【お悩み解決】ロードバイクのディスクブレーキを詳しく解説します

ロードバイクの購入や買い換えを検討する時、ディスクブレーキとリムブレーキ、どちらにしたら良いか迷ってしまいますよね。今回はディスクブレーキの特徴やメリット・デメリットを解説。ディスクブレーキの事をもっと理解しましょう。

制作者

高橋智宏

10代の頃からロードバイク・MTBなど自転車を楽しみながら、現在は東京都自転車競技連盟普及委員として、スポーツバイクの普及活動もしています。 皆さまへお役に立つ情報をお届けし、スポーツバイクを末永く楽しむお手伝いができれば嬉しく思います。 保有資格:JCF3 級公認審判員

高橋智宏のプロフィール

...続きを読む

目次

  • ロードバイクで増えてきたディスクブレーキ
  • そんなディスクブレーキってどんなブレーキ?
  • 油圧式と機械式の2種類
  • ブレーキ性能以外のメリットも!
  • ディスクブレーキの、こんな点もあります。
  • ディスクブレーキを理解して、ロードバイクを楽しもう
アイキャッチ画像出典:Glory Cycles

ロードバイクで増えてきたディスクブレーキ

ロードバイクで増えてきたディスクブレーキ

最近、増えてきたディスクブレーキ仕様のロードバイク。ディスクブレーキは自動車やバイクなどと同じ仕組みのブレーキです。

 

メカメカしいディスクがタイヤの中心にあり、”良く効くブレーキ”などのイメージを持つ人も多いディスクブレーキは、実際はどの様なブレーキでしょうか?

 

オフロードでは主流のディスクブレーキ

オフロードでは主流のディスクブレーキ

オフロード系のスポーツバイクでは、既に多くのモデルでディスクブレーキが採用されています。

 

ディスクブレーキは、未舗装路や悪路を走るマウンテンバイクや、近年盛り上がりを見せるグラベルロードと、特に相性がよいブレーキと言えますが、ロードバイクにもディスクブレーキのその波が広がってきました。

 

そんなディスクブレーキってどんなブレーキ?

それでは具体的なディスクブレーキの特徴やメリットを見ていきましょう。

 

ディスクブレーキとリムブレーキの違い

ディスクブレーキとリムブレーキの違い

ホイールの外周のリムを挟んでタイヤの動きを止めるのが「リムブレーキ」。一方、「ディスクブレーキ」はホイールの中心部分のディスクを挟んでブレーキをかけます。

 

実は、回転する円状の物体を止めるには、中心よりも外側で制動したほうが効率は良かったりします(あれ??リムブレーキの方が制動力が高い??)。ですがディスクブレーキは小さな力でも効果的なブレーキをかけることができるため、ディスクブレーキが制動力が弱いという事はありません。

 

また、ディスクブレーキにも機械式と油圧式の2種類があり、制動力にも違いがありますが、後の項で詳しくご紹介します。

 

安定して高い制動力

安定して高い制動力

一般的に制動力が高いといわれているディスクブレーキですが、最大のメリットは「”安定”して高い制動力を保てる」こと。

 

ブレーキバットで挟み込むディスクが、路面から離れたタイヤの中心にある為、雨天や悪路などのコンディションによる影響を受けにくく、走行中も安定した制動力を得ることができます。

 

絶対的な制動力は、リムブレーキと比べ格段に優れるとは一概には言えませんが、安定的なブレーキはディスクブレーキに軍配があがると言って良いでしょう。

 

油圧式と機械式の2種類

ディスクブレーキには油圧式と機械式があり、似た形状ですが構造はまったく違います。その違いを見ていきましょう。

 

油圧式と機械式

【左】油圧式ブレーキ:オイルホースがつながっている

【右】機械式ブレーキ:ワイヤーがつながっている

 

油圧式ディスクブレーキの特徴

油圧式は、レバーからブレーキまでをホースでつなぎ、オイルの圧力でブレーキをかける、自動車や油圧ジャッキなどと同じ仕組みです。

 

1番の特徴は、軽いタッチでブレーキングができる事です。小さな力でブレーキができ、スピードコントロールもしやすいので、特に大きなメリットと言えるでしょう。

 

また、油圧式は、機械式に見られる長期間のワイヤー劣化によるブレーキ性能の低下が無いのもメリットです。

 

機械式ディスクブレーキの特徴

機械式は、レバーでワイヤーを引いてブレーキをかけるので、基本的な仕組みはキャリパーブレーキやVブレーキと同じです。

 

本体の可動部をワイヤーで動かすのが特徴で、ブレーキをかけるとアーム状のパーツが動かされピストンを押し上げます。ワイヤーが露出する形なので、微調整がしやすく作られています。

 

 

ブレーキ性能以外のメリットも!

ブレーキ性能以外のメリットも!

出典:Flickr/GloryCycles

ブレーキ性能以外にもホイール選びにメリットがあるのがディスクブレーキ。その1つが高性能なカーボンホイールとの相性です。

 

リムブレーキの場合、カーボンホイールは素材の特性上、摩耗や制動力の面などの問題がでてきますが、ディスクブレーキであればその心配はありません。

 

また、アルミホイールでも、ディスクブレーキ仕様のホイールだと、リムが真っ黒のホイールや、デザインされたホイールが選択できるなど、見た目のうえのメリットもあります。

 

ディスクブレーキの、こんな点もあります。

何事にも、良いことばかりではありせんよね。ディスクブレーキの少し知っておきたい点も、確認しましょう。

 

リムブレーキとの規格の違い

新たにディスクブレーキのロードバイクを購入した場合、すでに持っているリムブレーキ用のホイールが使用できません。また、フレームやフォークも負荷のかかるポイントが違い、リムブレーキ仕様のロードバイクをディスクブレーキ化することは、難しいと言っていいでしょう。

 

油圧式は特殊なメンテナンスが難しい

油圧式ディスクブレーキの場合、オイル交換などが必要になってきます。専門的なメンテナンスになるので、ショップでのメンテナンスをおすすめします。

 

価格が高め

同スペックの完成車で比較した場合、リムブレーキとディスクブレーキだと、ディスクブレーキ仕様が高くなりがちです。購入の際は予算と検討しましょう。

 

ディスクブレーキを理解して、ロードバイクを楽しもう

ロードバイクで主流になってきた、ディスクブレーキ。リムブレーキよりタッチが軽くブレーキができるのは、とても魅力的ですよね。個人的には、ブレーキバット周りがとてもスッキリするので、そのスタイルがとても好きです。ディスクブレーキの事をよく知って、ロードバイクを楽しみましょう!

あわせて読みたい

自転車と自然を満喫できる「リソルの森」で、ワーケーションしてきました!
自転車と自然を満喫できる「リソルの森」で、ワーケーションしてきました!
関東圏でアウトドアするなら、リソルの森がおすすめ!自転車と泊まれるサイクルコテージや、施設が充実したグランピングサイトなど、さまざまな形態の宿泊施設…
CYCLE HACK編集部
ジャック・ウルフスキン サイクリング
【ジャック・ウルフスキン】ヘビロテしすぎに要注意。街乗りもアウトドアもこなすサイクルウェアの秘密とは
アウトドアブランド「Jack Wolfskin(ジャック・ウルフスキン)」から、バイクスペシャリストが監修した自転車用ウェアやバイクパッキング装備が…
CYCLE HACK編集部
キーレイ ライト
【クロモリユーザー必見】見た目はビンテージ、中身は高スペックな自転車ライト「KiLEY(キーレイ)」が気になります!
台湾発の自転車アクセサリーメーカー「KiLEY(キーレイ)」より発売されたビンテージ風のフロントライト。クロモリロードやランドナー、スポルティーフに…
大城 実結
ママチャリからグラベル、レースまでOKのPep cyclesって?開発者にインタビューしてみたよ。
時にツーリングバイクに、時にレースバイク、さらにはママチャリに。「永く乗る、永く使う」をコンセプトにしたPep cycles(ペップサイクルズ)は、…
大城 実結
【朗報】都内近郊で自転車メンテにお困りなら、渋谷「Limbocycling SHIBUYA cocoti」がおすすめ!
渋谷駅近くの「Limbocycling(リンボサイクリング)」の、自転車メンテナンスサービスを紹介します。対象の自転車は、ロードバイクやクロスバイク…
高橋智宏