センタースタンドを使うと、荷物があっても安定します
自転車の中心で車体を支えるセンタースタンドは、後輪付近につけるサイドスタンドより安定します。
風がある日や、買い物など荷物を載せている時も倒れにくいでしょう。
平らな場所で本領発揮
センタースタンドは、斜面では倒れやすいですが、平面ではしっかり自転車を支えられます。駐輪する時は、平らな場所を選びましょう。
センタースタンドの選び方
センタースタンドは、種類も使い方もいろいろあります。選ぶ時のポイントをまとめました。
ガタつかない2本足・スタイリッシュな1本足
センタースタンドの足は1本、もしくは2本です。オーソドックスな2本足は、安定感があるため、多少荷物があっても安心ですね。一方、1本足タイプは、スッキリとした外観で、軽量な製品が多いですよ。
高さや角度を調節できるタイプも
足の長さが調節できるタイプだと、微調整することで、よりしっかり支えられるでしょう。角度が調整できると、クランクと当たらないところで固定できますね。
荷物を載せるなら、耐荷重もチェック
自転車にたくさんの荷物を積むなら、耐荷重も確認しましょう。2本足の場合、30kgくらいまでOKな製品が主流で、なかには50kg以上載せられるスタンドもあります。
買い物や泊まりがけのサイクリングなら、耐荷重に余裕があるスタンドだと、安心ですね。
定番の2本足センタースタンドなら、コレ!
センタースタンドの定番は2本足。人気のメーカーを中心に、おすすめの製品を選んでみました。
GIZA PRODUCTS アジャスタブル ダブル レッグ センタースタンド
日本メーカーの「GIZA PRODUCTS」。こちらはスタンドの角度を変えられるため、自転車本体と接触しにくいでしょう。丈夫なアルミ合金製で、30kgまでの荷物を載せられます。20~28インチの自転車に取り付けられますよ。
カラー | ブラック、シルバー |
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素材 | アルミ合金 |
対応可能サイズ | 20~28インチ |
地面から取りつけ位置までの高さ | 275~330mm |
最大荷重 | 30kg |
重量 | 560g |
MASSLOAD CL-KA56
台湾メーカーの「MASSLOAD」。CL-KA56は、スタンドを跳ね上げると、片側のフレームにまとまって格納でき、すっきりした見た目になります。
カラー | ブラック、シルバー |
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素材 | アルミ合金 |
使用可能サイズ | 24~28インチ |
重量 | 540g |
MASSLOAD CL-KA47
足についている赤いボタンを押して、かんたんに長さ調節できるスタンド。耐荷重50kgで、キャンプツーリングや、自転車旅行で荷物を、多く積みたい人にもおすすめです。
カラー | ブラック、シルバー |
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素材 | アルミ合金 |
対応可能サイズ | 24〜27インチ(650〜700c) |
取付可能チェーンステー厚 | 35mmまで |
耐荷重 | 50kg |
重量 | 535g |
野口商会 Wレッグスタンド
自転車パーツを中心に取り扱う「野口商会」。こちらのスタンドは、足の長さを7段階に調節できます。24~28インチの自転車に対応しています。
カラー | ブラック、シルバー |
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素材 | アルミ |
対応可能サイズ | 24~28インチ |
フレーム接置部サイズ | 約45x約25mm ※フレーム形状によって、取り付けできない場合あり |
SOMA FABRICATIONS ダブルキックスタンド
サンフランシスコに拠点をおく自転車メーカー「SOMA FABRICATIONS」。デザイン性の高いフレームの自転車が人気ですが、センタースタンドも作っています。丈夫なアルミ製で、フレームとなじみやすいカラー。足の長さ調節もできます。
カラー | シルバー |
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素材 | アルミ |
重量 | 860g |
スタイリッシュな1本足のセンタースタンド
1本足のセンタースタンドは、軽量な製品が多いですよ。スッキリした見た目なのに、タフなおすすめの製品を紹介します。
GIZA PRODUCTS アジャスタブル センタースタンド CL-KA76
地面から取り付け位置までの高さを、230〜280mmで調節できるスタンド。調整ノブで、簡単に伸ばすことができます。フレームやパーツのカラーに合わせやすい、ブラックとシルバーの2色展開です。
カラー | ブラック、シルバー |
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素材 | アルミ合金 |
対応可能サイズ | 24~29インチ |
地面から取付位置までの高さ | 230~280mm |
重量 | 305g |
ESGE オプティマフレックス
スイスのPLETSCHER社が展開する「ESGE」。1本足ですが、耐荷重50kgのタフなスタンドです。小径車はもちろん、最大29インチの自転車にまで対応しています。地面にしっかりとグリップする、滑りにくいレッグキャップ付き。
カラー | ブラック、シルバー |
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地面から取りつけ位置までの高さ | 375mm |
対応可能サイズ | 29インチにも対応 |
耐荷重 | 50kg |
重量 | 340g |
MASSLOAD ターンアジャスト・シングルレッグセンタースタンド
こちらの1本足スタンドは、誤ってスタンドを解除しないよう、セーフティロックがついています。足の長さの調節は、ひねってスライドさせるだけ。24〜27インチの自転車に対応しています。
カラー | ブラック、シルバー |
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素材 | アルミ |
対応可能サイズ | 24~27インチ、650~700C |
チェーンステー厚 | 35mmまで |
重量 | 345g |
BBB シティキック BKS-05
「BBB」は、オランダの自転車総合パーツメーカー。シティキックは、バイクをしっかり支える特殊な形状と、接地面積が大きいフットレストのおかげで、安定感バツグン。スタイリッシュなデザインの、1本足スタンドです。
カラー | ブラック |
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対応可能サイズ | 26〜29インチ |
NUVO アルミセンタースタンド NH-KC21AA
長さをカットすることで、様々なサイズの自転車に対応できるセンタースタンド。一度カットすると、自由に調節することはできませんが、合うスタンドが見つからない時は、ぜひチェックしてみてくださいね。
カラー | ブラック、シルバー |
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素材 | アルミ |
対応可能サイズ | 20-26インチ、700C |
センタースタンドの取り付け方法
センタースタンドは主に3つの取り付け方法があります。それぞれの方法をまとめました。
①台座に取り付け。隙間をチェックしよう。
もっともメジャーな取り付け方は、台座をつけて装着する方法。チェーンステーとシートチューブの間の、後輪とペダルとの隙間に台座を取り付けます。
男性で指2〜3本、女性で3〜4本分くらいの幅があれば、取り付けられるでしょう。この幅が十分にあるか、事前確認をお忘れなく。
②:BBに取り付け。スッキリしたデザインが特徴。
BBとは「Bottom Bracket」の略で、クランクの根元にあるパーツのこと。BBに挟んで、センタースタンドを取り付けます。
スタイリッシュなデザインが多く、横から見るとスッキリと収まります。ただしBBのサイズは自転車によって異なるため、注意しましょう。
③チェーンステーに取り付け。装着が簡単です。
ペダル根元と後輪につながる、フレームの「チェーンステー」に取り付けるタイプのスタンドは、装着がかんたん。しっかり固定される製品が多いですよ。
一方でフレームが傷つきやすく、フレーム素材によっては使えないこともあるため、仕様を確認しておきましょう。
取り付ける時の注意点を、チェックしよう
自転車のサイズ確認以外にも、いくつか注意点があるので、紹介します。
ワイヤーやチェーンに干渉しないかチェック
スタンドを取り付けられても、ワイヤーやチェーンに接触していたらNG。パーツが壊れたり、事故に繋がることもあります。スタンドをつけたら、一度ペダルを回して、スタンドがワイヤーなどに干渉していないか確認しましょう。
カーボンフレームには対応していないスタンドも
台座を取り付けるタイプなど、カーボンフレームには取り付けできないスタンドもあります。フレームの種類を確認して、適正なタイプか確認しておきましょう。
純正ならより安全に使える
安心して取り付けたいなら、対応モデルがはっきりしているスタンドや、自転車メーカー純正のスタンドを選ぶ方法もあります。自分の自転車に対応したスタンドがあるか探してみても良いですね。
不安なら、ショップで取り付けてもらおう
メンテナンスが苦手な人など、スタンド装着に不安がある人は、ショップに相談してみましょう。工賃はかかるかもしれませんが、取り付け作業をお願いすれば、手間もかからず安心ですね。
センタースタンドで、自転車をもっと便利に
センタースタンドは、自転車で買い物、一息つくときに便利なアイテム。さっと駐輪できて、より走る楽しみが増えるかもしれませんね。
センタースタンドを活用して、サイクリングの楽しみの幅を広げましょう。