空気入れの困りごとはないですか?
スポーツ自転車をお持ちの皆さん!いまの空気入れに満足してますか?そしてポンプヘッドを「ヒラメポンプヘッド」に替えてますか?
この記事では、快適な空気入れを実現する、「ヒラメポンプヘッド」について紹介いたします。
これまで「空気入れ」で困ったことはないでしょうか?例えば…
・空気を入れているときに、空気が少しずつ抜けていく
・着脱に強い力が必要
・バルブコアの軸が折れる
などが挙げられます。
とくにバルブコアの軸が折れてしまうのは悲劇です。
フロアポンプの、ポンプヘッドを外すときにまっすぐ抜かないと、コア軸が曲がりやすくなります。この状態ではいずれ折れてしまいます。筆者も何度も折ったことがあります。
作業頻度の多い空気入れ。そのストレスを少しでも減らしたいですよね。そんな問題を解決してくれたのが、ヒラメポンプヘッドでした。
ヒラメポンプヘッドとは?
日本のHIRAMEブランドが出すフロアポンプ用のヘッドアダプターです。
フロアポンプ付属のヘッドと交換すると、ポンプが使いやすくなるパーツです。
高い精度で製作されていて、30年以上使われ続ける長い実績があり、ユーザーから高い評価を受けている製品と言えるでしょう。
持ったサイズ感は「少し大きいかな」と思うほどです。
手にフィットする形状で、手にしっくりなじみます。
見た目は美しく、機能美を兼ね備えている雰囲気があります。
やや重量感がありますが、重量は実測で102gでした。だいたいコンビニのおにぎりと同じです。
ヒラメポンプヘッドの3つの長所
ヒラメポンプヘッドは、既製品のポンプヘッドにはない、3つの長所があります。
①着脱が簡単
これが一番のストロングポイントではないでしょうか。
バルブへの取り付けも硬くなく、位置決めしてレバーで閉めるだけです。また外す際にも力は要らないので、勢い余って自転車に手をぶつけてしまうこともありません。力のない人や女性にもおすすめできるポイントです。
②空気漏れがしにくい
高圧で空気を入れるスポーツ自転車ですが、途中から空気が漏れていくことはないでしょうか?
ヒラメポンプヘッドでは、圧力に耐えられず空気が漏れることもなく、ヘッドが外れることもなかなかありません。着脱の際にはエアーを漏らさないので、「バルブ外すときにエアーが抜けるから、多めに入れておこう」という二度手間が不要になります。ポンピング作業がかなり楽になります。
③バルブコアの軸が曲がりにくい
多少斜めでもホールドがしっかりできます。
触ってみるとハマり方が緩く感じますが、それでも空気は入るレベルです。口ゴムが柔らかく、バルブ軸が曲がりにくいことも大きなメリットです。
使い方その①:ヒラメポンプヘッドをフロアポンプに取り付ける
それでは、ヒラメポンプヘッドの、フロアポンプへの取り付けから、空気を入れるまでの流れを紹介しましょう!
まずは、お持ちのフロアポンプに取りつけます。ただしホース内径6mm~8mmが推奨なので、それ以外のホースではハマらない可能性があります。
①フロアポンプのヘッドを取り外します。ポンプはヘッドが硬すぎて外れなかったので、筆者はハサミでホースを切りました。
②付属のホースバンドを、ホースに通します。
③ホースにヘッドを差し込みます(ちょっと力仕事です)
④マイナスドライバーでバンドを締めます。
⑤取付完了です。
使い方その②:空気を入れる
①エアー漏れ防止の事前調整
より、エアー抜けなく、空気を入れるための、調整作業があります。ヒラメポンプヘッドを、バルブに差し込んだら、加圧調整ネジ(赤色)を回しましょう。カムレバーがやや硬くなるぐらいまで締めます。手を放してもヘッドが緩まなければOKです。一度調整すればOKなので、毎回この作業は不要です。
ここまでの準備ができたら、空気を入れていきましょう。
②バルブコアを緩めます。
③ヒラメポンプヘッドを開きます。(レバーが立っている状態)
④奥まで差し込みます。
⑤レバーを倒して閉めて、空気を入れます。
空気を入れ終えたら、逆の手順で外します。使用後、作業をしない時は、内圧を逃がすためにレバーを緩めておきましょう。これでパッキングのヘタリを防ぐことができます。
2タイプのヘッドがあります。
ヒラメポンプヘッドには縦カムと横カムの2種類があります。どちらも仏式アダプターが標準装備になります。
縦カム式
こちらの方が価格は安くなっています。縦カムはバルブ上部にスペースが少ないホイール(ディスクホイールや小径ホイール等)では、スペース上取り付けができない場合があります。
横カム式
横カムはスペースを取らないので、バルブ上部にスペースが少ないホイール(ディスクホイールや小径ホイール等)でも快適に操作が出来ます。
スモールパーツを交換すれば、仏式以外にも対応できます
スモールパーツを交換することで、バルブを仏式以外に対応させることができます。しかも交換も簡単です。各種バルブアダプターユニットは、英式/米式/競輪式アダプターがあります。(仏式アダプターが標準装備です)
英式アダプター
米式アダプター
競輪式アダプター
アダプター交換方法
左からカムレバー、アダプターユニット、口ゴム、加圧調整ネジです。赤枠のアダプターユニットと口ゴムを交換することで、各種の口に変換できます。
消耗品のパーツの取り扱いもある
2~3年ほどでパッキンが経年劣化して緩くなるようです。口ゴムという消耗品まで取り扱いがあるのはありがたいですね。しかも安く買えます。
ポンプヘッド用 口ゴム
交換方法
口ゴムが摩耗しやすいので、定期的な交換が必要です。(写真は仏式アダプター)
新品の口ゴムに入れ替えるだけでOKです。
快適な空気入れを実現する、一生モノのパーツ
ヒラメポンプヘッドに交換することで、「空気入れの困りごと」が解決できるようになります。
ヘッド単体としては、少し高く感じるかもしれませんが、その価値は充分にあると思います。筆者は空気を入れるときバルブを折ってしまいチューブ2本をダメにしてしまったので、「バルブを折れない空気入れが欲しかった」と思い、4,500円とすこし高額ですが購入しました。
一度買ってしまえば、長く使える製品ですし、スポーツ自転車に乗る方には、ピッタリですね。
フロアポンプの数だけ、買っておくのはいかがでしょうか。自分用だけではなく、自転車乗りの友人へプレゼントするのもいいかもしれませんね。公式サイトはこちら