POS)」から、新たにチタンフレームの2モデル「FRTD05」「FRTD11」を発売します。
1987年に誕生したPOSは、大阪・柏原市の自社工房で職人が一台ずつ手作業で仕上げる受注生産システム。これまでクロモリフレームを中心に展開してきましたが、近年はチタンモデルにも力を入れています。
新モデル「FRTD05」は、独自技術「3Dオプティマム・Xバテッド」による軽量フレームを採用し、剛性の異なる2タイプ(Version L/Version H)を展開。上位モデルとしてパフォーマンスを追求しました。「FRTD11」は、シンプルなストレートパイプ設計で、チタン特有のしなやかさと軽快な乗り味が特長のスタンダードモデルです。
両モデルともディスクブレーキ対応のフラットマウントタイプを採用し、剛性を高めるワンポイントファイブヘッドやスルーアクスルを装備。また、フルカーボンフォークを採用し、軽量化を実現しました。
しなやかさを活かした軽快な乗り味の「FRTD05」
走りの軽さを追求したジオメトリーと「3Dオプティマム・Xバテッド」加工を施したパイプによる、理想的なしなやかさを活かした軽快な乗り味のモデル。ライダーの体格や脚力に合わせ剛性の異なる2タイプが登場。


- 品番
- FRTD05(Version L/Version H)
- メーカー希望小売価格
- 624,000円(税込)~
- 質量
- 1,380 g(Version L)
※550 mmサイズ、フレーム単体/フロントフォーク365 g(550 mmサイズの時)
1,390 g(Version H)
※550 mmサイズ、フレーム単体/フロントフォーク365 g(550 mmサイズの時)
独自開発の「3Dオプティマム・Xバテッド」によるフレーム

より軽量かつ高剛性なフレームを実現するため、ペダリング時にフレームへ加わる力をゼロベースで解析。その結果誕生したのが、独自技術「3Dオプティマム・Xバテッド」です。
この技術では、フレームの力が集中する部分をX型に保持する構造を採用し、剛性を高めながらも軽量化を実現。これにより、チタンフレーム特有のしなやかさと軽快な乗り味をさらに引き出すことが可能となります。
大径化したヘッドパイプ

大径化した「パナソニックオリジナル ヘッドパイプ」を採用。上部1-1/8インチ、下部1-1/2インチのワンポイントファイブ規格のフロントフォークに対応しています。
さらに、バルジ加工による膨らませ成形を採用することで、滑らかで美しいテーパー形状を実現。剛性強化だけでなく、デザイン面でも洗練された仕上がりとなっています。
フラットマウントタイプのディスクブレーキ&スルーアクスル対応のエンド

新型チタンフレームには、コンパクトな外観が特長のフラットマウントタイプのディスクブレーキを搭載。また、車体とホイールを外径12mmの軸で貫通して固定するスルーアクスルを採用しています。さらに、エンド部分は溶接後の仕上がりを美しく整えるパナソニックオリジナルデザインを施し、機能性とデザイン性を兼ね備えたフレームに仕上げています。
チタンならではの反発を感じられる「FRTD11」
FRTD11は、チタン素材ならではのしなやかさと反発力を活かし、踏み込んだ際の力強い加速感を提供するモデル。上位モデル譲りのジオメトリーを継承し、スムーズで軽快な乗り味を実現します。

- 品番
- FRTD11
- メーカー希望小売価格
- 550,000円(税込)~
- 質量
- 1,590 g(550サイズ、フレーム単体)/フロントフォーク365 g(550 mmサイズの時)
ストレートパイプのフレーム

FRTD11は、スタンダードなストレートパイプ(均一な厚さのパイプ)を採用し、チタン素材特有のしなやかさと反発力を引き出しています。
また、「FRTD05」と同様の大径ヘッドパイプが採用され、フラットマウントタイプのディスクブレーキ、外径12mmスルーアクスルに対応しています。