【最速レビュー】日本初上陸の“オルケース”のバッグを使ってみた

【最速レビュー】日本初上陸の“オルケース”のバッグを使ってみた

2022/06/17 更新

この冬、日本初上陸したアメリカのブランド「オルケース(ORUCASE)」。様々な自転車用バッグをラインナップし、個性的な製品を生み出しています。今回は、オルケースのバッグをご紹介しつつ、トップチューブバッグとハンドルバーバッグを実際に使用しレビューしていきます。

目次

アイキャッチ画像:筆者

「折り紙」から名付けられた『オルケース』

オルケース 自転車 パッキング

撮影:筆者

オルケース(ORUCASE)とは、2012年にアメリカの元プロ選手が創業したブランド。ブランド名の「オルケース」は、日本の「折り紙」に由来するそうです。

プロ選手であった創業者が、自転車を飛行機に持ち込む際、折り紙のように自転車をたたみ、コンパクトに収納できるケースを開発したのが始まりなんだとか。

現在ではレースにとらわれず、幅広く自転車を楽しむためのバッグを開発・販売しています。

オルケース公式サイトは、こちら

オルケースのバッグの特徴とは

それでは、オルケースのバッグの特徴をみていきましょう。

街乗りからオフロードまで、様々なシーンに合うデザイン

オルケースのバッグは、街乗りから1泊2日程度のバイクパッキングに適したバッグ。

独自の機能を盛り込み、個性的でおしゃれな見た目も兼ね備えます。黒やグレーのバッグが多い中、カモフラ柄や反射素材を用いたデザインは目を引きますね。

オルケース 自転車 パッキング

撮影:筆者

本体は耐久性のある素材が使われていますので、グラベル等のオフロードで使用したい方でも、安心して使用できそうです。

実際に使用してみて、サイクリストである開発者のアイディアを、細部まで感じられるバッグだという印象を受けました。

豊富なラインナップ展開

オルケース

出典:Intertec

オルケースのバッグは、全部で10種類。ハンドルバーバッグからフレームバッグ、小型サドルバッグなどを取り揃えるほか、スマホケースといった珍しいラインナップもあります。

今回、その中から、2点のバッグをお借りすることが出来たので、次項から、早速レビューしていきますね。

レビュー①【DESIGN LAB】Top Tube Bag

今回、お借りしたのは、チューブバッグの「【DESIGN LAB】Top Tube Bag」と、ハンドルバーバッグの「Smuggler XL Handlebar Bag」の2つ。

では、初めにトップチューブバッグからご紹介していきましょう。

DESIGN LAB Top Tube Bag

撮影:筆者

カラーはブラックとカモフラ柄の2展開で、お借りしたのは、カモフラ柄のタイプ。グラベルロードとのマッチングも良いですね。

幅は実測で約55mmと狭いので、ペダリング時に膝に当たりにくい設計なのが、嬉しいポイント。

DESIGN LAB Top Tube Bag

撮影:筆者

「DESIGN LAB」のロゴワッペンがお洒落です。

DESIGN LABシリーズは、開発者が日々のアイディアを形にした少数生産のモデル。確かに他のブランドにはない、斬新なアイディアが盛り込まれた1品です。ちなみに、このワッペンの位置は製品によっては、縫い付けられている場所も、微妙に違ったりするそうです。

バイクへの取り付けは、「ベルクロ」と「ボルトオン」の2タイプに対応。一般的なロードバイク等にはベルクロで、トップチューブ上にダボ穴のあるグラベルロード等ならボルトオンで固定するとよいでしょう。

DESIGN LAB Top Tube Bag

撮影:筆者

付属のベルクロは十分な長さがあるため、チューブの太いカーボンバイクでも問題なさそうです。

このベルクロが他社製品とやや異なり、内側の全面がふわふわ、外側の全面がギザギザになっています。バイクを傷つける心配が少なく安心ですが、逆に脚が当たる方はウェアを傷つける可能性があるため要注意です。

DESIGN LAB Top Tube Bag

撮影:筆者

ボルトオンでの取り付けは、すっきりします。最近のトレンドに合っていますし、バイクを複数持っている方でも「ベルクロ⇔ボルトオン」と1つのバッグで対応できるのが嬉しいですね。

ベルクロでもボルトオンでも、軽い補給食を入れる程度では、固定力に問題は感じませんでした。本体裏に滑り止め加工が施されているお陰でしょう。

ただし、ヘッド側に固定する紐が弱いため、ガチガチの固定というほどでもありません。モバイルバッテリー等の重たいものを入れると、傾いてしまうこともあるかもしれません。

DESIGN LAB Top Tube Bag

撮影:筆者

ヘッド側には充電ケーブルを出せる穴が開いています。

ライトやサイコンなどを充電しながら走れますので、長距離のツーリングでも重宝する機能です。

DESIGN LAB Top Tube Bag

撮影:筆者

バッグの開閉は、独自の「マグネットジッパー」。

磁石の力で口が閉じるため、一般的なジッパーのような開閉の手間がありません。バッグに手を突っ込めば開き、荷物を取り出せば自動で閉まるため、非常に楽です。

DESIGN LAB Top Tube Bag

撮影:筆者

筆者は様々なトップチューブバッグを使用してきましたが、この開閉方法は素晴らしいと感じています。

デメリットがあるとするれば、荷物をパンパンに詰めると閉じにくいことと、磁気に注意する荷物は入れにくいこと。私は問題と感じませんでしたが、使用方法によっては収納するものに少し工夫が必要かも知れません。

レビュー②Smuggler XL Handlebar Bag

続いてはハンドルバーバッグ。3つのサイズ展開がありますが、最も大きなモデルです。

Smuggler XL Handlebar Bag

撮影:筆者

容量は4.5L。

フロント、サイド共に荷物を外付けできる機能が満載と、拡張性も高いです。また、夜間には全体がドット模様に反射してくれます。

Smuggler XL Handlebar Bag

撮影:筆者

メインの荷室は、左側から大きく開きます。

特徴的なのは、バッグ内部の断熱材。「ライド中に冷たい飲料も持ち運べるように」と、断熱材がぐるっと一周巡らせてあります。他社品には見ない、珍しい機能ですね。

ちなみに、オルケースのハンドルバーバッグ3種類のうち、断熱材が入っているのは大型の「Smuggler XL」と中型の「Smuggler HC」の2つだそうです。このSmuggler XLには、350mlの缶が6本入るんだとか。

Smuggler XL Handlebar Bag

撮影:筆者

バッグの固定は、2本のベルトをハンドルバーに、1本のゴム紐をヘッドチューブに巻きます。

ハンドルバーに使用されているのは、バイクパッキングで有名な「Voileストラップ」。耐久性と固定力が高いベルトで、着脱も簡単です。市場の多くのバッグは単なるナイロンベルトですので、オルケースの工夫が光ります。

飲料などの重たい荷物を入れてオフロードを走っても、安心な設計ですね。

Smuggler XL Handlebar Bag

撮影:筆者

また、ハンドルバーとの間に挟むシムも付属します。

このシムがあると、ライトやサイコン、ケーブルとの干渉を避けられるだけでなく、ハンドルのフラット部分も快適に使用できます。わざわざシムだけ購入する方もいる便利パーツですので、あらかじめ付属しているのは嬉しいですね。

Smuggler XL Handlebar Bag

撮影:筆者

メイン荷室へのアクセスは、上のジッパーからも可能です。

しかし、断熱材のコシが強いため、手を突っ込んだり大きな荷物を取り出すのは難しいと感じました。大きな荷物は、横から出し入れする他なさそうです。

Smuggler XL Handlebar Bag

撮影:筆者

横から大きく開けた場合、ハンドルとの干渉が無ければ出し入れは比較的簡単。

ハンドル幅が440mm以上の方や、下ハンが末広がりなフレアハンドルなら特に問題はなさそうです。とはいえクッカーなどの大型の荷物は、少々苦戦しました。

Smuggler XL Handlebar Bag

撮影:筆者

その他、前面にはマチのない小型ポケット、ギアループ、バンジーコードが備わっています。バッグ内に入りきらない荷物を入れたり、脱いだウェアを挟んだりと使い方が広がりますね。

Smuggler XL Handlebar Bag

撮影:筆者

バンジーコードは便利ですが、やや下側に付いているため、バイクによっては前輪とのクリアランスに注意が必要です。また、バイクに跨ったまま荷物の着脱は難しいと感じました。

Smuggler XL Handlebar Bag

撮影:筆者

両サイドは薄いポケットがあり、補給食やスマホなどを差し込んでおけます。

出し入れが簡単ですし、脱落防止のコードも付いているのでオフロードでも安心ですね。脱落防止コードは着脱が簡単で、ライド中も操作しやすそうです。

自転車 オルケース

撮影:筆者

スピーディーなロードバイクより、グラベルバイクでゆったりと走るような使い方にマッチするバッグですね。

その他の製品

レビューした2種類の他にも、オルケースは様々なバッグを取り揃えています。オルケースのバッグを一覧にしてご紹介しましょう。

トップチューブバッグ

オルケースバッグ オルケース

トップチューブバッグは、日々のアイディアを形にした少数生産の「DESIGN LAB」シリーズ。先ほどレビューしたのと同じ商品です。

【DESIGN LAB】Top Tube Bag
サイズ:20cm×10cm×5cm
容量:1.0L
カラー:ブラック、ブラックマルチカモ
価格:8,800円(税込)


フレームバッグ

オルケース フレームバッグ

フレームバッグも先ほどのトップチューブバッグ同様に「DESIGN LAB」。大きさは2種類で、用途やバイクに合わせて選べるようになっています。(画像は「【DESIGN LAB】Framebag Small」)

【DESIGN LAB】Mini Framebag

サイズ:24cm×10cm×5cm
容量:1.65L
カラー:ブラック、ブラックマルチカモ
価格:8,800円(税込)

【DESIGN LAB】Framebag Small
サイズ:44.5cm×10cm×5cm
容量:2.2L
カラー:ブラック、ブラックマルチカモ
価格:14,300円(税込)

ハンドルバーバッグ

オルケース ハンドルバーバッグ

フレームバッグは3サイズ展開。中型の「HC」と大型の「XL」は中に断熱材が入っているため、飲み物や食材を運搬するのにも適しています。

先ほどレビューした商品は「Smuggler XL Handlebar Bag」です。(画像は「Smuggler Handlebar Bag」)

Smuggler Handlebar Bag
サイズ:H19cm×直径19cm
容量:1.15L
カラー:ブラック、ブラックマルチカモ
価格:7,150円(税込)

Smuggler HC Handlebar Bag
サイズ:H20cm×直径10cm
容量:2.1L
価格:8,580円(税込)

Smuggler XL Handlebar Bag
サイズ:H22cm×直径15cm
容量:4.5L
価格:17,600円(税込)

サドルバッグ

オルケース サドルバッグ

サドルバッグは、携帯工具等を収納するのにピッタリな小型モデルを展開。

使用素材が「X-PAC」か、ケブラー補強された「HC」かで2タイプ用意されており、それぞれに0.4Lと0.5Lの2サイズがあります。「HC」には中仕切りも付いているそうです。(画像は「X-Pac Saddle Bag 25cu」)

X-Pac Saddle Bag
サイズ:6.5cm×10cm×6.5cm(25cu)、6.5cm×10cm×7.6cm(30cu)
容量:0.4L(25cu)、0.5L(30cu)
カラー:ブラック、ブラックマルチカモ
価格:4,950円(税込、25cu)、5,170円(税込、30cu)

Saddle Bag HC
サイズ:6.5cm×10cm×6.5cm、6.5cm×10cm×7.6cm
容量:0.4L、0.5L
価格:6,380円(税込、0.4L)、6,600円(税込、0.5L)

ステムポーチ

オルケース ステムポーチ

ステム横に配置し、補給食などを入れておける便利なポーチ。直径も広いので、サイクルボトルやペットボトル等も入れておくことが出来そうです。

Black Hole HC Feed Bag
サイズ:直径10cm×H15cm(拡張時22cm)
容量:1.25L~1.75L
価格:9,680円(税込)

スマホケース

オルケース スマホケース

オルケースは、自転車バッグメーカーとして珍しく、スマホケースも展開しています。「ダイニーマ」という軽量で高強度の素材を使用し、水気や汚れ、傷からスマホを守ってくれるケースです。

Dyneema Phone Case
サイズ:10cm×16.5cm
重量:2.5g
価格:3,190円(税込)

こんな使い方&遊び方が最適

オルケースのバッグをおすすめしたいのは、「街乗りから休日のデイキャンプを楽しみたい」「バッグで個性を主張したい」という方。

バイクパッキングで使用されるバッグとしては小型~中型ですので、キャンプツーリング等の大量の荷物が必要になるシーンより、毎日の必需品+αを入れるのに適しています。

オルケース パッキング

撮影:筆者

見た目も個性的ですので、バッグで愛車を彩るのにも良いでしょう。

フロントバッグには容量と拡張性がありますので、コーヒーセットを入れて身軽なデイキャンプ…なんて遊び方にマッチしそうですね。筆者もレビューのためコーヒーライドに使用しましたが、そんな使い方にしっくりくるバッグだと感じました。

オルケースのバッグでサイクリングを楽しもう!

オルケースのバッグは、機能性に富んだおしゃれなバッグ。

オルケース 自転車

撮影:筆者

日常的なライドの小物入れとして、または休日のサイクリングのお供として、幅広く活躍してくれるでしょう。

入荷数も少数とのことですので、気になる製品はお早めに手に入れておくのが良さそうです。