そもそもパニアバックとは?
自転車で旅をする時や遠出をする時には、いつも以上に多くの荷物を持って走らなければなりません。
そんな負担を軽減してくれるのが、自転車の後輪タイヤの横に積載することができるパニアバッグ。
サドルバッグやフレームバッグなど数ある自転車用バッグの中でも、特に多くの荷物が入る大容量のバッグです。
サイドバッグとの違い
パニアバッグとよく似ているのが、左右が独立しているサイドバッグがあります。着脱が簡易的で、しっかりとした造りの高価格帯の製品が多いのも特徴です。
一方、パニアバッグは価格が安いタイプも多く、取り付け後の安定感もあります。ですが、サイドバッグほど着脱が簡易ではないので、使用用途に合わせて選びましょう。
スポーツバイクには“キャリア”も必要
パニアバッグの取り付けには、荷台(キャリア)が必要です。購入前に、まず自分の自転車にパニアバッグが付けられるか確認しましょう。
ロードバイクやクロスバイクには、基本、キャリアがついていない為、キャリアが必要になってきます。
Ibera PakRak リアキャリア 自転車荷台 ツーリングキャリア プラス
サイズ | 48.5cm *14cm*41cm (最も広い幅が22.9cm) |
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適合 | ほとんどの26 "-29 "/700cのフレーム |
重量 | 770g |
上記は、手頃な価格で取り付けも簡単、耐久性に優れていてオススメの「ibera」のキャリアです。以下、キャリアの取り付け方の簡単な説明です。
①パーツの組み立てから
パーツを、自転車と荷台パーツに取り付けることでキャリアは完成します。説明書を見ながら組み立てましょう。
②自転車への取り付け
フレームとシートステイ側のダボ穴に、それぞれ仮固定します。
③微調整、本締め
キャリアを真っ直ぐに調整して、ボルトを本締めしましょう。
▼▼リアキャリアの詳しい記事はこちら▼▼
パニアバッグの取り付けは自分でできる?
キャリアの準備ができれば、パニアバッグの取り付けは、自分で簡単に行うことができます。パニアバッグをキャリアに取り付ける方法は大きく分けて2種類。
引っ掛ける「フック式」と、しっかり取り付ける「ベルト式」があります。
①引っ掛けるだけ「簡単フック式」
フック式のパニアバッグは脱着が非常に簡単です。パニアバッグについているフックを自転車のキャリア部分に引っ掛ける、たったこれだけです。
パニアバッグにフックが最初から付いていないタイプは、付属でフックが付いてきます。
また、フックにも2種類あります。
①可動式のフック
現在では可動式のフックが多く、フックについているケーブルを引くと、フックが開いてキャリアに取り付けることができます。外す時も、このケーブルを引けば簡単に外すことができるので、持ち運びする機会が多い人には可動式フックの固定方法が良いでしょう。
②通常のフック
パニアバッグに付けられているベルトにフックを直接通して使用します。最初は硬いため、取り付けるのに少々苦労しますが、使用している内にベルトが馴染んて着脱もしやすくなります。
フックを直接パニアバッグから外して使うことができるので、持ち運ぶ時にフックが体にあたって気になるということがなくなります。
②しっかり固定の「ベルト式」
ベルト式固定のパニアバッグは、一度装着したら外すのが面倒で、持ち運ぶのも大変ですが、取り付け方は簡単です。商品によってベルトのタイプは様々ですが、主に、パニアバッグとキャリアが接する面にベルトが付いています。そのベルトをキャリアに通して固定する形です。
パニアバッグを選ぶ時のポイント
初めてパニアバッグを選ぶ時は、何を基準に選ぶべきか悩みますよね?ここでは、パニアバッグを選ぶ時のポイントを紹介していきます。
ポイント①耐久性
まず、ポイントとなるのが耐久性。自転車に乗っている以上、転ばないだろうと思っていても、外的原因から転倒してしまうこともあります。
耐久性は、素材やレビューなどを参考に、耐久性が高いパニアバッグを判断しましょう。せっかくのパニアバッグですから、長持ちするものを愛用したいですよね。
ポイント②防水性
長距離ライドや旅をする方には、雨や汚れなどはつきもの。そのため、防水性は最も重要になってくるポイントです。防水性は、素材から判断することができます。特に、PVC素材を使用したパニアバッグは、水に強い耐久性を持っているのでおすすめです。
防水性を重視すれば、突然の悪天候でも安心して走れる最適なパニアバッグを選ぶことができるでしょう。
ポイント③積載量
サイズが大きい印象のパニアバッグですが、容量が小さめのパニアバッグあります。自分の荷物量に合ったものを選びましょう。
また、パニアバッグに入る容量と同時に耐えられる重量を確認するのもポイントです。
おすすめモデル5選
それでは、パニアバッグのおすすめモデルを5選紹介してきます!
OSTRICH P-115S
自転車用品を専門メーカーのOSTRICH。パニアバッグはシンプルなデザインが多いのが特徴です。お手頃価格で購入できるので、自転車初心者にも安心。『P-115S』は、コンパクトサイズなのでちょっとしたツーリングにも最適です。
重さ | 520g |
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素材 | NL420D/HPC |
容量 | 5.1L×2 |
BROOKS BRICK LANE
サドルメーカーで有名なBROOKS。パニアバッグのラインナップもあり、洗練されたデザインで多くのファンもいます。『パニアバッグ ブリックレーン』は折り畳めることが最大の特徴。持ち運ぶことが面倒であったパニアバッグの常識を覆す一品です!少量の荷物で十分な人におすすめのパニアバッグです。
サイズ | 340×360×100mm |
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容量 | 14L(片側) |
重量 | 950g |
ORTLIEBバックローラー バックローラー シティ
機能性を追求し続けるバッグメーカーのORTLIEB。独自の素材で作られているバッグは、どれも防水性と耐久性に優れています。バックローラー シティモデルは、フック式で取り付けも簡単。完全防水使用なので悪天候のライドにもおすすめです。
サイズ | 420×230/320×170mm |
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容量 | 40L(ペア) |
重量 | 1520g(ペア) |
ROSWHEEL 自転車サイドバッグ
ROSWHEELは、中国の自転車バッグ専門メーカー。耐久性やデザインで高いユーザー評価があり、それでいながらリーズナブルな価格が特徴です。『ROSWHEEL 3-in-1』は、トップバッグまで付いた大容量サイズで、荷物量が多い人に最適なパニアバッグと言えるでしょう。
容量 | 37L |
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素材 | 1000D強化ポリエステル、PUコーティング、PPシートバッグ裏面 |
サイズ | トップバッグサイズ:35x30x13cm、サイドバッグサイズ:31x30x13cm |
重量 | 1250g |
Rhinowalk パニアバッグ
Rhinowalkは、自転車用のバッグに力を入れている、こだわりのあるブランドです。防水性に優れ、ワンタッチでの着脱が可能なフック式固定方法なので、パニアバッグ初心者でも利用しやすいでしょう。
サイズ | 29cm×15.5×45cm |
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重量 | 1050g |
素材 | ナイロンPVC |
容量 | 25L |
お気に入りのパニアバッグを見つけよう
パニアバッグは、店頭で販売しているショップが少なかったり、陳列されているラインナップも限られていたりします。インターネットで良く調べて、購入するのがオススメです。
今回、紹介した取り付け方や選ぶポイントをぜひ参考にして、自分にピッタリのパニアバッグを見つけてください。