ロードバイクのリアキャリア、おすすめ5選。キャンプの荷物一式まとめて載りますよ!

ロードバイクのリアキャリア、おすすめ5選。多くの荷物もまとめて載りますよ!

ロードバイクにリアキャリアをつけて、キャンプに行く人が増えています。自分も付けたいのだけれども、「取り付けるためのダボ穴がない!」「カーボンフレームやディスクブレーキでも大丈夫なの?」等の疑問をお持ちの方が多いのではないでしょうか。そこで今回は、ロードバイクに合ったリアキャリアの選び方を詳しくご紹介します。

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目次

アイキャッチ画像:Ferrous Büller

ロードバイクに、荷物をたくさん載せるなら「リアキャリア」

リアキャリアをつけたロードバイク
出典:Flickr/Michael

ロードバイクは速く走ることに特化した自転車なので、基本的にキャリアやスタンドなどがついていません。そんなロードバイクに荷物を積むときは、車体にバッグを直に取り付ける「バイクパッキング」がお手軽ですが、キャンプなどでガッツリ荷物を積みたいなら、リアキャリアがおすすめ。

けれども、リアキャリアには色々な種類があり、取付方法もさまざまです。どんな点に気をつけて選べば良いのでしょうか?まずは基本を押さえて、リアキャリア選びを進めましょう!

テントなどアウトドアアイテム一式、載せられます

ロードバイクと一本道

リアキャリアを取り付けるメリットは、何と言っても大量の荷物を載せられること。例えばキャンプツーリングの荷物を積む場合、リアキャリアの上に、テントなど大型の荷物が載せられるだけでなく、左右両サイドにパニアバッグを付けることもできます。

バイクパッキングよりも重心が低いので、大量の荷物を安定して運ぶことができます。

取り付けの基本は、フレームのダボ穴に

リアキャリアの取り付けは、キャリアの4本の足を、自転車についている4箇所の「ダボ穴」にネジ止めするのが基本です。そこでまず、自分の自転車にダボ穴があるか確かめましょう。場所はシートステイとリアエンドです。

シートステイのダボ穴

シートステイのダボ穴
撮影:筆者

リアエンドのダボ穴

リアエンドのダボ穴
撮影:筆者

ダボ穴がなくても諦めないでください!シートステイ取り付け用金具のあるキャリアを選ぶ方法や、ダボ穴を後付けする方法もあります。具体的な商品は、後ほどご紹介しますね!

取り付け作業はそれほど複雑ではないですが、ロードバイクの種類によっては設置が難しいケースもあります。DIY等の作業に慣れていない方は、自転車ショップで購入して取り付けてもらうと安心です。

リアキャリア選びのポイント

リアキャリアを選ぶ時は、「何を載せるかなどの使い方」、「使用目的に合っているか」そして「愛車に取り付けられるか」などの確認が大切です。

対応サイズ

ロードバイクのタイヤサイズ表記
撮影:筆者

リアキャリアには対応サイズがあり、タイヤサイズで決められています。700Cのホイールに対応する製品が多いですが、念のため確認しましょう。対応サイズがインチ表記されている場合は、27インチが含まれていれば問題ないでしょう。

また、シートポストにキャリアのステイを固定するタイプの場合は、シートクランプ径(シートポストをシートチューブに固定する金具の径)に対応しているか確認しましょう。

シートポストを差し込む穴の部分(シートチューブ)の外径が、シートクランプ径です。

素材

リアキャリア
出典:Flickr/American Cyclery Official

リアキャリアの主な素材は、「スチール」と「アルミ」の2種類。スチールは頑丈で、重量も重いですが、耐久性に優れています。壊れても溶接で修理できるので、長距離の自転車旅行も安心ですね。

一方アルミは軽さが持ち味。ロードバイクの軽快さにも似合っています。スタイリッシュなデザインも多いです。スチールほど耐久性はありませんが、それほど過酷な使い方をしないのであれば、アルミの方が使いやすいでしょう。

キャリアの幅

リアキャリアの幅確認
出典:Flickr/Ferrous Büller

キャリアの天板の幅も、選択肢の一つ。幅が広い方が、多くの荷物を安定して積むことができます。その反面、荷物を載せて走ると、左右にしなりやすくなるので、カーブなどで走りにくく感じるかもしれません。

一方、天板の幅が狭いと、上に載せられる容量が減ってしまいますが、走りは安定します。また両サイドにパニアバッグをつけることで、積載量を増やすこともできます。載せる荷物とのバランスにもよりますが、あまり幅広な天板のキャリアは避けた方が良いでしょう。

おすすめのロードバイク用リアキャリア5選

それでは、製品として定評のあるものの中から、

●たくさん荷物が積める

●天板幅がスマート

●パニアバッグが使える

そんなリアキャリアを厳選してご紹介します!

    TOPEAK(トピーク) ユニ スーパーツーリスト DX ノンディスク

    対応サイズ24〜29インチ、700C
    取付方法ダボ穴
    重量875g
    素材中空アルミ
    対荷重(静止状態)26kg
    カラーブラック

    取り付け時に調整幅が広いので、取り付けしやすいところが魅力。別売の同社のトランクバッグがワンタッチで着脱できます。天板より下にパニアバッグ用のレールがあるので、重心も下がり、上に積む荷物との干渉も少なく、使いやすいのがうれしいですね。

    こちらはノンディスクブレーキ用です。

      ミノウラ MT-800N リアキャリア

      対応サイズ24~26インチ (700Cには別売FB金具で対応)
      取付方法ダボ穴
      重量1.2kg
      素材スチール
      対荷重18kg
      カラーブラック

      シンプルで丈夫なスチールパイプ製で、ミノウラのスタンダードモデル。シートステイにダボ穴が無くても、付属のクリップバンドで直接フレームに固定できます。

      デフォルトは26インチ向けなので、700cのロードバイクに取り付けるなら、オプションの「FB金具」が必要です。またディスクブレーキの場合、オプションで「MT800用ディスクブレーキアダプター」が用意されています。ディスクブレーキはオプション部品必要です。

        TIOGA(タイオガ) リア チューブラー キャリアー

        対応サイズ26,27インチ、700C
        取付方法ダボ穴
        重量545g
        素材中空アルミ
        最大荷重25kg
        カラーブラック、シルバー

        ご紹介する5選中の最軽量、本体重量わずか545gの中空アルミ製です。シートステイ取付用の「クランプ」が付属しているので、ダボ穴が無くても取り付けできます。ブラックとシルバーの2色展開なので、銀色好きにはうれしいですね!また、マッドガード(泥よけ)の役割も果たしますよ。

        こちらはノンディスクブレーキ用です。

          Ibera(イベラ) PakRak ツーリングキャリア プラス

          対応サイズ26インチ、700C
          取付方法ダボ穴
          重量760g
          素材アルミ
          最大対荷重25kg
          カラーマットブラック

          軽量なアルミですが、対荷重25kg、と荷物をたっぷり積むことができます。天板より低い位置にパニアバックをかけるバーがあるので、重心が下がり、安定して走れるでしょう。取扱説明書が英語しかないようなので、取り付けは少し大変かもしれません。

          こちらはVブレーキ、キャリパーブレーキ用です。

            CYCLE DESIGN(サイクルデザイン) ロードバイク用リアキャリア クイックリリース ロックキャリア

            対応サイズ700C
            取付方法クイックリリース使用
            重量780g
            素材アルミ
            最大積載量25kg
            カラーブラック

            専用の9mmクイックリリースを使用して、フレームにキャリアを固定するタイプ。リアエンドにダボ穴がない場合はぜひ候補に入れて頂きたいキャリアです。

            エンド幅は130mm、135mm共に対応していますが、スルーアスクルには対応していません。ディスクブレーキでも取り付け可能です。

            比較的少ない荷物なら、シートポストキャリアもあり

            テントとロードバイク
            出典:Flickr/Grand Canyon National Park

            それほどたくさんの荷物を運ばないなら、シートポストに取り付けるタイプも良いかもしれません。取り付け、取り外しが簡単なので、必要なときにだけ付けるというフレキシブルな使い方ができますね。ただし、カーボン製のシートポストには使えません。

              Zefal(ゼファール) シートポストキャリア レイダー R30

              対応シートポスト径対応径φ25.4-31.8mm
              重量910g
              素材アルミ
              最大積載荷重10kg
              カラーブラック

              クイックリリースで、シートポストに簡単に取り付けできます。オールアルミで耐久性、耐腐食性にも優れています。

              リアキャリアを取り付ける際の注意点

              リアキャリアを取り付けるにあたって、いくつか注意する点があります。とても大切なことなので、必ずチェックしてくださいね。

              カーボンパーツには、直接取り付けられない

              ロードバイクのカーボンフレーム
              出典:Flickr/Glory Cycles

              カーボンフレームには、キャリアのステーを取り付けできません。軽量なカーボンフレームに過度な荷重は、とても危険ですよね!同じ理由で、カーボンのシートポストにも、固定金具の取り付けはできません。

              つけたい場所にダボ穴がない時は…

              ダボ穴のないロードバイク
              出典:Flickr/Glory Cycles

              リアキャリアを取り付ける際には、リアエンドとシートステイ上部にダボ穴が必要です。無い場合には、その代わりを果たす金物を使う方法があります。ただし、キャリアや自転車によっては上手く取り付けできない場合や、調整が難しい場合もあるので、慎重に選びましょう。

              【リアエンドにダボ穴がない場合】ViVA(ビバ)/クイックエンドアダプター リア

              クイックリリースに差し込むだけの簡単装着エンドダボ。ViVAの超ロングセラー製品です。


              【シートステイにダボ穴がない場合】GIZA(ギザ)/キャリアーダボ付 シートクランプ

              ダボ穴がついたシートクランプです。このクランプに付け替えれば、キャリアのステイをクランプのダボ穴に固定することができます。本製品はクランプ径31.8mmですが、他に28.6、34.9mmがあるので、自分の自転車に合ったものを選んでください。

                GIZA PRODUCTS (ギザ プロダクツ) キャリアーダボ付 シートクランプ

                対応シートチューブ径31.8mm (他に28.6、34.9mmあり)
                材質アルミ
                カラーブラック

                リアキャリアをつけるなら、パニアバッグもいかが?

                パニアバッグをつけたロードバイク
                出典:Flickr/Ferrous Büller

                リアキャリアをつけたら、相性抜群のパニアバッグはいかがでしょうか?見た目もスッキリするだけでなく、重心も下がるので、走行性も良くなります。完全防水のものも多いので、荷物も安心です。

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