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CAMELBAKから保冷可能な人気サイクルボトルをレビュー

サイクルボトルとして人気の高いCAMELBAKのポディウムシリーズ。保冷可能を実現した、「ポディウム ステンレス」と「ポディウム チタン」はサイクリストに人気のボトルです。
ポディウムステンレス&チタンのポイント
- 今までのサイクルボトルと一線を画す、質感と存在感
- 自転車シーン以外でも使えそうな、カラーラインナップ
- 真空断熱による、高い保冷性能
保冷性能もさることながら、シンプルなデザインとステンレス・チタンの質感も魅力的です。サイズやカラーラインナップも豊富なので、使い方や好みに合わせてチョイスできるのもうれしいポイント。
気になる保冷性能は、最大7~18時間とのこと。水やお茶だけでなく、スポーツドリンクなどを入れることもできるので、夏のサイクリング中のリフレッシュにピッタリです。金属製ボトルの高い保冷性能があれば、夏のサイクリングの快適性が大きく変わるかもしれませんよ。
ステンレスとチタンの2種
まずは、ラインナップを見ていきましょう。素材の違いで、「ステンレス」「チタン」の2種類のラインナップがあります。

ステンレスシリーズは全6種類のカラーラインナップ。
上記画像の左から、「パシフィック」、「モス」、「バイオレット」、「ブラック」、「パール」、「メタル」の6色です。
CAMELBAK ポディウム ステンレス 530ml
参考価格 | ¥6,600(税込) |
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容量 | 530ml |
サイズ | 22.4 x 7.5 x 7.5 (cm) |
重量 | 295g |

またステンレスシリーズは、530ml/650mlの2サイズ展開です。ロングライドなどでたくさん補給する方にも、使いやすいサイズですね。
CAMELBAK ポディウム ステンレス 650ml
参考価格 | ¥7,150(税込) |
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容量 | 650ml |
サイズ | 27.2 x 7.5 x 7.5 (cm) |
重量 | 365g |

チタンボトルは530mlのワンサイズ、メタルカラーの1種類となります。チタンの魅力は圧倒的な軽さでしょう。また、チタンの同じメタルカラーでもステンレスと微妙に色合いが違い、チタンフレームや他のパーツと合わせるのも良さそうですね。
CAMELBAK ポディウム チタン 530ml
参考価格 | ¥22,000(税込) |
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容量 | 530ml |
サイズ | 22.4 x 7.5 x 7.5(cm) |
重量 | 240g |
サイクルボトルと感じさせない雰囲気と質感
それでは気になる見た目から、チェックしていきましょう。保冷性能については、後ほどじっくり検証します。
シンプル&金属の質感がグッド!

一般的な樹脂製のサイクルボトルと比べると、金属製の新型ボトルは高級感があり、シンプルなデザイン性も相まって、所有欲も満たしてくれるアイテムに仕上がっている印象です。
ステンレスやシルバーの質感を活かしたメタルカラーは、シンプルなボトル形状との相性がグッド。
ボトルケージにはめるとこんな感じ

メタルカラーはボトルケージに装着すると、ステンレスの質感がさりげないアクセントに。シンプルなデザインなので、自転車のイメージをそこなわず、魅力を引き立ててくれます。

カラーラインナップが豊富なので、自転車のフレームやウエアに合わせてコーディネートするのも楽しいですね。筆者のロードバイクのフレームカラーに合わせたブラックのボトルも、樹脂製とは違った雰囲気で良い感じです。

差し色のホワイトを組み合わせてもおしゃれです。2本差しにして、色違いのコーディネートを楽しむのも良いですね。
落ち着いたカラーで普段使いにも持ち出したい

ステンレスボトルは、メタル以外のカラーも秀逸です。どの色も彩度を抑えた程よい雰囲気で、自転車のフレームやウエアとのコーディネートもしやすそう。パールカラーも、少し黄色がかったホワイトのような色合いで、高級感があります。
自転車に乗るシーン以外でも、違和感なく使えそうですね。
早速、レビューしていきます!

それでは、ボトルを実際に持ち出し、サイクリスト目線で使い勝手をチェックしていきましょう。
今までの樹脂製のポディウムボトルは、本体が柔らかいため握ることで水がでましたが、今回の金属製のボトルは、サイクリング中に自然に給水できるのか気になるところ。
普段ロードバイクやマウンテンバイクなどに乗ることが多い筆者が、実際のサイクリングシーンでの使い勝手をチェックしていきます。
ロックレバーが大きく操作しやすい

ポディウム保冷ボトルの飲み口についているロックレバーは、従来の樹脂製ボトルと同じ形状です。

ロックレバーは、大きく操作しやすいので、片手でも切り替えは可能でした。今までポディウムボトルを使っていた方はもちろん、初めての方も迷わず操作しやすいと感じました。
ロックしておけば中身は全く出ないので、バッグの中に入れたり逆さまにしたりしても大丈夫そうです。
傾けるとちょうど飲みやすい水量

ロックレバーを解除して、本体を傾けると、中身が程よい水量で出てきます。
ペットボトルや水筒のように中身が一気に出てこないので、走行中で息が切れていても、むせにくく飲みやすい水量だと感じました。従来のポディウムボトルは本体を握って水を出す方法でしたが、金属製のボトルも違和感なく中身を飲むことができます。
ただし、中身が少なくなってくると、自然に流れてくる水量も減ってきます。ボトルの中身が半分以下になると水量も減るので、最後は自分で吸って飲む必要がありそうです。
一気に飲むことも可能

飲み口を吸うと、普通のボトルで飲むのと同じぐらいの水量で一気に補給できます。キャップに空気抜きの構造があり、負圧で中身が出にくくならない工夫がされているようです。また、中身を吸うときに「ゴボゴボ」とエアーが噛まないため、飲みやすいと感じました。

キャップ裏側には、空気の通り道を作る「エアフローチューブ」と呼ばれるチューブが伸びており、水の流量を増やして飲みやすく工夫しているのだそうです。中身が減ると自然に流れる水の量は少なくなってきますが、飲み口を吸うと最後まで飲みやすいボトルです。
軽さなら、チタン!

金属ボトルだと重量が気になる方も居るかもしれませんが、実際に計ってみると530mlのチタンボトルで233グラム、ステンレスボトルでも308グラムでした。チタン製のボトルは、さすがの軽さですね。
従来の樹脂製のポディウムと比べても100~200グラム前後の差なので、タイムを争うレースならともかく、一般的なサイクリングなら気にならない重量でしょう。一般的な、真空断熱できる水筒とも、ほぼ同じ水準の重量です。
続いて、気になる保冷性能を検証!

今回のボトルは、何と言っても真空断熱層による高い保冷が気になるところ。従来の樹脂ボトルは夏場だと1~2時間で中身がぬるくなることもありますが、金属ボトルは期待できそうです。
保冷性能の公式スペックは、以下の通りです。
ボトルの種類 | 保冷時間 |
チタン / 530ml | 7時間 |
ステンレス / 530ml | 14時間 |
ステンレス / 650ml | 18時間 |
ステンレスとチタンで7~18時間と保冷時間が変わりますが、実際のところはどうなのか気になるので、530mlのステンレス・チタンボトルと、樹脂製の保冷ポディウムボトルで保冷性能を検証してみました。

冷蔵庫から出した水温3.8℃の水を満タンにして、室温約20℃の室内で、時間ごとの変化をチェックしてみます。

1時間後、ステンレスとチタンは1~2℃前後の変化で、まだまだ冷たいですね。樹脂製ボトルの水はまだ冷たいですが、8.6℃と水温の上昇スピードが早めです。

4時間後、ステンレスとチタンはまだ6~7℃台をキープしていて、十分冷たい水という感じです。一般的なサイクリングであれば、4時間程度でボトル1本を飲み切ることもありますので、十分な保冷性能と言えるでしょう。樹脂製ボトルは14.6℃まで水温が上昇し、ほぼ常温の水になりました。

チタンボトルの保冷時間として表記されている7時間後、9.8℃まで水温が上がりましたが、樹脂製のボトルに比べるとかなり冷たいです。ステンレスボトルは8.0℃と、メーカー表記通り保冷性能が高いようです。

ステンレスボトルの保冷時間、14時間後の水温も計測してみました。日帰りのサイクリングであれば、これほどの長時間はありませんが、ステンレス・チタンともに樹脂ボトルよりかなり低い温度をキープしています。
今回計測したデータを表にまとめました。
ステンレス | チタン | 樹脂 | |
スタート時 | 3.8℃ | 3.8℃ | 3.8℃ |
1時間後 | 4.5℃ | 4.7℃ | 8.6℃ |
2時間後 | 5.0℃ | 5.7℃ | 11.3℃ |
3時間後 | 5.7℃ | 6.5℃ | 13.1℃ |
4時間後 | 6.4℃ | 7.4℃ | 14.6℃ |
5時間後 | 6.9℃ | 8.2℃ | 15.9℃ |
6時間後 | 7.5℃ | 9.1℃ | 17.0℃ |
7時間後 | 8.0℃ | 9.8℃ | 17.6℃ |
14時間後 | 10.1℃ | 12.9℃ | 18.1℃ |
夏の炎天下ではもう少し水温が高くなる可能性はありますが、従来の樹脂ボトルに比べると、保冷性能の高さは、特筆すべきものがありますね。
高い保冷性能があるので、冬に暖かい飲み物に使えるかも気になるところですが、メーカーとしては、ヤケドの危険性があるため熱湯を入れることを禁止しています。ボトルの素材自体は熱湯を入れても問題ないのですが、中身を飲むときにヤケドする恐れがあるのだそうです。ヤケドを防ぐために、常温以下の飲み物に使用しましょう。
メンテナンス性も◎

サイクリングシーンではスポーツドリンクなどをボトルに入れることもあるので、メンテナンス性も気になるところですよね。ポディウムの金属ボトルは、開口部が広く中は一般的な水筒と変わらないため、柄の長いブラシなどがあれば簡単に洗えます。
また、全てのパーツが食洗機に対応しているので、ご家庭にある方はメンテナンスの手間をさらに減らせますね。

キャップも比較的シンプルな構造で、ストローを外せば簡単に洗えます。

飲み口の部分もシンプルな形で、中身が出てくる部分も綿棒などで簡単に掃除できます。
【おすすめ!】魅力的なオプションパーツたち

CAMELBAKはボトル用のオプションパーツも豊富で、ポディウムボトルと組み合わせれば、サイクリングシーン以外でも活躍してくれます。おしゃれなデザイン性や保冷性能を活かして、お出かけやオフィスシーンなどでも活用してみましょう。
キャリーキャップ

持ち運び用のキャリーキャップは、片手でも持ちやすく、手が疲れないように設計されているのがグッド。本体のデザイン性も損なわず、おしゃれなのもうれしいポイントです。
CAMELBAK キャリーキャップ
パックキャップ

パックキャップも持ち運び用の取っ手が付いていて、オフィスやお出かけなどで使いやすいオプションです。

上の取っ手部分を外すと小さなコンテナスペースがあり、ティーパックや飲み薬などを入れることもできます。
CAMELBAK パックキャップ
チュートマグキャップ

大きな飲み口のチュートマグキャップは、一般的な水筒やペットボトルのように直接飲みたい方におすすめ。取っ手も付いているので、持ち運びもしやすいですね。

外したキャップがマグネットで固定されるため、顔に当たらず飲みやすいように工夫されています。
CAMELBAK チュートマグキャップ
エディプラスキャップ

エディプラスキャップは、飲み口のストローを起こすだけのワンアクションで中身が飲める、便利なオプションです。

ストローを起こした状態でも飲み口のバルブが閉じているので、うっかり横に倒しても中身がこぼれないようになっています。小さなお子さんが使うときや、仕事中のデスクに置いておくのも良いですね。
CAMELBAK エディプラスキャップ
ホットキャップ

ホットキャップは、レバーをひねると360度どこからでも給水できるのが特徴です。サッと手に取って給水するときに使いやすそうですね。
CAMELBAK ホットキャップ
気になるポイントもチェック
今回、実際に使ってみて、少し気になるポイントもあったのでお伝えします。
手が小さい方は、両手でレバー操作を

ロックレバーの操作ですが、筆者(男性)は、片手でも問題なくできましたが、手が小さい女性の方などは、両手で操作するのが良いかもしれません。
ボトルが金属なので、やや滑りやすい感じがあり、手が小さい方は片手でロックレバーを扱うのが難しい可能性があります。走行中にサッと取り出して飲みたい方は、ロックレバーの操作感を事前にチェックするのがおすすめです。
表面のキズが気になるかも?

金属製のボトルは、ボトルケージに出し入れすると表面の小さなキズが気になる方も居るかもしれません。ただし、メタルカラーは、細かいキズは使い込んでいくうちに、味わいになることも。キズが気になる方は、メタルカラーを選ぶのがいいかもしれませんね。
CAMELBAKポディウム保冷ボトルで夏の快適サイクリングを

シンプルでおしゃれ、高い保冷性能を持つ新型ポディウムボトルは、夏のサイクリングを快適に楽しみたい方におすすめです。従来のポディウムボトルと同じように飲みやすさにも工夫されているので、走行中に冷たい飲み物でクールダウンできるのはうれしいですね。
高い質感と存在感で、ギアやアクセサリにこだわりたい方にもおすすめ。豊富なオプションも用意されているので、サイクリング以外のさまざまなシーンでの活用もおすすめですよ。
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※各商品に関する情報は、実際に商品を使用したうえでの見解に加え、ブランド・ECサイトなどの情報を参照して記載しています。
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