5日分の荷物が入るバッグ!?気になるぞ…

ロードバイクやマウンテンバイクを趣味にしていると、遠方へのライドやイベント参加、MTBパークに出かけるときなど、どうしても荷物が多くなり、パッキングが大変ですよね。
そんなとき、本サイトでも紹介したプレスリリースの中で気になるバッグを発見しました。
それが、カーキャリアメーカーとしても有名なスウェーデンのアウトドアブランド「THULE(スーリー)」が手がける自転車ギア専用のバッグ「RoundTrip Duffel Bag 55L」です。ウエアやヘルメット、シューズなどを整理して収納でき、容量はたっぷり55リットル。3〜5日分のアイテムが入るとのこと。しかも、デザインもかなりカッコよさそう。
気になる……ということで、今回は代理店様から実際にお借りして使ってみました。使い勝手や収納力など、詳しくレビューしていきます!
THULE(スーリ) Roundtrip Duffel bag 55L
THULEの自転車用ギアバッグをサイクリスト目線でレビュー!
THULEの自転車用ギアバッグに、筆者が普段使っているサイクリングギアを実際に詰め込み、背負ったり車に積んだりしながら、使い勝手をチェックしてみました。
アウトドアブランド「THULE(スーリー)」が、手掛けるバッグ

THULE(スーリー)は、北欧・スウェーデン発のブランドで、車載用キャリアをはじめ、自転車ラックやバッグ、ベビーカーなど、アクティブなライフスタイルを支える製品を展開しています。品質と機能性の高さで世界中にファンを持つブランドです。
自転車関連のギアは、車載用のキャリア、バックパック、パニアバッグ、トラベルバッグなどさまざまな製品があり、中でも各種ギアやキャンプ用品など、たくさんの荷物を持って自転車を楽しむためのアイテムが充実している印象です。
落ち着いたカラーとスマートなデザイン

今回のバッグ、一見しただけだと自転車用バッグとは思えないようなスマートな見た目です。立体感のあるシルエットやファスナーの形状など、ワクワクするような”ギア感”もあっていいですね。
今回お借りしたのは「ミッドブルー」というカラーで、落ち着いた色合いで高級感もあり、幅広い方の好みにマッチしそうな感じです。その他にも、ディープカーキのカラーラインナップがあるようです。

バッグ表面ですが、とてもしっかりとした頑丈そうな素材です。さらに、前後・サイド・底面など、こすれやすい部分には格子状のリップストップ生地が使われていて、ほつれや破れにも強そうです。
車載や旅行に使いやすいジャストサイズ

容量は55Lと大容量。外寸は67×36×30cmとちょうど良いサイズ感で、実際に車に乗せてみると軽自動車の小さいトランクにもピッタリでした。

助手席に置くには少し大きいですが、後部座席には問題なく収まります。
また、飛行機の機内持ち込み規定サイズにも近く、電車での輪行時も網棚に載せられそうな、ちょうど良いサイズ感です。荷物をたっぷり収納しても、サイクルギアが中心であれば重さが気になることはありませんでした。
メイン荷室は開口部が広く、仕切りポケットが充実

メイン荷室は大きく開けることができて、一般的なバッグのように奥の物を取り出しにくく不便に感じることはありません。

内部には仕切りポケットがあり、ウエアやグローブ、サングラスやボトルなどを1つずつ収納できます。ウエアなどがコンパクトにまとまるので、専用の袋などが無くても、容量を無駄にせず効率良く収納できるのも使いやすいポイントです。
何がどこにあるのか把握しやすく、サッと出し入れできるのがかなり便利ですね。

仕切りポケットは四角形の大きいゾーンと三角形の小さいゾーンに分かれていて、入れる物のサイズに合わせて使い分けできます。

サングラス専用のポケットがあり型崩れせず柔らかい素材でできているため、ほかの物とぶつかって傷ついたり押しつぶされたりしないように工夫されています。

メイン荷室の左側はヘルメット専用ゾーン。ロードバイク用のヘルメットを入れてみたところサイズに、まだまだ余裕があります。マウンテンバイク用の大きなヘルメットも収納できそうです。
専用ポケットでシューズ・工具・汚れたウエアも分別できる

サイド部分にはシューズ専用ポケットがあり、ほかの荷物と分別して収納できます。今回は28cmのマウンテンバイクシューズを入れてみましたが広さは十分で、ロードバイク用のビンディングもしっかり収納できそうです。

シューズ専用ポケットの内部は防水性のあるターポリン生地が使われているので、ライド後のシューズを入れても汚れが染みこまず簡単に掃除できます。
さらに、湿気を逃がすための通気穴もあり、ファスナーを閉めた状態でもシューズが蒸れにくいのも嬉しいポイントです。

メイン荷室の裏側には、汗をかいたウェアやソックスを収納するためのポケットがあります。ここにもターポリン生地が使われているため、汗で濡れたウエアを入れてもほかの荷物が濡れないようになっています。このポケットもシューズ専用ポケット同様に湿気抜きの穴があり、蒸れ対策は万全ですね。
前面ポケットは工具などの小分け収納に便利

前面ポケットも大きく開く構造で、メッシュのポケットやゴムバンドで小物を整理して収納できます。パンク修理グッズやライト・サイクルコンピューター、モバイルバッテリーなどを入れる場所にピッタリですね。左右にマチが付いていてかなりひろく開けることができ、どこに何があるのか一目で分かり、必要な物をサッと取り出せます。

さらに前面ポケットの外側に小さなポケットが付いていて、スマホや財布などを入れるのにちょうど良いサイズです。

また、バッグの背面にカードサイズのポケットがあります。ネームプレートを入れたり、電車輪行などをするときは、交通系ICカードを入れてサッと出せるようにするのも良いですね。
持ち手やショルダーベルトにも工夫あり

持ち手は真ん中の1つと左右に2つで、持ち運びだけでなく乗せ降ろしの際にも使いやすいと感じました。

車へ乗せ降ろしするときは、左右の持ち手を使えるので便利です。電車の網棚に載せるときや、イベント会場へのシャトルバスに積み込むときなども使えそうですね。

ショルダーストラップの取り付け位置は左右に2か所ずつあり、身体のサイズや持ち運び方に合わせて調整できるようになっています。

ショルダーストラップのパッドが肉厚で肩に食い込みにくくなっているので、長時間の持ち運びもしやすそうです。ベルクロで長さを簡単に調整でき、肩掛けと斜め掛けを切り替えやすいのも使いやすいポイントですね。

実際にいろいろな持ち方を試してみましたが、ベルトの長さや位置を調整できるため身体へのフィット感を高めることができ、負担が少ない印象です。荷物の量や重さ、持ち運ぶシーンに合わせて使いやすそうですね。
これだけの荷物が入りました!

本バッグは容量が55Lもあります。持ち運びもしやすいため車への積載だけでなく、電車や飛行機での輪行にも使えそうです。泊りがけのロングライド、イベントやレースへの参加など、さまざまなシーンで活躍してくれそうです。今回は2泊3日で2日間ライドする想定で必要なアイテムを詰めてみました。

サイクルウエア&ギア
- レインジャケット
- ウインドブレーカー
- 秋冬用サイクルジャケット
- サイクルシャツ×2枚(長袖・半袖)
- インナー×2枚
- パッド付インナーパンツ
- キャップ×1個 ヘルメットインナー×2枚
- グローブ×2セット
- 着替え用のシャツ(長袖×1枚 半袖×2枚)
- 着替え用のパンツ(ロングパンツ×1枚 ショートパンツ×1枚)
- 下着類(靴下×2枚 ボクサーパンツ×2枚)
- マウンテンバイク用シューズ
- ヘルメット
- サングラス
- ボトル
自転車に乗るときのウエアやギア、普段着など必要なアイテム一式を収納しましたが容量にはまだ余裕がありました。厚手のサイクルジャケットやレインウェアなどもしっかり収納できたので、荷物が多くなる冬のライドにも対応できそうです。
これだけの荷物を普通のバッグに詰めるとどこに何があるのか分かりにくくなりますが、THULEのバッグは仕切りポケットで整理整頓できて必要な物もサッと取り出せるのでかなり便利です。

工具&アイテム
- 携帯ツールセット
- エアゲージ
- 携帯ポンプ
- CO2インフレーター&ボンベ×2本
- 予備チューブ×1本
- パンク修理用イージーパッチ
- タイヤレバー
- チェーンオイル
- モバイルバッテリー
ライディング中のパンクや微調整に必要な工具や予備チューブ、モバイルバッテリーなども収納しましたが、こちらもまだ容量に余裕があります。マウンテンバイク用のサスペンションポンプやサイコン・ライトなど持っていくアイテムが増えても、十分収納できそうです。
仕切りポケット、ちょっと惜しいポイントも

メイン荷室の仕切りポケットは、荷物を整理するのに便利ですが、完全に取り外すことはできません。そのため、大きな荷物を入れたいときや仕切りが不要なシーンでは、スペースをやや圧迫してしまいます。
写真のように折りたたんでボタンで留めることは可能ですが、ある程度の厚みが残るため、わずかながらデッドスペースが生じてしまう点は少し惜しいところ。
基本は仕切りポケットをフルに活用して荷物をいれるのが良さそうです。
自転車を思い切り楽しむ方に、本気でおすすめのバッグ!!

自転車専用に設計されたTHULEのギアバッグは、いろいろなウエアやアイテムを持ってライディングをもっと楽しみたい方におすすめの一品です。たくさんのアイテムを効率的に持ち運べるので、泊りがけのロングライドやイベント・レース参加など自転車の楽しみ方がひろがりますよ。
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