チェーンチェッカー

チェーンチェッカーでチェーンの伸びを確認!おすすめ製品を使い方も解説。

自転車のチェーンは、脚の力を車輪に伝えるとても重要なパーツです。それだけにチェーンにかかる負担も大きく、いつまでも使えるものではありません。でも「チェーンっていつ交換したら?」「どうなったら交換するの?」など、難しかったりします。そんな時に、簡単にチェーンの状態を確認できるのが、チェーンチェッカーです。

目次

アイキャッチ画像撮影:筆者

チェーンの状態をチェック!「チェーンチェッカー」

チェーンの状態をチェック!「チェーンチェッカー」

撮影:筆者

日頃、チェーン洗浄や注油をきちんと行っていても、消耗品であるチェーンは時期がきたら交換しなければなりません。

チェーンの交換は、およそ3,000~5,000Kmと、言われていますが、少し大雑把で、わかりづらいですよね。では、いつチェーンを交換したらいいのでしょう?

チェーンの状態が確認でき、交換が必要か、一目でわかるアイテムが「チェーンチェッカー」です。

【改めて】チェーンは消耗品です

【改めて】チェーンは消耗品です

撮影:筆者

自転車のチェーンは、常に強い力がかかりながら動いているパーツです。

それだけに、走り続けていると、チェーンが劣化し、「チェーン伸び」という状態になってしまいます。

「チェーン伸び」をした状態で使い続けると、クランクやスプロケットなど他のパーツも摩耗してしまい、場合によっては、ドライブトレインを丸ごと交換!なんてことにもなることも。

ですので、適切なタイミングで「チェーンチェッカー」を使って、チェーンの状態を確認しましょう。

超簡単!チェーンチェッカーの使い方

チェーンチェッカーを使ったチェックは、わずか3秒! 使い方を確認しましょう。

①チェーンの上段で測る

チェーンチェッカー 使い方

撮影:筆者

チェーンチェッカーは、上側のチェーンを使います。下側のチェーンは、ディレーラーのテンションが安定しないので、上側で、測りましょう。

②数字が書かれていない端を、コマに引っ掛ける

②数字が書かれていない端を、コマに引っ掛ける

撮影:筆者

チェーンの任意の位置で、チェーンチェッカーの端をセットしましょう。

③数字が書かれている側の端を、直下のコマに下ろす

チェーンチェッカー 使い方

撮影:筆者

末端部分が入らなければ正常、0.75が入ったら交換時期が近いです。1.0が入ってしまったら1%チェーンが伸びているので、今すぐ交換しましょう。

チェーンチェッカーのおすすめ5選

超簡単に使えるチェーンチェッカー5モデルをご紹介します!

SHIMANO TL-CN42

正確にチェーン伸びを測るため、片側を二股構造にして確実な測定を行います。

BBB BTL-125

アーチ状の測定部の差し込み具合で測れる構造で、ワンアクションで0.75と1.0を測定できます。


 

KMC EASY CHAIN CHECKER

工具箱に入れても邪魔にならない小型でシンプルな作り、レーザー刻印で使用法も明記されている、手軽に使えるチェッカーです。

BIKE HAND YC-503

伸び率0.75%と1.0%を測れる、使い方もシンプルなコストパフォーマンスに優れたチェーンチェッカーです。

TOPEAK チェーンフック&ウェアインジケーター

チェーン交換時のチェーンを保持するフックとしても使える、マルチなチェーンチェッカーです。

目盛り付きのゲージタイプもありますよ

0.75と1.0だけじゃなく、もっと詳しくチェーンの状態を知りたいという場合、0.25%から測れるケージ付きのチェーンチェッカーもあります。

細かく状態を知ることができれば、チェーン交換時期の想定や、自分のライディング状態の判断もできますね。

Park Tool CC-2C

本体についたピンをかけるようにチェーンにセットし、レバーを押すと0.25刻みでチェーン伸び率を測定できます。

チェーンチェッカーでの確認作業、いつする?

チェーンチェッカーでの確認作業、いつする?

撮影:筆者

チェーンのチェックのタイミングは、自分で「チェックするタイミングのルール」を決めるのがおすすめ。チェーン伸びも早期発見できますよ。

例えば、以下のようなタイミングです。

●メンテナンスや洗車に合わせて

●ギアチェンジ・ペダリングに違和感を感じたら

●たぶん3000Km以上、走っている

●1年以上チェーンを交換していない

●もちろん週1など定期的に決めてもOKです

チェーンチェックをうっかり忘れないように、自分なりに決めておくと良いでしょう。

チェーンチェッカーを使わないチェック法

チェーンチェッカーを使わなくても、チェーンの状態を知ることができます。

チェーンチェッカーが手元にないけど、チェーンに違和感があるといった場合、他の方法も覚えておくと便利ですよ。

指で引っ張ってみる

チェーンチェッカー 使い方

撮影:筆者

クランクにかかっているチェーンを指でつまんで、引っ張ってみましょう。新品の状態では、わずかに隙間ができる程度ですが、伸びている状態だと、クランクの歯が見えるようになります。

工具を必要としないので、出先でチェーンが気になったときは軽くつまんでみましょう。

ノギスを使って測る

チェーンチェッカー 使い方

撮影:筆者

ノギスであらかじめ、決まったコマ数の内幅を測っておき、定期的にチェックする方法もあります。

ノギスは他の用途にも使えるので、1本あると便利なのでチェーンチェッカーと併用してもいいですね。

チェーンの交換方法もマスターしておこう

チェックをしてチェーン伸びを見つけたら、チェーンを交換しなければなりません。チェーンの交換方法もマスターしましょう。

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スプロケットも、使い続けたらチェック

スプロケットも、使い続けたらチェック

伸びたチェーンを使っていたりすると、スプロケットは摩耗してしまいます。チェーンを交換しても、スプロケットやチェーンリングが摩耗してしまっていると、それぞれの劣化が早まります。

スプロケットの寿命は10,000~15,000Kmくらいと言われています。それを目安にスプロケットやチェーンリングもチェックしましょう。

チェーンチェッカーは1つ持っておいて損ナシ!

スプロケットチェッカー 自転車

撮影:筆者

チェーン伸びは、なかなか気づきづらく、伸びてしまうと、クランクやスプロケットを摩耗させてしまいます。

自転車を乗り続ければ、いつかはチェーンは伸びるもの。いち早くチェーン伸びに気づくためにも、チェーンチェッカーは必需品ですよ。