【大迫力】飛行機がすぐ頭上に!大阪・兵庫の猪名川サイクリングロードを自転車で走ってきた

【大迫力】飛行機がすぐ頭上に!大阪・兵庫の猪名川サイクリングロードを自転車で走ってきた

離着陸する飛行機を間近に眺めながら、のんびりサイクリング。

そんな一風変わった体験ができるのが、伊丹空港の真横を通る「猪名川サイクリングロード」です。

ほぼ平坦な道が続き、距離も片道15kmほどと手軽。途中で昔ながらの酒蔵通りやミュージアムに寄り道しつつ、半日ゆるく走ってきました!

目次

記事内画像撮影:筆者

空港の真横を走る、猪名川サイクリングロードって?

猪名川サイクリングロードの河川敷を走る舗装路

猪名川サイクリングロードは、南は神崎川との合流付近(豊中・尼崎の境)から、北は池田・川西の五月山麓(絹延橋付近)までを結ぶサイクリングルート。

片道およそ15km前後と、サクッと走れる手頃な距離感です。

そしてこの道の最大の魅力が、「大阪国際空港(伊丹空港)の真横」を走り抜けるロケーション!

伊丹空港の滑走路から離陸する旅客機と駐機する機体

フェンス越しに巨大な旅客機が並び、頭上すれすれを着陸機が轟音とともに通過する大迫力は、ほかではなかなか味わえません。

間近で飛行機を撮れるスポットとしても、サイクリストの間で親しまれています。

道中は起伏のないド平坦で、河川敷だから信号待ちもほぼなし。ストレスなく走れるのもうれしいところです。ガチガチのトレーニングというよりは、週末にクロスバイクやロードバイクでのんびり流す「ゆるポタ」にドンピシャなコースですよ!

距離 17.1km
獲得標高 77m
目安時間 1.5h
レベル
★☆☆☆☆

寄り道しながら北上!猪名川サイクリングロードを実走

前置きはこれくらいにして、実際に走っていきましょう!

空港の隣でひと休み。豊中つばさ公園「ma-zika」

厳密な起点が決まっていない猪名川サイクリングロード。今回はエントリーしやすそうな「新南園橋」からスタートしました!

スタート地点の新南園橋付近の猪名川サイクリングロード
この辺からスタートしました

筆者はここまで自走でアクセスしましたが、電車(輪行)で来るなら最寄り駅は阪急神戸線の園田駅。

駅から川沿いまでは自転車で5分ほどとアクセスは良好です。

猪名川沿いのサイクリングロードに停めたロードバイク
左側には猪名川が流れ、
サイクリングロード沿いに広がる黄金色の田んぼ
右側には工場や畑が多い、のどかな風景

大阪で生まれ育ったのに、猪名川サイクリングロードを走るのは何気にはじめて。

淀川や大和川に比べると、いい意味で小ぢんまりしていてのどかな雰囲気ですね。

ma-zikaへ続くダートの入口とマダムシンコの建物

少し走ると、右側にピンク色の建物が見えてきました。関西人にはおなじみの「マダムシンコ」です。

最初の立ち寄りスポット「ma-zika」へは、この先へと続くダートを進んでいきます。

タイヤが細めのロードバイクなら、無理に乗らず押して歩きましょう!

豊中つばさ公園ma-zikaの無料駐輪場

ダートを抜けて「ma-zika」に到着〜!

無料の駐輪場があるのはありがたいですね。ただ、筆者が訪れた2026年10月時点ではサイクルラックは見当たらず。そのためスタンドのないロードバイクなどを停める場合は、周囲の邪魔にならないようフェンス沿いに立てかけておくのが良さそうです。

豊中つばさ公園ma-zikaのトイレと自販機がある建物
トイレと自販機も完備。休憩スポットにもぴったりです。

豊中つばさ公園「ma-zika」は、伊丹空港のすぐ南東側に整備中の新スポット。その名のとおり、着陸間際の飛行機を「間近」で眺められるんです!

全面オープンは2027年3月の予定ですが、飛行機を眺める展望台はひと足先にオープン済み。今後はドッグランや飲食施設、バーベキュー広場なども加わるそうです。

それでは早速、展望台にのぼってみましょう。

豊中つばさ公園ma-zikaの展望台

お〜! 視界が一気に開けて気持ちいいですね。空港も本当にすぐそこ。

ma-zikaの展望台から見上げる着陸前の旅客機
ma-zika上空を通過するANAの旅客機

そして、とてつもない轟音とともに飛行機がやってきました! うおおお、近すぎ!! これは紛れもなく「間近」ですわ……。

ちなみに筆者が訪れたのは、午前10時半〜11時頃。約30分の滞在で、計4機の着陸が見られました! 朝イチや昼過ぎなど便が少ない時間帯もありますが、だいたいこれくらいのペースでやってくるイメージです。

着陸機が頭上をかすめる!千里川土手

ma-zikaからすぐの場所に、航空ファンの聖地として名高い「千里川土手」があるので、せっかくなら寄ってみることに。

千里川土手へ向かう道に停めたロードバイク

はい、5分ほど走って到着しました。

ma-zikaも空港との距離が近かったですが、こちらはさらに輪をかけて近い……というか、もはや目の前です。笑

千里川土手から見る着陸直前のJAL旅客機

そして飛行機がやってきました! 近〜〜〜!!!

いや、ここ本当にすごいです。こんな距離で飛行機を見上げたのははじめてかも。これは間違いなく一見の価値アリですな。

伊丹空港の滑走路と駐機場に並ぶ旅客機

そのまま滑走路へタッチダウン! タイヤから白煙が上がる瞬間まで見届けられました。

先ほどのma-zika同様、こちらも平日のお昼時にもかかわらず見物客の姿がちらほら。わざわざ人が集まるのも納得です。

河川敷へ戻った猪名川サイクリングロード

さて、大満足したところで河川敷へと戻ってきました。それでは次のスポット、「伊丹酒蔵通り」を目指します!

江戸時代の酒蔵が今も残る、伊丹酒蔵通り

河川敷を10分ほど走ると、前方に「神津大橋」が見えてきました。

猪名川に架かる神津大橋

伊丹酒蔵通りは川沿いではなく市街地側にあるので、この橋を渡って街中へ抜けていきます。

神津大橋へ上がるらせん状のスロープ

途中、ぐるっと回るスロープが登場。ここを上がって進みます。

江戸時代の街並みが残る伊丹酒蔵通り

街中へ入ってほどなく、「伊丹酒蔵通り」に到着! ここ伊丹は、江戸時代に酒造りで栄えたまち。通り沿いには当時の面影を残す街並みが続いています。

ちなみに「酒蔵通り」とは言っても、端から端まで歩いて数分ほどのコンパクトさ。大規模な観光地というよりは、ポタリングの途中にふらっと寄るのにちょうどいい場所ですね。

伊丹酒蔵通りの白雪ブルワリーレストラン長寿蔵

通りには飲食店もいくつかあるので、ここでランチ休憩にするのもあり。

奥に見えている大きな蔵は、「白雪ブルワリーレストラン 長寿蔵」。目の前においしそうなクラフトビールがあるのに呑めないのはサイクリストの宿命……悔しいですが、食事だけでも十分楽しめそうです。

伊丹酒蔵通りで購入した伊丹ビールの袋

とはいえ、ここまで来て手ぶらで帰るのももったいない!

ということで、晩酌用に「伊丹ビール」を2本ちゃっかり買って帰りました。今晩の楽しみができた〜。

ゴールはここ!カップヌードルミュージアム 大阪池田

またもや河川敷に戻ったら、最後の立ち寄りスポット兼ゴールでもある「カップヌードルミュージアム 大阪池田」を目指します! せっかく池田まで来たなら、寄っておきたいなと。

池田方面へ北上する猪名川サイクリングロードとロードバイク

あ、飛行機が滑走路から飛び立っていく!

伊丹空港の滑走路から飛び立つ旅客機

そう、この猪名川サイクリングロードは空港の真横を走る区間が長いので、こんな風に離着陸の瞬間をちょこちょこ拝めるんですよね。

北摂の山々に向かって延びる猪名川サイクリングロード

さっきまでは遠くに見えていた北摂の山々が、ずいぶん近くまで迫ってきました。ゴールはもうすぐそこ!

阪神高速の高架下を通る猪名川の河川敷

河川敷を進むのは、この阪神高速の高架下あたりまで。ミュージアムはここから東側にあるので、市街地へ入っていきます。

カップヌードルミュージアム 大阪池田の外観

市街地を走ること数分、「カップヌードルミュージアム 大阪池田」に到着〜。

日清食品の創業者・安藤百福さんが、世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発明した地・池田にある体験型ミュージアムです。しかも、なんと入館料は無料!

館内に入ると、まず左手にある「インスタントラーメン・トンネル」が目を引きます。

歴代パッケージが並ぶインスタントラーメン・トンネル

1958年に発売された初代「チキンラーメン」から歴代のパッケージがずらりと時系列で並んでいて圧巻。「うわ、昔こんな味やデザインあったんや!」と、大人が見てもめちゃくちゃ楽しめます。

カップヌードルミュージアム 大阪池田の館内展示

さらに、開発当時の研究小屋の再現や、インスタントラーメンの歴史を学べる展示が並んでいて、無料とは思えない見ごたえです。

このほか、世界にひとつだけのオリジナルカップヌードルが作れる「マイカップヌードルファクトリー」も気になったんですが、周りはファミリーやカップルだらけ。さすがに男一人で並ぶ勇気は出ませんでした。笑

チキンラーメンのひよこちゃんが描かれた池田市のご当地マンホール

大満足でミュージアムを出ると、足元に気になるものを発見。

これは、チキンラーメンの「ひよこちゃん」デザインのご当地マンホール! そしてハチマキに「池田市観光大使」って書いてある。可愛い!!

最後の最後に癒やされたところで、今回の猪名川サイクリングロードライドはこれにて終了です!

実際に走ってわかった、猪名川サイクリングロードはこんな道

猪名川の河川標識

ひととおり走り終えたところで、この道のポイントを3つにまとめておきます。

飛行機を間近に眺めながら走れる

記事内でも何度か触れましたが、飛行機をすぐそこに見上げながら走れるのは、やはりこの猪名川サイクリングロードならでは。空港の真横を自転車で駆け抜けられるルートなんて、そうそうありません。

飛行機好きにはたまらないのはもちろん、普段そこまで興味がない人でも、あの近さと身体に響く轟音には無条件でテンションが上がるはずです。筆者も頭上を通過するたびに「うおお」と声が出てしまい、なかなか先に進めませんでした。笑

車止めが少なく、ストレスなく走れる

関西の河川敷というと、淀川サイクリングロードでおなじみの「メタルクワガタ(車止め)」を思い浮かべる人も多いかもしれません。現れるたびに減速してすり抜ける、あの地味なストレス。

その点、猪名川サイクリングロードの本線上では、そういった車止めをほとんど見かけませんでした。いちいち減速することなく、気持ちよく走り続けられます。

距離は短め。がっつり派よりのんびりポタ向き

猪名川サイクリングロードは、端から端まで走っても片道15km前後と、サイクリングロードとしては短めです。

そのため、長距離をがっつり走り込みたい人には少し物足りないかもしれません。ただ、今回のように途中で飛行機を眺めたり、街へ降りて寄り道を楽しんだりと、半日ゆるく走るポタリングにはちょうどいいボリューム感。

休日にのんびり景色を楽しみながら流したいときには、ぴったりのコースですよ。

まとめ

北摂の山々を望む猪名川サイクリングロード

猪名川サイクリングロードは、平坦で距離も手頃、厄介な車止めも少なくて本当に走りやすいルートでした。

なんといっても、あんなに近くで飛行機を見られるのは、サイクリング抜きにしてもふつうに面白い! 途中で酒蔵通りをぶらついてお土産を買ったり、池田のミュージアムに立ち寄ったりと、走る以外の楽しみがコンパクトにまとまっているのも魅力です。

半日あれば十分満喫できるので、気になった方はぜひ天気のいい日にふらっと走りに行ってみてください!

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