女性にも人気のロードバイク
風を切って走れて、運動不足の解消にもぴったりのロードバイク。ロードバイクを選ぶ時に、女性ならではの気になるポイントもありますよね。今回、女性向けのロードバイクの選び方をまとめました。
ロードバイクってどんな自転車?
舗装路を速く走れるロードバイクは、「シティサイクルより細いタイヤ」、「空気抵抗を考えたフレーム」が使われていて、とにかく軽くできています。速く走るための「前傾姿勢をとりやすいドロップハンドル」や、「変速ギアの段数が多い」のも特徴です。
ロードバイクのここが好き!
フィットネスとしても人気があるロードバイクは、心や体にもいいことがありそうですよね。女性にうれしい、ロードバイクを続けて感じられる「ご褒美」を紹介しましょう。
いちばん速い自転車こその爽快感
走りに特化したロードバイクで走れば、爽快感を思い切り味わえます。何もかも忘れて、ひたすら走っていたいような感覚は、一度体験してみるとハマる人が多い理由でしょう。
はじめやすい有酸素運動
ロードバイクは体への負担が少ない有酸素運動なので、日々の運動としてもぴったり。一般的な自転車よりも前傾姿勢で走り続けるため、自然と体幹を使って体が引き締まりやすくなるかもしれませんね。
続ければ基礎代謝がアップ!
週に2回など定期的に走れば、基礎代謝も上がるでしょう。体を支えている足を大きく動かすため、健康にもいいことがあるはず。走っているときの心地よさもあって、一石二鳥ですね。
女性が乗りやすいロードバイクはこれ!
男女別になっているモデルは選びやすいですが、そうでないと悩みますよね。ここからは女性が乗りやすいロードバイクの見つけ方を紹介します。
①またぎやすいフレーム
気になるモデルを見つけたら、またぎやすいサイズがあるか確かめましょう。
ロードバイクのフレームは、スローピングとホリゾンタルの2タイプがあります。上部のフレームが、サドル側に向けて斜めに低くなっているのが、スローピング。ホリゾンタルは水平です。スローピングタイプは、またぎやすいので乗り降りもラクですよ。
②ぴったりのサイズ感
ロードバイクに限らず、スポーツバイクはサイズ感が大切です。サイズが合っていれば、肩や腰への負担も少なく快適に走り続けられますよ。試乗して、次のことを確かめてみましょう。
- ●ハンドルを握ったときに、ヒジが突っ張らないか
- ●ハンドル幅が広かったり、遠く感じないか
- ●足がしっかりつくサドルの高さか
ロードバイクは前傾姿勢になるため、サドルからハンドルまでの長さを確認しておきたいもの。筆者は身長155cmですが、足がついても、サドルからハンドルまでは遠く感じることも。上の3つすべてをクリアして初めて、サイズが近いと言えます。
③良くきく、油圧式ディスクブレーキ
ロードバイクのブレーキは、ディスクブレーキとリムブレーキの2種類があり、悩む人もいるかもしれません。路面が濡れている時など、よりブレーキが利きやすいのはディスクブレーキです。また、ディスクブレーキには油圧式と機械式がありますが、ブレーキを軽く握っても利きやすい油圧式が、女性におすすめです。
④デコボコ道もへっちゃらなグラベルロードもおすすめ
オフロードも走れる「グラベルロードバイク」は、ロードバイクのなかでも少し太めのタイヤで、未舗装の道も走れますよ。舗装道路も山道も、どこにでも乗っていくにはグラベルロードがぴったり。
気になるロードバイクの予算は?
男女問わず初心者向けのロードバイクは、安全面や性能面でも安心できる、8〜15万円の予算がおすすめです。またペダルやライトなどのアクセサリや、ヘルメットなども用意することを考えると、もう3万円くらいを見込んでおくといいですね。
デザインもカワイイ、女性におすすめのロードバイク6選
ここからは男女共通モデルで、デザインやカラーがかわいくて、女性も乗りやすい自転車をまとめました。
BIANCHI(ビアンキ) VIA NIRONE 7 105
「チェレステ」と呼ばれる美しいブランドカラーで人気のビアンキ。ヴィア・ニローネ7も、チェレステカラーがラインナップされた、アルミフレームの軽いエントリーモデルです。身長150cm未満の人も乗りやすい、41サイズからあります。
カラー | 2色 |
---|---|
コンポーネント | SHIMANO 105 |
ルイガノ マルチウェイ 700
カナダのおしゃれなスポーツバイクブランド、ルイガノ。軽くてスタイリッシュな見た目ですが、耐パンク仕様の太めの35Cタイヤを履いているため、安定感ある乗り心地が期待できます。シマノ製のコンポと、泥除けが標準装備されています。
カラー | 2色 |
---|---|
コンポーネント | シマノ ソラ |
NESTO(ネスト) ALTERNA
日本のサイクルブランド「ネスト」は、エントリーモデルも種類が多く、目的にあわせて選びやすいですよ。上位モデルをベースにつくられているオルタナは、重さはわずか9kg。クロスバイクのように扱えるフラットハンドルタイプもあります。
カラー | 3色 |
---|---|
コンポーネント | シマノ ソラ |
MERIDA(メリダ)/SCULTURA 410
台湾の有名ブランド「メリダ」。スクルトゥーラ410は、身長145cmから乗れるロードバイクです。小さめのフレームで扱いやすいでしょう。レースも走れる人気モデル、スクルトゥーラ400をベースにつくられています。
GT(ジーティー)/Road Comp
MTBでも有名なブランドGT。ロードバイクも、走行中の振動が抑えられる設計で快適に走れますよ。フレームは独自開発の軽いアルミ。タイヤを支えるフロントフォークには、より軽いカーボン製です。赤と青がフレームのアクセントになっていますね。
FELT(フェルト) BROAM 60
フェルトはドイツのスポーツバイクブランド。ブローム60は、40Cの太めのタイヤを履いたグラベルロードです。濡れた道でも利きやすいディスクブレーキに、ボトルケージや泥除けをつけられるダボ穴もあるので、ロングツーリングにもぴったり。
カラー | 2色 |
---|---|
コンポーネント | シマノ ソラ |
小柄な人には女性専用モデルがおすすめ
ロードバイクメーカーの中には、女性のための専用モデルをつくっているブランドもあります。以下のような特徴があります。
- ●小さめのフレーム
- ●女性の骨格に合わせた幅広のサドル
- ●肩幅が狭い女性に合わせた短めのハンドル
- ●コンパクトなパーツ
- ●女性向けのデザインやカラーリング
特に小柄な人は、女性専用モデルがフィットすることも多いため、ロードバイク選びの基準のひとつにしてみてくださいね。
女性専用モデルのおすすめ6選
それでは女性専用に開発された、各モデルをご紹介します。
LIV(リブ)/AVAIL 2
リブは、世界的に有名な自転車メーカー、ジャイアントの女性向けブランド。アヴェイル2は少し太めの28Cタイヤで、ドロップハンドルが不安な人でも安心のサブブレーキがついた、ロードバイク初心者にぴったりのモデル。XXSサイズは、身長145cm前後の小柄な女性向けです。
カラー | 2色 |
コンポーネント | シマノ クラリス |
参考価格(税込み) | 94,600円 |
DE ROSA(デローザ)/FEDE
ハートが入ったかわいらしいロゴで知られる、イタリアのデローザ。軽いアルミフレームで乗り心地もいいFEDEは、身長150cmの小柄な人が乗りやすい設計のエントリーモデルです。
カラー | 2色 |
コンポーネント | シマノ 105 |
参考価格(税込み) | 236,500円 |
CANYON(キャニオン)/Endurance WMN Disc 7.0
キャニオンはオンライン限定販売のドイツのブランドです。長時間のサイクリング向けにつくられたエンデュランスモデルで、身長152cmからのサイズ展開。しっかり利くディスクブレーキで、手の小さい人でも握りやすいブレーキレバーを選んでいます。
EDDY MERCKX(エディ・メルクス)/Montreal 74
現役で通算525勝した超人エディ・メルクスが立ち上げたメーカー。モントリオール74は、ヒルクライム向けにデザインされたブロックハウス67を女性専用に仕立てたモデルです。軽くて丈夫なアルミ素材で、初心者にも扱いやすいでしょう。
カラー | 1色 |
コンポーネント | シマノ ティアグラ |
参考価格(税込み) | 204,600円 |
ANCHOR(アンカー) RL6W TIAGRA モデル
アンカーはブリヂストンのスポーツバイクブランドです。日本人向けのデザインが強みですが、こちらは女性にあわせて、小さめのフレームとコンパクトなハンドルバーを組み合わせています。一部有料ですが、好きなパーツを組み合わせられるセレクトパーツシステムで、自分だけのロードバイクをつくることができますよ。
カラー | 3色 |
---|---|
コンポーネント | シマノ ティアグラ |
Khodaa Bloom(コーダーブルーム) Farna 700 D12レディース
国産ブランド、コーダーブルームの女性専用ロードバイクです。クッション性が高いサドル、リーチと幅を狭くしたハンドルなど、女性の「あったらいいな」をもとに開発されていています。指先のスイッチで簡単に変速できるため、こまめにギアチェンジしたくなりますね。
カラー | 1色 |
---|---|
コンポーネント | シマノ アルテグラ |
気に入ったバイクがあったら試乗してみよう
いいなと思うロードバイクを見つけたら、ショップに行って試乗してみましょう。色合いを確認できたり、サイズ調整をしてもらったり、楽しみ方なども、きっと教えてもらえたりできますよ。
試乗はパンツスタイルが安心!
ショップによっては身長、股下、腕の長さなどを測って、体型にあったロードバイクを選んでくれることもあるため、パンツスタイルで行ってみましょう。試乗するときもまたぎやすいですよ。
ロードバイクライフを楽しもう
速く快適にサイクリングができるロードバイクは、自分にぴったりのモデルを見つければ、何年も楽しむことができるでしょう。女性に向けたモデルはサイズ感はもちろん、デザインも増えてきているので、ぜひ候補のひとつにしてみてくださいね。