サイクリング、なにを履いていく?
自転車に乗るとき、どんな靴を履きますか?選ぶ靴によっては、サイクリングがもっと快適になりますよ。こちらでは、サイクリングにぴったりの靴を紹介します。
サイクリングを楽しめるシューズは、これ!
まず、どんなデザインの靴がサイクリングに向いているか、見ていきましょう。
脱げにくい
脱げるとタイヤに巻き込むこともあり、危険です。かかとが底から離れないタイプを選びましょう。サイズが大きすぎる靴も脱げやすいので、ジャストサイズの靴を選んでくださいね。
ソールが滑りにくい
底がツルツルだと、ペダルを踏み外しやすくなります。凹凸のある、滑りにくいソールが安全ですよ。
ちなみにソールが厚いと、足の力が伝わりにくく、反対に薄すぎると足裏が痛くなるかもしれません。1〜3cmくらいの厚みを目安に選びましょう。
軽い
靴自体が重いと、漕ぎづらくなってしまいます。革など重い素材を避け、長く歩いても快適な靴を選んでくださいね。
サイクリング向きのシューズ
スニーカー
脱げにくいよう靴ヒモで調整でき、ゴム底で滑りにくいスニーカー。ヒールが高すぎず、アッパーが布など、軽い素材だと漕ぎやすいですよ。
デザインは、足首が固定されてしまうハイカットより、ローカットの方がおすすめ。靴ひもは、結んだらシューズの中に入れてあげると、ほどける心配ありません。
ランニングシューズ
整備された道もズルッと滑らず走れるので、自転車を漕ぐときも踏み外しにくく安心。軽くて、長距離を走るときも快適です。
スリッポン
伸縮性のある生地で足の甲を包むので、締め付け感は少ないでしょう。靴ヒモがなく、ヒモが解ける心配もなし。ただし、すぐ脱げるものはNGですよ。
こんなシューズは不向きかも
革靴・ビジネスシューズ
ツルツルの底で、滑って踏み外しやすいです。通勤で履くなら、ラバーソールを選んだり、ペダルにトゥークリップをつけるなど対策を。
ブーツ
多くのブーツは分厚いソールで、漕ぎづらいかもしれません。寒い時期は、スニーカーなどに、シューズカバーをかけて風を防いでみてくださいね。
登山靴・アウトドア系シューズ
丈夫な分、ソールが厚く重くなりがち。ただし、軽量なトレッキングシューズは疲れにくくおすすめです。
サンダル
脱げやすいデザインは不向き。アンクルストラップ付きでヒールがなく、かかとが離れないタイプなら、乗りやすいかもしれません。
ヒール・パンプス
交通法違反になることも。かかとが高いと漕ぎにくく、危険です。低めのヒールも避けるのが無難でしょう。
サイクリングにもおすすめのシューズ
ここからは、サイクリングにおすすめのシューズを紹介します。
NIKE ダウンシフター9
汗をかいても安心!ランニングシューズ
メッシュ地で通気性の高いランニングシューズ。暑い時期のサイクリングでも足が蒸れにくく快適に走れますよ。ソールに溝があり足の動きに合わせて屈曲しやすくなっています。
素材 | アッパー:合成繊維+合成樹脂 、アウトソール:ゴム |
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NEW BALANCE CM996
ニュアンスカラーで服選びも楽しい定番シューズ
ニューバランスで定番のM996。ランニングにも履ける快適さはもちろん、グレーをはじめ色が服に合わせやすいのもポイント。独自開発の軽いレブライトソールでペダルも回しやすいはず。
素材 | アッパー:スエード/メッシュ 、アウトソール:ブローンラバー |
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VANS SLIP ON
スケーター用に生まれた、疲れにくいスリッポン
もともとスケートボード用の靴として発売され、おしゃれなデザインで人気となったVANSのスリッポン。サイズが合えば履いているときに脱げることもなく、楽で疲れにくい逸品。
素材 | アッパー:合成繊維、アウトソール:ゴム |
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CHROME TRUK
おしゃれで丈夫なサイクリングシューズ
クラシックなデザインですが、サイクリングにもそのまま行けちゃう靴。アッパーには、キャンバスの25倍の強度があるとされるナイロンを採用。普段使いしやすい落ち着いた色味ですね。
素材 | アッパー: 1,000デニールナイロン製 、アウトソール:ゴム |
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PATRICK HARLEM-GT
柔らかいゴート革の、レトロな靴
フランスでサッカー用シューズから人気を集めた老舗の靴メーカー「パトリック」。ハーレム・ゴートは、柔らかい山羊革で足を優しく包んでくれます。どの色もトリコロールネーム付きで粋な遊び心が詰まったモデル。
素材 | アッパー: ゴートレザー 、アウトソール:ゴム |
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本格的に乗るなら「ビンディングシューズ」も
サイクリングの機会が増えるなら、自転車専用の靴「ビンディングシューズ」も選択肢に入れてみてください。ペダルと靴を固定して使うので、慣れるまでに時間がかかりますが、踏み外さず、坂ものぼりやすいですよ。
SHIMANO CT5 SPD
私服に合わせやすいSPDシューズ
シマノのシューズは、日本人の足にフィットしやすい幅広タイプで、サイズ展開も豊富。
こちらは小さな金具で足を固定する「SPD」タイプのシューズ。着脱しやすく、初心者でもトライしやすいですよ。ソールに高さがあり、金具が出っ張っていないので、スニーカーのように歩き回れます。カジュアルな服装にも合わせやすいでしょう。
素材 | アッパー:メッシュ+合成皮革、アウトソール:ラバー+EVA+ナイロン |
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SHIMANO RC3 SPD-SL
速く、遠くまで!SPD-SLシューズ
靴裏に取り付けた金具で、ペダルと足をしっかり固定できる「SPD-SL」のシューズ。ペダルに加えた力をそのまま推進力に変えてくれるので、効率よくこぐことができます。初めてSPD-SLに挑戦する人におすすめですよ。
素材 | アッパー:合成皮革+メッシュ 、アウトソール:TPU |
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fizi:k R4 TEMPO OVERCURVE IRIDESCENT
角度によってカラーが変わる!
イタリアの老舗サドルメーカー「フィジーク」。フォルムや色使いのセンスが光るメーカーでもあります。
こちらは角度によって色が変わる、マジョーラカラーが美しいシューズ。人とはちょっと違う足元で楽しみたい人には、ぴったりです!
素材 | アッパー:PUラミネートメッシュアッパー、ソール: R4 カーボンインジェクテッド強化ナイロン,stiffness index 7 |
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SIDI SIXTY
サイクルシューズ専門の老舗メーカー
スポーツバイク用のシューズといえば、イタリアの老舗メーカー「シディー」。
こちらは創業60周年を記念した限定モデルです。ほかにも、スポーティーで機能的なシューズがたくさんあるので、チェックしてみてください!
素材 | ヴェントカーボンソール |
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SHIMANO ET3
硬くて滑りにくいフラットシューズ
ビンディングが少し本格的すぎると感じたら、自転車専用のフラットシューズもいいですよ。金具がなく、足は固定されませんが、一般的なスニーカーよりソールが硬く、滑りにくい設計になっています。 シューズ自体も軽いので、長時間でも快適でしょう。
素材 | アッパー:メッシュ+合成皮革、アウトソール:ラバー、EVA |
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▼▼ビンディングシューズをもっと知りたい人はこちら▼▼
快適なシューズで、サイクリングを楽しもう
サイクリングには滑りにくいソール、脱げにくい履き口のある軽い靴を選びましょう。自転車専用でなくても、ランニングシューズなどから始められます。まずは手持ちの靴から試してみてくださいね。