シクロクロスってどんな自転車!?おすすめモデルや特徴まとめました

オフロードを走る自転車競技の”シクロクロス”。競技以外でも様々な楽しみ方があるシクロクロスを、自転車の特徴や楽しみからなど、おすすめモデルと合わせてご紹介します!

目次

  • シクロクロスとは
  • シクロクロスはこんな競技!
  • シクロクロスモデルの特徴
  • 「グラベルロード」や「マウンテンバイク」とどう違うの?
  • おすすめのシクロクロスモデル、ぎゅっとまとめて5選!
  • シクロクロスでレースに、ツーリングに!

シクロクロスとは

「シクロクロス」は競技の名前

シクロクロスはフランス発祥のもので、冬のロードバイクのトレーニングの一環として始まったと言われている競技種目です。シクロクロスという名前自体はフランス語の発音ですが今や世界大会も開催される程の人気種目でもあります。

 

シクロクロスはこんな競技!

競技になっているということで国際的な公式ルールもあります。一周2.5kmから3.5kmの短めのコースを何周も周回します。トップで回って来た選手のラップタイムを元に1時間近くになる周回数を競技中に設定します。その周回数を早くこなした選手が優勝、というルールです。

 

コース内容は、オンロード、オフロードはもちろん、フェンス、急斜面、階段などが設定されていてバイクに乗ったままでは完走できないようになっていて、体力だけでなくオフロードでバイクをコントロールするテクニックも必要になってきます。

 

最大の特徴は、そのコースをロードレーサーのような外観のバイクで走るという所にあります。

 


出典:Youtube/ UCI

 

シクロクロスモデルの特徴

ぱっと見の外観はロードバイクと似ているシクロクロスモデルの自転車。具体的な特徴を見ていきましょう。

 

出典:GIANT

 

ロードバイクと共通する部分

・フレームの基本的な形状

・ホイールサイズ

・ドロップハンドル

・コンポーネント

・フレームの素材は「アルミ」「クロモリ」「カーボン」等・・・ロードバイクと同じ

 

これらの特徴は、ロードバイクに比べ全く同じというわけではないもののロードバイクとほぼ同じ構成、あるいは互換性のあるパーツが使用されています。

次にシクロクロスならではの特徴を確認していきましょう。

 

ブレーキは「機械式ディスクブレーキ」もしくは「カンチレバーブレーキ」

シクロクロスモデルの大きな特徴としてブレーキが挙げられます。ロードバイクのようなキャリパーブレーキはシクロクロスにおいてはほとんど使用されていません。

 

オフロードを走った際に泥が詰まったり、冬期の場合は雪が詰まってしまうため、リムとは別にローターのあるディスクブレーキや少しでもブレーキシューとリムの間のクリアランス(隙間)が大きいカンチレバーブレーキが使用されます。

 

●ディスクブレーキ

出典:TREK
シクロクロスバイクの特徴とも言える「ディスクブレーキ」油圧式でなくトラブルの少ない機械式が多く採用されます。

 

●カンチレバーブレーキ

 

”担ぐ”ことも考えての「フレーム設計」

シクロクロスの競技中はバイクに跨って走行するだけではありません。時にはバイクから降りてバイクを担いで障害物を超えたり、階段を駆け上がったり駆け下りたりもします。そんな時にフレームに使用しているパイプが円形だと滑ってしまい、つかみにくかったりします。

 

こちらのシクロクロス専用設計のフレームのように表面積の広い形状をしているだけでホールド感もアップします!断面は3角形のおにぎり形で、円形よりも手にフィットするよう設計されています。

 

出典:TREK

 

走破性も考慮した「タイヤの種類と幅」

ロードバイクでは700c×22-28c程度のタイヤが、一般的ですが、これらはオンロードでのスピード重視のタイヤです。シクロクロスではスピードも重要ですが、それ以上にオフロードでの走破性能が重要視されます。

日本自転車競技連盟の定めるシクロクロスのタイヤ幅の規定では33mmまでとなっています。(実測が33mm以上でもメーカーのサイズ表記が33mmまでならOK)

 

出典:Panaracer

 

 

フロントのチェーンリングはシングル

出典:TREK

荒れた路面など様々な路面を走る競技のシクロクロス。チェーントラブルを少しでも減らす為に、シングル化(変速なし)しているモデルも少なくありません。フロントディレイラーがなければワイヤーも省略でき、取り回しもシンプルにできる利点もあります。

 

中にはチェーンの脱落防止のために「チェーンキャッチャー」を装備する場合もあります。「チェーンキャッチャー」とはレース中の振動でチェーンのズレが生じチェーンが外れてしまう事の無いように設計されたパーツです。カーボン製だと重量は数グラムですが、効果は絶大です!

ITEM
Mr CONTROL ミスターコントロール FTP-Carbon チェーンキャッチャー
フロントディレーラーの直付台座に取り付けるチェーン落ち防止プロテクター。

「グラベルロード」や「マウンテンバイク」とどう違うの?

ここまで見てきたようにシクロクロスは”オンロードもオフロードもこなすためのバイク”という点では「グラベルロード」や「マウンテンバイク」といったカテゴリーと共通している点もあります。それぞれの違いを見ていきましょう。

 

競技種目ではない「グラベルロード」

出典:Facebook/BikeShop-NAKAJIMA

シクロクロスが競技なのに対して「グラベルロード」はツーリングなどの楽しみ方のカテゴリーになります。シクロクロスは車体パーツなどに規定などがありますが、グラベルロードは自由な設計になっています。

 

また、タイヤ幅も規定に縛られる必要はありません。シクロクロスの規定は33mmなので、市場でも多く販売されている35Cのタイヤはこれを超えていますのでグラベルロードなどに向いたタイヤと考えて良いでしょう。

 

 

自然を楽しむには「マウンテンバイク」

出典:KONA

シクロクロスはオンロード、オフロードのどちらも走りますが基本的には競技なのでレース用に設計されたコースでの走行がメインです。対してマウンテンバイクには”トレイル”や”クロスカントリー”などのカテゴリーに代表されるように「より自然の中で楽しむ」という色合いが強くなってきます。

 

因みに、マウンテンバイクにも”エンデューロ”や”ダウンヒル”などといったレース競技に特化したジャンルもあります。

 

 

おすすめのシクロクロスモデル、ぎゅっとまとめて5選!

ここまででシクロクロスについてご紹介してきましたが、いかがですか?

 

シクロクロスのモデルのほとんどはタイヤを履き替えれば普通のロードバイクの楽しみ方としても、十分に活躍できるというメリットもあります。それではご紹介します!

 

いろいろ詰まってこの価格! ”TREK/Boone 5 Disc”

出典:TREK

参考価格:¥362,000(税抜)

総重量:8.51kg(560サイズ)

 

カーボンフレームにインナーケーブルシステム、しなやかさと空気抵抗の少なさを実現した専用設計のフロントフォークなどおすすめポイントがいっぱいです。先ほどの項目でもご紹介した通りシクロクロス専用のトップチューブの形状をしているので、担ぎやすくデザイン性もバッチリ。

ロードバイクでこのスペックのモデルは中々この価格帯では設定されていませんので、お買い得感もありますね。

TREK販売店はこちら

 

普段使いも兼用できる!? ”MERIDA/MISSION CX 5000”

出典:MERIDA

参考価格:¥349,000(税抜)

総重量:8.6kg(500サイズ)

 

カーボンフレーム、カーボンフォークとレース仕様の本格的な仕様でありながらフェンダーマウント(泥よけを装着するための穴)も装備されています。フェンダーをレースで使用するか、普段使用するか、そもそもフェンダーは使わないかなど、使い方は様々です。

 

メリダ取扱店はこちら

 

 

レースのことを考えた ”KONA/Major Jake”

出典:KONA

参考価格:¥351,000(税抜)

 

フルカーボンのフレームセットに700×33cのタイヤを装備したこのモデルは完成車のままレース会場へ行けるような完成度。KONA(コナ)というブランドはとてもファッション性が高いことでも知られ女性のファンが多くいます。このmajor jakeも街乗りとしても違和感ないデザインで、ポイントが高いですね。

 

ITEM
KONA(コナ) MAJOR JAKE(メジャージェイク) 2019年モデル シクロクロス

安定のクオリティ ”GIANT/TCX SLR2”

出典:GIANT

参考価格:¥190,000(税抜)

総重量:9.4kg(475サイズ)

 

世界的なメーカー、GIANTからもシクロクロスに特化したモデルが多数リリースされています。価格も上記3モデルに比べると半額近くいですが、豊富なラインナップのGIANTの利点は、廉価グレードであっても上位グレードと同じ装備が流用されていることが多くあります。

例えばこちらのモデルはシートピラーが「D型断面形状」のカーボンシートピラーが標準装備されています。

 

ジャイアントストアはこちら

 

日本ブランド! ”BRIDGESTONE/ANCHOR CX6E EQUIPE”

出典:BRIDGESTONE

参考価格:¥220,000(税抜)

総重量:9.9kg(530サイズ)

 

ロードバイクに乗っている方であればお馴染みBRIDGESTONEの「ANCHOR」。豊富なラインナップの中からシクロクロスに特化したモデルが派生しています。他のANCHORシリーズ同様レースでの様々なノウハウが凝縮された一台で、追加料金なしで選べるフレームのカラーオーダーシステム(全35色)も魅力的です。

ITEM
アンカー CX6D エキップ 2019 ANCHOR CX6D EQUIPE

 

シクロクロスでレースに、ツーリングに!

シクロクロスの特徴、競技の概要、専用モデルの特徴などを見てきましたがいかがだったでしょうか?

 

タイヤを履き替えればロードバイクとして使えるシクロクロス。ホイールを”レース用”と”街乗り用”と2パターン揃えておけば手軽に履き替えてシクロクロスバイクをより身近に感じられること間違いなしです!

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小西純矢
小西純矢

中学生の頃にメッセンジャーブームが到来し一気に影響を受け、芝浦周辺のメッセンジャーの後を追走するなどして自転車のスキルを磨いたものの、現在は一児の父となり自宅のMTBも子供の遊び道具になりつつある・・・ そんな毎日を送っているライターです。