電動マウンテンバイクってどんな自転車?
電動マウンテンバイク、電動アシスト機能がついたマウンテンバイク(MTB)のことで、e−MTBとも呼ばれます。
マウンテンバイクは、凸凹が多いオフロード向けに作られた自転車。そんな、未舗装路でも安定して走れるように、太めのタイヤや、衝撃を吸収してくれるサスペンションを採用しているのが特徴です。
まずは、電動マウンテンバイクのメリットとデメリット、そしてどんな人に向いているかを、説明していきましょう。
電動マウンテンバイクに乗るメリット
●マウンテンバイクの楽しみ方の幅が広がる
●坂道もスイスイ進む
●漕ぎ出しがラク
電動マウンテンバイクの1番のメリットは、体力や走力不足を、電気の力が補ってくれること。坂道や走り出しでは、アシスト機能が働くので、体力や脚力に自信のない人でも、マウンテンバイクを存分に楽しむことができます。
電動マウンテンバイクに乗るデメリット
●バッテリー容量、電池切れに注意。
●バッテリーには寿命がある(3年〜5年が目安)
●普通のMTBに比べて高価
バッテリーの容量が少ないと、自転車の使い方によっては、毎日充電する必要や、長い距離を走ると、充電が切れてしまうこともあるでしょう。
また、バッテリーの寿命は、3〜5年と言われていて、充電性能が落ちてくると、新たにバッテリーを買い替える必要も出てきます。
どんな人におすすめ?
どんな人に、電動マウンテンバイクがおすすめかを、ご紹介しましょう。
●体力に自信がないけどマウンテンバイクを楽しみたい人
●体力やレベル差のある人と一緒に走りたい人
●ダウンヒルを存分に楽しみたい人
●荷物を多く持って、キャンプツーリングをしたい人
電動マウンテンバイクは、体力が心配な人、体力差があるカップルは勿論、坂道が苦手な人や、ダウンヒルを楽しみたいという人に最適。
また、自転車でキャンプを楽しむツーリングキャンプなどでは、荷物が多く、運ぶのも大変です。電動マウンテンバイクなら、少し重くてもアシスト機能があるので、移動の余裕も出てくるでしょう。目的地でのキャンプでも、元気が残っていれば楽しむゆとりが出てきますよね。
このように、電動マウンテンバイクは、体力の不安や重い荷物などの理由で、できなかった遊びも、楽しめる可能性を広げてくれますよ。
電動マウンテンバイク選びの、4つのポイントをおさえよう
電動マウンテンバイクを選ぶ時に、チェックしたいポイントをご紹介しましょう。
「ハードテイル」か「フルサス」を選ぶ
マウンテンバイクには、地面からの衝撃を吸収するサスペンションがついています。そして、電動マウンテンバイクは、通常のマウンテンバイクと同様に、フロントだけにサスペンションがついた「ハードテイル」と、前後の両方についた「フルサス(フルサスペンション)」の2つのタイプがあります。
ハードテイルとフルサスの、それぞれの特徴と、どんな人に向いているかを確認しましょう。
ハードテイル
フルサスよりも軽量で、車体の設計がシンプルなハードテイル。街乗りなどの平坦な道が多いのであれば、ハードテイルがおすすめ。もちろんクロスカントリーや、ゆるやかなトレイルにも、最適なオールラウンダーで初心者にもおすすめです。
フルサス
前後にサスペンションがあり、衝撃吸収力が高く、ハードな路面でも安定して走ることができます。トレイルや専用MTBパークでダウンヒルを存分に楽しみたい方などは、フルサスがおすすめです。
サイズの選びかた
体格にあったフレームサイズを選ぶのは自転車の基本ですよね。電動マウンテンバイクは、「S・M・M/L」などの表記でサイズ展開していることも多く、アシストなしのマウンテンバイク同様に、身長、股下長、トップチューブ長などを参考にすると良いでしょう。
また、小柄な人の場合、フレームデザインによっては、股下やハンドルまでの長さがギリギリということもあるので、1度は試乗などをしてみるとより安心です。
バッテリー容量は、走行距離や使い方で決めよう
バッテリー容量は、走行距離、日々の使う頻度によって決めましょう。以下、バッテリー容量と、アシスト走行距離の目安です。
バッテリー容量 | アシスト走行距離の目安 |
9Ah | 65〜95km |
12Ah | 80〜107km |
14Ah | 120〜140km |
16Ah | 135〜160km |
電動マウンテンバイクのバッテリー容量は9〜16Ahが多く、一般的に容量が大きいほど、アシスト走行距離も長くなりますが、充電時間も増える傾向があります。
例えば、週に1〜2回、半日ぐらいのライドに使うなら、9〜12Ahぐらいで十分でしょう。キャンプや泊まりがけのライドをするなら14Ah以上の大容量がおすすめです。
タイヤの大きさ
タイヤの大きさは、27.5インチと、29インチの2つが主流です。27.5インチは、コントロールしやすい従来のタイプで、最近は29インチの走破性のいいタイプが多くなっています。
価格帯は、20万円〜60万円と様々
電動マウンテンバイクの価格は、フレームの素材や、バッテリー容量、そしてコンポーネントなどによって異なり、価格帯は広めです。アシストなしの通常のマウンテンバイクのエントリーモデルは、10万円前後ぐらいからありますが、電動マウンテンバイクは、最低でも価格帯が20万円ぐらいからで、高めとなっています。
例えば、一流サイクルメーカーの電動マウンテンバイクだと、30万〜60万円が多い印象ですが、中には100万円を超えるような、ハイエンドモデルもあります。また反対に、15万円以下の電動マウンテンバイクもありますが、マウンテンバイク風な見た目で、マウンテンバイクの性能とは程遠いモデルもありますので、注意しましょう。
保証やアフターサービスが充実したメーカーが安心
電動マウンテンバイクは、スポーツサイクルメーカーの他、様々な分野のメーカーが製造しています。信頼できるメーカーというのはもちろん、保証やアフターサービスが充実したメーカーを選ぶと安心です。
【ハードテイル】おすすめ電動マウンテンバイク4選
フロントサスペンションのみのハードテイルで、初めての電動マウンテンバイクとしても、使いやすいモデルをご紹介します。
NESTO/X-VALLEY(Xバリー)E6180
使い勝手とコスパの良さはピカイチ
ネストは、マルキンやコーダーブルームなどのサイクルブランドを展開するホダカ株式会社のスポーツサイクルブランド。「XバリーE6180」は、ネストでは初めての電動自転車。トレイル向けのマウンテンバイクである「TRAIZE PLUS」をベースに設計してあるため、普段使いからアップダウンのある本格的なトレイルまで楽しめます。
バッテリー容量は、11.6Ahで、4時間ほどで充電でき、サイクルコンピューターは液晶が大きく見やすい所も魅力。カジュアルな見た目ですが、2.8インチのセミファットタイヤを履いているギャップもカッコいい!
カラー | コヨーテブラウン |
フレーム素材 | アルミ |
サスペンション | ハードテイル |
バッテリー容量 | 11.6Ah |
重量 | 21.3kg |
ホイール径 | 27.5インチ |
タイヤ幅 | 2.8インチ |
コンポ | シマノ/DEORE |
変速数 | 1x10 |
参考価格(税込) | 328,900円 |
KONA(コナ) EL KAHUNA(ELカフナ)
山乗りから街乗りまで万能な1台
コナは、カナダ、ノースショア発のマウンテンバイクやシクロクロスなどを得意とするメーカー。「ELカフナ」は、コナのマウンテンバイクでも特に人気の「カフナ」をベースに作られていて、容量の大きい14Ahのバッテリーに走破性の良い29インチタイヤを合わせたオールラウンダー。少し控えめな100mmサスペンショントラベル量で、初心者からちょっとしたジャンプなどを楽しみたい人にもおすすめです。
カラー | グロスメタリックインディゴ |
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フレーム素材 | アルミ |
サスペンション | ハードテイル |
バッテリー容量 | 504Wh(14Ah) |
重量 | - |
ホイール径 | 29インチ |
タイヤ幅 | 2.25インチ |
コンポ | シマノ/DEORE |
変速数 | 1x10 |
参考価格(税込) | 347,600円 |
ヤマハ発動機 YPJ-XC
ハイパワーなのに、省電力にも対応!メリハリある走りが可能
ヤマハ発動機は、世界で初めて電動アシストつき自転車を製造販売したメーカー。電動スポーツバイク「YPJシリーズ」のひとつ、YPJ-XCは、自社製のドライブユニットの中でも、最軽量でハイパワー。さらに、省電力で走れる”PW-Xモーター”を搭載し、6つの走行モードで、路面の状況にきめ細やかに対応。急勾配でも強力なアシストができるエクストラパワーモード、最大210km走行OKのプラスエコモードには脱帽!油圧式ディスクブレーキ、グリップ力のあるMAXXIS製のタイヤ、740mm幅のハンドルバーを採用して、マウンテンバイクとしての性能も充実しているので、オフロード走行が楽しくなりますよ。
カラー | マットブラック |
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フレーム素材 | アルミ |
サスペンション | ハードテイル |
バッテリー容量 | 13.3Ah |
重量 | 21.3kg |
ホイール径 | 27.5インチ |
タイヤ幅 | 2.25インチ |
コンポ | ヤマハ/PW-X |
変速数 | 1x11 |
参考価格(税込) | 396,000円 |
BESV(ベスビー) TRS2 XC
フェンダーやリアキャリアをつければツーリングキャンプにもぴったり
ベスビーは、台湾発の電動自転車メーカーで、ママチャリからスポーツサイクルまで、豊富なラインナップが特徴です。「TRS2 XC」は、オフロードからオンロードまでオールマイティにこなせるマウンテンバイク。130mmのサスペンショントラベル量を持つクロスカントリー向けなので、登りも走りやすく、週末のサイクリングは勿論、オプションで専用のフェンダーやリアキャリアを装着すればツーリングキャンプにも最適な1台になります。14Ahという大容量バッテリー、最大70Nmトルクのパワフルさもありながら、エコモードなら140Km の走行が可能とストライクゾーンが広め!
カラー | マットブラック |
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フレーム素材 | アルミ |
サスペンション | ハードテイル |
バッテリー容量 | 14Ah |
重量 | 20.8kg |
ホイール径 | 27.5インチ |
タイヤ幅 | 2.35インチ |
コンポ | シマノ/STEPS E8080 |
変速数 | 1x10 |
参考価格(税込) | 438,000円 |
TREK(トレック)/Powerfly 5(パワーフライ5)
使いやすいアシスト機能e-MTBモードがあるから、初心者にも◎
トレックは、全米三大サイクルメーカーの1つ。「Powerfly 5」は、29インチタイヤを採用したハードテイル。
フレームサイズは4種類と豊富です。Sサイズは、トップチューブが低く小柄な人向き。Mサイズ以上はストレートタイプで、サイズによって少し形が違っています。
着脱一体型バッテリーで、見た目はすっきりとしているのに、工具なしでバッテリーの着脱OK。車体にバッテリーを装着したまま充電ができるのも便利です。ターボ、スポーツなど3つの走行モードに加えて、路面状況に合わせてアシストしてくれるe-MTB モードがあり、電動マウンテンバイクが初めてという人にも優しい1台です。
カラー | ラディオアクティブレッド&トレックブラック |
フレーム素材 | アルミ |
サスペンション | ハードテイル |
バッテリー容量 | 17.3Ah |
重量 | 23kg |
ホイール径 | XS-27.5インチ/L、XL-29インチ |
タイヤ幅 | XS-2.35インチ/L、XL-2.3インチ |
コンポ | スラム/SX Eagle |
変速数 | 1×12 |
参考価格(税込) | 555,500円 |
【フルサス】おすすめ電動マウンテンバイク6選
難易度の高いコースやダウンヒルなど、遊びの幅が広がる、フルサスの電動マウンテンバイクをご紹介します。
XROSS(クロス)/AX611A
サイクリングから旅行までをこなせるアドベンチャートレッカー
「クロス」は、日本国内のスポーツe-BIKE専門ブランド。バッテリー容量を最低限に抑えて軽量化しているのが特徴です。
AX611Aは、高剛性なクロス独自のコンパクトトライアングルフレームを採用した、スタイリッシュなバイク。4つのハンドルポジションが取れる独特のハンドルバーが採用されています。
アシストモードOFFでも普通のMTBとほぼ同様に軽快に走れるほど、モーター抵抗を極限まで低減。クロスのラインナップの中でも大容量のバッテリー搭載で、長距離ライドにもおすすめです。フロントとリアに荷物をつめる別売りのキャリアを取り付けることができるので、キャンプなど旅行にもぴったり!
カラー | ゴールドベージュマット |
フレーム素材 | アルミ |
サスペンション | フルサス |
バッテリー容量 | 13Ah |
重量 | 21.2kg |
ホイール径 | 27.5インチ |
タイヤ幅 | 2.4インチ |
コンポ | シマノ/STEPS E5080 |
変速数 | 1x11 |
参考価格(税込) | 460,900円 |
MIYATA(ミヤタ)/RIDGE-RUNNER8080(リッジランナー8080)
本格的なトレイルを楽しみたい人におすすめ
ミヤタは、創業1890年で、日本の老舗の自転車メーカー。リッジランナーは、操作しやすい27.5x2.6インチのワイドタイヤを標準装備した、電動マウンテンバイク。
ドライブユニットには、アシスト力が強いシマノ製STEPS DU-E8080を採用、最大トルクは70Nm!急勾配でもグングン登れます。
また、油圧式ディスクブレーキや、走行中でもサドル高を調整できるドロッパーシートポストなどが装備されているので、本格的なトレイルが楽しめます。
カラー | イエローブラック/レッドブラック |
フレーム素材 | アルミ |
サスペンション | フルサス |
バッテリー容量 | 14Ah |
重量 | 23.2kg |
ホイール径 | 27.5インチ |
タイヤ幅 | 2.6インチ |
コンポ | シマノ/STEPS E8080 |
変速数 | 1x10 |
参考価格(税込) | 460,900円 |
MERIDA(メリダ)/eOne.SIXTY (イーワンシックスティ)500
前29・後ろ27.5インチホイール採用で取り回しの良さが魅力
イーワンシックスティのシリーズの中では、よりリーズナブルなアルミフレームを採用したマウンテンバイク。前が29インチ、後ろが27.5インチとサイズが違うタイヤを採用しているのが特徴です。
走破性と取り回しが◎、大型バッテリーを採用し、エコモードなら140kmの走行可能。ディスプレイと操作スイッチは別々で小さめなので、サイクルコンピューターや、GoProを取り付けるスペースもあります。またLEZYNE製のライトが標準装備され、バッテリーに直結。ディスプレイで気軽にライトのオンオフなどの操作ができますよ。
カラー | メタリックティール&ダークシルバー/ダークストロベリー(ブラック) |
フレーム素材 | アルミ |
サスペンション | フルサス |
バッテリー容量 | 504Wh(20Ah) |
重量 | – |
ホイール径 | フロント29インチ/リア27.5インチ |
タイヤ幅 | フロント2.4インチ/リア2.6インチ |
コンポ | シマノ/ STEPS E8080 |
変速数 | 1x11 |
参考価格(税込) | 627,000円 |
SPECIALIZED(スペシャライズド)/LEVO SL COMP
軽さ重視のヒルクライム&ダウンヒルに最適
スペシャライズドは、トレック、キャノンデールと並んでアメリカ3大サイクルメーカーの1つ。「LEVO SL COMP」は、トレイルバイク「STUMP JUMPER」をベースとして、軽量でコンパクトなユニットを採用したバイク。
電動マウンテンバイクとしては、19kgと格段の軽さ!軽量に保つためにバッテリー容量は小さめですが、エコモードの場合、約3.5時間のライドができます。さらに別売りの拡張バッテリー「レンジエクステンダー(重量1kg/57,200円)」を増設すれば、最大航続時間は5時間、約130km走行可能になるので、距離に応じて装備チェンジできるのも魅力!
カラー | ダスティーターコイズ&ブラック/ロケットレッド&ブラック |
フレーム素材 | アルミ |
サスペンション | フルサス |
バッテリー容量 | 320Wh(8.9Ah) |
重量 | 20kg弱 |
ホイール径 | 29インチ |
タイヤ幅 | 2.3インチ |
コンポ | スラム/NX Eagle |
変速数 | 1x12 |
参考価格(税込) | 698,500円 |
パナソニック XM-D2
太めのタイヤとトラベル量160mmだから安定感抜群
パナソニックは、国内屈指の電動アシスト自転車メーカーで、豊富なラインナップが特徴です。XM-D2は、本格オフロードスポーツモデルで、フロント内装2段と、リア11段変速がついたe−MTB。サスペンショントラベル量は前後160mmで、2.8インチ幅の太めのタイヤを採用しているので、木の根っこや岩が多いようなトレイルやダウンヒルでも安定してはしれます。車体重量26.5kgと若干重めですが、強力なアシスト機能がカバー、むしろ低重心で安定感が増すほど。重さが欠点になりません!
カラー | プラチナムメタリックシルバー |
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フレーム素材 | アルミ |
サスペンション | フルサス |
バッテリー容量 | 12Ah |
重量 | 26.5kg |
ホイール径 | 27.5インチ |
タイヤ幅 | 2.8インチ |
コンポ | シマノ/SLX |
変速数 | 2x11 |
参考価格(税込) | 701,800円 |
GIANT(ジャイアント)/TRANCE(トランス)E+ PRO
国やジャンルを超えた、GIANT自転車技術の集大成!
ジャイアントは、自転車大国台湾のNo.1シェアを誇る自転車メーカー。近年はパナソニック(日本)やルノー(仏)と共同で電動アシスト自転車の開発にも力を入れています。
「TRANCE E+ PRO」は、トレイルバイク「TRANCE」をベースとして、強い突き上げ衝撃を吸収し、ペダリング効率がよい、ジャイアントの独自技術「マエストロ」も搭載。モーターは、ジャイアントとヤマハが共同開発しています。4つのアシストモードで、路面に合った自然なアシストを体感できるでしょう。あえて液晶表示がないのは、GARMINなどのGPS通信機器に電池残量&走行距離情報を飛ばすことが前提だから。見る角度によってブルーやパープルに見える”カメレオン”カラーも実にCOOL!
カラー | カメレオンブルー |
フレーム素材 | アルミ |
サスペンション | フルサス |
バッテリー容量 | 13.8Ah |
重量 | 24.3kg |
ホイール径 | 27.5インチ |
タイヤ幅 | 2.6インチ |
コンポ | シマノ/ SLX |
変速数 | 1x11 |
参考価格(税込) | 704,000円 |
電動マウンテンバイクの買い方(実店舗orオンライン)
電動マウンテンバイクを買う場合、実店舗とオンラインの2つがあります。どんな時に、実店舗、またはオンラインがいいのかをあげてみますので、参考にしてみてください。
サイズ感などを確認するなら、実店舗
初めての電動自転車やマウンテンバイクなら、サイズ感がわかりにくいので、実物を見たり、試乗したいですよね。実店舗ならスタッフの方に、色々質問して疑問点も解決できるので、近くに専門ショップがあるなら、ぜひ立ち寄ってみましょう。
値段やスペックなどを比べやすいのはオンライン
専門店でなければ、実店舗にラインナップを全部そろえていない場合も。
しかし、試乗会やイベントですでに十分に乗車感覚がつかめていて、自分が欲しい電動マウンテンバイクのメーカーやスペックなどが、ある程度しぼれているなら、オンラインで購入するのもいいでしょう。
バッテリー容量、コンポ、トラベル量といった細かいスペック比較も、実店舗よりむしろ落ち着いて選ぶことができます。
【試乗するなら】MTBパークを活用しよう
電動マウンテンバイク、購入前にオフロードで試してみたい方もいるでしょう。その場合は、MTBパークなどに行って、レンタルするのがおすすめです。
MTBパークは、マウンテンバイクの練習をしたり、自由に乗って遊べる場所。全国にあり、山の斜面など自然の地形を取り入れたダウンヒルや、オフロードに人工障害物などを置いて作られたさまざまなコースがあります。
MTBパークによっては、電動マウンテンバイクのレンタルがありますので、公式Webサイトなどで事前に確認してから、MTBパークに遊びに行きましょう。
MTBパークに関してはこちら。
バッテリーに関する、気になる点まとめました
バッテリーが使えなくなった時は?
バッテリーの寿命は、使い方や環境などによりますが、3〜5年と言われています。充電したのに電源が入らない場合は、購入して1〜2年以内なら初期不良、それ以上の時は寿命の可能性が高いでしょう。
バッテリーには、劣化の度合いを示す自己診断機能がついている場合もあります。メーカーによっては、主要店舗にバッテリーの診断機がおいてあり、劣化の状況を診断してもらえることもあります。
初期不良ならば、メーカーに問い合わせて、修理の依頼をするといいでしょう。また、寿命の場合は、バッテリーのみを買い換えれば、以前と同じように乗ることができます。
バッテリーについては、メーカーやモデルによって違っていますので、それぞれのメーカーの公式サイトを確認したり、問い合わせをしてみましょう。
保管は屋根がある所で、寒暖差も気をつけよう
電動マウンテンバイクは、バッテリーなど雨に弱い部分もあるので、なるべく屋根があり、雨がふきこまない所での保管が安心。
バッテリーには、リチウムイオン電池が使われていることが多いですが、この電池は「高温多湿の場所」が苦手。こういった環境で保管すると、劣化が進んでしまいますので、屋外に保管する場合や、暑すぎ、寒すぎる季節はバッテリーだけは取り外して、室内保管しましょう。
長く乗らない時はバッテリー50%程度で保管
電動マウンテンバイクを、長い期間乗らない時は、電池をカラにしてしまうと、電池の劣化の原因になりますので、バッテリー残量を50%ほど残した状態で保管しましょう。また、3ヶ月に1度は充電が必要です。
一緒に買うと良いアイテム
電動マウンテンバイクと一緒に用意すると、より安全に、そして便利になるアイテムをご紹介しましょう。
グローブ
サイクルグローブは、クッション素材が入っていて、手に受ける地面からの衝撃を軽減してくれます。
山道などデコボコが多い道は、ハンドルを握っていると、振動で手が痛くなってくるので、グローブは必須アイテム。長さ、パッドの厚みや種類、生地などもいろいろとあるので、季節によって選ぶといいでしょう。
MTB用のグローブについてはこちら。
MTB用ヘルメット
マウンテンバイクでトレイルや専用パークを走る時は、転倒や落車などの可能性も高くなります。安全にライドを楽しむために、ヘルメットは必ず装着しましょう。
マウンテンバイク向けヘルメットは、一般的なスポーツバイク用ヘルメットより、後頭部部分がより広範囲にカバーされていて、前部にバイザーが付属するなどの、特徴があります。
また、フルフェイスのヘルメットであれば、ありとあらゆる方向から頭部を守ることができ、より安全性も高まるでしょう。
マウンテンバイク専用ヘルメットについてはこちら。
泥除け(フェンダー)
雨の日や雨上がりの時は、泥除けが便利。泥除けがないと、後輪から背中にドロの跳ね返りがあるだけでなく、前輪の泥が顔に跳ねかえってくることも。
ワンタッチタイプや、簡易取り付けができるベンダーフェンダーなど、種類も多くあるので、自分にあった泥除けを見つけましょう。
MTBの泥除けについてはこちら。
ペダル(フラットペダル or ビンディング)
マウンテンバイクのペダルは、一般的な「フラットペダル」と、シューズとペダルを固定して使う「ビンディングペダル」の2つがあります。
ゆったりと山を走ったり段差を楽しむのであれば、フラットペダル。スピードを求めるような、競技MTBをする人は、ビンディングを選んでいる人が多いです。
ただ、ビンディングペダルは、慣れていないといわゆる「立ちゴケ」という、シューズが外れずに、そのまま転倒してしまうこともあるため、初心者にはフラットペダルがおすすめです。
MTBのおすすめペダルについてはこちら。
MTB用に適したシューズ
マウンテンバイクも、ロードバイクと同様、「フラットペダル」と「ビンディングペダル」用に2種類のシューズがあります。
フラットペダルで使うシューズなら、ソールが丈夫で頑丈なシューズを選びましょう。MTB用のフラットペダルは、シューズとの食いつきが良くなるため、ペダルの表面にスパイク(鋲)がついていることも多く、柔らかいソールだと傷がついてしまうこともあります。
ビンディングペダル用のシューズであれば、防水性や軽量性、通気性などもチェックしましょう。
MTBのシューズのおすすめについてはこちら。
電動マウンテンバイクなら楽しみ方もいろいろ
電動マウンテンバイクは、経験者はもちろん、初めてマウンテンバイクに乗るという人にもおすすめです。電動なしのマウンテンバイクに比べて、少し高価ですが、坂道など苦手な部分を取り去ってくれるので、いろいろな楽しみ方ができますよ。