アイキャッチ画像撮影:筆者
BMXにスタンドは必要?

BMX完成車にはスタンドが付いていないことが多いですが、街乗りで使っているBMXの駐輪時や自宅保管、メンテナンスなどの際には目的に合わせたスタンドが必要です。
BMXを街中の駐輪場などに停める際、スタンドが無いと壁やフェンスに立てかけるしかないため不便です。また、バランスが悪いとBMXが転倒して、キズが付いたりパーツが破損したりするリスクもあります。

自宅保管やメンテナンス時も、しっかり固定できるスタンドが無いと、BMXや床などにキズをつけてしまう可能性があります。メンテナンス時はBMXをひっくり返して置く方法もありますが、しっかり固定できるスタンドがある方がスムーズ&正確に作業できますよ。
BMXスタンドの選び方
BMX向けのスタンドはたくさんの種類がありますので、次の2つのポイントをチェックして選びましょう。
BMXスタンドの選び方
種類:目的に合わせて選ぶ
BMXのスタンドを選ぶときは、街乗りでの「駐輪」、「自宅保管」、「メンテナンス」など目的に合わせて選ぶことが大切です。使用目的ごとに5種類のスタンドを紹介しますので、ご自身に合う物を見つけてみてください。
【駐輪】手軽さならキックスタンド

BMXの横側に取り付けるキックスタンドは、街乗りで手軽に駐車したい方におすすめです。キックスタンドはチェーンステーやシートステー、ハブナットなどに取り付けるタイプが主流で、作業が簡単で車体に合う物を見つけやすいのがメリット。また、角度や長さを調整できるタイプもあり、BMXのサイズに合わせて取り付けやすいです。
【駐輪】安定感を求めるならセンタースタンド

BMXのBB(ボトムブラケット)付近に取り付けるセンタースタンドは、2本足タイプがあるため駐輪時の安定感を重視する方におすすめです。重量は少し重くなりますが、1本足のサイドスタンドより安定しやすく、風などで倒れるリスクを軽減できます。1本足タイプもあり、目立ちにくいフレームの下側に取り付けられるため、BMXのデザイン性を壊したくない方にもおすすめです。
【自宅保管】おしゃれに飾るならディスプレイスタンド

BMXを室内保管する方で、おしゃれなインテリアアイテムのように飾りたいならディスプレイスタンドがおすすめです。ディスプレイスタンドにはホイール固定や壁掛けなどさまざまなタイプがあり、お部屋に合わせてBMXをおしゃれに飾ることができます。
【自宅保管】省スペースなら縦置きスタンド

玄関先やご自身のお部屋など、スペースが限られる室内にBMXを保管するなら縦置きスタンドがおすすめです。縦置きスタンドは横置きより省スペースでBMXを保管できるため、お部屋が圧迫されないのがメリット。縦置きにするとBMXのインパクトもありますので、おしゃれに保管したい方にもおすすめです。
【メンテナンス】整備は専用メンテナンススタンドがおすすめ

本格的なBMXのメンテナンスをする方はメンテナンススタンドがおすすめです。メンテナンススタンドはBMXをしっかり固定できるため、正確&スムーズにメンテナンスできるのがメリットです。清掃やチェーン注油など簡単なメンテナンスならディスプレイスタンドでもできないことはないですが、うっかり転倒してしまうこともあるので要注意。メンテナンススタンドがあると自分でできるメンテナンスの幅も広がりますので、本格的にBMXを楽しみたい方におすすめです。
対応サイズ:「ホイール」と「タイヤ幅」のサイズをチェック
自転車用のスタンドは、対応サイズがありますので、お手持ちのBMXに適合するか、事前に確認しましょう。具体的には、対応しているホイールサイズとタイヤ幅の2点を確認してください。
ホイールサイズ

まずはご自身のBMXのホイールサイズを確認して、対応しているスタンドを選びましょう。ロードバイクやマウンテンバイクなどホイールが大きい自転車用のスタンドは、BMXには使えない可能性があります。
キックスタンドやセンタースタンドは、仮に取り付けできても、長さ調整ができず安定して駐輪できないケースもあります。仮に20インチのBMXなら、「20~27インチ」のように対応範囲に入っていれば大丈夫です。
タイヤ幅

タイヤを差し込んだり挟んだりして固定するタイプのスタンドは、対応タイヤ幅を確認しましょう。タイヤ幅が太すぎるとスタンドにうまくはまらず使えません。タイヤ交換で太いタイプになると使えなくなることもあるので、カスタムする予定の方は使いたいタイヤの幅もチェックしましょう。
BMXスタンドのおすすめ15選
編集部がピックアップした、おすすめのBMXスタンドを利用目的別にご紹介します。ご自身の用途に合わせて選んでみてください。
BMXスタンドのおすすめ
駐輪に便利なBMXスタンド6選
外出時の駐輪に便利なキックスタンドとセンタースタンドをピックアップしました。デザインや取り付け方法なども踏まえて、BMXにマッチするスタンドを選びましょう。このタイプのスタンドはタイヤ幅の制限等は心配しなくて大丈夫です。
GIZA PRODUCTS(ギザプロダクツ) YRA-54K キッズ キックスタンド
対応ホイールサイズ | 14~20インチ |
---|---|
対応タイヤ幅 | - |
重量 | 188g |
14インチ小径ホイールにも対応
14インチのキッズ向けから、一般的な20インチのBMXまで対応するキックスタンドです。シンプルな取り付け方法とデザインで、幅広いBMXライダーにおすすめです。

六角レンチで簡単に長さを調整でき、BMXにピッタリ合わせることができます。アルミ合金製で軽量に仕上げられているのもうれしいポイント。
おすすめポイント
- アルミ合金製で188gと軽量
- ハブ軸止めタイプで取り付けが簡単
- 六角レンチ一本で長さ調整が可能
GORIX(ゴリックス) 自転車キックスタンド GX-ST951
対応ホイールサイズ | 20~28インチ |
---|---|
対応タイヤ幅 | - |
重量 | 約360g |
2点固定で安定しやすい
20~28インチと幅広いサイズに対応し、さまざまなBMXに取り付けできるキックスタンドです。2か所でフレームに固定するため、駐輪時の安定性に期待できます。

長さ調整は工具不要で、本体を手で回すだけでお手持ちのBMXに合わせることができます。
おすすめポイント
- 地面と接する部分に滑り止めゴム採用
- 工具不要で長さ調整でき20インチ以外のBMXにも対応
- シンプルなデザインとブラックカラーでフレームに合わせやすい
WALD(ウォルド) 20インチキックスタンド
対応ホイールサイズ | 20インチ |
---|---|
対応タイヤ幅 | - |
重量 | 298g |
20インチBMX専用のシンプルな設計
20インチBMX専用設計のキックスタンドです。長さ調整機能がない分スッキリとしたデザインで、BMXのイメージを壊したくない方におすすめ。取り付け方法はハブナットで締め込むだけで簡単なのもうれしいポイントです。
おすすめポイント
- 最小限の機能に絞ったシンプルなデザイン
- 14mmハブ軸対応で取り付けが簡単
- シルバーとブラックがありBMXに合わせやすい
フラットツイスト キックスタンド
対応ホイールサイズ | 20インチ |
---|---|
対応タイヤ幅 | - |
重量 | 249.48 g |
インパクトのあるアクセントにピッタリ
ツイスト形状でインパクトのあるデザインが特徴のキックスタンドです。駐輪時の利便性だけでなく、BMXのおしゃれなデザイン性にもこだわりたい方におすすめ。
おすすめポイント
- ツイスト形状の唯一無二のデザイン
- ネジ一本で取り付け可能
- 先端に滑り止めゴムを採用
GIZA PRODUCTS(ギザプロダクツ) CD-125A アジャスタブル ダブルレッグ センタースタンド
対応ホイールサイズ | 20~28インチ |
---|---|
対応タイヤ幅 | - |
重量 | 610g |
安定感のあるダブルレッグ仕様
ダブルレッグ仕様のセンタースタンドで、駐輪時の安定感を求める方におすすめです。

取り付け位置は3段階で調整でき、20~28インチと対応サイズが広めです。チェーンステーとの干渉を防ぐアジャスターも付属するため、幅広いBMXに取り付けできそうですね。
おすすめポイント
- コーディネートしやすいブラック・シルバーの2色展開
- 2本足で安定した駐輪が可能
- 20インチ以外のクルーザーBMXにも使える
GIZA PRODUCTS(ギザプロダクツ) アジャスタブル センタースタンド NH-KC39AAJ
対応ホイールサイズ | 20~29インチ |
---|---|
対応タイヤ幅 | - |
重量 | 335g |
シンプルなデザインのセンタースタンド
シンプルな1本足仕様ながら、安定感のあるセンタースタンドです。

六角レンチ一本で長さ調整でき、20~29インチのBMXに対応。静止状態の耐荷重25kgと、頑丈に造られているので長く使えそうですね。
おすすめポイント
- アルミ合金ボディ+スチールレッグで重量と丈夫さのバランスを取っている
- 20~29インチの幅広いサイズに対応
- 畳んだ時にスタンドが目立ちにくい
自宅保管用のBMXスタンド7選
自宅保管用のスタンドは、置くだけの簡単なタイプから、吊り下げ、縦置きなどさまざまなタイプをピックアップしました。ご自宅の状況や保管場所に合わせて選んでみてください。
サイクルスタンド
対応ホイールサイズ | - |
---|---|
対応タイヤ幅 | 2.1インチ |
重量 | 1100g |
シンプルで使い勝手○
溝の間にタイヤを差し込むだけでBMXを自立させられる、シンプルで使い勝手の良いサイクルスタンドです。溝の幅は5.5センチで、約2.1インチ幅のタイヤまで使うことができます。

最大3台まで収納できるタイプもあり、BMXを複数台持っている方にもおすすめです。室内でも使えますし、アンカーボルトが付属するので屋外のコンクリートなどに固定することも可能です。
おすすめポイント
- 2~3台タイプがありBMXを並べて収納できる
- 本体がコンパクトで場所を取らない
- 左右のゴムでバランス調整可能
GIZA PRODUCTS(ギザプロダクツ) YC-109 バイク スタンド
対応ホイールサイズ | 20~28インチ |
---|---|
対応タイヤ幅 | - |
重量 | 2200g |
シンプルデザインのリアアクスル差し込みタイプ
BMXのリアアクスルに差し込むタイプのディスプレイスタンドで、コンパクトかつスタイリッシュなデザインが特徴です。タイヤ幅に関係なく使えるので、太いタイヤに交換する可能性がある人にもおすすめ。20~28インチまで対応できるため、ホイールが大きいクルーザーBMXにも使えます。
おすすめポイント
- アクスルを差し込むだけで簡単に固定できる
- シンプルな形状で場所を取らない
- BMXのデザインを邪魔しないため室内ディスプレイにもおすすめ
UNICO(ユニコ) 自転車 置くだけスタンド PONTO
対応ホイールサイズ | 20~29インチ |
---|---|
対応タイヤ幅 | 〜3インチ |
重量 | 1074g |
置くだけでBMXをしっかりホールド
ホイールを置くだけでしっかりホールドしてくれる、BMXの宅保管にピッタリなディスプレイスタンドです。

本体サイズがコンパクトで場所を取らず、3インチまでのタイヤ幅に対応しているので、ほとんどのBMXで使うことができます。前後輪どちらでも使えるのも便利なポイント。
おすすめポイント
- BMXの自重でしっかりホールドしてくれる
- 調整不要で置くだけで使える
- コンパクトで場所を取らず持ち運びも簡単
MIMOURA(ミノウラ) DS-151
対応ホイールサイズ | 18~29インチ |
---|---|
対応タイヤ幅 | 1.7~4.7インチ |
重量 | 1400g |
連結も可能。ほかの自転車と並べて保管できる
床面に置くタイプのサイクルスタンドで、複数台接続できるため、BMXやほかの自転車を並べて駐輪可能です。複数のBMXを使い分けたい方や、ロードバイクやマウンテンバイクなども持っている方におすすめ。

タイヤを保持するフレームは幅を調整できるため、カスタムでタイヤ幅が変わっても安定した保管が可能です。
おすすめポイント
- 調整で幅広いタイヤ幅に対応できる
- 複数台並べておしゃれに自転車を保管可能
- ホイールを差し込むだけなので簡単
GORIX(ゴリックス) サイクルスタンド スライド式 GX-023V
対応ホイールサイズ | 20~29インチ |
---|---|
対応タイヤ幅 | 2.8インチ |
重量 | - |
安定感があり折りたたみも可能
スライド式でBMXの幅広いホイールサイズに対応でき、使い勝手の良いサイクルスタンドです。

大きな3角形のフレーム構造で、安定感がありBMXが倒れにくいのが特徴です。折りたたみ可能なため、車でパークなどにBMXを運ぶときにも使いやすいです。
おすすめポイント
- コンパクトに畳めるため輪行にも使える
- タイヤと接する場所はラバーで保護されている
- スライド式の調整で幅広いホイールサイズに対応
ディスプレイスタンド
対応ホイールサイズ | - |
---|---|
対応タイヤ幅 | - |
重量 | 約5300g |
おしゃれな室内保管におすすめ
フックにBMXのフレームを引っかけ、床から浮かせて保管できるディスプレイスタンドです。

自転車ショップのようにおしゃれにBMXをディスプレイでき、タイヤが床に付かないので部屋をお掃除しやすいのもメリットです。フレームを引っ掛けるだけなので、使い方も簡単ですね。
おすすめポイント
- BMXがおしゃれなインテリアアイテムになる
- フレームサイズに合わせて高さ調整可能
- フックに保護チューブが付いていてフレームのキズを防止
MIMOURA(ミノウラ) DS-800
対応ホイールサイズ | 20~29インチ |
---|---|
対応タイヤ幅 | 2.7インチ |
重量 | 4200g |
縦置き・横置きどちらでも使える
前輪をフックに引っ掛けて縦置き、フレームに差し込んで横置き、2つの使い方ができるディスプレイスタンドです。省スペースにBMXを保管したいときは縦置きにして、仮置きしたいときはサッと横置きなど、使い分けできるのがメリット。
おすすめポイント
- 20~29インチの幅広いBMXに対応
- 使い方に応じて縦置き・横置きを使い分けられる
- 対応タイヤ幅が広く太めのタイヤ交換にも対応
メンテナンス用のBMXスタンド2選
BMXのメンテナンスに使えるスタンドは、軽作業向け、本格メンテナンス向けの2種類をピックアップしました。
MIMOURA(ミノウラ) DS-534-600L
対応ホイールサイズ | 29インチまで |
---|---|
対応タイヤ幅 | - |
重量 | 1000g |
パーツ交換などの軽作業に○
チェーンステーとシートステーにフックを引っかけて、後輪を浮かせることができるスタンドです。フレームで車体を保持できるので、リヤホイールの脱着などの作業がラクになります。

使わないときはコンパクトに折りたためるため、車などに積んで出先でのスタンドとして使うこともできます。
おすすめポイント
- フックの高さを変えられるためBMXのフレームに合わせて調整可能
- 引っかけるだけで簡単にリヤホイールを浮かせられる
- フックにフレームのキズ防止ゴムが付いている
CXWXC メンテナンススタンド CX-C10
対応ホイールサイズ | - |
---|---|
対応タイヤ幅 | - |
重量 | 6700g |
本格整備やパーツ交換におすすめ
BMXのトップチューブを挟み、車体全体を持ち上げてメンテナンスができるスタンドです。高さや角度を調整できるため、楽な姿勢でパーツのつけ外しやメンテナンスができます。

外したネジや工具を置くトレーも付属していて、必要なものをサッと手に取れるのが特徴です。フレーム交換やオーバーホールなど、本格的なBMXのメンテナンスをする方におすすめ。
おすすめポイント
- フレームを固定するクランプはキズ防止の樹脂パッドつき
- 高さや角度を調整してラクに作業できる
- 使わないときはコンパクトに折りたたみ収納可能
よくある質問
BMXのスタンド選びでよくある質問をまとめました。使いやすい理想のスタンドを選ぶための参考にしてください。
スタンドの自作はアリ?

ホームセンターなどで購入できる材料を使って、スタンドの自作をするライダーも最近は多いです。自作なら自分好みのスタンドをつくることができ、費用を抑えられるのもメリットです。
ただし、本格的なスタンドをつくるにはそれなりの材料や道具、時間がかかるため、特別なこだわりがなければ既製品を買う方が良いかもしれません。道具からそろえる場合、リーズナブルなスタンドを買った方が安くなる可能性もあります。DIYが得意な方やスタンド製作自体を楽しめる方になら自作もおすすめですが、こだわりがなければ既製品も検討してみてください。
簡単に取り付けできる?

一般的な自転車用のスタンドは、BMXに取り付けるのはそれほど難しい作業ではありません。基本的には加工は不要で、決められた手順でネジやボルトを締めれば取り付けできるスタンドが多いです。ただし、センタースタンドなど取り付けの難易度が高いものもあるので、心配な場合は近くの自転車ショップなどに相談してみましょう。
スタンドを付けるとトリックは難しい?

サイドスタンドやセンタースタンドは街乗りで便利ですが、BMXの重量が増すためトリックの難易度は少し高くなるかもしれません。
ストリートやパークでは、BMXが重くなるとバニーホップなどジャンプ系のトリックが大変になります。フラットランドでは、スタンドに足やズボンが引っかかってトリックに支障が出る可能性があります。トリック中心にBMXを楽しむなら、取り外しやすいスタンドを選ぶのもおすすめです。
スタンドでBMXをもっと便利に、楽しもう!

BMXの使い方に合わせたスタンドがあれば、街乗りやメンテナンスが便利になり、もっと効率的に楽しむことができます。特に、通勤通学や普段使いでBMXに乗る方は、スタンドを付けると快適ですよ。たくさんのスタンドがありますので、使い方に合わせて選んでみてください。
関連記事
BMXのパーツや装備に関する記事もチェック!
※記事内で紹介している商品を購入した際、売上の一部がCYCLE HACKに還元される場合があります。
※各商品に関する情報は、実際に商品を使用したうえでの見解に加え、ブランド・ECサイトなどの情報を参照して記載しています。
※掲載されている情報は、記事執筆時点でCYCLE HACKが独自に調査したもの、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し、自動で生成しているものです。 掲載価格の変動や登録ミスなどの理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細などについては、各ECサイト・販売店・ブランドよりご確認ください。