【2022】tokyobikeの全モデルの特徴と選び方紹介!カスタムも楽しい!

【2022】tokyobike(トーキョーバイク)の全モデルの特徴と選び方紹介!カスタムも楽しい!

tokyobike(トーキョーバイク)と言えば、シンプルでおしゃれなイメージ。ライバルと言える自転車は何か?と考えてみたのですが、同じような自転車はちょっと見あたりません。tokyobikeとは一体どんな自転車なのか、そのユニークさはどこから来るのか。

最近、tokyobikeオーナーになった筆者が、tokyobikeの魅力を詳しく紐解き、全モデルの特徴をお伝えします。読んで頂ければ自分に合ったtokyobikeが見つかるでしょう!

目次

アイキャッチ画像:Flickr/Billie Grace Ward

tokyobike(トーキョーバイク)とは?

駐輪してあるtokyobike

出典:Flickr/MIKI Yoshihito

tokyobike(トーキョーバイク)はその名の通り、東京という都会で走りやすい機能・性能を持った自転車のメーカーとして、2002年に誕生。自転車に乗ることで、新たな街の景色を見つけることができる。車では気がつかないちょっとした発見が生まれて、日常生活が「旅」になる。そんな「魔法の道具」としての自転車作りに、こだわりを持っています。

tokyobikeの特徴

自転車をただの移動手段ではなく、街を楽しむための相棒と考え、そのコンセプトを実現するために設計されています。そのため、とにかく乗る人に優しい自転車になりました。具体的にそのポイントを挙げてみます。

乗り心地の良さ

tokyobikeのクロモリフレーム

撮影:筆者

フレーム素材は、クロモリと呼ばれる高級なスチール。tokyobikeの大きなこだわりを感じます。なぜなら現在の街乗り自転車の主流はアルミ。軽量・頑丈で安価なのですが、難点は振動吸収力が弱いこと。路面のデコボコの衝撃が、ダイレクトに身体に伝わります。

その点、クロモリ素材は振動を吸収してくれます。乗り味が柔らかいので、快適。少し長い距離を走るときも、季節の変化を感じたり、新しい路地を探検したりと、小さな発見を楽しめるのです。

軽い漕ぎ出し

tokyobikeに乗る人

撮影:筆者

tokyobikeのタイヤは26インチ、650Cなど、クロスバイクとしては少し小さめのサイズ。そのため漕ぎ出しが軽く、自転車に慣れていない人でも扱いやすいのです。

速度を優先するなら、700Cなど一般的なスポーツバイクに付いている大きいタイヤの方が有利ですが、信号など、stop and goが多い街中をのんびり行くのであれば、この少し小さめのタイヤが快適なのです。

シンプルデザイン

tokyobike

撮影:筆者

細身のクロモリフレームには、クラシカルな美しさがあります。またカラー展開も多く、街に溶け込む落ち着いた色調が揃っています。

主張が強すぎないシンプルデザインは、いつもの服で乗っても馴染みます。「自転車に乗るぞ!」と意気込んでスポーティーな服に着替えるというハードルがないのです。生活と自転車がシームレスでつながるのが本当に良くて、自転車好きの私としてはうれしいのです。

「ちょうど良い性能」のパーツをチョイス

tokyobikeのリアディレイラー

撮影:筆者

一般的に大手自転車メーカーは、走行性能に価値をおきます。速く走ることが良いことで、性能の高いパーツや軽量化を重視します。

一方、tokyobikeは心地良く走ることを目指しています。そのために、高スペックではないけれども、必要にして十分なパーツを装備。結果として普段自転車に乗ってこなかった人でも安心して使える「ちょうど良い性能」を持った自転車になっています。

自分にあったモデルの選び方

tokyobikeのラインナップ一覧図

画像作成:筆者

tokyobike公式HP、「トーキョーバイクの選び方」を参考に、各モデルの一覧を作成してみました。指標として縦軸に走行距離、横軸に走り方を設定しています。モデル名から”TOKYOBIKE”をのぞいてプロットしています。

またモデルを選ぶ際、機能的にもデザイン的にもフレーム形状が大きな要素となるので、またぎやすいスタッガードフレームと、デザインが美しいホリゾンタルフレームで色分けしてあります。まずは、各モデルの性格を把握しておきましょう。

次に、自転車をどのように使うのか、条件を整理します。優先順位を考えておくと良いですよ。

  • 目的(通勤通学、お買い物、休日のポタリング、サイクリング)
  • 移動距離・時間(2〜5kmだと15〜20分くらい、7〜10kmだと30〜45分くらい)
  • 坂が多いのか平坦なのか(坂が多ければ、変速ギアが欲しい)
  • のんびり走りたいのか、スピーディーに走りたのか(ハンドル形状、変速のギア数)

一覧表に戻って、自分の使い方にあったモデルはどれか、探してみてください。以上、自転車の使い方から選ぶというスタンスをご紹介しましたが、tokyobikeは、基本的にどのモデルでも街を快適に走ることができます。直感で「好み!」と思えるデザインや色で選ぶのもありだと思います!

tokyobikeのスタンダード2選

それではいよいよ、tokyobike全モデルを詳しくご紹介します。

TOKYOBIKE 26

TOKYOBIKE 26

出典:tokyobike

ホリゾンタルフレームの美しいデザイン、漕ぎ出しの軽い26インチタイヤ、坂道にも安心の8段変速。街乗りに最適な構成の自転車と言えばこれ。近所のお買い物から、2駅3駅先の知らない街への冒険まで、難なくこなすでしょう。

 サイズ・S(150〜165cm)

・M(165〜175cm)

・L(175〜185cm)

 カラー 6色
 タイヤ 26インチ×1.15
 変速 外装8段
 ハンドル セミアップバンドル
 スタンド センタースタンド付属

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TOKYOBIKE BISOU

TOKYOBIKE BISOU

出典:tokyobike

TOKYOBIKE 26を、女性も気軽に楽しめるようにとアレンジしたのがBISOU(ビズ)。スカートでも乗り降りしやすいスタッガードフレーム、上体を起こした姿勢になるプロムナードハンドルなど、ゆったりと乗れるモデルです。BISOUはフランス語でキスの意味。「漕ぎ出すと頬に当たる風がまるでフレンチキスのよう」なんとも粋なネーミングです。

 サイズ・S(145〜165cm)

・M(160cm〜)

 カラー 6色
 タイヤ 26インチ×1.15
 変速 外装7段
 ハンドル プロムナードハンドル
 スタンド センタースタンド付属

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スポーティーな走りにこだわる2選

ここからは、街中を颯爽と走るのにぴったりなモデルを紹介しましょう。

TOKYOBIKE SPORT 9s

TOKYOBIKE SPORT 9s

出典:tokyobike

9段変速のモデル。ストレートハンドルで、スピードに乗る前傾姿勢を作ることが出来ます。デフォルトではスタンドなし。専用の泥除けも用意されていません。ハンドル幅も460と狭く、タイヤの幅もロードバイクのように細身で、より走りを重視した設計になっています。オールブラックなデザインが、尖った走りにマッチしています。

 サイズ・S(150〜165cm)

・M(165〜175cm)

・L(175〜185cm)

 カラー 4色
 タイヤ 650×25C
 変速 外装9段
 ハンドル ストレートハンドル(460幅)
 スタンド デフォルトはなし

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TOKYOBIKE CS

TOKYOBIKE CS

出典:tokyobike

9段変速、650Cの細身のタイヤ、ストレートハンドルなどの基本的なスペックは、SPORT 9Sと同じですが、シルバーパーツを使用し、より繊細で都会的な印象です。SPORT 9Sと異なる点は、センタースタンドが付属していることと、ハンドル幅が500と少し広めなこと。好みのデザインで選ぶのも良いでしょう。

 サイズ・S(150〜165cm)

・M(165〜175cm)

・L(175〜185cm)

 カラー 2色
 タイヤ 650×25C
 変速 外装9段
 ハンドル ストレートバンドル(500幅)
 スタンド センタースタンド付属

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変速のないシングルスピード2選

ここからは、「シングルスピード」と呼ばれる、変速のないモデルを紹介します。

MONO

MONO

出典:tokyobike

主に平坦な道を走るなら、変速ギアは必要ありません。また余分な装置が無ければ、トラブルも減って、より軽やかに走ることができます。シンプルな美しさもありますね。ゆったりと流れるような乗り心地を楽しめるでしょう。

 サイズ・S(150〜165cm)

・M(165〜175cm)

・L(175〜185cm)

 カラー 6色
 タイヤ 26インチ×1.15
 変速 なし
 ハンドル クラシックハンドルバー
 スタンド センタースタンド付属

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LEGAR

LEGER

出典:tokyobike

スタッガードフレームで、女性でも乗りやすいシングルスピード。ハンドルがプロムナードハンドルなので、視線を上げて、ゆったりと移りゆく街の景色を楽しむことができるでしょう。パーツ構成はママチャリと似ていますが、乗り味は全くの別物。自転車に乗る楽しさを感じさせてくれます。なお、LEGAR(レジェ)とはフランス語で、「軽やか」「軽快」という意味です。

 サイズ・S(145〜165cm)

・M(160cm~)

 カラー 7色
 タイヤ 26インチ×1.15
 変速 シングルギア
 ハンドル プロムナードハンドル
 スタンド センタースタンド付属

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街乗りにぴったりなミニベロも

tokyobikeには、ミニベロもあります。優しいカラーとマッチした、かわいらしい佇まいの1台を紹介しましょう。

TOKYOBIKE  CALIN

TOKYOBIKE  CALIN

出典:tokyobike

コンパクトさとかわいさが魅力のミニベロ。狭い路地や人通りの多い場所では、小回りが効くので乗りやすいです。こちらは20インチでも大きめの451サイズのタイヤ、変速も7段あるので結構走ります。適応身長の幅が広いので、家族で共用するのにも向いているでしょう。

 サイズ ワンサイズ(140〜170cm程度)
 カラー 4色
 タイヤ 20インチ×1-1/8(28−451)
 変速 外装7段
 ハンドル セミアップハンドル
 スタンド センタースタンド付属

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子ども向けモデルもおしゃれです!

キックバイクから、小学生まで、3ステップの自転車がラインナップされています。小さいながらもtokyobikeのおしゃれなデザインで、大人用と一緒に揃えて走るのも楽しそうです。そして2020年春、ワンサイズだった20インチのJr.ComfyシリーズにMサイズが追加され、さらに選択肢が増えています。

TOKYOBIKE paddle

TOKYOBIKE paddle

出典:tokyobike

tokyobikeのペダルなし自転車(キックバイク)。優しい色合いにシンプルなフレーム形状で、おうちの中においてもインテリアに溶け込みます。かわいいながらも走行性能にこだわったエアチューブタイヤで、自転車の練習もはかどるでしょう。

 サイズ ワンサイズ(80〜115cm)

※2歳から4歳くらい

 カラー 6色
 タイヤ 12×1.50
 本体重量 3.8kg

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little tokyobike

little tokyobike

出典:tokyobike

16インチの子ども用バイクです。小さな手でも握りやすいグリップや、すっと握れる位置にあるハンドルなど、子どもに優しい設計。また、フレーム中央に持ち手があるため、お父さん、お母さんが楽に運ぶことができる、大人にも優しい自転車です。2022年6月から、マットカラー4色が追加されます。

 サイズ ワンサイズ(95〜115cm)
 カラー・ツヤあり8色

・マットカラー4色(新色)

 タイヤ 16×1.75
 本体重量 10kg
 スタンド 別売り ※補助輪付き

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TOKYOBIKE Jr.Comfy

TOKYOBIKE Jr.Comfy

出典:tokyobike

20インチの子ども用バイクですが、すっきりしたフレーム、落ち着いたカラーが大人っぽい印象です。変速がないので漕ぎ出しが軽く、トラブルも少なく、元気の良い子どもの走りにぴったり。オプションでフレームと同色の泥除けや、キッズバスケットも用意されています。2020年春からMサイズが追加になり、カラーも4色増えて8色展開となります。

 サイズ・S(115〜130cm)

・M(125〜145cm)

 カラー 8色
 タイヤ 20×1-1/8(28-451)
 本体重量 10.8kg
 変速 なし
 スタンド センタースタンド付属

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TOKYOBIKE Jr.Step

TOKYOBIKE Jr.Step

出典:tokyobike

またぎやすい形状のスタッガードフレームを採用。フレームと同色のおしゃれなチェーンカバーも付属しているので、スカートの裾も巻き込みにくいでしょう。アイボリーのタイヤもかわいらしい印象ですね。おしゃれな女の子にピッタリの自転車です。オプションとして、柳素材のキッズバスケットがあります。工具不要で簡単に取り付けできますよ。

 サイズ ワンサイズ(115〜130cm)
 カラー 4色
 タイヤ 20×1-1/8(28-451)
 本体重量 10.8kg
 変速 なし
 スタンド センタースタンド付属

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カスタムこそ、tokyobikeの真髄!

自転車を選んだらそれで終わり、ではありません。自分の使い方、ライフスタイルに合わせて、パーツやアクセサリーを選びましょう。基本はシンプルな自転車なので、カスタム幅が広く、自分だけの一台を作り上げることができるのが、tokyobikeの醍醐味です。

パーツを追加しよう!

自転車用リアキャリア

撮影:筆者

泥除け、キャリア、カゴなど、使い方に合わせて必要なパーツを選びましょう。tokyobikeには自転車のデザインにも合うパーツが揃っているので、まずは店頭で相談してみてもいいですね。

その他、タイヤの太さを変えたり、ハンドルを変えたり、サドルを変えたり。スタンドをより安定感のあるダブルレッグに変えたり。乗りながら自転車を少しずつカスタマイズするのも大きな楽しみです。どんどん乗りやすく、どんどん快適になりますよ。

アクセサリーも揃います!

自転車で走る人

ベル、ライト、ロックなどもデフォルトでは付いていないので、自分の好きなデザイン、イメージに合うものを選ぶことができます。tokyobikeで買うも良し、こだわりの他社製品を使うも良し。アクセサリーを選ぶように、tokyobikeに合う小物を探すのも楽しいですね!

どこで買えるの?

tokyobike中目黒

撮影:筆者

tokyobikeは直営店、コンセプトショップの他、取り扱いのある自転車ショップで購入することができます。また公式HPにオンラインショップもあります。

国内直営店

  • ・tokyobike  tokyo(東京都江東区 東京メトロ 清澄白河より徒歩5分)
  • ・tokyobike  中目黒(東京都目黒区 東急、東京メトロ 中目黒より徒歩7分)
  • ・tokyobike  吉祥寺(東京都武蔵野市 JR吉祥寺駅より徒歩5分)
  • ・tokyobike  谷中soil(東京都台東区 東京メトロ 千駄木駅より徒歩5分)

コンセプトショップ

パートナー企業とのコラボによる店舗です。

  • ・Tokyobike Plus 豪徳寺 (Niente)(東京都世田谷区 小田急線 豪徳寺より徒歩5分)
  • ・Tokyobike Plus 福岡(福岡市中央区)

Tokyobike shop はこちら

全国の取扱店

全国の自転車店で、tokyobikeの取り扱いがある店舗を検索することができます。

全国の取扱店はこちら

オンラインショップ

tokyobike公式HPからも購入できます。組み立てた状態で送ってもらえるようですが、お住まいの地域によって送料が変わるようなので、確認が必要です。送料のかからない店舗受け取りを選ぶこともできます。

tokyobike Online store はこちら

tokyobikeの多様なサービスご紹介!

tokyobikeは自転車を売るだけでなく、自転車で街を楽しむことをコンセプトにしています。そのコンセプトに基づき、以下のようなユニークなサービスを展開しています。

店舗で一日レンタル

レンタルのtokyobikeとカフェ

出典:Flickr/m-louis .®

tokyobike tokyo(清澄白河)と谷中Soilでは、tokyobikeの一日レンタルができます。tokyobikeに乗って、東京散策が体験ができるわけです!短時間の試乗だけでは、その自転車のことは良く分かりません。じっくりと一日かけて、tokyobikeの魅力を感じてみましょう。

Tokyobike Rentals 詳細はこちら

不要車引取サービス

古くなったtokyobikeを再生すべく、直営4店舗にてtokyobikeの引取サービスを実施しています。tokyobikeのフレームに使われているクロモリは、手をかければ長く乗り継ぐことができる上質で丈夫な素材です。長く使えるものを大切に、そんな気持ちがこもったサービスですね。整備後は、谷中Soil店にて再販される予定とのこと。なお、引き取りはtokyobikeの自転車に限ります。持っていく前に必ず店舗に問い合わせて、詳細を打ち合わせることが必要です。

不要車引取サービス詳細はこちら

洗車サービス「バイク銭湯」

2022年4月、谷中Soil店にて、自転車の洗車サービス、その名も「バイク銭湯」が始まりました。洗車のみと、洗車とメンテナンスのコースがあるそうです。自分で洗車すると、汚れを落としきれないだけでなく、洗った後、どこに注油したら良いのかが分からないという問題が生じます。プロに任せればそんな心配も不要ですね。新車の快適さが戻ってきて、感動するでしょう。

「バイク銭湯」詳しくはこちら

tokyobikeで日常を旅しよう!

川沿いにあるtokyobike

出典:Flickr/fto mizno

tokyobikeの魅力は、デザインが良いのはもちろん、スポーツバイクとしての走る性能もちゃんと備えているところ。その性能があるからこそ、安心して日々の街乗りを楽しむことができるのです。お気に入りの服や靴を身につけるように、お気に入りのtokyobikeで街を楽しみませんか?日常をより豊かに、新たな可能性を広げてくれる相棒、それがtokyobikeなのです!