【富士のグラベルを駆け巡る】「富士グラベル supported by Panaracer 」が初開催

【富士のグラベルを駆けめぐる】「富士グラベル supported by Panaracer 」が初開催

富士山南麓の豊かな林道を舞台に、『富士グラベル supported by Panaracer』が2025年5月18日(日)に初開催されることが決定しました。富士市の後援のもと「富士山こどもの国」を会場に、26kmのショートコースと66kmのロングコースが用意され、グラベルバイクの新たな魅力を体感できる絶好のイベント。さっそくチェックしていきましょう。

目次

記事内画像提供:株式会社テラインコグニタ

富士の林道が舞台!絶景グラベルが体感できるイベント

富士のグラベルを走るサイクリスト

林道の管理者である富士市の後援のもと、この富士山南麓で26kmのショートコースと66kmのロングコースを構成し、2025年5月18日(日)に「富士グラベル supported by Panaracer」が開催されます。

会場は家族連れに大人気な「富士山こどもの国」。本イベントの他にも、出店イベントや地域団体・事業者との連携を図り、家族で楽しめるコンテンツも予定されています。また、新茶の季節の5月に開催されるため、コース上のエイドステーションで地域の美味しいお茶や食材を楽しむことができます。

「グラベル」の楽しさに触れる本格的なイベントありながら、初心者でも参加しやすいイベントとなっているのが「富士グラベル」の魅力です。

イベント公式サイトによると、エントリー開始は3月上旬ごろとアナウンスされています。

開催概要

試走会の様子(岩倉地区)
試走会の様子(岩倉地区)
コース
距離
獲得標高
定員
参加料
ショートコース
約26km
500m
50名
6,000円
ロングコース
約66km
1700m
100名
11,000円

名称:富士グラベル supported by Panaracer
日程:2025年5月18日(日)
会場:富士山こどもの国

主催:株式会社テラインコグニタ
共催:TRYCLE合同会社
協賛:パナレーサー株式会社
後援:富士市(予定)

グラベルとは

国内最大のグラベルイベント、「ニセコグラベル」の様子
国内最大のグラベルイベント、「ニセコグラベル」の様子

近年、「グラベル」という言葉が自転車シーンで注目を集めています。グラベルとは「砂利道」を意味し、自転車文化の原点を思い出させる、新しい楽しみ方を指します。このグラベルの中心にあるのが「グラベルバイク」。ロードバイクの長距離走行性能と、マウンテンバイクの高い自由度を併せ持つこの自転車は、旅行やキャンプ、その他アウトドア活動との相性も抜群で、ここ数年で大きな広がりを見せています。

日本における「グラベル」の現状

グラベル文化は発祥の地・米国に続き、日本でも徐々に定着しつつあります。国内最大のグラベルイベントとして知られるのが、2020年から北海道ニセコ町で開催されている「ニセコグラベル」です。毎年2回ほど、約500名のサイクリストが集まり、ニセコ周辺の未舗装路をつなぐ60km〜125kmの特設コースを走破します。

また、近年は全国各地でグラベルイベントも増えており、2023年に宮城県で誕生した「グラベルクラシックやくらい」や、長野県で昨年から開催されている「白馬グラベルミーティング」など、100名以上が参加するイベントも誕生しています。

しかし、アメリカやヨーロッパのように広大な未舗装エリアが多い国と異なり、日本では活動の場の確保が大きな課題です。国内の未舗装路の多くは農道や林道であり、利用には地域との調整が必要なケースが多いため、誰もが気軽に楽しめる環境が整っていないことも現状です。