【初心者向け】マウンテンバイクの基礎知識を学ぼう!

山や岩場を走る専用の自転車「マウンテンバイク(MTB)」。マウンテンバイクはフレームの特徴、楽しみ方、競技の種類など、とても幅が広い自転車で、専門的な言葉も多くあります。初心者の方でもわかるよう、1つずつ解説します。

目次

  • マウンテンバイクって難しい言葉多くないですか?
  • マウンテンバイクの車体の特徴
  • 走るスタイルの違いを覚えよう
  • 3種類のタイヤサイズ
  • 自分に合った走り方で楽しもう!

マウンテンバイクって難しい言葉多くないですか?

マウンテンバイクって難しい言葉多くないですか?

マウンテンバイクは、専門性が高そうでショップで何を聞いたらわからない…。「DH」「XC」??専門用語が多く、難しそう…。と、感じる方も多いのではないでしょうか。

 

「マウンテンバイク」はその名前の通り、山を走るための自転車。山にも色々な斜面や登山コースがあるように、それに合わせてマウンテンバイクも多くの種類があります。まずは、基本的な車体の特徴を見ていきましょう!

 

マウンテンバイクの車体の特徴

様々な場所や走り方に最適なマウンテンバイクを、各メーカーは開発しています。

 

衝撃を吸収する「フロントサスペンション」と「リアサスペンション」

「フロントサスペンション」と「リヤサスペンション」」

出典:GIANT(画像加工:編集部)

山を走るマウンテンバイクには、荒々しい路面からの振動を吸収する機能がついています。前輪からの衝撃を吸収する「フロントサスペンション」。後輪からの衝撃を吸収する「リアサスペンション」です。

 

衝撃を吸収する一方、「地面からの振動が伝わりづらい=ペダルから地面へ力が伝わりづらい」と言う一面もあります。振動吸収性能を、どの程度持たせるかなど、各メーカー、各モデルによって、様々な工夫がされています。

 

前後のサスペンションがある「フルサス」

出典:KONA
フロントにもリアにもサスペンションが装備されたマウンテンバイクを「フルサス」(フルサスペンションの略)と呼びます。一般的に、リアにサスペンションがあれば、フロントにもサスペンションがある場合がほとんどなので、「リアサス装備車」=「フルサス」と考えても良いでしょう。

 

前輪のみサスペンション「ハードテイル」

前輪のみサスペンションの「ハードテイル」

出典:SCOTT
先ほどのフルサスに対して、ハード(硬い)テイル(尾=後ろ)と呼ばれるのは、前のみにサスペンションがあるモデル。リアサスペンションが無いことは、故障のトラブル回避や軽量化できるなどの利点もあります。

 

サスペンションがない「フルリジット」

出典:KONA

「リジット」とは「固定されていて動かない、堅固なさま」と言う意味で、サスペンションを搭載しないマウンテンバイクを「フルリジット」と呼びます。サスペンションが無いことで路面の変化や、状況を敏感に察知できるという長所もあります。

 

走るスタイルの違いを覚えよう

マウンテンバイクで山を走るスタイルは様々で、それぞれ名称があります。速さを競う競技名や、一般的な楽しみ方など、各カテゴリーと専用モデルの特徴をご紹介しましょう!

 

”山を駆け下りる”、ダウンヒル(DH)

”山を駆け下りる”、ダウンヒル(DH)

出典:SPECIALIZED

ダウン(下る)ヒル(丘、山)とはそのネーミングの通り、山を駆け下りる走り方です。競技としても人気があるカテゴリです。

 

出典:youtube/SPECIALIZED

 

●ダウンヒルモデルの特徴

●ダウンヒルモデルの特徴

出典:SPECIALIZED

山を駆け下りるスタイルのこのモデルはショック吸収性と頑丈なボディが特徴で、フロントもリアもサスペンションがあります。またフロントのサスペンションが、大きく伸び縮み(トラベル量)したり、サドルが極端に上向きなのも、特徴的です。

 

高性能なサスペンションやパーツ、頑丈なフレームなどが装備され、高めの価格帯のモデルも多くなります。

 

“山を速く駆け巡る”、クロスカントリー(XC)

“山を速く駆け巡る”、クロスカントリー(XC)

出典:SPECIALIZED

「XC」と表記されるクロスカントリー。山の中を駆け抜ける競技やシーンに使われます。坂を下ったり登ったりと、オールラウンドの走行性能が求められる競技です。

 

出典:youtube/RED Bull Bike

 

●クロスカントリーモデルの特徴
出典:SPECIALIZED
主な特徴は、ダウンヒルバイクと違い、坂を登ることも下ることもありますので、ギアレシオが広いこと、バイク全体の重量が軽く抑えられていることなどが挙げられます。

 

上記ご紹介のモデルはクロスカントリーの中でも、サスペンションがフロントのみの「ハードテイル」。ダウンヒルバイクに比べて重量が軽いものの、高い剛性をキープするため、カーボンフレームが採用されています。

 

“山全体を楽しむ”、トレイル

“山全体を楽しむ”、トレイル(TR)

出典:SPECIALIZED

トレイルとは基本的には「舗装されていない原野や山全般」を意味します。競技であるクロスカントリーは”速く走る”意味合いが強いですが、トレイルは”山を楽しむ走り方”として、良く使われます。

 

出典:youtube/SPECIALIZED

 

 

●トレイルモデルの特徴

●トレイルモデルの特徴

出典:TREK
競技志向ではない“トレイル”は、取り回しがしやすいモデルも多く、エントリーユーザーに人気があるカテゴリです。山を楽しむという定義が幅広い為、様々なモデルがあり、フレームのサイズやホイールのサイズなど、バリエーションが豊富です。

 

“様々なステージを走り抜く”、エンデューロ

“様々なステージを走り抜く”、エンデューロ

出典:Facebook/ゆぶね MTB Project

「エンデューロ」という言葉は2003年フランスのマウンテンバイクチームがイベントを開催したことに起源があると言われる競技の名称です。長い距離を1日もしくは複数日をかけて走り、車で言うと世界ラリー選手権のような「耐久性」も必要になる競技で、近年、海外を中心に盛り上がりを見せています。

 

レースに参加するための入門編としても、多くのユーザーに支持されているカテゴリーで、下りだけでなく、登りやコーナーリングなど多くのテクニックとタフな身体能力が求められる競技でもあります。

 

出典:youtube/Enduro World Series

 

●エンデューロモデルの特徴

 

●エンデューロモデルの特徴

出典:KONA

 

競技では多彩なコースを何コースも走り、合計でタイムを競うためダウンヒルバイクのようにフルサスペンションだけでなく写真のようにフロントサスペンションのみのバイクも活躍しています。また、そのまま市街地で乗れるようなバイクが多いのも特徴です。

 

長時間のライディングが必要なので「ドロッパーシートポスト」と呼ばれる、手元の操作でサドルの高さを走りながら、調整ができる機能があるモデルも販売されています。

 

“ペダルを漕がずに楽しむ”、パンプトラック

“ペダルを漕がずに楽しむ”、パンプトラック

出典:Facebook/Pumptruck Japan

パンプトラックとはマウンテンバイクの中でもバイシクルモトクロス(BMX)に近いカテゴリーの楽しみ方です。平地に設置された凹凸のあるコースを走り、コースを周回して楽しみます。

楽しみ方の大きな特徴はペダルを漕がず、体重移動で推進力を作って進むこと。また、このカテゴリーに特化したMTBモデルはほとんどないので、オリジナルで自分仕様に組んで楽しむライダーもいます。

 

出典:youtube/Global Mountain Bike Network

 

3種類のタイヤサイズ

3種類のタイヤサイズ

ロードバイクのタイヤサイズは700cと、ほぼ1種類ですが、マウンテンバイクは26インチ、27.5インチ、29インチと、3つのサイズがあります。

 

長年26インチが主流でしたが、タイヤ径が大きい29インチ(ツーナイナーとも呼ばれる)が開発されました。タイヤ径が大きいと、障害物の乗り越えなどで有利と言えます。その後、29インチと26インチの両者の良い点を持つ、27.5インチタイヤも開発されました。

 

軽量でコントロール性が高い26インチ、オールラウンドな27.5インチ、高い走破性の29インチと、タイヤサイズの選択肢が広いのもマウンテンバイクの特徴です。

 

自分に合った走り方で楽しもう!

自分に合った走り方で楽しもう!

出典:GT
様々な各モデルや装備、シーンに応じた走り方など、マウンテンバイクの世界はとても幅広く、多くの楽しみ方があります。

これからマウンテンバイクを楽しみたい方は、まずは専用コースでレンタルバイクを借りて初めてみてはいかがでしょうか。

 

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小西純矢
小西純矢

中学生の頃にメッセンジャーブームが到来し一気に影響を受け、芝浦周辺のメッセンジャーの後を追走するなどして自転車のスキルを磨いたものの、現在は一児の父となり自宅のMTBも子供の遊び道具になりつつある・・・ そんな毎日を送っているライターです。