フランスの大手自転車メーカー「LAPIERRE」
「LAPIERRE(ラピエール)」は、1946年創業したフランスの老舗自転車メーカー。ロードバイク、クロスバイク、MTBをメインに取り扱っており、ヨーロッパを中心に展開しています。
日本での販売は2010年モデルからで、同じフランスメーカー「LOOK(ルック)」や「TIME(タイム)」と比べるとマイナーですが、プロチーム(グルパマFDJ)に機材提供もしている、実力あるメーカーです。
ラピエールのロードバイクは、ここが特徴
ラピエールのロードバイクのどんな特徴があるのか、3つのポイントをみていきましょう。
①カーボンとアルミ、2つのシリーズで展開
日本で販売しているラピエールのロードバイクには、カーボン素材を使用したハイエンドモデル「XELIUS(ゼリウス)」と、手頃な価格で楽しめるアルミバイク、「SENSIUM(センシウム)」の2種類があります。
カテゴリーで分けるなら、レーシングバイクのXELIUS、ツーリング向けエントリーモデルSENSIUMと言ったところでしょうか。各モデル、一覧表でまとめてみました。
モデル名 | 価格(税込み) | フレーム素材 | メインコンポ | 変速段数 | ブレーキタイプ |
XELIUS SL 8.0 | 968,000円 | カーボン | ULTEGRA Di2 | 24段 | ディスク |
XELIUS SL 6.0 | 594,000円 | カーボン | ULTEGRA | 22段 | ディスク |
SENSIUM 2.0 | 187,000円 | アルミ | SORA | 18段 | リム |
SENSIUM 1.0 | 173,800円 | アルミ | CLARIS | 16段 | リム |
SENSIUM 1.0 W | 173,800円 | アルミ | CLARIS | 16段 | リム |
素材と価格帯で、はっきりとわかれる2つのシリーズ。各モデルの詳しい紹介は、のちほどご紹介していきます。
トップチューブから続く三角形の空洞
ハイエンドモデル「XELIUS」には、ラピエール独自の「3Dチューブラーテクノロジー」が採用されています。シートポスト下にある、小さな三角形の空洞がその特徴です。
この技術を採用したフレームは、シートステーが長くなることで、しなりがでて振動吸収性が良くなり、乗り心地快適。また、ガタガタした路面では、車体が地面から離れにくくなるため、安定して走ることができます。
コンポーネントは、シマノ製
フランスメーカーでありながら、変速機やブレーキなどの駆動部分には、日本のシマノ製パーツを使用しています。高い技術力と信頼のあるシマノなら、性能に申し分なし!でしょう。
2022年モデル、国内では全5車種
国内で販売されているラピエールのロードバイク、2022年モデルは全5種類です。
XELIUS SL 8.0
ラピエールの旗艦モデル「XELIUS」は、平坦・上り・下り、すべてのコースに対応するスーパーオールラウンドバイク。2022年モデルでは、フレームが改良され、「第3世代XELIUS SLフレーム」となって登場。車体剛性はそのままに、前作より230g軽量化を実現しました。
こちらは、カーボンフレーム最上位モデル。駆動パーツにはシマノの電動コンポ、ULTGRA Di2を装備。ホイールは、ラピエールのカーボンホイール。タイヤは、コンチネンタルのチューブレスレディタイヤを使用しています。
サイズ | 44(XS)、46(S)、49(M)、52(L) |
フレーム | カーボン |
メインコンポ | シマノULTEGRA Di2 |
変速段数 | 24段 |
ブレーキ | 油圧式ディスクブレーキ |
タイヤサイズ | 700x25C |
参考価格(税込) | 968,000円 |
XELIUS SL 6.0
同じく、カーボンフレームの「XELIUS SL 6.0」は、コンポにシマノULTEGRAを装備したモデル。軽くて乗り心地の良いカーボンバイクは、レースだけでなく、ロングライドにも最適。ヒルクライムにもおすすめです。
サイズ | 44(XS)、46(S)、49(M)、52(L) |
フレーム | カーボン |
メインコンポ | シマノULTEGRA |
変速段数 | 22段 |
ブレーキ | 油圧式ディスクブレーキ |
タイヤサイズ | 700x25C |
参考価格(税込) | 594,000円 |
SENSIUM 2.0
ラピエールのアルミフレームロードバイク。車体価格20万円以内で購入できるため、初心者でも手が届きやすいでしょう。メインコンポには、シマノSORAを装備。「3Dチューブラーテクノロジー」は採用されていませんが、アルミ素材らしい、軽くてキレのある走りが楽しめます。
サイズ | 46(XS)、49(S)、52(M)、55(L) |
フレーム | アルミ |
メインコンポ | シマノSORA |
変速段数 | 18段 |
ブレーキ | キャリパーブレーキ |
タイヤサイズ | 700x25C |
参考価格(税込み) | 187,000円 |
初めての1台に!ラピエールのエントリーモデル アルミフレームに、シマノCLARISを装備したラピエールのエントリーモデル。前傾がきつくなり過ぎないフレーム形状は、初心者に優しい設計。25Cの細身タイヤなら、ロードバイクの軽快な走りが楽しめます。サイクリングだけでなく、通勤通学など、日常的に乗りたい人にもおすすめです。 女性でも乗りやすいフレームサイズ 「SENSIUM 1.0」より、フレームサイズが小さいモデル。身長155cm以上から乗れるサイズ感は、女性ライダーにもおすすめです。ラピエールのロードバイクに乗りたいけど、サイズが合わない!そんな人は、こちらもチェックしてみてはいかがでしょう。 LAPIERRE(ラピエール) SENSIUM 1.0
サイズ 46(XS)、49(S)、52(M)、55(L) フレーム アルミ メインコンポ シマノCLARIS 変速段数 16段 ブレーキ キャリパーブレーキ タイヤサイズ 700×25C 参考価格(税込み) 173,800円 LAPIERRE(ラピエール) SENSIUM 1.0 W
サイズ 44(S)、48(M) フレーム アルミ メインコンポ シマノCLARIS 変速段数 16段 ブレーキ キャリパーブレーキ タイヤサイズ 700×25C 参考価格(税込み) 173,800円
ラピエールのロードバイクは、こんな人におすすめ
2つのシリーズに分かれるラピエールのロードバイク。それぞれ、こんな人におすすめです。
「XELIUS」シリーズは、”スピードを求める”人におすすめ
カーボンバイクで本格的にロードバイクを始めたい人、レースやヒルクライムにチャレンジしたい人。または、今乗っているロードバイクより、ワンランク上のモデルに乗り換えたい人にぴったりです。
「SENSIUM」シリーズは、”気軽にロードバイクを楽しみたい”人におすすめ
ラピエールのロードバイクを手頃な価格で楽しみたい人、まずは入門モデルからはじめたい人。通勤通学など、普段使いもできるバイクを探している人にぴったりです。
取り扱いショップに行ってみよう
国内では、大手スポーツバイクショップを中心に全国91店舗で取り扱っています。
どんなロードバイクか詳しく知りたいなら、実際に店舗に行ってみるのがおすすめですよ。もし試乗車があれば、乗って体感するのもいいでしょう。
レースの本場、フランスの「LAPIERRE」で差をつける!
確かな技術力でプロチームもサポートしているラピエールは、人とは被らないロードバイクに乗りたい、レースの本場、ヨーロッパブランドの自転車に乗りたい!そんな人におすすめです。
ラピエールのロードバイクに乗って、自転車ライフを楽しみましょう!