keter 自転車収納庫

自転車の置き場で愛車を守ろう!5つのタイプの特徴・選び方を解説!

自転車を屋根のあるところで保管したいのだけれども、ガレージでは邪魔になるし、玄関の中にも外にもスペースがない。そんなときは、自転車置き場としてサイクルポートを利用しましょう。さまざまなタイプがあるので、メリット、デメリットや選び方を詳しく解説します!

目次

アイキャッチ画像出典:Amazon

自宅で自転車の置き場に困っていませんか?

戸建 玄関 自転車

自宅での自転車の保管場所と言えばガレージの空きスペースや、玄関まわりで屋根やひさしのある場所が多いですね。でも、場所によっては、自転車の出し入れがしにくい、雨に当たる、風で倒れるなど、使い勝手がイマイチなこともありますよね。

そんな時は、サイクルポートやサイクルガレージと呼ばれる自転車置場があれば、自転車をより快適に置いておくことができるでしょう。さまざまなタイプのものがありますが、屋根が付いている製品なら風雨や紫外線から自転車を守ってくれるので、劣化を防ぎ、長持ちにもつながります。

主に5つのタイプがあります

さまざまな種類の自転車専用置き場がありますが、形状・構造で分けると主に5つのタイプがあります。それぞれのメリット、デメリットを確認していきましょう。

頑丈で盗まれにくい「ガレージタイプ」

物置 収納庫 庭

出典:Amazon

自転車がすっぽり収納できて、扉があり、完全にクローズドな空間を作ることができます。小型の物置のようなタイプですね。

メリット
・雨風を防げる
・防犯性が高い
・自転車のメンテナンス道具なども一緒に収納できる

 

デメリット
・価格が高い
・設置費用がかかったり、DIYの作業の発生も
・広い設置スペースが必要

 

手軽に自転車を覆える「テントタイプ」

自転車収納 テントタイプ

出典:Amazon

キャンプで使うテントに似ています。フレームを組み立て、テントのような丈夫ではっ水性のある生地を被せます。

メリット
・軽量で、設置が比較的簡単
・価格が安い
・雨風や雪、紫外線も防げる
・省スペースに置ける

 

デメリット
・台風や大雪などの悪天候には弱い
・生地が劣化する可能性

 

屋根が確保できる「ルーフタイプ」

サイクルポート 自転車保管

出典:Amazon

カーポートのように、支柱にルーフ(屋根)が付いたタイプの自転車置き場です。学校や駅にあるタイプの小型版ですね。

メリット
・収納台数が多い
・堅牢な作りで、雨風、雪にも強い

 

デメリット
・価格が高い
・専門業者に頼む必要がある
・屋根だけなので、防犯性が高くない
・吹き込む雨風を防ぐことはできない

 

組み立てが簡単な「折りたたみタイプ」

サイクルガレージ 折りたたみ式 庭

出典:Amazon

テントタイプのさらなる簡易版です。キャンプで例えると、タープに近いイメージ。金属のフレームに取り付けたタープが、雨や陽射しを避ける屋根となります。

メリット
・設置が簡単
・価格が安い
・コンパクトに折りたため、省スペース

 

デメリット
・雨風を避ける能力はあまり高くない
・耐久性が高くない
・防犯性が高くない

 

地面に設置するだけの「スタンドタイプ」

自転車 ラック 2台用

出典:Amazon

自転車を駐輪するためのスタンドも自転車置き場の仲間に入るでしょう。屋根がついていないので、長期間駐輪するなら自転車カバーと併用すると良いですよ。

メリット
・最も費用をおさえることができる
・設置は置くだけ、一番シンプル
・自転車の出し入れが簡単。

 

デメリット
・屋根を別途用意しないと雨ざらし
・防犯性は高くない

 

自転車カバーについて、詳しくはこちら。

選び方の3つのポイント

各種、自転車置場のタイプを理解したら、収納したい自転車の台数やスペースなど、自分に適した自転車置場を選びましょう。

自転車の導線と設置スペース

収納庫 庭

出典:Amazon

サイズ表記だけを見てサイクルポートを選んでしまうと、自転車の出し入れの動線が悪く使いづらいなどの、不都合に後から気がつくことになりかねません。購入検討時には、設置場所に収まるのか、障害物はないかシミュレートしましょう。

駐輪するスペースは、実際の自転車サイズ分のスペースに加え、快適な出し入れに必要なスペースを考えましょう。大人用自転車であれば幅(奥行き)1.8m、1台につき幅0.6mのスペースがあれば、スムーズに出し入れできますよ。

また、特にガレージタイプ、ルーフタイプなどの大型で重量のあるものは、水平でしっかりした基礎が必要になります。設置したいスペースに基礎工事ができるのかも確認しておきましょう。

防犯性と取り出しやすさのバランス

自転車泥棒

防犯性を重視するのであれば、ガレージタイプのように完全にクローズできるものが良いですが、取り出しやすくはありません。逆にパッと乗って行ける取り出しやすさを求めるのであれば、スタンドタイプが一番です。その代わり、防犯性は低くなります。

このように防犯性と取り出しやすさはトレードオフになりやすいです。防犯性と取り出しやすさのバランスを考えることも、選び方の大切なポイントです。

気候や環境

自転車置き場 積雪

お住いの地域の気候や環境もぜひ、考慮に入れて欲しい要素です。台風が多い、雪が多い地域である場合や、自転車の盗難が気になる場合も、ガレージタイプやルーフタイプなど、頑丈なサイクルポートが向いています。

ガレージタイプのおすすめ3選

それでは、タイプ別におすすめ商品を厳選してご紹介します。まずはガレージタイプから。設置スペースが確保できるか、チェックすることをお忘れなく!

稲葉製作所 フォルタFS-1422S

イナバの物置なら、雨・風・雪から大切な愛車を守ってくれる!

物置の3大ブランドの一つ、イナバ。堅牢さだけでなく、扉の滑りの良さ、換気口の設置など、使い勝手の良さはさすがトップメーカーです。総重量230kgとかなりの重量物なので、組立・設置は個人のDIYでは困難かも知れません。別途取付工事を依頼できる店舗で購入すると良いでしょう。
素材鋼板
サイズ(W×H×D)1,480×2,390×2,085mm
重量約230kg
床面積3.03㎡(0.92坪)
カラー(扉色)チャコールグレー、ジェードグリーン、プラチナシルバー、エボニーブラウン
収納可能台数1〜2台
耐侯性能対風圧強度:VO=34m/s、積雪強度:1200N/㎥
価格(税込)229,000円

CANOPIA(カノピア) スカイライト・ペント

ポリカーボネートで軽くて丈夫、庭の片隅にスッキリ収まる!

軽くて丈夫なだけでなく、耐候性も高いポリカーボネート素材なので、素人でも扱いやすく、2人で頑張ればDIYでも組立・設置が出来るでしょう。パネルは驚くほど軽いですが、フレームががっしりしているので、完成すると安定感があります。設置面はコンクリートの土間が推奨されているので、難しい場合はやはり工事を依頼しましょう。
素材ポリカーボネート、アルミニウム
サイズ(W×H×D)118×203×175cm
重量約36kg
床面積記載なし
カラーグレー、ミッドナイト
収納可能台数1〜2台
耐侯性能風耐性:最大90km/h、最大75kg/㎡の積雪に対応
価格(税込)108,000円

TRIMETAL(トリメタル) メタルシェッド TM3

自転車のために作られた収納庫!コンパクトな完全収納を実現!

2台の自転車が収納できるよう、設計されています。(サイズによっては入らない可能性があるので、事前に確認が必要)耐久性と防火性能を備え、美観を損なわないシンプルでクラシカルなデザインは、英国のメタル倉庫メーカーTRIMETAL社によるもの。どんな場所にも馴染んでくれるでしょう。扉の開け閉めはガススプリング仕様で、女性でもラクラクです。
素材パネル/ガルバリウム鋼板(PVCコーティング)、ベース・フレーム/ガルバリウム鋼板、外部接続部材/ステンレス
サイズ(W×H×D)約1850×約1390×約725mm(オープン時/高さ2140mm)
重量約77kg
床面積1.32㎡(0.4坪)
カラークリーム、ツートン(ムーアランド、オリーブグリーン)
収納可能台数1〜2台
耐侯性能記載なし
価格(税込)191,300円〜

テントタイプのおすすめ2選

設置が比較的簡単でも、フルクローズにできるところが魅力のテントタイプ。雨風からしっかり自転車を守りたいけれども、DIYに自信のない方におすすめです。

FIELDOOR(フィールドア) サイクルパーキング

防水性能の高いテント生地を使用、設置しやすく、雨にも安心!

生地の表面は高耐水加工され、裏面にはシルバーコーティングを施すことで紫外線を防いでくれます。組み立てに工具は不要。簡単に組み立てられます。
素材ポリエステル、スチール
サイズ(W×H×D)100×160×195cm
重量約12kg
床面積記載なし
カラーライトベージュ、ダークブラウン
収納可能台数1〜2台
耐侯性能耐水圧:2,000mm以上
価格(税込)14,050円

DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) ストレージバイクガレージ DCC330M

バイク用ストレージなら自転車にもピッタリ!

モーターバイク用に設計されているので、自転車なら2台収納することが出来ます。生地の表面は防水加工され、裏面にはPUコーティングを施すことで防水性・耐水性を高めています。組み立てに必要な工具はゴムハンマーのみ。簡単に組み立てられます。
素材生地:ポリエステル、フレーム:スチール
サイズ(W×H×D)100×160×H185cm
重量12kg
床面積記載なし
カラーグレー、カーキ、ブラウン
収納可能台数1〜2台
耐侯性能記載なし
価格(税込)オープンプライス

ルーフタイプのおすすめ3選

DIYに自信のある方なら、自分で組立・設置ができるのかという目線で選んでも良いでしょう。

ダイマツ 多目的万能物置 DM-7L 壁パネルロングタイプ

シンプル設計の物置型。屋外収納庫としても使えます!

扉がない簡易タイプの物置。開口部以外の3面がパネルで囲われているので、雨風から自転車をしっかり守ってくれます。本格的な物置より軽量で施工もしやすいので、日曜大工が得意なら自分で組み立てることができるでしょう。ハンドルを少し曲げた状態で、大人用の自転車が3〜4台程度収納できます。三方の壁パネルの足元が空いているショートタイプもあります。ショートタイプの方が風には強いです。
素材ガルバリウム鋼板
サイズ(W×H×D)1660×1920×1795mm
重量約84kg
床面積2.61平米(0.79坪)
カラーシルバー、ブラウン
収納可能台数2〜3台
耐侯性能記載なし
価格(税込)105,490円

LIXIL(リクシル) サイクルポート ネスカF ミニ

カーポートタイプで、美観を損なわないオシャレな自転車収納!

2本の支柱でポリカーボネート製の軽量な屋根を支えるタイプです。端正でシンプルなフラットスタイルは、どんなお家にもフィットします。屋根のポリカーボネート板は、透明ブラウン、透明、磨りガラス調があります。
素材アルミ形材、ポリカーボネート板
サイズ(W×H×D)1,796×1,900×2204
重量記載なし
床面積-
カラーオータムブラウン、シャイングレー、ホワイト、ブラック、ナチュラルシルバー
収納可能台数3〜5台
耐侯性能耐風圧強度:風速38m/秒相当、耐積雪:20cm(比重0.3にて算出)
価格(税込)159,400円

山善 サイクルポート 3台用 波板仕様 LCP-3W

DIYに挑戦するならこのサイクルポートがおすすめ!

自転車が3台入るサイクルポート。今回ご紹介しているガレージタイプ、ルーフタイプの商品の中では、軽量コンパクトなので、DIYしやすいでしょう。もちろん、アンカーなどの設置工事は必要です。慣れていない方はショップに工事依頼することも可能です。
素材アルミ(躯体部分)、波板
サイズ(W×H×D)149×190×184cm
重量32kg
床面積-
カラーホワイト
収納可能台数3台
耐侯性能対風圧:34m/s、対積雪:20cm
価格(税込)39,999円〜

折りたたみタイプのおすすめ2選

自転車を屋根の下で保管したいけれども、あまり手間をかけたくない方におすすめなのが折りたたみタイプです。

アイリスプラザ サイクルガレージ 2台用

スキマスペースにも置ける、2台用の手軽なサイクルガレージ!

フリル型のタープがオシャレ。落ち着いた色合いのブラウンとグリーンから選ぶことができます。組み立ても簡単、使わないときは折りたたんでコンパクトに収納できます。はっ水加工されているので、多少の雨なら防ぐことが出来ますが、強い雨風には弱いでしょう。2台用の他に、1台用、3台用があります。
素材ポリエステル、スチール
サイズ(W×H×D)190×136×108cm
重量6.9kg
床面積-
カラーブラウン、グリーン
収納可能台数2台
耐侯性能記載なし
価格(税込)7,250円

Bonarca(ボナルカ) 折りたたみ式サイクルガレージ

タープの傾斜で、雨水がたまりにくい!

折りたたみタイプの場合、タープの傾斜が少ないと、雨水が溜まってしまいます。やがて生地の破れに繋がります。Bonarcaなら適度な傾斜で雨水が流れてくれるので長く使えるでしょう。組立は、付属のジョイントにパイプを差込み、ネジで留めるだけ。軽量なので設置場所に運びやすく、女性にも安心です。タープ部分だけの販売があるので、劣化したら買い換えることが出来ます。
素材ポリプロピレン、スチール
サイズ(W×H×D)195×160×106cm
重量記載なし
床面積-
カラーブラウン、アイボリー
収納可能台数2台
耐侯性能記載なし
価格(税込)7,990円〜

スタンドタイプのおすすめ4選

素早く出し入れできるのが魅力のスタンドタイプ。設置もおくだけ。早さは正義!という方にピッタリです。

BLACK HOLD 自転車スタンド 1台用

安定感ある重量で、風から自転車をしっかりガード

太めのフレームが自転車をがっちりガード。通常のスタンドの2倍ほどの重量があるので、強風から自転車をしっかり守ってくれます。自転車の前輪をスタンドにはめ込むだけで駐輪完了。自転車のスタンドを立てなくてもOKです。
素材スチール
サイズ(W×H×D)47×57.5×59cm
重量5.4kg
価格(税込)9,500円

ミスギ サイクルポジション

可愛い形状とデザインで、自転車に優しいスタンド

樹脂製でタイヤに優しく、丈夫で長持ち。スタンドには珍しい明るい色合いのオレンジ、グリーン、落ち着いたグレーから色を選ぶのも楽しいですね。軽く押すだけでラクラク駐輪。自転車のスタンドを立てる必要はありません。
素材‎ポリプロピレン+ポリエチレンの混合材
サイズ(W×H×D)‎30x50x23.5 cm
重量6kg
価格(税込)10,780円

遠藤ワークス 自転車ラック 2台用

新潟燕三条製の横風にも強い2台用ラック

金属加工で有名な新潟は燕三条で作られた丈夫なラックです。前輪を4本のパイプでしっかりホールド。2台横に並べるとハンドルが当たるので幅をとってしまいますが、段差を設けてハンドルの干渉を避けることで省スペースに収納することができます。
素材スチール
サイズ(W×H×D)70×74×54cm
重量10.7kg
価格(税込)14,800円

ミノウラ バイクハンガー V2

自転車を縦に収納するので、省スペース

柱や壁面に取り付ける自転車収納フック。壁面強度が確保できる場所ならどこでも取り付けできます。玄関ポーチやウッドデッキの支柱を利用して、省スペースに自転車を収納することができます。
素材
サイズ(W×H×D)80x450x140mm
重量1.0kg
価格(税込)4,070円

DIYでサイクルポートを自作できる?

DIY 工具 板

DIYに慣れている人ならサイクルポートの自作も可能です。作りたいものの種類によって難易度に幅があります。

しっかりした「基礎」が必要なもの

モルタル 基礎工事ガレージタイプ、ルーフタイプのように、小型とはいえ構造物を自作する場合、難易度が高い作業が多くあります。

設計図の作成 →  木材のカット →  基礎づくり →  柱立て →  梁の加工 → 組み立て  →   屋根の取り付け →  柱の固定

では、ガレージタイプ、ルーフタイプの既製品を購入して、設置だけDIYするというパターンはどうでしょうか。この場合でも、建てる場所にしっかりとした「基礎」を作らなくてはなりません。水平で安定した基礎がなければ、安全な建物を建てることはできません。モルタルやコンクリートを使って建物の基礎を作る知識や技術、経験がないと難しいでしょう。

 

「基礎」が必要でないタイプ

サイクルラック 産地直売ショップ

撮影:筆者

スタンドタイプやサイクルラックのように、「基礎」を必要としないものであれば、DIYのハードルはグッと下がるでしょう。日曜大工が得意、という方は挑戦できるのではないでしょうか。屋外に置くものなので、天候の影響を十分考慮しておくことも必要です。

みんなの気になる疑問

黒板 チョーク クエスチョンマーク

自転車置き場を置く向きは?

設置場所の形状や、出し入れする方向で、置く向きを決めることになるかと思います。その上でさらに考慮したいのが、風や雨、雪が吹き込む方角です。

自転車の保管環境を良好に保つためにも気を付けたいポイントです。一度設置してしまうと、動かすのは大変なので、ぜひ、慎重に決定してください。

スタンドのない自転車を置くには?

通常、スタンドの付いていないスポーツ自転車を保管する際は、ディスプレイスタンドなどのスタンドが便利です。クイックリリースのところにはめ込む、三角形のスタンドだと、少し手間がかかりますが、スタンドタイプの自転車置き場を置けば、前輪をはめこむだけで設置完了!安定して保管することができます。

なるべく盗まれないためには?

敷地の奥の入りにくい場所や、大通りから死角になっていて、気づかれにくいスペースに、ガレージタイプの置き場を設置し、自転車を収納することをおすすめします。

ただし逆に犯行に気がつきにくくなるというデメリットも。盗難を防ぐためには、自転車と置き場をつなぐ鍵をしっかりと掛けておくことも必須です。

自転車を風雨から守って保管しよう!

自転車 女性 収納庫 庭

出典:Amazon

使いやすい自転車置き場があれば、自転車に乗るまでの億劫さとサヨナラすることができます。毎回のちょっとしたストレスがなくなり、自転車に乗る楽しみが増幅されること間違いありません。また、自転車がキレイに保たれるし、長持ちするし、良いことしかありません!ご自宅の自転車置き場を見直して、快適な自転車ライフ、手に入れて見ませんか?