自転車の撮影にはコツがある
自転車に乗っている時、綺麗な景色に出会うと、つい写真を撮りたくなりますよね。
自転車で来たという証明として、そしてお気に入りのバイクを景色に添えて、1枚の写真に残したいですよね。
しかし、いざ撮影をしてみると「あれ?思ってたのと何か違う…」という経験は、あるのではなないでしょうか?
自転車を、カッコよく撮るためには、いくつかポイントがあります。今回は、なるべく簡単に、今すぐできる自転車撮影のコツをご紹介していきます。
一眼レフの様なカメラだけでなく、スマホでも使えるテクニックですので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
「横」から撮るとき
まずは横から自転車を撮る時のポイントです。
水平を意識しよう
横から撮影する時は、水平を意識しましょう。
せっかくの綺麗な景色や自転車も、斜めに傾いてしまっては締まりのない写真になってしまいます。特に真横から撮影するときには、水平が取れているかが大きなポイントです。
自転車を真横から撮るなら、水平のラインを意識して撮ってみましょう。
もし水平が曲がってしまった場合は、あとから編集することも可能です。スマホ・PCともに無料の編集アプリが充実していますので、そちらを活用するのも良いですよ。
「三分割」して考える
背景を含めて自転車を撮影する時は、「自転車をどの位置に、どのくらいの大きさで写すか?」が重要になります。
この時に、王道と言われる手法が「画面を三分割したときの交点に、自転車を配置する」というもの。背景とのバランスがとりやすく、自転車・背景共に映える位置関係になります。
これはどんな写真でも生かせる技術ですが、特に真横から撮影するときに意識すると良いでしょう。
スマホでもデジカメでも、画面の中に三分割する線を表示させる機能があったら活用して、撮影してみるのもおススメですよ。
こんなポイントもチェック
もし真横から自転車をアップで撮るなら、ちょっとしたコツで自転車を更にカッコよく見せることが出来ます。
・クランク側から撮影する
・クランクは4~5時
・ギヤは「アウター×トップ」付近
・バルブ位置を揃える
必ずしも正解がある訳ではありませんが、ちょっとしたポイントで愛車が更にカッコよく見えるかも知れませんよ。
「後ろ」から撮るとき
続いては、自転車を後ろから撮影するときのコツを見ていきましょう。
「対角線」を意識する
自転車を斜め後ろから撮影するなら、「対角線」を意識して撮影してみましょう。
例えば、ガードレールや柵、白線など、自転車の周りには様々な「線」があります。これらを、画面の対角線と合わせて撮ってみる方法です。
画面全体に斜めの線を入れるほか、「消失点」と言われる斜めの線が交わる点を画面内に含めるのも良いでしょう。
画面内にたくさんの線が入り込みやすい自転車撮影では、このポイントを意識出来るだけで写真がグッと映えるようになりますよ。
カメラの位置を下げてみよう
カメラの位置を下げ、下から煽るように撮影すると、迫力のある写真を撮ることが出来ます。
もしスマホやカメラに「広角」での撮影機能があるなら、なるべく広角を使うことをおすすめします。
画面いっぱいにバイクが広がり、カッコいい1枚に仕上がるはずです。
カーブした道路や川を活かす
自転車を撮影するとき、背景に道路や川が入ることも多いはずです。そんなときは、ぜひその背景を活かした撮影をしてみましょう。
「S字」「C字」を作る
道路や河川などを背景にするときには、「S字」「C字」が画面に収まるように撮るとカッコよくなります。九十九折りや河川敷などで使える方法です。
特に道路は、何も意識せずに撮影すると、単調になりやすい背景ですので、上手く画面に切り取るためのポイントでもあります。
案外このような構図で撮影できるポイントは多く、ぜひ普段のライドから、道路や川のラインを見てみましょう。
応用編:「光の当たり方」を考える
最後に、光の当たり方についてです。「順光」や「逆光」等の簡単な仕組みを抑えるだけでも、写真がぐっと綺麗になります。
「順光」はバイク・人物が綺麗に映る
撮影対象の正面に光が当たっている「順光」は、バイクや背景が綺麗に映ります。
影になる部分が少ないため、パーツやロゴがはっきり見えますし、発色も良いので色味もよく仕上がるでしょう。
逆光のシルエットもカッコいい
順光の逆で、撮影対象の背後から光が当たっているのが「逆光」です。
こちらはシルエットが綺麗に映りますので、例えば夕陽をバックに自転車の影を表現するのに有効です。「マジックアワー」と言われるこの時間は、幻想的な写真を撮るのに持ってこいです。
逆に、日中の逆光は陰影が激しくなりすぎるため、撮影が難しくなるかも知れません。
写真撮影で使える便利アイテム
自転車を撮影するとき、バイクを自立させるスタンドや、カメラ(スマホ)用の三脚があると便利です。
そんな各アイテムをご紹介します。
バイクを自立させるスタンド
「この背景で撮りたいけど、自転車を立てかける場所が無い…」というときに役立つのが、このスタンド。なるべく小型軽量で、画像にも映り込みにくいものを集めました。
青奴工房 めだたんぼー
透明なアクリル棒である「めだたんぼー」は、その名の通り目立たないスタンド。まるで自転車がスタンドなしに自立しているかの様な、綺麗な写真が撮れるのが魅力です。
携行性も高く、クランクの角度も好きに調節できるのも嬉しいですね。使用にはややコツがいりますので、初めて使用する際はお気をつけください。
収納時最小サイズ | 約175mm |
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重量 | 40g |
TOPEAK フラッシュスタンドスリムX
コンパクトに折りたためる、金属製のスタンド。ペダル軸を支える形で使用します。二股の脚があるので、比較的安定感があるでしょう。
スマホ三脚
三脚はつい不要と思われがちですが、バイクを自分が支えながら撮影をしたり、自分が走っているところを動画に収めたりと、拘りたい方にはぜひ持っていただきたい装備。
グループライドが多い方にも、みんなで走っているカッコいい写真が撮れるのでおすすめしたいアイテムです。
Manfrotto MKPIXICLAMP-BK PIXI Smart
小型軽量な三脚で、スマホ固定用のアダプタも付属するお得なセット。
人気の高い三脚ブランド「Manfrotto(マンフロット)」製で、扱いやすいボール形状の雲台と、お洒落なデザインが魅力です。
重量 | 215g |
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最大高 | 24.7㎝ |
付属品 | スマートフォンアダプタ付き |
自転車×写真は楽しい
自転車と写真は、相性の良い趣味と言われています。筆者自身、気が付けばライドには一眼レフが手放せなくなっているほどです。
ライド中に出会った景色やご飯など、その時の思い出を自分視点で残すことが出来ますし、帰宅後写真を見返す楽しみも増えます。
是非この記事でご紹介したコツやアイテムを参考に、自転車と写真の趣味をお楽しみください。