サドルバッグ オルトリーブ

【2023】サドルバッグのおすすめ11選。失敗しない選び方も紹介します

スポーツバイクに乗るなら揃えておきたいアイテムのひとつ、「サドルバッグ」。パンク修理キットなど、サイクリングに行く時に必要なものを持ち歩くのに便利。自転車に取り付ければ、見た目のグレードもアップして、より本格的になりますよ!この記事では、サドルバッグの種類と選び方を知ることができます。サイズ別に、おすすめモデルもピックアップしてご紹介します。

目次

アイキャッチ画像:編集部

コンパクトに収納できる「サドルバッグ」

コンパクトに収納できるサドルバッグ
撮影/筆者

サドルバッグとは、サドル下に取り付け、必要な物をコンパクトに持ち運ぶための自転車用バッグです。

車体の見た目を損なわないデザインと、走行中でも邪魔にならないサイズ感は、使い勝手よく、ロードバイクやクロスバイクに乗っている多くの人が愛用しています。サイクリングに行くなら、揃えておいて損はないアイテムです。

失敗しないサドルバッグの選び方

「サドルバッグ」と、ひとことで言っても種類は様々。どのように選べば良いのか、ポイントを見ていきましょう。

まずは容量やサイズを確認

自転車 サドルバッグ

撮影:編集部

まずは、バッグに入れて持ち歩きたい物を決め、それに合うサイズ・容量のものを選びましょう。

財布やスマートフォン、パンク修理に必要なアイテムだけなら、サドル下にすっぽり収まるぐらいのサイズで十分でしょう。バイクパッキングなど、多くの荷物を入れる場合は、大容量サイズを選びましょう。

バッグの固定方法から選ぶ

サドルバッグの固定方法は、「ベルクロベルト式」と「アタッチメント式」の2種類があります。

ベルクロベルト式

ベルクロベルト式のサドルバッグ
撮影/筆者

ベルクロベルト式は、サドル下のレールとシートポストの2点をマジックテープで固定する方法で、工具なしで取り付けでき、位置の微調整も簡単にできる、手軽なタイプです。

●アタッチメント式

アタッチメント式のサドルバッグ
撮影/筆者

アタッチメント式は、サドル下に工具で台座を取り付けるタイプです。一度アタッチメントを設置してしまえば、サドルバッグ自体の着脱がしやすいのがメリット。アタッチメントの位置の調整は難しいですが、位置が決まれば、常に同じ位置にサドルバッグを固定できます。

防水性に優れた製品が理想

防水のサドルバッグ

出典:Amazon

スマートフォンや財布を収納するなら、防水性・撥水性に優れたものがおすすめです。雨が降っても中が濡れる心配なく、バッグ自体の手入れもしやすいことがメリットです。

防水性や耐久性が高いバッグであれば、ドイツブランドの「オルトリーブ」のバッグがおすすめです。日常使いからハードな旅人まで、幅広いサイクリストに使われるバッグを展開しています。

オルトリーブのバッグについてはこちらから。

大きいバッグの場合、サドル下のスペースを確認

サドルバッグ下のスペース

撮影:編集部

バイクパッキングに使うような大きいサドルバッグは、後輪に接触しないよう気をつけましょう。特にサドルが低く、サドル下のスペースが狭いと、取り付けが難しい場合があります。

その際は、サドルバッグにすべて収納するのではなく、フレームバッグやハンドルバッグを活用し、荷物を分散させて持ち歩くのがおすすめです。

マルチに使えるサドルバッグもあります

サドル下に取り付けるだけでなく、その他にも便利な機能が備わったサドルバッグもあるんです。

リュックに変形する

リュックに変形するサドルバッグ

出典:rin project

自転車に乗っている時は、サドルバッグとして。降りた後は、リュックとして持ち歩けるタイプです。通勤通学や、旅行先で観光も楽しみながらサイクリングをする時などにぴったりでしょう。

外側にポケットがあるタイプも

外側ポケットがあるサドルバッグ

出典:Amazon

外側にポケットが付いたタイプは、ペットボトルや補給食など、停車した時に簡単に取り出せるので便利です。ポケッタブル仕様の上着を入れておくのにもいいですよ。

手軽に使えるコンパクトなおすすめモデル3選

ではここで、おすすめのサドルバッグをご紹介しましょう!まずは、財布やパンク修理キットなど、必需品を入れるのにちょうどいい、コンパクトサイズです。

TOPEAK(トピーク) エアロ ウェッジ パック Sサイズ

総合評価

★★★★★★★★★★ 4.17

  • コンパクトさ ★5
  • 容量 ★2.5
  • 軽さ ★5

スタンダードモデル

定番のサドルバッグと言ったら、「TOPEAK(トピーク)」の製品を思いつく人も多いでしょう。こちらは、サドル下のレールに、ストラップで固定するタイプ。専用クリップを取り付ければ、バッグに直接テールライトを取り付けることもできます。

カラーブラック
サイズL18×W8.5×H11cm
容量0.66L
重量100g
素材1200デニール ポリエステル
固定方法ストラップマウント式
テールライト取り付け可能
収納目安チューブ、パンクキット、タイヤレバー、ミニツール、ミニロック、CO2インフレーター

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mont-bell(モンベル) ドライサドルバッグ S

総合評価

★★★★★★★★★★ 4

  • コンパクトさ ★5
  • 容量 ★2
  • 軽さ ★5

着脱簡単なアタッチメント式

アウトドアブランドのmont-bellのサドルバッグ。気密性に優れていて、防水性もしっかり。アタッチメント式で、サドル下に付けても邪魔にならないデザイン。車のライトを反射するプリントも施されているので、夜間走行も安心です。

カラーブラック
サイズL14×W6×H8cm
容量 0.5L
重量145g
素材420デニール・ナイロン・オックス(ウレタン・コーティング)
固定方法アタッチメント式
テールライト取り付け不可
防水性能完全防水ではありません

パナレーサー BA-SDB 防水オリジナルバッグ M

総合評価

★★★★★★★★★★ 3.83

  • コンパクトさ ★5
  • 容量 ★1.5
  • 軽さ ★5

超コンパクトサイズ

サドル下にすっきり収まるサイズ感は、常に持ち歩いておきたい「パンク修理キット」を入れておくのにぴったり。できるだけコンパクトで、必要最低限のアイテムを収納したい人におすすめです。

カラーブラック
サイズL14×W7.5×H7.5cm
容量不明(Mサイズ)
重量110g
素材撥水加工のある素材を使用
固定方法ベルクロベルト式
テールライト取り付け可能
収納目安チューブ、タイヤレバー3本、アナログゲージ

ロングライドに最適なおすすめモデル5選

次に、補給食やジャケットなど、ロングライドに出かけるなら持ち歩きたいアイテムも入る、容量の大きいタイプをご紹介しましょう。

ORTLIBE(オルトリーブ) サドルバッグ2 4.1L

総合評価

★★★★★★★★★★ 3.83

  • コンパクトさ ★3.5
  • 容量 ★4
  • 軽さ ★4

上着も入る、使い勝手いいサイズ

4.1Lの容量の比較的大きなサドルバッグ。ベストや、ポケッタブル仕様の上着を入れることができます。開封口には、防水・防塵性の高いロールクロージャーを採用。アタッチメント式で、着脱も簡単です。

カラーブラックマット
サイズL28xW21xH14cm
容量4.1L
重量260g
素材不明
固定方法アタッチメント式
テールライト取り付け可能
耐荷重2kg

R250(アールニーゴーマル) 防水サドルバッグ スモール グレー

総合評価

★★★★★★★★★★ 3.67

  • コンパクトさ ★3.5
  • 容量 ★4
  • 軽さ ★3.5

大容量バッグの中では最小サイズ

容量3.5~5.5Lと、しっかり入る大きさでありながら、身長165㎝以下の方が乗るバイクにも取り付けできるサイズ感。これなら、サドル下のスペースが限られている場合でも、大丈夫でしょう。内側は中身が見やすいように、黄色の生地を使用しています。

カラーグレー
サイズL33~40cm×W5.5~17×H14cm
容量3.5~5.5L
重量345g
素材防水コーティングされたファブリック素材
固定方法ストラップマウント式
テールライト取り付け可能

実際に使ったレビューは、こちらから!

BROOKS(ブルックス) SCAPE SEAT BAG

総合評価

★★★★★★★★★★ 3.17

  • コンパクトさ ★3
  • 容量 ★4.5
  • 軽さ ★2

荷物が多い時に便利な大きさ

レインジャケットや厚手のジャケットなど、ポケッタブル仕様にならない上着も入る、容量8Lのサドルバッグ。プチバイクパッキングも楽しめるサイズ感です。荷物を全てまとめて、手ぶらで走りたい時にもいいですね。

カラーマッドグリーン
サイズL40~600×W14×H18cm
容量8L
重量500g
素材420デニールナイロン製
固定方法ストラップマウント式
テールライト取り付け可能
耐荷重3kg

TOPEAK(トピーク) モンドパック ハイドロ

総合評価

★★★★★★★★★★ 3.5

  • コンパクトさ ★4
  • 容量 ★3
  • 軽さ ★3.5

ボトルが収納できる縦長タイプ

両サイドと後ろにポケットがついていて、後ろにはボトルが入れられるモデル。汗を大量にかく夏場、予備ボトルを持ち歩くのに便利。ボトルケージがないミニベロなどの、小径車でツーリングする人にもおすすめです。

カラーブラック
サイズL32×W13×H20cm
容量 1.7L
重量312g
素材1200デニール ポリエステル
固定方法アタッチメント式
テールライト取り付け可能
収納目安チューブ2本、タイヤレバー、ミニツール、パッチキット、CO2インフレーター、ミニロック、ポケッタブル仕様の上着、エコバッグ、ボトル

OSTRICH(オーストリッチ) SP-464 サドルバッグ

総合評価

★★★★★★★★★★ 4

  • コンパクトさ ★4.5
  • 容量 ★3
  • 軽さ ★4.5

2段階にサイズ調節可能

一見コンパクトですが、ジッパーを開封すれば、下方向にバッグを大きくすることができるサドルバッグ。最大で2Lになります。補給食など、ちょっとした物を入れたい時にぴったりです。大きすぎず、でもしっかり入るバッグをお探しの人は、要チェック!

カラーブラック、ネイビーブルー、グレー
サイズL18×W12×H13~20cm
容量1.3~2.0L
重量150g
素材PE【リペット】1000D/PUC
固定方法ストラップマウント式
テールライト取り付け不可

バイクパッキングに!大容量なおすすめモデル3選

最後に、大容量のサドルバッグをご紹介しましょう。バイクパッキング用のサドルバッグを選ぶ際には、10L以上の容量が目安になります。

Rhinowalk(ライノウォーク) サドルバッグ 10L

総合評価

★★★★★★★★★★ 2.83

  • コンパクトさ ★2
  • 容量 ★4.5
  • 軽さ ★2

水に落ちても濡れない完全防水

容量10Lなら、必需品にプラスして、着替えのジャージやシューズ、カメラもすっぽり入る大きさ。完全防水なので、大雨の中を走行しても、中身が濡れる心配ありません。別売りのスタビライザーとセットで使えば、より安定して固定できますよ。

カラーブラック
サイズL47×W6~15×H16cm
容量10L
重量520g
素材PVC
固定方法ストラップマウント式
テールライト取り付け可能

GORIX (ゴリックス) GO-B7

総合評価

★★★★★★★★★★ 3

  • コンパクトさ ★2
  • 容量 ★5
  • 軽さ ★2

用途に合わせて使える、6~15Lサイズ

最大15Lまで収納できる大型サドルバッグ。大量の荷物を入れても、型崩れしにくい中敷き入り。重量によるずり落ちを防いでくれます。付属のショルダーひもを取り付ければ、ショルダーバッグとして持ち歩くことも可能。旅行先で活躍しそうですね。

カラーブラック、グレー
サイズL64.2×W10~18.6×H12.4~17.5 cm
容量6~15L
重量540g
素材ブラック:ナイロン420D、TPUナミネート/グレー:カチオン化ポリエステル繊維600D、PE
固定方法ストラップマウント式
テールライト取り付け可能

APIDURA(アピデュラ)/EXPEDITION SADDLE PACK(レギュラー)

出典:APIDURA

大容量17Lのサドルバッグ。型崩れしにくいやや硬めの素材を使用。縫い目には熱溶着処理を施してあるため、中身が濡れる心配ありません。高強度・低伸度・防水機能が備わった頑丈な作り。ブルべや、長期の旅行に出かけるなら、用意しておきたいサイズでしょう。

 カラー グレー
 サイズ 全長37~68cm/幅5~35cm/厚み15cm
 容量 17L
 重量 420g
 素材 TPUハイパロン素材
 取り付け方法 ストラップマウント式
 テールライトの取り付け 可能

製品公式情報はこちら

サドルバッグには、何を入れると良い?

サドルバッグの中身

撮影/筆者

「みんなサドルバッグに何を入れているのか?」と、疑問に思う人もいるのでしょう。サドルバッグに入れておいたほうが良いものや、多くの人が入れているものをご紹介します。

おすすめの基本アイテム

サドルバッグに入れる基本的なアイテムはこちら。

サドルバッグに入れる基本アイテム一覧
・スマートフォン
・財布(お金)
・ワイヤーロック
・携帯工具
・タイヤレバー
・交換用のチューブ
・空気入れ(ポンプ、CO2ボンベ)
・救急キット(絆創膏など)

外出時に必要な、スマートフォン、お金、鍵、パンクなどのトラブルに備えた各アイテムを入れる人が多いようです。

状況に応じて必要なもの

バッグのサイズに余裕があるなら、こんなアイテムも入れて持ち歩けます。

余裕があれば入れたいアイテム一覧
・補給食
・ドリンク
・雨具や防寒具
・着替え

長距離サイクリングに行くなら、エナジージェルや甘いお菓子など、補給食を携行するのがおすすめです。雨が降りそうならレインジャケットを。大量に汗をかく夏場は、着替えを入れて持ち歩くのもいいでしょう。

そのほか、しっかりクッションを入れれば、カメラを持ち運ぶことも可能です。慣れてきたら、コーヒーセットを詰めて、目的地でコーヒーを淹れる楽しみ方もできますよ。

テールライトの位置も気をつけよう

サドルバッグとテールランプ

サドルバッグを取り付けるシートポストは、「テールライトを付ける場所」でもあります。テールライトの付け方も考えて選びましょう。すでにテールライトを持っているのであれば、一緒に取り付けできる製品を選ぶのがおすすめですよ。

もし、サドルバッグにテールライトを取り付けできない場合は、シートステーにテールライトを設置するのもいいでしょう。

テールライトの詳しい記事はこちらから!

サドルバッグで快適にサイクリング!

バイクパッキングした自転車

サドルバッグがあれば、リュックを背負うストレスから解放され、荷物の持ち運びも便利になります。製品によって、様々な容量や特徴があるので、複数のサドルバッグを使い分けるのもアリでしょう。
自分に合ったサドルバッグを選んで、快適に自転車を楽しみましょう!