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遠くへ行くなら、輪行袋

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クロスバイクやロードバイクなどで、電車や飛行機に自転車を持ち込む時に必要な輪行袋。輪行袋も様々な種類があるので、自分にあった輪行袋を見つけましょう。
輪行袋へ自転車は、どうやって入れる??
輪行袋へは、自転車のタイヤを外して入れるタイプがほとんどです。最初は不安かもしれませんが、慣れてしまえば誰でも作業ができますよ。ぜひ挑戦してみましょう。詳しくは以下の記事を参考にしてください。
▼▼輪行袋の使い方の参考記事はこちら▼▼
輪行袋のタイプは3つ
輪行袋は、「タイヤをはずす数」と「自転車の向き」で、大きく以下の、3つのタイプに分けられます。
【自転車を縦にして入れる輪行袋】
A:両輪を外す
【自転車を横にして入れる輪行袋】
B:両輪を外す
C:前輪のみを外す。
細かく分類すると、ミニベロやMTB用などの輪行袋もありますが、ロードバイクやクロスバイクの使用をメインに、この3つの輪行袋の特徴をご紹介していきます。
A:一番コンパクトなサイズになる、「両輪を外して縦に入れる」輪行袋
袋に入れた時に、もっともコンパクトになるのが、このタイプ。前輪と後輪を外した後、タイヤをフレームで挟み、自転車を縦にして袋に入れるタイプの輪行袋です。
フレームが縦になり、床に置いた時の面積が最小になります。限られたスペースしかない電車などで、活躍するのがこのタイプです。
このタイプは、リアディレイラー付近が地面に接する為、別途「エンド金具」と呼ばれるアイテムで、保護する必要があります。
B:コンパクトさと使いやすさのバランス型「両輪を外して横に入れる」輪行袋
コンパクトかつ収納もしやすい輪行袋なら、両輪を外し横置きにするタイプの輪行袋。フレームを逆にして置くため、床置きしたときに座りがよく収納も縦置きタイプより簡単です。
C:最も扱いやすい「前輪を外して横に入れる」輪行袋

前輪を外して、自転車を通常の向きで、袋に入れるタイプの輪行袋。もっとも収納袋の出し入れが簡易的にできるタイプです。
収納時の大きさが交通機関各社の規則を超えたり、サドルなどが袋に出てしまうタイプなどは、規則に違反する可能性があるので、このサイズの輪行袋を使う際は、事前に確認しましょう。
輪行袋かんたん比較
タイプや素材などの違いで一概には言えませんが、大半の輪行袋は下記の表のような特徴があります。
|
両輪&
縦置き |
両輪&
横置き |
前輪&
横置き |
コンパクトさ |
◎ |
○ |
△ |
収納の手間 |
△ |
○ |
◎ |
おすすめ
交通機関 |
電車・
飛行機 |
電車・
飛行機 |
車・
フェリー |
「素材の薄さ」、「開閉方法」も確認しよう
その他の選ぶポイントとして、素材があります。薄手の素材は、小型で携帯性が高くなりますが、強度が弱くなるので、丁寧な取り扱いが必要になってきます。逆に厚手の素材は頑丈ですが、収納時のコンパクトさは、薄手の素材に軍配が上がります。
また、輪行袋の閉じ方も、ファスナータイプや巾着タイプなどの種類があり、輪行袋内にホイール入れのポケットがあるタイプもあります。
それでは、各タイプおすすめの輪行袋をご紹介していきます。
縦置きタイプの輪行袋おすすめ3選
縦置きタイプの輪行袋は、輪行時も携帯時もコンパクトですが、素材が薄く取扱いに注意しましょう。
オーストリッチ/L-100
付属ベルトがバックル式になり、より使いやすくなったオーストリッチの定番モデルです。縦置きタイプの中では最もコストパフォーマンスに優れたひとつになります。
ITEM
オーストリッチ L-100
● 重量:約330g
●本体サイズ:1100x950x250mm
●素材:ナイロン
●付属品:ショルダーベルト、中締めベルト3本、収納袋
タイオガ/ロードポッド VP
軽量化のために70デニールナイロンを使用し、ベルト類などの付属品も豊富でコストパフォーマンスも高く、初めての縦置きタイプにおすすめです。
ITEM
タイオガ ロード ポッド VP
●重量:380g
●本体サイズ: L850×W200×H900mm
●素材:70デニール ナイロン 撥水加工
●付属品:バックルベルト・ショルダー ストラップ・リア エンド ホルダー(クイックレバーは付属しません)
GUEE/R250 超軽量縦型輪行袋
オーストリッチ SL-100と同様の超軽量モデルです。輪行に慣れてスマートに行いたい方におすすめです。
ITEM
R250 超軽量縦型輪行袋
●重量:約240g
●本体サイズ:1100×950×250mm 収納サイズ:170x60x70mm
●素材:高密度タフタ 20デニール
横置きタイプの輪行袋おすすめ3選
縦置きタイプより場所をとりますが、リアエンド金具が必要なく収納も簡単に行えるモデルが多いので、初めての電車の輪行に最適なタイプの輪行袋です。
mont-bell/コンパクトリンコウバッグ
広げた輪行袋の上に置くのではなく、収納する状態の上からかぶせて袋におさめる、手軽に使える輪行袋です。
ITEM
モンベル コンパクトリンコウバッグ
●重量:297g
●本体サイズ:100×140cm 収納サイズ:6.5×17.5×6.5cm
●素材:40デニール・ナイロン・タフタ(アクリル・コーティング)
タイオガ/ロードポッド HP
軽く使いやすい横置きタイプで、付属の収納袋を使えばサドルレールにもセットすることができます。
ITEM
タイオガ ロード ポッド HP
●重量:375g
●本体サイズ:1100×200×900mm
●素材:70デニール ナイロン 撥水加工
●付属品:バックルベルト・ショルダー ストラップ・収納ポーチ
グランジ キャリー
キャリーは女性が使うための輪行袋のコンセプトで開発されました。収納するロードバイクのサイズは520以下にして無駄に大きくなるのを防ぎ、フレームは逆さにするだけで、ホイールは専用の袋に入れるのでシンプルな収納が行えます。
ITEM
グランジ キャリー
●重量:580g
●本体サイズ:収納時サイズ 80x180x250mm ・輪行時サイズ 700x1000x200mm
前輪外し&横置きタイプの輪行袋おすすめ3選
もっとも、簡易的に収納ができるタイプの輪行袋です。前後の長さが長くなってしまうため、鉄道会社によっては輪行の規約の長さに収まらない場合もあるので注意しましょう。
オーストリッチ/超速FIVE
厚く丈夫な生地を採用しているので、ロードバイクだけではなくマウンテンバイクなど大きめの自転車も収納できます。
ITEM
オーストリッチ 超速FIVE
●重量:600g
●本体サイズ:1380x800x220mm
●素材:PE250D/CLC
●付属品:ショルダーベルト・中締ベルト・外締ベルト
タイオガ/コクーン
薄く軽い生地を採用し、コンパクトに持ち歩く事ができます。ポーチタイプとボトルタイプがあり、ニーズに合わせて選ぶことができます。
ITEM
タイオガ コクーン
●重量:264g
●本体サイズ:1630×870mm
●素材:70デニールナイロン(撥水加工)
●付属品:固定用ストラップ5本・収納ポーチ
モンベル/コンパクトリンコウバッグ クイックキャリー
500のペットボトル程度の大きさになり、携帯に便利です。ロードバイクや26インチ用のMサイズと、29インチマウンテンバイクも収納できるLサイズがあります。

おすすめの輪行パーツ・アクセサリー
輪行する時に、輪行袋以外にも、揃えたいアイテムがあります。
オーストリッチ/エンド金具
縦置きタイプには必須のフレームエンドに取付ける金具です。ロードバイク用の130mmとマウンテンバイク用の135mmがあります。
ITEM
オーストリッチ エンド金具 リア用
重量:135g
対応サイズ:100mm・135mm
パークツール/DH-1ダミーハブ
輪行時にチェーンがたるみ、車体や輪行袋を破損しないためにチェーンを留めるアイテムです。
ITEM
パークツール DH-1 ダミーハブ
● 対応エンド:オープンタイプ、スルーアクスルタイプ(12mm)
●対応ギア:シングルギア~11S
オーストリッチ/フレームカバーセット
輪行袋の中でホイールとの接触などからフレームを保護するためのカバーです。取付ける自転車によってカバーの大小、枚数などを変えたセットで販売されています。
ITEM
オーストリッチ フレームカバーA 3枚セット
●サイズ:450x150mm
●素材東レ・ナイロン420デニール・ウレタン
オーストリッチ/スプロケットカバー
スプロケットの保護のために取付けるカバーです。ギアの大きさにより大小のサイズがあります。
ITEM
オーストリッチ フリーカバー 小 スプロケットカバー
●素材:ナイロン
輪行をマスターして、自転車の楽しみを広げよう

輪行袋と言っても様々な種類があります。また輪行のスタイルも人によって様々。自分に合った輪行袋をみつけて、自転車の楽しみ方を広げましょう!