慌てないで!自転車の鍵を無くしたときの対処法【工賃の目安・壊し方もご紹介】

慌てないで!自転車の鍵を無くしたときの対処法【工賃の目安・壊し方もご紹介】

「あれ?自転車の鍵は?」と、かばんの中にあったはずの自転車の鍵が、どこを探してもない。そんな時は、焦らず、開錠してもらえる場所へ連絡してみましょう。この記事では、自転車の鍵をなくした際の対処法を紹介します。最終手段として、自力で壊す方法もまとめました。

目次

自転車の鍵がないときの、5つの対処法

自転車の鍵は小さくて、紛失することもあるでしょう。こちらでは、鍵をなくしたときに使える、5つの対処法を紹介します。費用や対処までの目安の時間などもまとめたので、自分に合った方法を見つけてみてください。

まずは防犯登録番号を確認しよう

自転車の防犯登録対処法をチェックする前に、まずは「防犯登録番号」を確認しましょう。防犯登録番号は、防犯登録をした際、自転車のフレームなどに貼るシールに記載されています。これから紹介する5つの対処法のうち、4つの対処法で、必要になるので、番号を控えておきましょう。

方法1:近くの交番に頼る

交番

鍵のかかった自転車を引きずって、街をさまようのは大変です。近くに交番があれば、鍵をなくして、自転車を動かせない状況を直接相談してみてもいいでしょう。近くにない場合は、電話で相談してみてください。防犯登録されている自転車なら、鍵を壊してもらえるでしょう。

警察は、無料で鍵を壊してくれる

警察ができるのは、あくまでも「鍵を壊すこと」のみ。シティサイクルの「馬蹄錠(リング錠)」や、スポーツバイクの「ワイヤーロック」などであれば、ボルトカッターなどで壊してくれることが多いです。

開錠して、自転車を動かすことができるようになったら、自転車ショップで新しい馬蹄錠を取り付けてもらうなり、新しい鍵を購入するなりしましょう。

方法2:自転車ショップに頼る

自転車ショップ

近くに自転車ショップがある場合は、鍵を壊してすぐ、新しい鍵をつけてもらえるかもしれません。

自転車が運べない場合や、近くにショップがない場合は、その場に駈けつけてくれる「出張サービス」を行うショップを、利用するのも手。数百円~千円ほど費用はかかりますが、現場まで来てくれると安心ですね。

自転車ショップで対応した場合の費用(2,000~3,000円)

鍵を壊す費用は、2,000~3,000円くらいです。新しい鍵の取り付けも同時に頼むと、破壊費用がサービスになる場合も。また自転車ショップでは、防犯登録の更新時期をチェックできる利点もあります。買い替え、修理以外では自転車ショップにあまり立ち寄らない人は、このタイミングを利用してみましょう。

方法3:鍵業者に頼る

鍵屋

鍵業者に頼むと、いろんな鍵に対応してくれます。現場に来てくれる業者もありますよ。一般的な馬蹄錠であれば、交番のようにボルトカッター等で壊すことなく開けてくれるでしょう。

鍵業者に頼るメリットは、鍵を壊さず開錠してくれる可能性があること。また鍵を使えるなら、新しく鍵を調達する必要がありませんね。利用する際は、防犯上、身分証明の提示を求められることが多いので、気をつけましょう。

鍵業者で対応した場合の費用(5,000~10,000円)

おおよその予算は、5,000~10,000円です。現場までの距離にもよりますが、出張費と開錠費用含めての目安です。

費用が心配な場合、事前に予算を確認できるといいですね。自分で持ち込んだ場合は、出張費用を安く抑えられる可能性もあります。

方法4:メーカーに頼る

自転車の鍵 スペア

時間がかかってもOKなら、より費用を抑えて、鍵を壊さず開錠できるかもしれません。基本、国内大手メーカーの自転車であれば、自転車を購入したショップを通して、スペアキーの取り寄せができます。届くまで日数がかかりますが、費用は1,000~2,000円と安く抑えられることが多いです。その他、楽天市場などでもスペアキーを扱っている場合もあります。

購入には、保証書に記載してある鍵の型番が必要。保証書の控えをスマホなどに保存して、ショップへ行きましょう。

方法5:緊急時の最終手段は自分で

近くに交番などがなく、時間もないときは自分で開ける方法があります。緊急時や急ぎのときは、鍵を探すより、自分で道具を使って鍵を壊す方が早いかもしれません。

馬蹄錠(リングロック)の開錠方法

リングロック

シティサイクルなどの後輪についている、リング状の鍵。ボルトカッター(ホームセンターやオンラインショップで購入可)で鍵を壊して開錠できます。

鍵を破壊したくない場合は、かなり力業になりますが、ビニール傘で開ける方法もあります。

  1. 1.ボルトカッターやペンチを使い、傘の柄を切る
  2. 2.傘を開くときに押すボタンを取り出す
  3. 3.開くボタンのパーツを鍵穴に差し込み、まっすぐに引き起こして開錠する

 

ワイヤーロックの開錠方法

自転車のワイヤーロック

スポーツバイクなど、馬蹄錠がついていない自転車に使われることの多い鍵。ワイヤーカッターで、ワイヤー部分を切断します。太く頑丈なワイヤーだと、切断できない場合もあるでしょう。

鍵を壊すのは最終手段

自分で鍵を壊せば、費用が抑えられ、早く自転車に乗れるように感じますが、工具を使用して、怪我をする危険もあります。
あくまでも自分で鍵を壊すことは、最終手段として、まずは警察や自転車ショップ、鍵業者に相談してみることをおすすめします。

鍵をなくさないための工夫

キーホルダー

そもそも鍵をなくさない対策も、あります。

  • ・鍵と一緒にキーホルダーや鈴などをつける
  • ・リングを取り付け、バッグなどの手荷物とつなげる

 

最近はGPSやBluetoothで、鍵の位置を把握できる「スマートタグ」もあります。少々高価ですが、その分スマホがあれば鍵の場所を特定しやすいので、安心ですね。

また、持ち歩く鍵が不要の錠を選んでみるのも手。番号を合わせて開錠する「ダイヤル式」、スマホと連動して開錠する「スマートロック式」、タッチするだけで開錠する「指紋認証式」など、種類がありますよ。

鍵をなくしても、落ち着いて対処を

「あるべきものがない!」となると、自転車の鍵ならずとも慌てるものです。ただ、そんな時こそ冷静になる方が、早く解決できるかもしれません。

警察、自転車ショップ、鍵の専門業者など、身近にある場所や頼りやすい場所へ連絡してみてください。場合によっては鍵を壊さず、開錠できることもあるので、落ち着いて対処しましょう。