雨 バッグ 自転車

ロードバイクの雨装備に、自転車に取り付ける防水バッグはいかが?

通勤通学や泊りがけのツーリングでは、雨に降られてしまう場面もありますよね。そんな時には、荷物を雨から守ってくれる防水性のバッグが活躍します。この記事では、ロードバイクなどのスポーツ自転車で使用できる、自転車に取り付けるバッグをご紹介していきます。防水バッグを活用し、突然の雨でも安心して快適なライドをしてみませんか?

目次

アイキャッチ画像撮影:編集部

雨ライドは荷物も防水に!

雨天ライドでは、ウェアだけでなく荷物の防水も欠かせません。降り注ぐ雨のほか、バッグには路面からの泥跳ねもかかるため高い防水性が求められます。

バッグに水がしみると大変

バッグが浸水すると、大切な荷物が濡れてしまいます。通勤通学では書類やパソコン、タブレットなどの電子機器を守らなくてはなりませんし、自転車ツーリングでは着替えまで濡れてしまうと替えの服が無くなってしまいます。

雨ライド

撮影:編集部

「このくらいなら大丈夫かな?」という弱い雨でも、自転車に乗っていると走行速度が相まって実質的に強い雨となるため、歩きと比べて浸水しやすいです。

バッグの中身を防水性の袋で覆うなどの方法もありますが、全てを覆うのは難しく手間なうえ、いざという時ほど忘れてしまうものですからおススメは出来ません。筆者もそれで、何度も失敗をしてきました。

縫い目のない防水生地のものが必要

防水性が高いバッグが必要であることはお話しましたが、では具体的にどんな仕様のバッグが適しているのでしょうか?

雨 防水バッグ 自転車

撮影:筆者

おススメは、生地が防水であることに加え、接着などをして縫い目のない仕上がりにしているバッグです。縫い目があるとそこから浸水しますし、中に入った水はなかなか抜けないため、荷物が水浸しになったり長時間乾かなかったりします。

また、ジッパー部分も浸水の原因となりますので、止水ジッパーと言われる防水のジッパーを使用しているか、ジッパー部分に覆いが付いているものが適しています。

自転車に取り付けるバッグが快適

自転車で荷物を持ち運ぶ際リュックを背負うスタイルも人気がありますが、自転車に取り付けるバッグがあると快適に走ることが出来ます。

リュックよりも走りやすい

リュックは定番のバッグですが、前傾姿勢をとるロードバイクなどのスポーツ自転車では肩や腰の疲労が大きくなります。

雨 防水バッグ 自転車

撮影:筆者

一方で、自転車に取り付けるバッグは背中が空くため疲労を軽減し快適に走れますし、夏場は涼しく、冬場は厚着をしても肩回りが苦しくなりません。もちろん、雨の日はレインジャケットなどの脱ぎ着が楽なうえ、不快な蒸れも抑えることが出来ますよ。

通勤通学でも距離の長い方や、自転車ツーリングを検討している方には、自転車に取り付けるバッグをおすすめします。

荷物の量に応じてバッグを選ぼう!

自転車に取り付けるバッグは、持ち運びたい荷物の量に応じて種類を選ぶと間違いがありません。容量ごとに、どんなバッグがあるのか見ていきましょう。

大きな荷物があるなら…キャリア+パニアバッグ(20~40L)

雨 防水バッグ 自転車

撮影:筆者

書類やノートパソコンなど大きなものを持ち運ぶ際や、キャンプ道具など大量の荷物がある際には、キャリアを取り付けパニアバッグを使用するのがおススメです。製品によりますが、大きめのリュックと同じくらいの収納力があります。

また、ワンタッチでパニアバッグを取り外したり、バッグに肩紐が付属しそのまま肩に掛けたりできるモデルもあるため、自転車を降りてからも便利です。

使用するにはキャリアを自転車に取り付けなければなりませんが、車種によっては対応していないものもありますので、不明な方は購入店に相談してみましょう。

容量と軽量さのバランスを重視…大型サドルバッグ(15L前後)

雨 防水バッグ 自転車

撮影:筆者

パニアバッグほどの容量は必要ない方や、キャリアが付かない場合におススメなのは、大型サドルバッグです。形状的に書類やパソコンなど幅の広いものを収納しにくいのが難点ですが、容量としては小さめのリュックと同じくらいですので、普段使いからキャンプツーリングまで活躍します。

持ち運べる荷物の量に対し軽量ですので、ロードバイクなどのスポーツ自転車にもぴったりです。

着替えや工具をひとまとめに…小型・中型サドルバッグ(5L前後)

雨 防水バッグ 自転車

撮影:筆者

タオルや着替え、普段から持ち運ぶ携帯工具などをひとまとめに出来るのが、大型サドルバッグよりも一回り小さいサドルバッグです。

タオルや着替えは当然濡らしてはいけませんし、工具も錆びや故障の原因となるので雨から守っておくのが良いでしょう。

小物を雨から守るなら…フレームバッグ、トップチューブバッグ(1~3L)

雨 防水バッグ 自転車

撮影:筆者

携帯電話やモバイルバッテリー、財布などの小物を濡らしたくない時は、フレームバッグやトップチューブバッグが便利です。

トップチューブバッグは完全な防水を実現するのが難しいため、雨天で使用するならフレームバッグがおススメです。

おススメモデルをご紹介

最後に、バッグの種類ごとにおススメのモデルをご紹介していきます。

キャリア+パニアバッグ

●トピーク/エクスプローラー(ディスクブレーキ対応型)

オーソドックスなアルミ製リアキャリアです。価格と重量のバランスに優れており、多用途に活躍してくれます。

注意点は、自転車によっては取り付けられない場合がある点と、ブレーキの規格(ディスクブレーキかリムブレーキか)やエンド幅、タイヤ径などによって選ぶべき製品が異なる点です。

ご紹介しているものはディスクブレーキ対応で、一般的なMTBやクロスバイク、グラベルバイク、ロードバイクのタイヤ径に対応はしていますが、自転車との相性の問題があるため、取り付け可否について詳しくは自転車の購入店へお問い合わせください。

トピーク エクスプローラー(ディスクブレーキ対応型)

天板L320 x W145mm
重量620g

●オルトリーブ/バックローラークラシック

タウンユースから世界一周の旅人まで、根強い人気を誇るオルトリーブ。その看板商品でもあるリアパニアです。

QL2.1システムによりバッグを持ち上げるだけで着脱が可能ですし、肩紐も付属しているため自転車から降りた際の荷物の持ち運びも楽々です。

オルトリーブ バックローラークラッシック QL2.1

容量40L(ペア)
重量1900g
寸法H42×W23/32×D17cm
カラーブラック、レッド、ウルトラマリン、イエロー、アスファルト、オレンジ

大型サドルバッグ

●アピデュラ/エクスペディションサドルパック14L

アピデュラエクスペディション14

自転車用バッグで高い人気を誇るブランド「アピデュラ」。その定番がこのエクスペディションサドルバッグです。

大容量かつ軽量(14Lで350g)ですのでロードバイクとも相性が良く、日常使いからキャンプツーリングまで幅広く活躍すること間違いなし。取り付けにはサドル下~リアタイヤまで18cm以上のクリアランスが必要な点に注意です。

Alternative Bicyclesはこちら


●ロスウィール/オフロード シートパック(17L)

オフロードでの使用も想定した、ガッチリと固定の出来るサドルバッグです。17Lと大型ですし、シートポストに取り付ける簡易ラックも付属するため、重たい荷物を入れる使用に適しています。

自転車用のバッグは黒やグレーが多いですが、ネイビーなのも印象が明るくなって良いですね。

ロスウィール オフロード シートパック (17L)

サイズ20x29x62cm
容量17L
重量400g
適合シートポスト径27.2/31.6mm
サイズ5.5x13x38cm

●オルトリーブ/シートパック(16.5L)

固定力の高さと容量の大きさのバランスがとれたモデルです。ラックの取り付けが難しいカーボンシートポストのバイクでも、しっかりとした固定が出来ます。

オルトリーブ シートパック(16.5L)

サイズh30xw64xd22cm
容量16.5L
重量456g
耐荷重5kg

中型サドルバッグ

●オルトリーブ/サドルバッグ2(4.1L)

長距離を走行するイベント「ブルべ」で人気のバッグが、オルトリーブの「サドルバッグ2」。自転車にワンタッチで着脱でき、防水性も非常に高いです。この機動力と堅牢性は、ハードなライドではもちろん日常使いでも活躍します。

シートポストの出しろが短くても使用しやすいのもポイントです。

オルトリーブ サドルバッグ2

サイズH14xW21xD28cm
容量4.1L
重量260g
防水IP64

●アピデュラ/レーシングサドルパック(5L)

アピデュラレーシングサドルバッグ

軽量性を重視したい方は、アピデュラのバッグを見逃せません。高い防水性でありながら200gとこの容量のバッグでは最軽量級。ブラックにイエローとシルバーのアクセントもかっこよく、広い面積が反射素材になっているため事故のリスクの高い雨の日も安全性を高めてくれます。

Alternative Bicyclesはこちら

フレームバッグ

●R250/防水フレームインナーバッグ ショート

コストパフォーマンスの良い自転車用品を発売する日本のブランド「R250」。特にフレームバッグは、ボトルと干渉しにくい様に高さを抑えているため、日本人のフレームサイズにもマッチしやすいです。

その分容量は小さくなっていますが、小物を入れるにはピッタリです。

R250 防水フレームインナーバッグ レギュラー

サイズ長さ430mmx高さ60〜90mmx幅50mm
重量150g

●アピデュラ/レーシングフレームバッグ

アピデュラ レーシングフレームバッグ

アピデュラの防水性と軽量性は、フレームバッグでも健在です。フレーム内に余裕がある方でしたら、重量と容量、使い勝手のバランスが良いのでおススメです。

Alternative Bicyclesはこちら

トップチューブバッグ

防水のトップチューブバッグをご紹介していますが、開け閉めの際に水が入ってしまうため、完全な防水を実現するのは非常に困難です。

●アピデュラ/レーシングトップチューブパック

アピデュラレーシングトップチューブバッグ

アピデュラのトップチューブバックは、ジッパーではなく蓋を開いて荷物を取り出すので、中身が見やすく出し入れもスムーズです。やや高価ではありますが、性能の高さはその人気が物語っています。

Alternative Bicyclesはこちら


●R250/防水トップチューブバッグ ショート

R250からは、ショートタイプのトップチューブバッグも発売されています。フレームサイズの小さい方には使いやすいですし、シートポスト側に取り付けるのもいいですね

R250 防水トップチューブバッグ ショート

サイズ長さ150mmx高さ100mmx幅45mm
重量101g
カラー杢グレー

まとめ

雨 バッグ 自転車

撮影:編集部

雨の日のライドは大変ですが、防水のアイテムを揃えると案外楽しく快適に走れるかも知れません。また、バッグを防水にしておくと突然の雨でも安心です。

防水のバッグを活用して、ワンランク上の雨ライドを体験してみてはいかがでしょうか?