「ローラー台」で、家でもロードバイクを!
ロードバイクに乗りたくても、雨だったり、時間がなかったりで走れないときもありますよね。外に出られないなら、自宅でロードバイクに乗りませんか?
「ローラー台」にバイクを設置すれば、天候に関係なく、スキマ時間でも走れますよ。
悪天候の日や、ちょっと走りたいときに!
雨の日や夜間のロードバイクは気持ちもあまり乗らないですよね。でも屋内なら、いつでも集中して走れます!
ヘルメットや荷物も不要なので、準備にも手間取らないでしょう。
「ZWIFT」対応モデルも、続々と登場
ローラー台を楽しく活用できるサービスに、バーチャルサイクリングアプリ「ZWIFT」があります。アバターと呼ばれるキャラクターで仮想空間を走ったり、世界中の人と繋がれたりするサービスですが、このZWIFTと連動するローラー台(スマートトレーナー)も、多く販売されています。
屋内さながら、変わる景色を見ていると、あっという間に時間がすぎるかもしれませんね。
▼▼▼ZIWFTの関連記事はこちら▼▼▼
ローラー台はおもに3種類。選び方を解説!
ローラー台には大きく3つのタイプがあります。それぞれ見ていきましょう。
三本ローラー
外で走る感覚にもっとも近い「三本ローラー」。台の上にバイクを乗せて使います。実走のようにバランスを取る必要があり、慣れるまで時間がかかるかもしれません。
大きさがあるので、狭いスペースには置けませんが、価格は比較的お手頃で、ペダリング(ペダルを効率よく回す)の練習にもなりますよ。
固定ローラー
主に後輪のハブを固定し、ローラーをセットして走るタイプ。ZWIFTに連動している製品もあります。
バランスを取る必要がないので、両手を離して汗を拭いたり、スマホを操作したりもできますよ。
稼働中の音が大きいモデルが多く、集合住宅などで使うなら注意が必要。またリアタイヤを消耗するので、専用のホイールを用意してもいいですね。
ダイレクトドライブ式
後輪を外し、ギアを直接ローラー台にセットするタイプ。パワーなどの計測は、固定ローラーよりも精度が高く、ZWIFTなどのトレーニングアプリにもっとも向いています。
比較的静かで、タイヤも消耗しませんが、価格は高くなりがちです。
愛車のためにも、定番メーカーから選ぼう
愛車を載せて走るローラー台は、信頼できるメーカーの製品を選びたいですよね。
定番の4メーカーをご紹介するので、参考にしてみてくださいね。
MINOURA(ミノウラ)
老舗の自転車用品ブランドで、自転車ラックやメンテナンススタンド、ボトルケージなどでもおなじみ。
ローラー台の開発にも力を入れていて、国内ブランドのローラー台なら、まずミノウラを思い浮かべる人も多いでしょう。
Wahoo(ワフー)
2010年生まれのWahoo(ワフー)。プロ選手のスポンサーをするなど、実力のあるブランド。
ローラー台のほかに、サイクルコンピュータなどの計測機器も製造していますよ。
Tacx(タックス)
PCと接続できるローラー台を初めて開発した、「スマートトレーナーの元祖」とも言えるブランド。
今はサイクルコンピュータでも知られる「GARMIN(ガーミン)」傘下で、技術提携によってさらに躍進が期待されます。
ELITE(エリート)
イタリアのメーカー。ボトルケージやメンテナンススタンドなど、レース中継で目にしたことがあるかもしれません。
ローラー台は、プロ選手のウォーミングアップにも使われています。
それでは各タイプのローラー台をご紹介していきましょう。
静かで高性能!ダイレクトドライブ式のおすすめ5選
トレーニングアプリとの相性バツグン!ダイレクトドライブ式ローラー台、5モデルを紹介します!
MINOURA SMART TURBO KAGURA神楽DD LSD9200
ダイレクトドライブ式としては国産初のモデル。日本の住宅環境を意識して、静かで振動が少ない設計になっています。高出力(最大2200W)や、斜度25%までを再現できるので、ZWIFTで使うのにもおすすめ。
サイズ | 幅610×奥行560×高さ470mm |
---|---|
重量 | 21.0Kg |
最大出力 | 2200ワット |
ELITE SUITO
メーカー内ではセカンドグレードのモデルです。比較的軽いので、セッティングもラクラク。トレーニングアプリと連動させれば、強力な「マグネティック負荷ユニット」で高負荷なヒルクライムも楽しめますよ。
サイズ | 設置サイズ760×560×495mm・収納サイズ560×150×495mm |
---|---|
重量 | 約14.5kg |
Tacx FLUX S Smart
初めてのダイレクトドライブ式ローラー台におすすめのモデル。最大1500Wの負荷、10%の登り坂を再現できます。Tacx独自のトレーニングアプリにも対応していますよ。
サイズ | 670×642×460mm |
---|---|
重量 | 23.6kg |
最大出力 | 2000ワット |
Wahoo KICKR CORE
ワフーで定番のKICKERシリーズ。多数のトレーニングアプリに対応していて、誤差2%までの高精度でパワーを測定できます。アプリと連動して勾配を変えられる「KICKR CLIMB」、心拍数などにあわせて風量が変わるスマートファン「KICKR HEADWIND」にも対応。
サイズ | 開脚時508x584x483mm・閉脚時229x584x533mm |
---|---|
重量 | 約18.1kg |
最大出力 | 1800ワット |
XPLOVA NOZA S
サイクルコンピュータを中心に扱う台湾メーカーのモデル。最大2500Wまで、斜度18%までの登り坂を再現できます。稼働音は、普通の会話と同程度とされる58dbで、静かにトレーニングできるでしょう。
サイズ | 593.4×514.5×465.15mm |
---|---|
重量 | 17.0kg |
最大出力 | 2500ワット |
固定ローラーのおすすめモデル2選
手軽にトレーニングを始めるなら、固定ローラーですね。トレーニングアプリも使えるおすすめの2モデルを紹介しましょう。
Wahoo KICKR SNAP
初めてローラー台を使う人におすすめのKICKRシリーズ。最大1500Wまでが再現でき、パワー測定の精度は誤差3%までに収まっています。トレーニングアプリにも対応していますよ。
サイズ | 74×66cm(設置時) |
---|---|
重量 | 17.2Kg |
最大出力 | 1500ワット |
対応ホイールサイズ | 650C・700C・27.5・29 |
Tacx BOOSTER
折りたたんで収納もできる、コンパクトな固定ローラー。スピードセンサーやケイデンスセンサーを別で用意すれば、トレーニングアプリも使えるようになります。
サイズ | 380×660×700mm(設置時) |
---|---|
重量 | 9.6Kg |
最大出力 | 1000ワット |
三本ローラーのおすすめモデル2選
なるべく実走のような感覚で走りたいなら、三本ローラー。安心の定番ブランドの、おすすめ2モデルを紹介します。
MINOURA Live Roll R720
スムーズに走り出せる、太めのローラーがついたモデル。ローラーの取り付け高さを調整でき、車体を水平に保って走れます。クリートのついたシューズでも滑りにくい木製ステップ、ふらついたときに脱輪を防ぐ「落ち止めガード」など、三本ローラーが初めての人も安心な仕様が揃っていますよ。
サイズ | 520×1224×155mm(設置時) |
---|---|
重量 | 10.7Kg |
対応ホイールベース | 950~1080mm |
ELITE ARION MAG
エリートの三本ローラー「ARION」に3段階の負荷装置がついたモデル。ローラーが脱輪を防ぐ「つづみ型」になっています。使わないときは、縦向きに折りたためるので、省スペース。
サイズ | 540×1410mm(設置時) |
---|---|
対応ホイールベース | 944~1124mm |
これも一緒に揃えよう!
快適にローラー台を使うために、次のアイテムも揃えておくといいでしょう。ローラー台のメーカーでの取り扱いもあるので、併せてチェックしてみてください。
Wahoo KICKR TRAINER MAT
トレーニング中の振動対策には、トレーニングマットがおすすめ。厚みがあると、振動や音が吸収されやすくなります。
また防水・はっ水加工があると、汗が落ちたときもサッと拭けます。室内は実走よりも汗をかくので、床を濡らさないためにもあると便利ですよ。
サイズ | 91.44×198.12cm |
---|---|
厚さ | 6mm |
素材 | PVC |
ミノウラ 防振パッドセット
ローラー台の脚部分に敷くと、防振になるアイテム。床の保護にも効果が期待できるでしょう。
ローラー台の形(脚の本数)によって必要な防振材の枚数が異なるので、確認してみてくださいね。
サイズ | 60×80×20mm |
---|---|
素材 | 発砲ウレタンエストラマー |
MINOURA ERASER
タイヤをローラー台に設置するタイプは、タイヤを摩耗します。たくさんトレーニングするなら、予備のタイヤを用意しておくと安心です。
ローラー専用のタイヤもあるので、参考にしてみてください。
サイズ | 700×23C |
---|
ローラー台を活用して、自宅でロードバイクを楽しもう!
外を走るときは、気候に合わせた服、戻るまでの時間の計算など、ある程度準備が必要ですよね。でも屋内で走るなら、すぐに準備完了!短い時間でも走れますよ。
自分にあったローラー台を選んで、愛車と走る時間を増やしてみませんか?