OLD MTBはなぜ人気? 世界に1台の愛車をつくる魅力とレストア・カスタム費用、おすすめ完成車まで解説

なぜOLD MTBは人気? 世界に1台の愛車をつくる魅力とレストア・カスタム費用、おすすめ完成車まで解説

倉庫に眠っていた1台を掘り起こし、世界に1台だけの愛車としてよみがえらせる。そんなストーリー性のある楽しみ方ができる自転車として、いま注目を集めているのが「OLD MTB(オールドマウンテンバイク)」です。

OLD MTBは1980〜90年代に製造されたマウンテンバイクを指し、当時ならではのフレーム形状や独特なカラーリングが再評価されています。

しかし、いざOLD MTBを手に入れようと思っても、「どうやって買えばいいのか分からない」「レストアやカスタムにいくらかかるのか見当がつかない」という壁にぶつかる方も多いはずです。

そこでこの記事では、実際に複数台のOLD MTBを所有し、レストアやカスタムを重ねてきた筆者が、OLD MTBの魅力とハードルを両面から解説します。さらに、車体購入からレストア、定番カスタムまでの費用相場も具体的に紹介するので、OLD MTBを手に入れたい方はぜひ参考にしてください。

本ページはアフィリエイト広告を利用しています。

目次

そもそも「OLD MTB」って何?

OLD MTB、Panasonicマウンテンキャット
撮影:編集部

OLD MTB(オールドマウンテンバイク)、名前から「古いマウンテンバイク」であることは想像できますが、実際どのような自転車のことなのかと聞かれると答えるのは難しいですよね。

一般的には、1980〜90年代のマウンテンバイクブーム期に製造されたオフロード向けの自転車のことをOLD MTBと呼ぶことが多いです。

今のMTBより少し小ぶりな26インチホイール、特徴的な形状のクロモリやアルミフレーム、当時ならではの独特なカラーリングなどが、現在のトレンドのなかで再評価され、注目を集めています。

OLD MTBの文化は、海外のWEBコミュニティが発祥だと言われています。倉庫や納屋に眠っていた90年代以前の古いマウンテンバイクを掘り起こし、ピカピカにレストアして乗る人々が集まったのが始まりです。その様子がSNSなどで少しずつ拡散されて、日本でも一つのブームになりつつある状況です。

筆者自身も、SNSで偶然目にした1台のOLD MTBがきっかけで興味を持ちました。今では複数台を所有するほどのめり込んでいます。今回は、実際に手を動かしてメンテナンスやカスタムを重ねてきた経験をもとに、OLD MTBの魅力とデメリットを両面からご紹介していきます。

レストアする「OLD MTB」その人気の理由

レストア中のOLDMTB
撮影:編集部

年数が古いOLD MTBは、レストアや整備を前提に考えておく必要があります。

その中でも楽しみ方は幅広く、当時のパーツを集めて雰囲気を忠実に再現する、フロントシングル化やワイドタイヤ化など現代的なパーツを組み合わせるなど、方向性は人それぞれです。

さらには、フレームの溶接やオリジナルパーツの制作など、世界に1台だけのカスタムに仕上げる猛者もいるほどです。

古着のような1台モノのお宝感

色とりどりのOLDMTBのフレーム
撮影:編集部

製造が終了してから長い年月が経っているOLD MTBだけに、好みのカラーやパーツ構成の車体に出会えたときは、まるで宝物を掘り当てたような気分を味わえます。

新車のようにカタログから選ぶわけではなく、中古ショップはフリマサイトを巡って1台を探し当てる。まるで古着屋で運命の1着を見つけるような感覚に近く、OLD MTBを探しているだけでも楽しいものです。

独特のカラーリングや経年による味わいは、今のバイクにはない魅力です。

費用をおさえて、自分好みの自転車に仕上げられる

価格を抑えてレストアしたOLDMTB
撮影:編集部

うまくベース車体を選んでカスタムすれば、新車より費用を抑えて、自分好みの自転車を手に入れることができるのもOLD MTBが人気のポイントです。

近年は自転車の価格も上昇していて、ある程度のグレードになるとMTBも気軽に手が出せる存在ではなくなってきました。価格をおさえたエントリーモデルも各社から販売されているものの、見た目も含めて納得できる1台を選ぼうとすると、それなりに予算が必要になります。

その点OLD MTBは、車体そのものの入手費用を抑えられるのが魅力です。レアなベース車両やパーツを選ぶと新車レベルの金額になることもありますが、価格帯が広く予算に合わせて選びやすいのも中古ならではのメリットです。

小回りがきいて、使いやすい26インチホイール

OLD MTBの26インチタイヤ
撮影:編集部

OLD MTBの26インチホイールは、普段使いにちょうど良いサイズ感であることも人気のポイントです。

MTBのホイールサイズが年々大型化するなか、街乗りや普段使いのユーザーからは26インチが再び支持を集めています。

近年主流の27.5インチや29インチのMTBは、高速巡航性や走破性に優れています。しかし街なかでは走破性が求められる場面は少なく、大きなホイールは小回りがきかず扱いにくい面もあります。

一方、少し小ぶりな26インチホイールは漕ぎ出しが軽く、信号が多い街中でのストップ&ゴーや、駐輪スペースへの出し入れなど、日常のさまざまな場面で扱いやすいポイントがあります。

本格的なトレイル走行では、ホイール径が大きい最新MTBの方が有利ですが、スピードを求めない里山探索やライトなオフロード走行なら、26インチのOLD MTBでも十分楽しめます。筆者もレストアした26インチのOLD MTBで、街乗りから気軽なトレイルライドまで幅広く楽しんでいます。

▼26インチMTBの扱いやすさについてはこちら!

環境に優しい

OLD MTBのレストア風景
撮影:編集部

これは筆者独自の考えですが、SDGsやリユースの考え方が浸透しつつあることも、OLD MTBブームを後押ししている理由の1つだと感じています。

ヤフオクやメルカリといったネットオークション・フリマアプリが一般化したことで、中古品を使うことへの抵抗感は薄れてきました。物を捨てずにリサイクル・リユースする姿勢も、肯定的に受け止められるようになっています。

その流れのなかで、一度は役目を終えかけた1台をレストアして乗り続けることは、廃棄物を減らすことにもつながります。前のオーナーが大切にしてきた1台を自分の相棒として引き継いでいく。その心地良さも、OLD MTBの魅力の1つといえるでしょう。

OLD MTBのハードルと注意点

生産から長い年月が経った車両を使う以上、OLD MTB特有のハードルや注意点もあります。数台のOLD MTBを購入して手を入れてきた筆者が、実際に感じている注意点を正直にお伝えします。

乗り出しまでにメンテナンス費用がかかる

メンテナンスが必要なOLDMTB
撮影:編集部

OLD MTBは新車より安く手に入ることが多いですが、年式が古い中古車体である以上、乗り出すまでにはある程度の整備費用やメンテナンス費用がかかります。

整備済みの車体以外は、タイヤやワイヤー、ブレーキシューといった消耗パーツは、基本的にすべて交換が必要と考えておきましょう。車体を安く手に入れても、快適に走れる状態に仕上げるまでには意外と費用がかさみます。

また、専門的な技術や専用工具が求められる修理が必要な場合、想定外の費用がかかることもあります。

具体的なメンテナンス費用の目安は、後半で詳しく解説します。

パーツの入手性が低く、互換性がない場合もある

OLDMTBの古い規格のBB
撮影:編集部

OLD MTBは規格が現在と異なるため、新しいパーツがそのまま取り付けられないケースが多いことにも注意が必要です。

最新のMTBOLD MTB
ホイール径/タイヤ27.5~29インチ26インチ
ホイール固定方式スルーアクスルクイックリリース
リアエンド幅148mm・157mmなど135mmなど
ブレーキディスクリム(Vブレーキ・カンチブレーキ)
ステムアヘッドスレッド
シートポスト径30.9mm・31.6mmなど26.8mm・27mm・27.2mmなど

代表的な部分を挙げるだけでも、最新とOLD MTBではかなり規格が違うことが分かります。

26インチホイールを手組み
撮影:編集部

例えば、ホイールサイズや固定方法が違うため、26インチでOLD MTBに適合するパーツを見つけるのは一苦労です。筆者も、26インチのホイールが見つからず、自分で中古のハブとリムを組み合わせて手組みしました。

古い規格の場合、そもそも選べるパーツの数自体が少なく、流通量も限られるため、当時のデッドストック品などは価格が高騰していることも珍しくありません。規格を知らずにパーツを購入すると、取り付けできずに無駄になってしまうこともあるので注意が必要です。

撮影:編集部

また、当時主流だったシルバーのブレーキやディレイラーは、現行パーツではほとんど流通していません。

元々シルバーパーツで組まれていた車体を、あえてシルバーで統一するのか、ブラックパーツでバランスを取るのかなど、見た目でこだわりたい部分も考える必要があります。

状態が悪い車体の場合もある

ボトムブラケットがサビているOLDMTB
撮影:編集部

OLD MTBは、ネットオークションやフリマサイト・アプリを通じて個人間でも取引されていますが、車体の管理状態は出品者によってまちまちです。年式や使われ方によっても状態に差があるため、購入前の見極めが重要になります。

たとえばクロモリは比較的丈夫で長持ちする一方、錆びには弱い素材です。筆者が購入したOLD MTBにも、フレームの内部が錆びているものがありました。アルミフレームの場合は、経年劣化でクラックが入る可能性もゼロではありません。

また、ステムやシートポストが固着していると、分解できずに手詰まりになることもあります。せっかく費用をかけても思うように仕上げられなければ意味がないため、購入時は状態について不明な点は必ず確認しておきましょう。

最新MTBと比べると走行性能は劣る

最新スペックのフルサスMTB

大径ホイールや剛性の高いフレームなど、最新スペックのMTBと比べると、OLD MTBの走行性能はどうしても劣ります。

26インチのホイールは巡航性や走破性が落ちますし、車体重量も重い傾向にあります。当時のカンチブレーキやVブレーキも、最新のディスクブレーキと比べると制動力やコントロール性の面で見劣りします。

街乗りであれば大きな差を感じることは少ないでしょう。しかし本格的なトレイルライドとなると、物足りなさを感じるだけでなく、下りでの制動力不足やフレームへの負担など、安全面のリスクも出てきます。

競技への出場や本格的なゲレンデ走行を視野に入れているのであれば、素直に現行モデルを選んだ方が安心です。

人気のメーカー&レアモデルは高い

出典:flickr/Jim G

OLD MTBは比較的リーズナブルなベース車両が多いですが、人気のメーカーやプレミアがついた車体はかなり高額なこともあります。

実際、1980~90年代のスペシャライズドやトレック、キャノンデールなど、OLD MTBとして人気の高いメーカーやレアモデルは、中古市場でも高額で取り引きされています。ジャンクでも新車が購入できるほどの価格になることもあり、そこにレストア費用が加わればさらに予算が必要です。

日本国内のブランドであるマウンテンキャットやリッジランナー、マディフォックスなどは比較的手頃な個体もありますが、カラーリングやパーツ構成によっては高額になるケースも珍しくありません。日本製造時代のFUJIなどのレアモデルも人気が高く、掘り出し物は市場に出てもすぐに売れてしまいます。

盗まれても買い直せない

OLD MTBのワイヤーロック

OLD MTBは、盗まれても同じものを買い直せません。時間をかけて見つけたフレームや、当時のXTやXTRといったパーツは、失えばまた一から探し直すことになります。運良く似た個体が見つかったとしても、まったく同じ状態のものに再び出会えるとは限りません。

そのため保管は基本的に室内が前提となり、保管用のスペースの確保などもハードルになります。筆者も気づけば、家の中がOLD MTBの車体やフレームだらけになってしまいました。

OLD MTBのレストア・カスタムにはいくらかかる?

OLDMTBのレストア作業
撮影:編集部

ここからは、実際にOLD MTBのベース車両を手に入れて、レストアとカスタムにどれくらいの金額がかかるのかご紹介していきましょう。

先に結論をお伝えしておくと、ベース車両の購入・レストア・定番カスタムで、約10万~40万円程度とかなり幅があります。それぞれの内訳や金額に幅がある理由をチェックしていきましょう。

車体の相場:1~20万円が目安

撮影:編集部

レストアのベースとなるOLD MTBの車体は、状態やモデルによって金額が変わってきます。

状態相場内容
ジャンク1万円~パーツやフレームの状態が悪い、または破損していてそのままでは乗れない車体が多い
倉庫で眠っていたレベル2~5万円壊れているわけではないが、消耗品はすべて交換になるレベル
レアモデルやカスタム済みの車体5~20万円人気の高いメーカーの希少なフレームや、当時のハイグレードパーツでカスタムした車体など

上記はあくまで筆者の体感ですが、状態やレア度、パーツ構成によって価格帯が分かれてきます。特にメーカーやレア度にこだわらず、自分の好みに合った車体を探すなら、2~5万円のベース車両がおすすめです。

一方、状態が悪くそのままでは走れないジャンク品は、すべてのパーツを交換してフルレストアするなら有力な選択肢になります。運が良ければ、ジャンク品の中から自分の好みに合う車体が見つかることも。人気の高いメーカーのレアモデルや、希少パーツで組まれたカスタム済み車体は、価格帯と競争率が高く手に入れるのは難しい印象です。

ベース車両の購入方法は主に、ヤフオク・メルカリ・ジモティーなどのフリマサイト、中古自転車ショップの2パターンです。初めてOLD MTBを購入する場合は、状態確認をしやすい中古自転車ショップの方が安心感がありますね。ある程度知識が付いてきたら、フリマサイトでの掘り出し物探しに挑戦してみるのも楽しいです。OLD MTBは在庫が流動的なため、自分好みの車体を見つけるためには根気強く定期的にチェックしてみてください。

最低限の整備:5~10万円

レストア後のOLD MTB
撮影:編集部

手に入れたOLD MTBを走れる状態にするためには、最低限の消耗品交換やグリスアップ、パーツの調整などが必要です。フレームやホイール、ハンドルやディレイラーなどのパーツは再利用できると仮定して、どれくらいのパーツ代と工賃がかかるのか見てみましょう。

項目パーツ代目安工賃目安(店に依頼した場合)
タイヤ(前後)6,000〜10,000円2,000〜3,000円
チューブ(前後)1,000〜2,000円※タイヤ交換時に含む
ブレーキシュー/パッド1,500〜3,000円1,500〜2,500円
ワイヤー類(ブレーキ・シフター)3,000〜4,000円3,000〜5,000円
チェーン2,000〜4,000円3,000〜4,000円
スプロケット3,000〜6,000円2,000〜3,000円
グリップ1,500〜3,000円1,000〜1,500円
ペダル2,000〜5,000円1,000~2,000円
サドル3,000〜6,000円1,000〜1,500円
BB交換2,000〜4,000円4,000〜5,000円
全体点検・組み付け・調整工賃5,000〜15,000円
合計目安約26,000〜47,000円約24,500〜45,500円

最低限のパーツ交換でレストアするだけでも、お店に頼む場合は約5万円~の費用がかかります。さらに、選ぶパーツやレストアを依頼するお店によっては、10万円近くの費用がかかることも。

OLD MTBのコッタレスクランク工具
撮影:編集部

また、自分でレストアすれば工賃は節約できますが、工具やグリスなどが必要です。特に、古いOLD MTBは完全分解でのレストアが必要になることがほとんどで、いろいろな専用工具をそろえるだけでもかなりの金額がかかります。

また、パーツが壊れていて再利用できなかったり、状態が悪く追加の作業が必要になる場合、さらにパーツ代や工賃がかかる可能性があります。OLD MTBの車種や状態によって、レストア費用にはかなり幅があると考えておきましょう。

定番のカスタム:3.6万~10万円

カスタム後のOLDMTB
撮影:編集部

先ほどのレストアで最低限走れるようにした状態から、OLD MTBの定番カスタムにかかる費用の目安もご紹介します。

カスタム内容パーツ代目安工賃目安(店舗依頼)
フロントシングル化10,000〜30,000円5,000〜10,000円
アップハンドル化(ステム&ハンドル交換)10,000〜20,000円3,000〜5,000円
パーツカラー統一5,000〜30,000円3,000~5,000円
合計目安約25,000〜80,000円約11,000〜20,000円

OLD MTBのカスタムはかなり幅広いですが、人気が高い代表的なメニューを3つピックアップしてみました。カスタムは選ぶパーツによってかなり費用が変動します。ここで挙げた目安は、あくまで信頼性があり比較的リーズナブルなパーツを使った場合と考えてください。

OLD MTBのフロントシングル化
撮影:編集部

OLD MTBのカスタムで特に人気が高いのは、フロントシングル化です。OLD MTBはフロント3段変速が主流ですが、街乗りなどの普段使いではほとんど必要ありません。

フロントシングルにすることでディレイラーやシフターがなくなり、見た目がすっきりしてカッコよく仕上がります。チェーン落ちしにくいナローワイドチェーンリングを使えば、変速トラブルが起こりにくくなるのも良いですね。

選ぶチェーンリングによってかなり金額が違い、クランクを再利用できるかどうかでも費用が変わってきます。チェーンリングの互換性や変速調整なども必要なので、整備に自信がない方は専門ショップ等に相談するのが良いでしょう。

OLD MTBのハンドル交換
撮影:編集部

OLD MTB特有の狭いフラットバーを、ワイド&ライズ形状のハンドルに交換してゆったりしたポジションをつくるのも定番カスタムです。ポジションが変わって乗りやすくなるだけでなく、見た目の印象を大きく変えられるのも特徴です。

ハンドルの素材や形状はさまざまで、上の写真のようにBMX用のステムとクロモリバーを組み合わせるなど、カスタムの自由度も高いポイント。ワイドハンドルに交換するとワイヤーが足りなくなることが多いので、レストアと一緒に作業すると無駄がありません。

OLD MTBのハンドルとステム
撮影:編集部

ステムやシートポスト、ブレーキレバーといった細かいパーツの色合わせも、OLD MTBをおしゃれに仕上げる定番カスタムです。ブラックやシルバーで統一したり、バランス良く組み合わせたり、全体のイメージに合わせてカスタムするのが楽しいポイントです。

細かいパーツはブランドや素材などによってかなり価格が違い、どこまでカスタムするかで費用が変わってきます。ステムやシートポストなどのパーツは自分でも交換しやすいので、乗りながら徐々にカスタムしていくのも良いですね。

自分でいじるのは難しいがOLD MTBが欲しい!どうすればいい?

ここまで読んで「OLD MTBに興味はあるけど、自分でカスタムやメンテナンスをするのはハードルが高い」と感じた方もいるのではないでしょうか。実際に、フリマサイトなどでOLD MTBを購入し、自分でレストアするのはかなり大変です。

ここでは、そんな方でも手軽にOLD MTBを手に入れて楽しむ方法を2つご紹介します。

OLD MTBを扱っているショップに相談

OLDMTBを扱うショップ

自分で作業をするのが難しい場合は、OLD MTBを扱っているショップに相談するのがおすすめです。カスタムの相談はもちろん、状態の良い完成車の購入や、フレームから理想の1台を組み上げる「バラ完」を依頼できるショップもあります。

パーツ選びや規格の見極めなど、専門知識が必要な部分をプロに任せられるので失敗のリスクを抑えられるのが大きなメリットです。予算や好みのイメージを伝えれば、自分だけでは辿り着けない仕上がりを提案してもらえることもあります。

ただし、新車販売が中心の量販店やショップだと、OLD MTBの取り扱いがないケースも多いです。中古の車体やフレームを扱っているか、年代の古いMTBに強いかなど見極めも必要になります。

復刻モデルの新車を買う

Fujiのアルター
出典:Fuji

OLD MTBのフォルムやデザインを再現した、復刻モデルを購入するのも1つの方法です。最近はOLD MTB人気の高まりを受けて、26インチホイールを採用し、当時の雰囲気を再現した復刻モデルも増えてきています。

見た目はOLD MTBならではのかっこよさを持ちながら、新車ならではの品質で、故障や不具合のリスクが少なく、購入後すぐに乗り出せるのは復刻モデルの大きなメリットです。中古車体特有の状態確認やメンテナンスの手間をかけずに、OLD MTBの雰囲気を気軽に楽しみたい方に向いています。

OLD MTBライクなおすすめ完成車5選

ここでは、OLD MTBのデザインや雰囲気を再現した、おすすめの完成車5選をご紹介します。OLD MTBの雰囲気を再現しつつ、新品で手に入れられる貴重なモデルをピックアップしました。

THIRDBIKES(サードバイクス) SURFSIDE

参考価格(税込) 49,500円
フレーム素材 スチール
タイヤサイズ(外径×幅) 26インチ×2.0インチ
変速段数 6段
重量 15.0kg
ブレーキ Vブレーキ
適応身長 160cm~

価格を抑えた街乗り向けのオールドルックなMTB

1980~90年代のオールドスタイルを再現しつつ、街乗りで使いやすいように設計されたリーズナブルなMTBです。

THIRDBIKESのOLDMTB
出典:THIRDBIKES

細身のスチールパイプで当時の雰囲気を再現しつつ、現代的なテイストも加えてアレンジされています。2インチ幅のワイドタイヤ、高めのハンドル位置など、街乗りでの使いやすさにもこだわっています。

おすすめポイント

  • キックスタンドが標準装備で街乗りで使いやすい
  • ライト・ベル・リフレクターなども付いている
  • 英式バルブ採用でシティサイクルと空気入れを共有できる

Fuji(フジ) ALTERR

参考価格(税込) 97,900円
フレーム素材 クロモリ
タイヤサイズ(外径×幅) 26インチ×1.95インチ
変速段数 8段
重量 12.3kg
ブレーキ 機械式ディスクブレーキ
適応身長 440mm/158~168cm
480mm/165~175cm
520mm/172~182cm
560mm/179~189cm

OLDMTBを現代風にアレンジ

ストリート向けのおしゃれな自転車づくりに定評のあるFujiがつくる、現代的なスペックにアップデートされたオールド風MTBです。

出典:楽天市場

1980~90年代を連想させるグリーンをはじめ、定番のブラックや美しいシルバーカラーも用意されています。26インチのタイヤサイズですが、ディスクブレーキやフロントシングル×リア8段変速など現代的なパーツ構成も魅力です。

おすすめポイント

  • 最大2.3インチ幅のタイヤまで対応できオフロード走行もしやすい
  • 制動力が高い機械式ディスクブレーキ採用
  • 12.3kgと比較的軽量で取り回ししやすい

CROSS SECTION(クロスセクション) EVERYWAY

参考価格(税込) 69,300円(DUSK FLAMINGOのみ)
74,800円(その他カラー)
フレーム素材 ハイテンスチール
タイヤサイズ(外径×幅) 26インチ×2.1インチ(XSサイズ)
27.5インチ×2.1インチ(S・Mサイズ)
変速段数 8段
重量 約13.7kg(XSサイズ)
ブレーキ 機械式ディスクブレーキ
適応身長 XS/150~170cm
S/165~180cm
M/175~190cm

毎日使いたくなるおしゃれ&便利な1台

オールドルックなデザインだけでなく、毎日使いたくなるような利便性が魅力的なMTBです。

OLDMTBのセンタースタンド
出典:CROSS SECTION

使わない時はスマートに収納できるセンタースタンドが標準装備で、デザインを壊さずに利便性を高めているのが特徴です。また、フレームに合わせてタイヤサイズを変えるなど、どの身長の方でも乗りやすいように設計されているのもうれしいポイント。

おすすめポイント

  • 雨の日もしっかり止まる機械式ディスクブレーキを採用
  • チェーン外れや裾の汚れを防ぐパーツ構成
  • フルアウターケーブルで変速やブレーキのタッチが長持ち

MARIN(マリン) MUIRWOODS 26

参考価格(税込) 90,200円
フレーム素材 クロモリ
タイヤサイズ(外径×幅) 26インチ×2インチ
変速段数 8段
重量 -
ブレーキ 機械式ディスクブレーキ
適応身長 S(155~165cm)
M(165~175cm)
L(175~185cm)

90年代の人気モデルを限定復刻

実際に1980~90年代に販売されていたクロスカントリーMTBの復刻モデルです。あざやかなカラーリングやパーツ構成で、当時のデザインをしっかり再現しているのが魅力。

OLDMTBのハンドル
出典:楽天市場

補強の入ったアップハンドルは、無理のないポジションをつくるだけでなく、当時のクランカースタイルと呼ばれるデザインを再現しています。

おすすめポイント

  • 今でも人気のあるOLD MTBが新車で手に入る
  • スキンウォールタイヤがおしゃれなアクセントに
  • 8段変速や機械式ディスクブレーキなど現代的なパーツ構成

ROCK BIKES(ロックバイクス) Dazzl 1x9s Purple Haze

参考価格(税込) 110,000円
フレーム素材 クロモリ
タイヤサイズ(外径×幅) 26インチ×2.125インチ
変速段数 9段
重量 12.5kg (470mm)
ブレーキ 油圧式ディスクブレーキ
適応身長 S(470mm)/155~170cm
M(510mm)/165~180cm

当時のデザインと雰囲気を再現した1台

当時のデザインやパーツ構成を再現しつつ、現代的なスペックで走りやすさにもこだわったOLDライクMTBです。

26インチのOLDMTB
出典:ROCK BIKES

90年代風のフレームカラー、フルアウターケーブル、リジッドのベンドフォークなど、当時の雰囲気を忠実に再現している印象です。ワイドレシオの9段変速や油圧式ディスクブレーキなど、現代的なパーツ構成でスペックにもこだわりが見られます。

おすすめポイント

  • 乗り心地が良い2.125インチ幅のワイドタイヤを採用
  • コントロールしやすい油圧式ディスクブレーキ
  • 9段変速でアップダウンのある場所も走りやすい

世界に一つだけのOLD MTBは、魅力がつまった自転車

OLDMTBでの林道サイクリング
撮影:編集部

OLD MTBの魅力は、自分好みの個体を探す楽しさと、カスタムで世界に1台だけの愛車をつくり上げられる点です。手間や時間はかかりますが、じっくりと唯一無二の愛車を育てたい方におすすめです。筆者も、自分の手でレストアしたOLD MTBは思い入れが深く、いろいろな場所を走って楽しんでいます。

ただし、規格の違いによるパーツ入手の難しさや、盗難・破損といったリスクも存在するため、ハードルが高いと感じる方は、専門ショップへの相談や復刻モデルの新車購入も比較検討してみましょう。OLD MTBが気になった方は、ぜひ今回の記事を参考にして、理想の1台を見つけてみてください。

※記事内で紹介している商品を購入した際、売上の一部がCYCLE HACKに還元される場合があります。
※各商品に関する情報は、実際に商品を使用したうえでの見解に加え、ブランド・ECサイトなどの情報を参照して記載しています。
※掲載されている情報は、記事執筆時点でCYCLE HACKが独自に調査したもの、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し、自動で生成しているものです。 掲載価格の変動や登録ミスなどの理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細などについては、各ECサイト・販売店・ブランドよりご確認ください。