ディスクブレーキ メンテナンス ツール

自転車のディスクブレーキのメンテナンスならこれ!便利ツール「NTL-5」をご紹介

ロードバイク・マウンテンバイク・クロスバイクなど、今では多くの完成車がディスクブレーキを採用したモデルになってきています。強い制動力と安定したブレーキングは大きなメリットですが、従来のワイヤー式とはメンテナンス方法が大きく変わりました。買い替えたバイクがディスクブレーキで、何をメンテナンスしたらいいのかわからない方も多いでしょう。そんな方に、メンテナンスに役立つアイテム「NTL-5」をご紹介します。

目次

記事内画像:筆者

ディスクブレーキの「パッド」や「ローター」、自分でチェックしていますか?

ロードバイクやMTBなどの、ディスクブレーキ。メンテナンスがよくわからないという方も多いでしょう。

ディスクブレーキは、「ローター」や「パッド」部分など、以下のようなメンテナンスが自分で行えると、良いコンディションに自転車を保つことができます。

●ディスクローター

→歪みのチェック

→摩耗のチェック

→交換

●ブレーキバッド

→摩耗のチェック

その他にも、ローターの交換作業には、特殊な工具が必要だったり、ディスクブレーキならではの、悩みも少なくありません。

今回紹介するのは、そんな様々な悩みに対してお助けしてくれるツールです!

NTL-5 ディスクローター&パッドツール

NTL-5 ディスクローター&パッドツール

今回ご紹介する「NTL-5」ディスクローター&パッドツールは前述の各種チェック作業などが、1つのツールでできてしまう便利アイテムです。早速、ご紹介します!

①ローターの歪みを修正

ローター 歪み 修正

ディスクブレーキのローターは、ふとしたタイミングで歪むことや、ブレーキを多用する場面ではローターが熱を持ち、歪みやすくなったります。

MTBでのトレイルライド後や、ロードバイクでダウンヒルをした後など、ハードなブレーキを多用した時は、特に要チェックです。

そんな時、ローターがパッドに擦れているような音が聞こえたり、軽微な歪みを発見したら、「NTL-5」で調整しましょう。

NTL-5の先端の隙間にロータを挟んで、ゆっくりと力をいれて歪みを調整します。

②ローターの厚みのチェック

ローター 厚みチェック

ディスクブレーキのローターは、ブレーキするごとに摩耗します。摩耗して、ローターが薄くなってしまうと、歪みも起こりやすく、また強度も下がりブレーキングが不安定になってしまいます。

そのため、ローターの厚みも定期的にチェックできると、良いでしょう。

薄くなったローターは、破損の恐れもあるので、定期的なチェックと、早めの交換を心がけたいですね。対応ローターは、シマノ、HOPE、SRAM、MAGURAです。

③パッドの残量チェック

シマノパッド 残量チェック

ローターと同様に「パッド」もブレーキングのたびに摩耗していきます。ツールに付属しているのはシマノ限定のチェッカーですが、ローターと合わせて定期的にチェックしましょう。

走り終わった後のブレーキキャリパーを汚れを見ると、どれだけパッドを酷使しているかがわかります。擦り減ったパッドを使い続けるのはとても危険なので、こちらも早めの交換をしましょう。

④ローター脱着

ローター脱着

ディスクローターの脱着も専用ツールが必要です。センターロック式などは、ボトムブラケットツールでも代用できますが、「NTL-5」でも対応が可能です。

新品のローターに交換する時も、安心ですね。

⑤ピストンプレス

ピストンプレス

ホイールを外している状態で間違えてブレーキを握った場合、ピストンが飛び出して戻らなくなってしまいます。飛び出したピストンを戻す作業の修正も行えます。

輪行時やメンテナンス時など、ふとした時にブレーキを握ってしまう事もあるので、ディスクブレーキの自転車を持っているなら、欲しい機能ですね。

ディスクブレーキは定期的なチェックを!

ディスクブレーキは、フルード交換など自分で行うのが難しいメンテナンスもありますが、定期的なチェックや自分でもできるメンテナンスもあります。

今回、ご紹介したツールを使った、パッド・ローターなど消耗品チェックやディスクローター修正は日頃から行えると良いですね。

ディスクブレーキのコンディションを最良に保つて、快適に自転車を楽しみましょう。