エルゴングリップの選び方とおすすめ7選|全ラインナップのスペックを比較

【レビュー】エルゴングリップを解説!選び方とおすすめモデルも紹介

ERGON(エルゴン)のグリップは、クロスバイクやマウンテンバイクのライド中の手の痛みを軽減する定番アイテムです。人間工学に基づいて設計されたエルゴノミック形状のグリップは、手の疲労や痛みの軽減効果が期待できます。

しかし、エルゴンのグリップは種類が多く、どれを選べばいいかわからないと迷う方も少なくありません。

そこでこの記事では、エルゴングリップの各シリーズの特徴と選び方、編集部が厳選したおすすめモデルについて詳しく解説します。定番モデルのGP1 Evoを実際に購入して使ってみたレビューも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

ERGON(エルゴン)は人間工学グリップブランド

エルゴングリップGP1
撮影:編集部

ドイツの「ERGON(エルゴン)」は、人間工学(エルゴノミクス)に基づいた製品開発で知られるサイクルパーツブランドです。サドルやペダルなども手がけていますが、中でも握りやすく疲れにくいグリップに定評があります。

  • エルゴン(ERGON):ドイツのサイクルパーツブランド名
  • エルゴノミック(Ergonomic):「人間工学に基づいた」という意味の言葉

手のひらを支える形のグリップを「エルゴグリップ」と呼ぶこともあります。エルゴグリップは、エルゴノミックという言葉がルーツで、人間工学に基づいて設計されているグリップの総称です。本記事では、エルゴン製のグリップを「エルゴングリップ」と呼んで解説します。

手のひらを支える独特の形状

エルゴングリップのウイング形状
撮影:編集部

エルゴングリップは、手のひらが当たる部分が広くなった「ウィング形状」が特徴的です。

一般的な丸形グリップに比べると、ウィングと手のひらの接触面積が広く、圧力を分散させる設計になっています。また、ウィングが手首を自然な角度に保ち、長時間のライドでも負担や疲労を感じにくいように工夫されています。

ポジションを変えて疲労軽減できるバーエンド

エルゴングリップのバーエンド
出典:ERGON

エルゴングリップにはバーエンド一体型のモデルもあり、握る位置を変えることができるので、ロングライドの疲労軽減につながるのが特徴です。

普通のグリップにバーエンドだけ後付けすることも可能ですが、一体型は走行時にずれるのを防ぎやすく、見た目がすっきりするのもメリットです。

一般的な丸グリップとの違い

丸グリップとエルゴングリップの比較

ウィング形状のエルゴングリップと一般的な丸グリップはそれぞれにメリットがあり、用途にも違いがあります。

丸グリップはどの向きでも同じように握れるため、自転車を傾けたり、姿勢を変える乗り方に向いています。MTBのトレイルライドなど、アグレッシブな走り方は丸グリップを使うのが一般的です。

一方、エルゴングリップはウィング形状で手の角度が固定されるため、クロスバイクでのロングライドのように、同じ姿勢で長く乗り続けるのに向いています。なお、エルゴンはMTB向けに丸形グリップや、小さなウィングで荷重を分散しつつコントロール性も両立したモデルも展開しています。

エルゴングリップの全ラインナップとスペック一覧

エルゴングリップはラインナップが豊富で、シリーズごとで、おすすめの用途や形状が異なります。国内公式サイトに掲載されているものだけで40モデル以上ありますが、用途ごとにまとめると大きく次のシリーズに分けることができます。

シリーズ主な用途特徴向いている人
GP街乗り・ツーリング大きなウィングで快適性を重視手の負担を抑えたい人
GSスポーツ・ツーリング快適性と操作性のバランス型軽快に走りたい人
GC・GTツーリング・街乗り複数の握り方ができる形状長距離を走る人
GMA・GMS・GXRMTB(トレイル・クロスカントリー)ポジションの変更に合わせて握り直しやすい形状MTBでアップダウンを含めたトレイルを走る人
GE・GD・GFRMTB(ダウンヒル)強いグリップ力と操作性を重視専用コースでのダウンヒルを楽しむ人

まずはシリーズごとの大まかな用途や特徴を知ることで、自分の走り方に合うグリップを選びやすくなります。それぞれのシリーズの特徴と具体的なラインナップを詳しく見ていきましょう。

GPシリーズ:手のひらを広く支える快適さ重視の定番

エルゴングリップGP2
出典:ERGON

クロスバイクでの街乗りからツーリングまで、快適さを重視する人に向けたシリーズです。手のひらを広く支える大きなウィングが特徴で、手にかかる負担を分散します。

GPシリーズは、ラバー素材とBioKork(コルク)素材の2種類のラインナップに分かれています。

【ラバー素材のモデル】

モデルバーエンド長グリップ長重量 S / L価格(税込)
GP1 Long/Longなし132mm170g / 215g5,500円
GP1 Evo Long/Longなし132mm155g / 200g7,150円
GP1 Evo Long/Shortなし左132mm・右102.5mm160g7,150円
GP2 Long/Short65mm左135mm・右100mm205g / 224g7,370円
GP2 Evo63mm132mm230g / 260g8,250円
GP3 Evo82mm132mm230g / 260g9,350円
GP4 Evo112mm144mm330g / 360g10,780円
GP5 Evo142mm144mm445g / 475g12,100円

GPシリーズには5つのモデルがあり、Evoは素材や形状が見直された改良版です。GP1はバーエンドなしのモデル、GP2〜5のモデルは、数字が大きいほどバーエンドが長くなります。

「Long/Short」は、グリップシフト(回転式の変速レバー)対応の右側が短いモデルです。表記がないものは「Long/Long」の組み合わせになります。グリップの長さの選び方は次の章で詳しく解説します。

【BioKork・コルク素材のモデル】

モデルバーエンド長グリップ長重量 S / L価格(税込)
GP1 BioKork Long/Longなし132mm169g / 200g7,370円
GP1 BioKork Long/Shortなし左132mm・右93mm162g / 186g7,700円
GP1 BioKork Short/Shortなし93mm156g(S)7,370円
GP2 Evo BioKork63mm132mm260g / 290g9,350円
GP3 Evo BioKork82mm132mm260g / 290g10,450円
GP4 Evo BioKork112mm144mm320g / 350g12,100円
GP5 Evo BioKork142mm144mm435g / 465g13,750円

BioKorkモデルの形状はラバーモデルとほぼ同じで、素材による特性の違いについては選び方で詳しく掘り下げます。

GSシリーズ:小さいウィングで操作性も重視したスポーティー版

エルゴングリップGS2
出典:ERGON

GPよりウィング形状が小さく、操作性も重視したシリーズです。手のひらの支えは残しつつ、握り替えやハンドリングの邪魔になりにくい形状で、スピードを出して走るクロスバイクやフラットバーロードに向いています。

モデルバーエンド長グリップ長重量 S / L価格(税込)
GS1 Evoなし137.15mm非公表6,710円
GS1 Evo Long/Shortなし左132mm・右98mm170g6,160円
GS2 Evo63mm143mm215g / 235g7,480円
GS3 Evo82mm144mm240g / 260g8,800円
GS266mm143mm205g / 220g8,250円
GS389mm143mm230g / 245g9,460円

GSシリーズのモデルは主に3種類で、GS1はバーエンドなし、GS2・GS3はバーエンド付きです。バーエンド付きには新世代のEvoと従来モデルの2種類があり、どちらも国内で販売されています。

GC・GTシリーズ:街乗りに特化した専用設計

エルゴングリップGT1
出典:ERGON

GCとGTは、特定のハンドル形状や乗り方に合わせて設計されたシリーズです。

モデル特徴グリップ長重量 S / L価格(税込)
GC1スイープハンドル専用設計135mm230g6,160円
GC1 BioKorkGC1のコルク版135mm230g7,920円
GT14つの持ち方ができるマルチポジション(ツーリング・Eバイク・街乗り向け)146mm230g / 255g6,820円

GC1は、手前に曲がったスイープハンドル専用設計のグリップです。シティサイクルのように上体が起きたポジションでも、ウィングが手のひらに沿うようにつくられています。

GT1は、ウィング部分や親指の付け根、グリップの外側など4つのポジションを握り分けられるモデルです。バーエンドを付けずに持ち方を増やせるため、ツーリングや街乗りで手の位置をこまめに変えたい人に向いています。

GMA・GMS・GXR:トレイルを快適に走るMTB向けモデル

エルゴングリップGMR
出典:ERGON

MTBでのトレイルライドや、XC(クロスカントリー)向けのシリーズです。上りも含めた山道でポジションの変化に対応しやすいように設計されたグリップがそろいます。

モデル用途・形状グリップ長重量 S / L価格(税込)
GMAトレイル(丸形)138mm110g4,620円
GMA Fatトレイル(丸形・太め)138mm135g4,620円
GMSトレイル(小さなウィング付き)136mm120g4,950円
GA2オールマウンテン(丸形)137mm110g4,400円
GA3トレイル・XC・ツーリング(小さなウィング付き)134mm115g4,840円
GXRXCレース(丸形)136mm80g / 95g4,400円
GXR LAVAXCレース(丸形)136mm80g / 95g4,400円
GXR CIRCULARXCレース(丸形)136mm80g4,400円
GXR TeamXCレース(丸形)136mm65g4,730円

GMA・GMSは、従来のGA2・GA3で培った形状をもとに進化させた新世代モデル。GMAは丸形、GMSとGA3は小さなウィング付きで、手のひらの支えと操作性を両立しています。

GXRは軽さとコントロール性を重視したXCレースモデルです。

GE・GD・GFR:下りの激しい走りに対応するグラビティ向けモデル

エルゴングリップGE1
出典:ERGON

MTBで下り坂を攻める、ダウンヒルやグラビティライド向けのシリーズです。丸形を基本とした形状で、荒れた路面の衝撃を受けながらもしっかり握り込めるように設計されています。

モデル用途・形状グリップ長重量価格(税込)
GE1 Evoエンデューロ(丸形)136mm110g5,280円
GE1 Evo Factoryエンデューロ(丸形)136mm120g7,370円
GD1 Evo Slimダウンヒル(丸形)140mm125g5,720円
GDHダウンヒル(丸形)139mm115g7,150円
GDH Slimダウンヒル(丸形)139mm110g7,150円
GDH Fatダウンヒル(丸形)139mm140g7,150円
GDH Team Vali Höll Editionダウンヒル(丸形)139mm115g7,920円
GFR1フリーライド(丸形)136mm100g5,500円
GFR1 Factoryフリーライド(丸形)136mm100g7,590円

GEはエンデューロ(上りは自走し、下り区間のタイムを競う競技)、GDはダウンヒル(下り専用コースを走る競技)を想定した設計。GFRシリーズは、ジャンプや自然の地形を使った下りを楽しむフリーライド向けのシリーズです。

下り系のシリーズはS/Lサイズの展開がなく、モデルによってSlim・Fatと太さを変えたグリップが用意されています。

エルゴングリップの選び方

種類が多いエルゴングリップの中から、自分に合うモデルを選ぶためのポイントを1つずつご紹介します。

バーエンドの有無:乗り方に合わせて選ぶ

まずは、乗っている自転車やライディングスタイルに合わせて、バーエンドの有無を選びましょう。

ロングライドならバーエンド付きがおすすめ

バーエンドつきのGS2
出典:ERGON

長い距離を走る機会が多い方は、走行中に手の位置を変えられるバーエンド付きモデルがおすすめです。ハンドルを握る位置や手の角度を変えられるため、同じ場所に負担がかかり続けるのを防げます。

バーエンドを握ると前傾姿勢になり、向かい風や上り坂などを効率的に走りやすくなります。バーエンドを握る時間が多い方は、長めでしっかり握れるタイプを選ぶのがおすすめです。

通勤・通学ならバーエンドなしでもOK

バーエンドなしのGS1
出典:ERGON

短距離の通勤通学や街乗りがメインの方は、バーエンドなしのグリップでも問題ありません。乗車時間が短いなら、ウィング形状で圧力を分散するだけでも十分疲労軽減効果が期待できます。

また、バーエンドを握っている間はブレーキレバーを操作できないため、ストップ&ゴーが多い街中ではそれほど使うシーンも多くありません。街乗りメインであれば、バーエンドがない方が軽量かつシンプルで扱いやすくなります。

サイズ:S/Lは手の大きさで選ぶ

エルゴングリップのSとLサイズの比較
出典:ERGON

エルゴングリップはモデルによってS/Lの2サイズが用意されているため、手の大きさに合わせて選びましょう。SサイズとLサイズの違いは握ったときの太さで、約10mmの差があります。

公式サイトでは手のサイズなど太さ選びの基準がないため、できれば実物を握ってみるのが理想です。実物を触る機会がない場合は、普段のグリップの太さを基準に選びましょう。

ロング/ショート:変速レバーの形式で選ぶ

グリップの長さは2種類あり、今乗っている自転車の変速レバー(シフター)に合わせて選ぶ必要があります。

エルゴングリップのロング/ロングモデル
撮影:編集部

トリガーシフター(レバー式シフター)の場合、左右とも同じ長さの「ロング/ロング」を選べばOKです。

グリップシフト用のエルゴングリップ
出典:ERGON

グリップシフター(回転式シフター)の場合は、間違えて「ロング/ロング」のグリップを選ぶと取り付けできません。右側だけグリップシフトが付いている場合は「ロング/ショート」、左右に付いている場合は「ショート/ショート」を選びましょう。

ハンドルの種類:特殊な形状やカーボンは専用モデルを選ぶ

一般的なフラットバーハンドルはほとんどのエルゴングリップが使えますが、特殊な形状やカーボン素材の場合は専用モデルを選ぶ必要があります。

手前に曲がったハンドルは丸形かGC1

エルゴングリップのGC1
出典:ERGON

手前に大きく曲がったスイープハンドルは、大きなウィングや長いバーエンドがあると手首の角度が合わない可能性があります。丸形グリップか、ウィング付きならスイープハンドル専用設計の「GC1」を選びましょう。

カーボンハンドルに付けるなら対応を確認する

カーボンハンドルバー対応のGP3
出典:ERGON

カーボンハンドルの場合は、対応グリップを選ぶ必要があります。カーボンは局所的な圧力に弱く、クランプの締め付けやバーエンドにかかる力でハンドルが破損するおそれがあるためです。必ず公式サイトをチェックして、カーボンハンドルに使えると表記しているグリップを選びましょう。

素材:デザインや握りごこちで選ぶ

エルゴングリップの素材は基本的にラバーで、モデルによってはコルクを使用したものもあります。素材でデザインや握ったときの肌触りが異なるため、好みに合わせて選びましょう。

価格と耐久性重視ならラバー

ラバー素材のGP4
出典:ERGON

ラバー素材は価格と耐久性のバランスに優れていて、エルゴングリップの全シリーズで選べます。紫外線に強く長持ちしやすいため、なるべく長く使いたい方はラバー素材がおすすめです。

汗で滑りやすいならコルクもおすすめ

コルク素材のGP4
出典:ERGON

一部のモデルにはコルク素材「BioKork」バージョンも用意されています。コルクは濡れてもサラッとした肌触りが特徴で、手汗で滑りやすい方に向いています。自然素材ならではの温かみがあるデザインも、コルクグリップの魅力です。

ただし、手垢や汗による汚れが目立ちやすく、ラバーに比べると耐久性は低い傾向があります。屋外に駐輪すると雨や紫外線で劣化しやすいため、室内保管できる方に向いています。

おすすめのエルゴングリップ7選

ここからは、編集部がピックアップしたエルゴングリップのおすすめモデル7選をご紹介します。ウィング形状やバーエンドの有無などに注目してみてください。

ERGON(エルゴン) GP1 Evo

参考価格(税込) 7,150円
サイズ S・L
長さ 132mm
バーエンド ×
重量(ペア) 155g(S)
200g (L)

疲労軽減グリップの定番モデル

大きなウィング形状による握りやすさを体感できる、エルゴングリップの定番モデルです。

エルゴングリップGP1-Evo
出典:ERGON

Evoモデルとして、元々快適性に定評のあるGP1を、素材や仕上げなど細部にこだわり使いやすさを高めているのが特徴です。バーエンドがなくすっきりしたデザインなので、丸グリップからの移行もしやすいですね。

おすすめポイント

  • 2種類のラバーコンパウンドで快適性を高めている
  • 広い面を持つ3つのグリップゾーンとウィング形状で手首の角度を適正化
  • ボルトを下側に配置し目立たないように工夫

ERGON(エルゴン) GP2 Evo

参考価格(税込) 8,250円
サイズ S・L
長さ 132mm
バーエンド ○(63mm)
重量(ペア) 230g(S)
260g(L)

エンドバー付きの快適モデル

ウィング形状をベースに、コンパクトなバーエンドを設けて、ポジションを変えられるようにしたモデルです。

エルゴンのGP2-Evo
出典:ERGON

グリップとバーエンドの角度は独立して調整できるため、幅広いライディングに合わせやすいです。後付けのバーエンドよりすっきりしたデザインなので、自転車の雰囲気はそのままアップデートしたい人にもおすすめ。

おすすめポイント

  • バーエンドを握ることでライディングポジションを変更可能
  • ウィング形状との組み合わせでより疲労軽減効果が期待できる
  • 程よい大きさのバーエンドですっきりしたデザイン

ERGON(エルゴン) GS3 Evo

参考価格(税込) 8,800円
サイズ S・L
長さ 144mm
バーエンド ○(82mm)
重量(ペア) 240g(S)
260g(L)

スポーティーなデザインで幅広い用途に対応

スポーティーなフォルムのGSシリーズをベースに、82mmのバーエンドでポジションの自由度や快適性を高めたグリップです。

エルゴンのGS3 Evo
出典:ERGON

ウィング形状を採用しつつスポーティーなフォルムで、3フィンガータイプのバーエンドを設けています。シンプルなデザインと快適性のバランスが取れたモデルで、普段使いからロングライドまで幅広い用途におすすめ。

おすすめポイント

  • 3フィンガーで握りやすい長さのバーエンド
  • シンプルなブラックカラーでスポーティーなフォルム
  • カーボンハンドルバーにも対応

ERGON(エルゴン) GP5 Evo

参考価格(税込) 12,100円
サイズ S・L
長さ 144mm
バーエンド ○(142mm)
重量(ペア) 445g(S)
475g(L)

大型バーエンド付きのロングライド向けモデル

大型のバーエンドを設け、ロングライドでの疲労軽減に特化したグリップです。

エルゴンのGP5 Evo
出典:ERGON

5フィンガータイプの大型バーエンドは、フラットバーでもしっかり前傾姿勢を取りたい方に向いています。ポジションを変えながら走りやすく、ロングライド時の疲労軽減効果も期待できます。ただし、バーエンドに力がかかりやすい形状のため、カーボンハンドルバーには使えない点に注意してください。

おすすめポイント

  • 大型のバーエンドで握る場所を変えやすい
  • GPシリーズのウィング形状で基本ポジションも握りやすい
  • バーエンドの角度を変えて微妙なポジション調整も可能

ERGON(エルゴン) GT1

参考価格(税込) 6,820円
サイズ S・L
長さ 146mm
バーエンド ×
重量(ペア) 230g(S)
255g(L)

4つのハンドルポジションで疲れを軽減

4つのハンドルポジションを選べるようにすることで、よりリラックスした姿勢でのライディングを目指したグリップです。

エルゴンのGT1
出典:ERGON

ただ手の位置を変えられるだけでなく、それぞれのポジションでのグリップや圧力分散までしっかり考えられているのが特徴です。人間工学に基づいたウィング形状もしっかり設けられているので、エルゴングリップのメリットをしっかり感じられます。

おすすめポイント

  • 親指を突起に引っかけるポジションでは滑り止め効果もある
  • 街乗りからロングライドまで使いやすい
  • バーエンドなしでグリップの外側を持つポジションも取れる

ERGON(エルゴン) GMS

参考価格(税込) 4,950円
サイズ 1サイズ
長さ 136mm
バーエンド ×
重量(ペア) 120g/ペア

小型ウイングで操作性と快適性のバランスを確保

MTBのトレイル向けに開発された、小型ウィングで操作性と快適性を両立させたモデルです。

エルゴンのGMS
出典:ERGON

小さなウィングで手の負担を軽減しつつ、ポジションが変わるトレイルライドで扱いやすい形状です。シンプルなデザインでカラーラインナップも豊富なため、MTBだけでなく街乗り用途にもおすすめ。

おすすめポイント

  • 全7色で自転車に合わせてコーディネートしやすい
  • ウィング形状と部位ごとに最適化したクッション構造で快適性も確保
  • 丸グリップからの乗り換えにもおすすめ

ERGON(エルゴン) GE1 Evo

参考価格(税込) 5,280円
サイズ 1サイズ
長さ 136mm
バーエンド ×
重量(ペア) 110g /ペア

グリップ力を高めたパターンでMTBの下り路面に対応

疲労軽減とグリップ力を高める設計で、エンデューロなどMTBで下りを攻める走りに対応したモデルです。

エルゴンのGMS
出典:ERGON

手の回転と逆方向にパターンを配置することでグリップ力を高めているのが特徴です。形状もただの丸グリップではなく、手のひらのクッション性や圧力の分散がしっかり考えられています。

おすすめポイント

  • ペア110gと軽量なので競技にも使いやすい
  • 7色展開でおしゃれなカラーアクセントにも使える
  • ウィングなしでも細かい形状の工夫で圧力の分散が考えられている

エルゴングリップを実際に使ってみた

エルゴングリップのGP1-Evoのパッケージ
撮影:編集部

エルゴングリップの定番モデル、バーエンドのないGP1 EvoのLサイズを編集部で購入し、実際に使ってみた感想をレビューします。筆者が普段街乗りやサイクリングに使っているMTBに取り付けて、実走しながら握りごこちや疲労軽減効果を確かめてみました。

交換は6角レンチ1本で簡単

古いグリップの取り外し
撮影:編集部

まずは元々ついているグリップを取り外します。筆者が使っていたのはボルト止めのロックオンタイプなので、6角レンチで緩めてグリップを引き抜くだけです。

ボルトのないスライドオングリップの場合は、ハンドルとのすき間に中性洗剤を薄めた水を入れると外しやすくなります。また、ハンドルに接着剤などが残っている場合は、新しいグリップがスムーズに入るようにキレイにしておきましょう。

エルゴングリップのGP1-Evoをハンドルに差し込む
撮影:編集部

次に、新しいグリップをハンドルに差し込みます。ウィング形状のグリップの場合は、上下を間違えないように注意しましょう。きつい場合はグリップとハンドルを水でぬらして滑りを良くするのがおすすめです。

エルゴングリップGP1-Evoがハンドルの奥まで入ったところ
撮影:編集部

ハンドルの先端がグリップの端までしっかり入ったか確認しましょう。

エルゴングリップGP1-Evoの角度調整
撮影:編集部

左右のグリップが入ったら、握りやすい角度に調整します。GP1 Evoの取扱説明書では、手首に負担のかからない自然な角度(水平から-15°〜+20°の範囲)が推奨されています。下向きすぎたり上向きすぎたりすると手首が疲れるため、実際に乗車して微調整しましょう。

なお、推奨角度はモデルによって異なるため、取り付ける前に説明書で確認してください。

エルゴングリップのボルト締め
撮影:編集部

角度を決めたら4mmの6角レンチで、グリップの裏側にある取付ボルトを締めて固定します。モデルによっては3mmボルトの場合もあるので、説明書で確認してください。推奨トルクは5Nmで、締めすぎはハンドルやボルトの破損につながるため要注意。

また、グリップの角度が決まったら、ブレーキやシフトレバーも操作しやすい位置に調整してください。

撮影:編集部

最後に、エンドキャップをグリップに差し込めば完了です。エルゴンのロゴが左右同じ向きになるように取り付けてください。

吸い付くような肌触りとグリップ力

エルゴングリップGP1のグリップ力を確かめる
撮影:編集部

実際にGP1 Evoを触ってまず感じたのは、ラバーの程よいグリップ力と、手に吸い付くような肌触りです。ただ握りやすく設計されているだけでなく、自転車にもっと乗りたくなるような気持ち良さを感じました。

エルゴングリップGP1と手のフィット感
撮影:編集部

ただ柔らかいだけでなく、しっかりした握りごこちがありつつ、手に馴染む感触です。場所ごとにラバーの厚みや種類を変えている、細かい工夫の効果を実際に感じました。

評判通りの握りやすさで疲れを感じにくい

エルゴングリップGP1 Evoを握っているところ
撮影:編集部

いつものポジションで走り出すと、ウィング形状によって手にかかる圧力が分散されているのを感じます。自然にグリップを握った状態で、手のひらや指が馴染み、とても握りやすいです。

ちなみに筆者は普段Lサイズのグローブを使っていますが、GP1 EvoのLサイズがちょうどいい握りごこちでした。

エルゴングリップを握った手首の角度
撮影:編集部

広くなっているウィング形状によって、自然にちょうどいい手首の角度をキープできるのも握りやすさにつながっています。ハンドルの位置はそのままなのに、グリップを変えただけで自転車全体のポジションが乗りやすい印象になりました。

30分ほど走った後のエルゴングリップ
撮影:編集部

実際に30分程度走ってみると、普段使っている丸グリップとは明らかに手の疲れが違いました。疲労軽減効果は短時間でもはっきりと感じられ、乗車時間が長くなるロングライドではさらに差が大きくなりそうです。

よくある質問

エルゴングリップに関して、よくある質問にまとめてお答えします。

ロードバイクにも付けられる?

ドロップハンドルとエルゴングリップ
撮影:編集部

エルゴングリップは、ドロップハンドルのロードバイクには取り付けできません。すべてフラットハンドル(真っすぐなハンドル)用の形状になっています。

ただし、フラットバーロードと呼ばれる、真っすぐなハンドルがついているモデルなら取り付け可能です。

交換のタイミングは?

エルゴングリップの表面ラバー
撮影:編集部

べたつき、色あせ、ゴムの硬化や滑りを感じたらグリップ交換のサインです。グリップは自転車とライダーをつなぐ重要なパーツのため、劣化を感じたら安全のために交換をおすすめします。

特に屋外保管だと、紫外線や雨風によってグリップが劣化しやすくなります。屋根の下に入れて直射日光や雨をよける、乗らないときはグリップにカバーをかけるなど対策も検討しましょう。

似ている安いグリップとの違いは?

エルゴノミック形状の安いグリップ

ネット通販では、エルゴンに似ているウィング形状のグリップもよく見かけます。形状が似ている安いグリップでも、手が触れる面積が広ければ、圧力の分散効果は期待できます。

ただし、エルゴンのグリップには、素材の切り替えや厚みの調整など、圧力を分散するための工夫があるため、実際に使うと差が出る可能性も。手の痛みやしびれの軽減が目的なら、エルゴングリップを試してみるのがおすすめです。

手の痛みを感じたら、エルゴングリップを試してみよう

エルゴングリップのアップ
撮影:編集部

人間工学に基づいて設計されたエルゴングリップは、ライド中の手の痛みやしびれを軽減したい方におすすめのアイテムです。

手の負担を軽減できれば、普段の移動やロングライドが快適になり、走り自体をもっと楽しみやすくなります。通勤通学などの普段使いから、100km前後の本格的なロングライドまで、幅広い用途のグリップもそろっています。

自転車に乗るときに手のひらの痛みを感じている方、もっと走れる距離を伸ばしたい方は、ぜひエルゴングリップを使ってみてください。

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