TOKYOBIKE 26を選んだ理由

まずはこの自転車を選んだ理由から。
週末のサイクリングや隣町への買い物など、日常からちょっとしたお出かけまで幅広く使える一台を探していたんです。そこで選んだのが「TOKYOBIKE 26」でした。
選んだ理由を整理すると、以下のような感じです。
使いたいシーン
- 週末のサイクリングに出かけたい(田舎道や海辺を走るイメージ)
- 隣町までのショッピングや日常の移動にも使いたい
TOKYOBIKE 26を選んだ理由
- シンプルでおしゃれな見た目に惹かれた
- 私服に馴染みやすく、ファッションとの相性が良い
- ガチっぽさがなく、気軽に乗れる
- それでいてスポーツバイクらしい軽快さもある

つまり、「かわいいけどちゃんと走れる」というのが決め手。自転車単体としてのデザインはもちろん、普段着にも合わせやすいシンプルさと、スポーツ自転車らしく軽快に走れる性能をかね備えている点が、奥さんにとって一番しっくりきた理由でした。
TOKYOBIKE 26ってどんな自転車?

そもそも「TOKYOBIKE」とはどんなブランドなのでしょう。
TOKYOBIKEは2002年に東京で生まれた自転車ブランドです。公式サイトにはこんな一文が記されています。
「山を走るのがマウンテンバイクなら、東京を走るのがトーキョーバイク」
つまり、スピードや過酷なオフロード走行を追求するのではなく、「街を気持ちよく走ること」を大切にしているのがTOKYOBIKE。シンプルでミニマルなデザイン、日常に溶け込むカラーリング、そして都会の道路事情に寄り添ったモデルを展開しています。

そして、そのTOKYOBIKEの中で代表的なモデルが、この 「TOKYOBIKE 26」 。
- カラー仕様
- セミマット
- カラー展開
- デザートイエロー、アッシュブルー、ブルージェイド、ボルドー、コニファーグリーン、アイボリー
- サイズ
- S(150~165cm)、M(165~175cm)、L(175~185cm)
- 重量
- 11.4kg (Mサイズ)
- 変速段数
- 8段
- タイヤサイズ
- 26×1.15インチ
- フレーム素材
- クロモリ
- 価格
- 92,400円(税込)
※記事執筆時点(2025年9月)の情報になります
数字だけ並べるとピンと来ないかもしれませんが、イメージとしては「ママチャリより軽快で、クロスバイクほど本格的じゃない」絶妙なポジションの自転車。普段づかいや週末のサイクリングにちょうどいい塩梅で、多くの人に選ばれています。
TOKYOBIKE 26の気に入ってるところ
続いては、実際に3年間ほど使って感じた「TOKYOBIKE 26」の魅力について。街乗りや週末のサイクリングで乗り続けてきて、特に気に入っているポイントを紹介します。
「ファッションの一部」として楽しめるデザイン性

この自転車を語る上で、デザインの良さは外せないでしょう!
「TOKYOBIKE 26」はモデル名のとおり、26インチというやや小ぶりなホイールを採用していることもあり、全体の印象はどこかミニマル。さらにクロモリフレーム特有の細身のシルエットがシンプルさをより引き立てています。

カラーバリエーションも豊富で、好みに合わせて選びやすいのもポイント。マット仕上げで主張が強すぎず、シンプルなフレームデザインと相まって、「自転車もファッションの一部」として取り入れやすいのです。
正直、このデザインに惹かれたからこそ「TOKYOBIKE 26」を選んだようなもの。

加えて地味に気に入っているのが、フロントフレームに取り付けられたヘッドバッチ。さりげないワンポイントですが、シンプルなデザインの中に遊び心を添えてくれています。
小回りが利く、扱いやすい26インチ
「TOKYOBIKE 26」を気に入っているもうひとつの理由が、その扱いやすさです。
さきほども書きましたが、このモデルは26インチという、一般的なママチャリ(27インチ)やクロスバイク・ロードバイク(700C)よりもひと回り小ぶりなホイールを採用しています。そのため街なかでも取り回しがしやすく、小回りも利きます。

さらに漕ぎ出しも軽快で、信号や一時停止の多い環境でも快適。このホイールサイズはまさに、「街を気持ちよく走る」というTOKYOBIKEのコンセプトを体現するパーツのひとつといえるでしょう。
わが家では部屋置きをしていますが、コンパクトなおかげでスペースを圧迫しにくいのも助かっています。
スポーツバイクらしい走りも楽しめる

見た目はシンプルでカジュアルな印象の「TOKYOBIKE 26」ですが、実際に乗ってみるとスポーツバイクらしい走りもしっかりと楽しめます。
11kg台という軽さもあって(ちなみに一般的なママチャリは15~20kgほど)、ペダルを踏み込んだときの反応は想像以上にスムーズ。今までママチャリしか乗ってこなかった奥さんは、その軽快さに思わず「速っ!」と声をあげていたほど。

さらに変速は8段あるので、坂道では軽いギアに切り替えてラクに登れますし、平坦な道では重めのギアでグッと踏み込めばスピードに乗れる。街中でも郊外でも、そのときのシーンに合わせて柔軟に走り方を変えられます。
デザイン性に加えて、走行性能にも妥協がない。TOKYOBIKEの魅力はまさにその両立にあるのだと思います。
カスタムも楽しいTOKYOBIKE 26

それから、「TOKYOBIKE 26」の魅力としてもうひとつ挙げたいのが、カスタムの楽しさです。デザインがいい意味でニュートラルだからこそ、乗り手の色に染めやすいんですよね。
カスタムの面白さは、見た目を自分好みに変えられるだけでなく、使うシーンに合わせて便利さをプラスできるところにもあります。
実際に手を加えたのは、ハンドル、カゴ、ペダル、ケーブル類、そしてステムバッグです。
カスタムしたパーツ
- ハンドル … 乗車姿勢がよりアップライトなハンドルに変更
- カゴ … 普段の買い物や街乗りでの使い勝手が大幅アップ
- ペダル … 見た目がとにかくかわいかったので即決(笑)
- ケーブル類 … 車体カラーとの相性を考えてよりおしゃれなものに
- ステムバッグ … スマホや小物を気軽に入れられる便利アイテム





カスタム前と比べて、日常での使いやすさがアップしたのはもちろん、見た目にも「らしさ」が出て愛着が湧きました。シンプルなフレームだからこそ、ちょっと手を加えるだけで“自分だけの一台”に育てていける楽しさもあるんです。
ほかのモデルとの違いは?
TOKYOBIKEには「26」以外にも、用途やスタイルに合わせたさまざまなモデルがラインナップされています。買う前に迷いやすいのが「BISOU」 「Sport 9s」 「MONO」といったモデルでしょう。
ここでは、それぞれの特徴を整理しながら「26」との比較を見ていきます。
TOKYOBIKE BISOUとの違い

「BISOU(ビズ)」は、より日常使いに寄せたモデルです。特徴を整理すると次のようになります。
TOKYOBIKE BISOUの特徴
- フレーム:スタッガード(斜めに傾斜)で乗り降りしやすい
- 姿勢:アップライトでリラックスして乗れる
- 見た目の印象:曲線的でゆったりとした雰囲気
これに対して「TOKYOBIKE 26」は…
TOKYOBIKE 26の特徴
- フレーム:ホリゾンタル寄りの直線的なトップチューブ
- 姿勢:少し前傾気味でスピードに乗りやすい
- 見た目の印象:シャープでシンプル、スポーティーさが漂う
まとめると、BISOUはより「乗りやすさや快適性」に重きを置いたモデル、26は「快適性」と「スポーティー」のバランスがちょうど良いモデルといえます。
また、フレーム形状の違いによる見た目の印象も大きいので、シンプルに“好みのデザイン”で選ぶのもありでしょう。
TOKYOBIKE Sport 9sとの違い

「Sport 9s」は、TOKYOBIKEのなかでもよりスポーティさを重視したモデルです。
TOKYOBIKE Sport 9sの特徴
- ホイール:650C(26よりやや大きめ)で走行性能が高い
- 変速:9段変速を搭載し、坂道や加速に強い
- パーツカラー:ブラックに統一され、より精悍な印象
一方で「TOKYOBIKE 26」は…
TOKYOBIKE 26の特徴
- ホイール:26インチで街中の取り回しがしやすい
- 変速:8段変速で日常からサイクリングまで十分対応
- パーツカラー:ブラックとシルバーの混合で、クラシカルな印象
つまり、Sport 9sは26よりも精悍でスポーティーなバイクが欲しい人向けのモデルと言えます。一方で26は、日常での扱いやすさとスポーティーさを両立しつつ、クラシカルなデザインも楽しめるモデルです。
TOKYOBIKE MONOとの違い

「MONO(モノ)」は、とことんシンプルさに振り切ったモデルです。
TOKYOBIKE MONOの特徴
- 変速:シングルスピードで操作がシンプル
- 構造:構成パーツがないぶん軽量で、メンテナンスも楽
- 価格:ラインナップの中では手に取りやすい価格帯
「TOKYOBIKE 26」はというと…
TOKYOBIKE 26の特徴
- 変速:8段変速を備えており、坂道や距離のある移動も対応可能
- 構造:シンプルながらも走りを意識したスポーツバイク設計
- 価格:MONOよりは高いが、そのぶん走行性能も高い
変速操作が煩わしく、よりシンプルな自転車が良いなら「MONO」が最適かもしれません。ただし変速機能がないため、長距離にはあまり向かないです。どちらかといえば、行動範囲が限られる人向けのモデル。
一方で、週末のサイクリングやちょっとした遠出も楽しみたいなら「26」がおすすめ。日常の足としてはもちろん、遊びの相棒としても頼りになる1台です。
TOKYOBIKE 26はこんな人におすすめ!

ここまでの内容をまとめると、こんな人には「TOKYOBIKE 26」がしっくりくるはずです。
こんな人におすすめ
- このデザインにビビッと来る人
- 自転車もファッションの一部として楽しみたい人
- スポーツバイクらしい軽快な走りを味わってみたい人
- 街乗りと週末のサイクリングの両方を楽しみたい人
- 小柄な人(とはいえ大柄な人にも対応できるサイズ展開あり)
見た目に惹かれて選ぶのも良し、普段使いの気軽さで選ぶのも良し。スポーツバイクのエントリーモデルとしても、街乗り用のおしゃれな一台としてもフィットするのが「TOKYOBIKE 26」です。
TOKYOBIKE 26に関するよくある質問
それでは最後に、TOKYOBIKE 26に関するよくある質問を見ていきましょう。
TOKYOBIKE 26はどこで買えますか?

直営店や公式オンラインショップのほか、全国のTOKYOBIKE取扱店で購入できます。
カゴや泥除けは付けられますか?

いずれも後付け可能です。TOKYOBIKEは純正オプションパーツが豊富で、フロントバスケットやリアキャリア、泥除けなど幅広くラインナップされています(なお、スタンドは標準装備)。
デザインも本体に合わせてシンプルなものが多く、見た目を損なわずに日常使いの便利さを加えられます。取り付けたい場合は、ショップに相談してみるのがおすすめです。
サイズ選びはどうすればいいですか?

身長に合わせてS(150〜165cm)、M(165〜175cm)、L(175〜185cm)から選べます。ちなみに奥さんは身長163cmでSサイズに乗っています。
街乗り以外でも使えますか?

基本は街乗りに向いた味付けですが、それ以外にも幅広く使えます。週末のサイクリングやちょっとした遠出、20〜30km程度のツーリングであれば快適に走行可能です。
ただし、50kmを超えるような長距離になると、本格的なクロスバイク・ロードバイクと比べてやや疲れを感じやすいかもしれません。
スポーツバイク初心者でも大丈夫ですか?

ママチャリよりは前傾姿勢になりますが、スポーツ自転車のなかでは比較的アップライト寄りで、26インチのホイールによる取り回しのしやすさもあり、初心者でも扱いやすいです。
実際、スポーツバイク初心者だった奥さんもすぐに慣れて、街乗りから週末のサイクリングまで問題なく使えています。初めての一台として選びやすいモデルだと言えるでしょう。
デザインも走りも妥協しない、ちょうどいい相棒

「TOKYOBIKE 26」は、シンプルでおしゃれなデザインに加え、ママチャリとは違う軽快な走りを味わえる一台です。街乗りから週末のサイクリングまで幅広く使え、カスタム次第で自分らしさもプラスできます。
かわいくて、しっかり走れる。その“ちょうどいいバランス”に惹かれる人には、きっとぴったりの相棒になるはずです。