マウンテンバイクに最適な服装。どうしたら良い?
マウンテンバイクで走るときはどんな服装が良いのでしょうか?
街乗りで走るなら普段着も良いですが、トレイルライドは街中より激しいライディングになります。
走ることだけを考えれば、ロードバイクのようにフィットした、動きやすいサイクルジャージがいいですが、トレイルの中には木の枝や虫、凸凹の未舗装路など、常に転倒のリスクもあります。
マウンテンバイクでのトレイルライドは安全を第一に考え、そのうえで動きやすい服装を考えましょう。
転倒時のリスクも考えた、服装選びがポイント
トレイルライドでは転ぶことも多く、大きな怪我は避けたいですよね。
転倒時に怪我をしやすい手・肘・膝などを守るような服装にすれば、擦り傷などを防げる可能性も高くなりますし、ライディング中に枝などに引っかかり、怪我をする確率も減らせますよ。
日焼け?熱中症は?
夏場の陽ざしの強い時などは、長袖と速乾性インナーを組み合わせて、日焼けと体温の上昇を防ぐことを考えましょう。
強い陽射しを浴び続けると、体温をあげて体力も奪ってしまうので、肌の露出をコントロールするのもポイントです。
活動期のスズメバチにも注意!
山や緑の多い場所での危険の1つ、スズメバチ。トレイルではどこに巣があるかわからないので、見かけたら威嚇しないよう静かに離れましょう。
スズメバチは白黒で色を認識し、黒系や濃い色に攻撃的になると言われています。着用するウェアの配色にも気を配りましょう。
上半身の服装のポイント
まずは上半身。安全だけではなく快適性も考えたいですね。
インナーやTシャツは速乾性を重視
夏も冬もマウンテンバイク・ロードバイクに限らず、スポーツバイクはとても汗をかきます。
インナーやTシャツを速乾性のものに、サイクルジャージも今は速乾素材のものが多いので、動きやすく速乾性のものを選ぶといいですね。
体温調節にはウィンドブレーカーを活用
標高の高いトレイルに入ると、急な天候が崩れや朝夕の冷え込みなど、気温の変化が激しい場合もあります。
急激な気温の変化に備えて、ウインドブレーカーなど体温調節のできるも、用意しておくといいでしょう。
下半身の服装のポイント
下半身は、動きやすさと安全性を考えた服装選びがポイントです。
ストレッチ性のある動きやすいパンツ
トレイルライドでは、ペダルをこぐだけではなく、下半身を上下させて、重心移動したりもします。
ストレッチ性があって、動きやすいロングパンツや、ハーフパンツとスパッツを組み合わせたレイヤードスタイルもおすすめですよ。
靴底が固いシューズ

トレイルでの、マウンテンバイクは振動や衝撃などが、大きいので、しっかりとシューズがペダルの上に乗っている必要があります。そのため、マウンテンバイクのフラットペダルはシューズの底に、しっかりと食いつくような、ピンがついています。
靴底が柔らかいシューズだと、すぐに靴底がダメになってしまうので、靴底が固く、しっかりとした造りのシューズを選びましょう。
SPDなどの固定ペダルでも、トレイル用にグリップがよいシューズや、ペダルからシューズが脱落しにくいガイドのついたものもあるのでチェックしてみるといいですね。
安全面で揃えておきたいアイテム
深刻な怪我を防ぐために、安全面を考えてアイテムを用意しましょう。
MTB用のヘルメットがベター
マウンテンバイクでトレイルを走るなら、マウンテンバイク専用のヘルメットを着けましょう。
後頭部まで、しっかりと覆って頭部を守ってくれるような造りだったり、枝などから顔面を守るためのバイザーがついていたりします。
激しい下りのダウンヒルを、行うならフルフェイスもいいでしょう。
転倒時に手を守るグローブ
転倒時に思わず手をついてしまったり、木や岩に擦ってしまうことも多いので、手の保護のためグローブは必要です。
トレイル用に耐久性が高く、プロテクター機能のあるグローブもありますよ。
顔や目を守るアイウェアも
トレイルは走りやすく整備されていないので、走っていると急に枝に引っかかったり虫が飛び込んでくることもあります。
顔や目をガードし、天候によっては紫外線から目を守るためにサングラスやゴーグルなどのアイウェアを用意しましょう。
トレイルライドはプロテクターを着用しよう
激しい下りが想定されるトレイルライドでは、身を守ってくれる、プロテクターの着用もおすすめです。
専用のMTBコースでもプロテクターやボディアーマーは推奨されているので、トレイルや「落ち系」のライディングをするなら1セット持っておくといいですね。
おすすめのウェアブランド
マウンテンバイクブランドなど、マウンテンバイクを乗る時におすすめの、ウェア・アイテムを揃えるブランドをご紹介します!
FOX(フォックス)
オフロードスポーツのパイオニア的存在のアメリカのメーカー、自転車の他にモータースポーツでも有名で、ウェア以外にも、サスペンションなども作るメーカーです。
Troy Lee Designs(トロイリーデザイン)
創業者トロイ・リーがモトクロスヘルメットのペイントから立ち上げたメーカー、マウンテンバイク用ヘルメットでは日本のショーエイと共同開発もしており、オフロードアパレルではウェア・ヘルメット・プロテクターまでフルラインで扱っています。
mont-bell(モンベル)
日本のアウトドア総合メーカーとして有名なモンベル。アウトドア用品はもちろんのこと、各種自転車製品も豊富です。過酷な環境で行う登山製品での実績も高く、ウェアの性能は折り紙つきでしょう。
patagonia(パタゴニア)
アウトドア・サーフィン・登山などのアウトドアウェアを中心に扱うアメリカのメーカー、マウンテンバイクに最適で機能的なウェアを展開しています。
最適な服装でマウンテンバイクを楽しもう
トレイルでのウェア選びは、走りやすさや快適さを重視しながら、安全性にも気をつけましょう。転ぶのは土の上だけとは限りませんし、走りながら木などの、障害物にぶつかる可能性もあります。
走るルートに対して、どんなウェアを選べばよいか、プランニングすることも楽しいかもしれませんね。