【3タイプ試してみたよ】自転車×チェアリングに最適な椅子を集めてみた

【3タイプ試してみたよ】自転車×チェアリングに最適な椅子を集めてみた

2022/11/14 更新

行った先々でイスに座りのんびりと時間を過ごすチェアリング。自転車との相性もばっちりの遊び方ですが、どんなアウトドアチェアが良いのでしょうか?今回は自転車でのライドに持って行きやすいアウトドアチェアを独自に選び、それぞれ実際に試してみました。登場するのはヘリノックスでお馴染みのX型、箱型、座布団型の3種類。他にも編集部で選んだオススメアイテムを多数紹介しています。あなたのチェアリングにぴったりの椅子を探してみてくださいね。

目次

チェアリングって、なに?

水辺とアウトドアチェア

「チェアリング」とは行った先々でイスに腰掛け、移ろいゆく時間を心おきなくゆるりと過ごす究極の娯楽──と、筆者は考えています。

舞台となるのは海や山、河川敷から公園までどこでも良い。そして必要なものはイス(場合によってはレジャーシートでもOK)だけ。座ってゆっくり休憩するだけでもいいし、その場でコーヒーを淹れたり、読書をしたり、居眠りしたり……。時間を気にせず自分が好きなことを太陽の下で楽しむ、それこそがチェアリングの醍醐味と言えましょう。

近年のアウトドアブームからより身近なムーブメントととなったチェアリング。自転車とも相性ぴったりの遊び方でもあります。今回は自転車での運搬を考慮したチェアリングに合う軽量・携行型チェアをご紹介します。

試してみるのはこの3種類

さまざまなアウトドアチェア

撮影:筆者

世の中に星の数ほどあるアウトドアチェアですが、持って行くとなると選択肢は狭まります。自転車に積載をする、もしくはバックパックで持ち運ぶことを前提に重視したいのは、

●携行性

●安定性

●座り心地

これらを考慮して、大きく3タイプのアイテムをセレクトしてみました。

1,X型チェア

X型アウトドアチェア

撮影:筆者

X型とはHelinox(ヘリノックス)型としても知られる、アウトドアチェアを代表する型です。

近年では多くのメーカーからX型が発売され選択肢も増えています。ゆったりとした抜群の座り心地や安定感が魅力ながらも、収納サイズが気になるところです。キャンプをするならX型が有力候補かもしれませんが、チェアリングでは果たして?


 

2,箱形

箱型アウトドアチェア

撮影:筆者

たっぷり荷物を収納できるザック・パニアバッグ派と相性のよいのは箱型チェア。一口に箱型と言えど、見渡せば実にさまざまなタイプが存在します。

今回は収納すると、薄い板状になるチェアをチョイスしました。シンプルな作りですが座り心地は果たして…?


 

3,座布団型

座布団型アウトドアチェア

撮影:筆者

究極のシンプルさを求めるならば座布団型の一択でしょう。「チェアじゃないじゃん」というツッコミを無効化するほどの、携帯性と最速設営は他の追随を許しません。とはいえ地面に直接敷く座布団型、快適性はどれほどのものなのでしょう?

長時間ゆったり過ごすなら「X型」がぴったり

X型アウトドアチェア

撮影:筆者

UL(ウルトラライト)型アウトドアチェアを代表するX型。多くのキャンパーやアウトドア人が愛用しているモデルで、一般的に座り心地や安定性も良いと言われています。今回は筆者の私物であるサードパーティーのX型をチェック。

X型アウトドアチェアの中身を出した状態

撮影:筆者

収納袋にはポールとチェア座面・背面が入っており、組み立てたポールを座面・背面にセッティングすれば完成です。引っ張る際に少々力は必要ですが、女性の筆者でもサクサク設営できます。

X型アウトドアチェアを組み立てた状態

撮影:筆者

深く腰掛けられるのが特徴で、「ゆったり焚き火を眺めながら長時間座る」のに適した座り心地です。座った際に重心が後方に傾くため、深く腰掛けリラックスできる反面、前方へかがむのが難しいことから手元で作業をするのは少々窮屈に感じるかもしれません。

DesertFox アウトドアチェア

サイズ57×50×65cm
収納時サイズ35×12×10cm
総重量997g
耐荷重150kg
参考価格4,400円〜

Helinox(ヘリノックス)が支持される理由を考えてみた

サードパーティーのX型を愛用していながらも、やはり「いずれはHelinoxを…」と夢抱いてしまうのは人の性というものでしょう。サードパーティー製を使用する中で「やはりヘリノックスいいなぁ」と感じる点をご紹介します。

・合金加工のプロフェッショナルらしい頑丈な作り

サードパーティー製の我がX型チェアは使用開始時にさっそく脚先の保護具が取れる小さなトラブルがありました。また着席時にも前後左右に若干のブレを感じるため、安定感への不安を少々感じることも。

ヘリノックス社はもともと合金加工リーディングカンパニー「DAC社」がその高い技術力を生かして立ち上げたファーニチャーブランド。高い強度と柔軟性を併せ持つ独自の超軽量合金製ポールを採用しており、軽量ながら抜群の安定性を誇っています。

・重さはペットボトルと同じくらい!優れた携行性

ヘリノックスチェアの中で最軽量なモデル「チェアワン ミニ」の本体重量は450gで、ペットボトル1本分相当です。収納サイズは26×8×10cm、チェア本体の耐荷重は90kgとかなりの力持ち。とULチェアリングにうってつけです。

ヘリノックス チェアワン ミニ

サイズ40×34×44cm
収納時サイズ28×8×17cm
重量460g
耐荷重90kg
参考価格9,350円〜

・普段使いの家具としてOKかも。豊富なデザイン

メッシュ&カモフラ生地のアウトドア風チェアから、部屋置きしたくなるようなナチュラル風チェアまで、デザイン性が優れているのも特長です。

ヘリノックス コンフォートチェア

使用時サイズ52×53×67cm
収納サイズ14×35cm
重量1.1kg
耐荷重145kg
参考価格13,900円〜

まだまだあるぞ!高性能アウトドアチェア

とはいえヘリノックスだけでなく、一流アウトドアメーカーからさまざまなアウトドアチェアが発売されています。こちらは数あるメーカーの中から特に気になる2タイプです。

・ビッグアグネス スカイラインULチェア

アメリカ・コロラド州で誕生したアウトドアブランド「ビッグアグネス」のULチェア。バイクパッキング用のアイテムも多種発売されている。スカイラインULチェアはブラックとイエローの2カラー展開。重量595gとウルトラライトな仕様もピカイチです。

ビッグアグネス スカイラインUL チェア

使用時サイズ53×44×66cm
収納サイズ9×9×43cm
重量794g
耐荷重110kg
参考価格16,280円〜

・eno Lounge SL Chair

ハンモックブランドとしても有名なenoよりアウトドアチェアが登場です。ハンモックメーカーならではの吊り下げ式の座面が、まるでハンモックに揺られているかのようだと評判。アームレスト部にもクッション材を採用しており、昼寝もぐっすりいけますね。

eno Lounger SL Chair Seafoam

(eno)イーノ Lounger SL Chair Seafoam

サイズ76×57×69cm
収納サイズ51×13cm
耐荷重113kg
重量1.6kg
参考価格13,899円〜

「箱型」は座って作業するときにイイネ

ライドにはザックやパニアバッグが欠かせない方には箱形のチェアもおすすめです。収納サイズこそ大きいアイテムも多々ありますが、そこはザック&パニアバッグの収納力で抱きしめてあげてください。

箱型アウトドアチェアの収納状態

撮影:筆者

今回はワンタッチで箱型チェアになるPATATTO180を試してみました。

箱型アウトドアチェアをザックから取り出す

撮影:筆者

ザックの背面にスルッと入る薄型仕様です。PATATTOを入れることでザックの形がしっかりと自立し、結果として背負いやすくなったという思わぬメリットも。

箱型アウトドアチェアを組み立てている

撮影:筆者

手提げ部分を左右外側に引っ張り、座面を下へ「パタッと」押しつければ設営の完了です。

箱型アウトドアチェアが組み立て完了した状態

撮影:筆者

背もたれがない分、少々座りづらく感じるかな……と思いきや。これが全くそんなことないんです。その秘密はお尻に接する座面の微妙なカーブにありました。

箱型アウトドアチェアを上からみた状態

撮影:筆者

ご覧の通り、座面はお尻の形に合わせて緩やかなカーブ面で構成されています。そのことにより硬い素材ながらもすっぽりと包み込まれたかのような心地よさがあるのです。

背面がないためX型のように「腰掛ける」というイメージではなく、手元で作業をするために座るイスとしての役割がぴったりでした。調理時や焚き火、釣りなど、作業+座り込みの時にぴったりのアウトドアチェアのようです。

・PATATTO180 

PATATTO 180

サイズ31.5×19×21cm
重量290g
耐荷重100kg
参考価格1,598円〜

・DAIS ピクニックチェア

山形発のアウトドアブランドDECEMBERの「DAIS」シリーズからピクニックチェアが届きました。カントリー調の色展開も魅力的な帆布(コットン)100%の座面は、使えば使うほど風合いが増します。総重量も720gと1kgを切り、おしゃれさと携行性を両立したチェアです。

DAISピクニックチェア

  • サイズ:43×23×24cm
  • 重量:720g
  • 耐荷重:80kg
  • 参考価格:3,900円

DAIS ピクニックチェア


・アディロンダック マイクロチェア

背もたれなしで携行性にこだわるならば、アディロンダックのマイクロチェアも。折り畳むと雑誌1冊分のサイズまで小さくなり、総重量も547gとウルトラライト級。アルミ合金フレームに施されたきらきらのアルマイト仕上げがポイントです。

ADIRONDACK マイクロチェア

サイズ30×20×31cm
収納サイズ25×20×4.3cm
重量547g
参考価格6,380円〜

どんなときでもお尻を守る可愛い相棒「座布団型」

座布団型アウトドアチェアEVERNEW

撮影:筆者

座布団型はその名の通り、お尻の下に引くタイプのチェアリングアイテム。厳密に言えばイスではないのですが、幾度となく筆者がチェアリングでお世話になっているため、このたび満を持して紹介いたします!

座布団型マットをザックのサイドポケットに収納

撮影:筆者

EVERNEWの折りたたみマットは収納時だとパスポートと同じサイズほど。重量も20gとULの究極系かもしれません。

ザックのサイドポケットはもちろん、自転車のフレームバックやハンドルバーバッグの隙間にサクッと差し込めます。

EVERNEWアウトドアマットを広げた状態

撮影:筆者

広げてみるとこんな感じ。

至ってシンプルで意味があるのか疑問に思った方は、実際に座ってみてください。そしてあなたは次にこう感動するでしょう。「お尻が温かい…」、と。

アウトドアマットEVERNEWをイスの上に置く

撮影:筆者

チェアリング先にベンチがあるというケースも多々ありますが、長時間座っているとお尻が冷えてしまいます。しかしアウトドア座布団を敷けばアラ不思議、一瞬でお尻が温もりに包まれるのです。

また直接地面に座る派の方にもおすすめで、温かさだけではなく座り心地向上やお尻の汚れを防ぐこともできますよ。値段もリーズナブルなので、お守り代わりに持っておきたいアイテムです。

EVERNEW(エバニュー) コンパクト折りたたみマット

サイズ33.5×26.5×0.5cm
収納時サイズ13×9×5cm
重量20g
参考価格570円〜

・シートゥサミット S. i. シート

1990年オーストラリアでスリーピングバッグライナー製造で創業したSea to Summit。S.I.シートは38mm厚フォームを封入したコンパクトシートで、ちょっとした休憩時に大活躍。程よいサポート感が疲れにくく、お尻を優しく包み込みます。

SEA TO SUMMIT S.I.シート

サイズ40×30×3.8cm
収納サイズ7.5×17cm
重量96g
参考価格3,000円〜

スタイルに合わせてぴったりのチェアを探してみよう

絶景とアウトドアチェア

「これが正解」という形がないのがチェアリングという行為です。行き着いた場所や出合った風景が心地良ければOK。あなたにハマるイスはなんでしょう?

イスがあるだけ遊び方が広がる、奥深いチェアリングの世界へようこそ。