クリートカバーって、どんなアイテム?
ロードバイクでは、おなじみの『ビンディングシューズ』ですが、靴底には、ペダルと結合する『クリート』があります。
そのクリートをカバーするのが「クリートカバー」。歩く時にクリートを保護したり、床や地面へのダメージをおさえることができる万能アイテムです。
そもそもクリートって?
ロードバイクなどで良く使われるビンディングペダルは、ペダルとシューズを固定して、安定したペダリングを可能にするシステムです。
シューズとペダルを固定するために、靴底に取付けられた固定具を総称し『クリート』と呼びます。
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クリートカバーを使うメリット
歩行中、クリートカバーをつけることで、大きく2つのメリットがあります。
①クリートへのダメージを保護
ひとつはクリート本体の保護。シューズの底にセットされているクリートは、自転車を降りて歩く時にアスファルトや床からのダメージを受けます。
痛んだクリート(画像左が新品、右がすり減ったクリート)は、交換しなければならないので、クリートの寿命を伸ばすために有効です。
②床や地面を傷つけず、快適に歩ける
クリートは、床や路面を傷つけてしまったり、床の材質によっては歩行中に滑りやすいことがあります。
クリートカバーをしておけば、床を傷つける可能性も減り、ラバー素材のクリートカバーで歩行中のグリップも確保できます。
少し歩く程度ならカバー無しで問題ありませんが、サイクリング中は予定外に歩くこともあるので、クリートカバーは普段から携帯しておくのが、おすすめです。
クリートを選ぶ時は、各メーカー対応製品を
ビンディングペダルは、メーカーでペダルやクリートの規格や形状が異なります。
ですので、クリートカバーも、そのメーカーに対応した製品でなければなりません。購入するときは対応のメーカーを確認しましょう。
おすすめクリートカバー5選
それでは、各メーカーのクリートに対応した5モデルをご紹介します!
SHIMANO SM-SH45
シマノSPD_SLならこれ!
シマノSPD-SLに対応した純正クリートカバーです。センター部分を覆う事で歩行時のクリートへのダメージを減らし、滑りやすい床でのグリップを確保します。
サイズ | 約95×70mm |
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カラー | ブラック |
LOOK クリートカバーKEO
LOOKのペダルなら
LOOK対応の純正クリートカバーです。KEOクリートはクリート本体が地面に着くためクリートカバーは必需品です。ラバーを装着したグリップクリートと従来のKEOクリートどちらにも装着することができます。
サイズ | 22.91×15.9×1.3 cm |
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カラー | ブラック |
premier クリートカバーTIME用
TIMEのペダルなら
TIME純正ではありませんが、サイクルアクセサリーやアイテムを手がけるプレミア社のTIME専用クリートカバーです。エクスプレッソ・RXSに対応しますが、固定のエクスプレッソには非対応なので注意しましょう。
カラー | ブラック |
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素材 | ラバー |
SPEEDPLAY COFFEE SHOP CAPS
SPEEDPLAYのペダルの方はこちら
SPEEDPLAYのクリートは金属で作られているため、ペダルにもセット出来る形状のクリートカバーもありますが、COFFEE SHOP CAPSはクリート全面を覆い、よりクリートの保護と床へのダメージを軽減させるカバーです。
サイズ | 約45×34mm |
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カラー | ブラック |
GORIX GX-CK2B
SPDペダルの方はこちら
ソールに埋まるようにセットされるSPDクリートですが、クリート部分はソールから出ているシューズが多く、歩行時の金属音や床へのダメージもあります。
サイズ | 約50×35mm |
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カラー | ブラック |
クリートカバーの取付け方
シマノSPD-SLとシマノ純正クリートカバーを使い、クリートカバーの簡単取付けをご紹介します。
シマノSPD-SLクリートは、3点が地面に着き、接触面(赤・黄・青の部分)はラバーで、歩行時でも、それなりに安定感があるクリートです。
しかし、樹脂製のクリートは歩いたり、停車時に足をつくことで削られ、最悪の場合はペダルがキャッチできなくなることもあります。
定期的な交換が前提のクリートですが、コストや交換の手間を考えると、交換サイクルは長いに越したことはないでしょう。
クリート先端にフック
クリート先端に、クリートカバー先端をかぶせるように掛けます。
本体を押し込む
そのままカバーの後ろ部分をクリートの後ろに押し込みます。
装着完了!
装着完了です!クリートのままだと3点で立っていますが、カバーをかけると接地面が増えて歩きやすく、滑りにくくなりますよ。
後ろ部分を外す
外す時は、先に後ろ部分を外します。
取外し完了!
先端を外せば取外し完了です!慣れれば時間もかからず、スマートに付け外しができますよ。
外したクリートは重ねてジャージのポケットに、小さなものなので邪魔になりません。ぜひサイクリングでは携帯しましょう!
安全とマナーのため、クリートカバーの携帯を!
慣れれば歩けてしまうビンディングシューズですが、樹脂製のクリートは一歩ごとにダメージを受け、クリート交換を早めてしまいます。
また、金属製のクリートは床や舗装を傷つける恐れもあり、自身の安全や周囲への配慮からも、ビンディングシューズを歩くときは気をつけなければなりません。
簡単に取付けができて、コンパクトになるクリートカバーを、サイクリストのマナーとして携帯しましょう!