「ライザーバー」のハンドルの特徴や魅力を解説。おすすめモデルもまとめました。

MTBやクロスバイクで使われているハンドルは、まっすぐなものや曲がったもの、大きくアップしたものがあります。

ハンドルによって様々な特徴がありますが、その中でも「ライザーバー」は、操作性に優れ、乗りやすがあがる可能性があるハンドルです。

そんなライザーバーのメリット、選び方をご紹介します。

制作者

高橋智宏

10代の頃からロードバイク・MTBなど自転車を楽しみながら、現在は東京都自転車競技連盟普及委員として、スポーツバイクの普及活動もしています。 皆さまへお役に立つ情報をお届けし、スポーツバイクを末永く楽しむお手伝いができれば嬉しく思います。 保有資格:JCF3 級公認審判員

高橋智宏のプロフィール

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目次

  • ライザーバーってなに?
  • ライザーバーを選ぶ時の注意点
  • おすすめライザーバー10選
  • ライザーバーは、どんな自転車に合う?
  • ライザーバーハンドルのカスタムしませんか。
アイキャッチ画像出典:Flickr/Glory Cycles

ライザーバーってなに?

ライザーバー マウンテンバイク ハンドル

出典:Flickr/Glory Cycles

「ライザーバー」のハンドルは、一直線のハンドル「バーハンドル」の一種で、MTBやクロスバイクに良く使われるハンドルです。

 

ほぼ真っ直ぐなフラットハンドルに対し、ライザーバーは曲がりがあり、前傾がきつくないポジションで自転車に乗ることができます。

フラットバーと、どう違う?

ライザーバー マウンテンバイク ハンドル

出典:Flickr/Glory Cycles

フラットバーとライザーバー、どちらもMTBやクロスバイクなどに、良くセットされるハンドルですが、何が違うのでしょう?

 

フラットバーは文字通りフラットで、ハンドルバー中心と握り部分がほぼ同じ高さ、乗ると前傾が深めの姿勢になります。対してライザーバーは、握り部分がハンドル中心より高く、手前に曲がっているのが特徴で、自然と上体の起きた余裕のある姿勢になります。

 

力強くペダリングをするならフラットバーが適していますが、余裕のあるポジションや操作性などでは、幅が広くグリップ部が高く近いライザーバーは、ゆったりした街乗りや操作性の高さが要求されるトレイル、どちらにも使うことができます。

ライザーバーを選ぶ時の注意点

ライザーバーを選ぶ時のポイントを、まとめました!

どのくらいの“曲がり角度”か

マウンテンバイク サイクリング

出典:Flickr/Glory Cycles

ライザーバーは、

 

アップスイープ:ハンドルの上方向への曲がり角度

バックスイープ:ハンドルの後ろ方向への曲がり角度

ライズ:ハンドルの上がりの寸法

 

という3つの数値でハンドルの性格が決まります。数値が大きいほど曲がりや上がりも大きくなり、ポジションがアップライトになります。一方、数値が小さければ低めのポジションになります。

 

ライザーバーのハンドルが高く、近くなると状態が起きて快適性・視認性が上がり街乗りでは楽なポジション、オフロードではライディングに余裕のあるポジションになります。

 

ハンドル幅もチェック

ハンドルは幅が広すぎると、逆にハンドリングがシビアになったり乗りにくくなってしまうこともあり、幅が広すぎたら乗りやすい幅にカットすることも可能です。

 

パイプカッターという工具や、カーボンハンドルでは専用のノコギリを使いますが、工具が無い場合や、作業に不安があるときはショップに相談しましょう。

また、ハンドル幅は、法律上、普通自転車として認められているのは、ハンドル幅600mm以下の車体です。自転車レーンなど普通自転車通行可とされている区間の走行は違法になる可能性があるので注意しましょう。

 

クランプ径をチェック

ハンドルバーを取付ける時に大切なのはクランプ径、現在は25.4・31.8・35mmがあります。

 

シムというスペーサーを使ってサイズ違いでもセットすることは可能ですが、できるだけコラムとハンドルのクランプ径は合わせましょう。

おすすめライザーバー10選

それでは、各メーカーのおすすめライザーバーをご紹介します!

 

EASTON(イーストン)/HAVEN 35 カーボンライザーバー

高いカーボン成形の技術を持ち、幅広くサイクルパーツを展開するイーストン、クランプ径に35mmを採用し、より強く軽いライザーバーを実現しました。カラー展開も豊富で、ライズ20・40mmともに4色揃っています。

ITEM
EASTON/HAVEN35 アルミライザーバー
●素材:アルミ
●クランプ径:35mm
●サイズ:アップ/5°・バック/9°・ライズ/LO20mmHI40mm
●幅:750mm
●重量:LO270g・HI280g

DMR(ディーエムアール)/WINGBAR MK4

1995年、イギリスの小さなオフィスから始まり、BMXをはじめMTBでトレイルを楽しむためのパーツを送り出してきました。軽量・高剛性のウイングバーは熱処理されたアルミを成形し作られています。

ITEM
DMR/WINGBAR MK4
●素材:アルミ
●クランプ径:31.8mm・35mm
●サイズ:アップ/5°・バック/8°・ライズ/20mm35mm
●幅:31.8/780mm・35/800mm
●重量:326g

RACE FACE(レースフェイス)/ATLAS RISER BAR

クロスカントリー・トレイル・ダウンヒルなど多くのMTBパーツを手掛けているレースフェイス、軽量で高い強度を持ち、ダウンヒルバーとしても使用できます。

ITEM
RACE FACE/ATLAS RISER BAR
●素材:アルミ
●クランプ径:31.8mm
●サイズ:アップ/4°・バック/8°・ライズ/15~30mm
●幅:785mm
●重量:340g

THOMSON(トムソン)/ELITE 35mm ALUMINIUM RISER BAR

高い金属加工技術を持ち、アルミ・カーボンの他にチタン成形したモデルも作るトムソン、強度の高い35mmのクランプ径を採用し、曲がり部分とテーパー部分のバランスを取り、ハンドリング性能も向上させたモデルです。

ITEM
THOMSON/ELITE 35mm ALUMINUM RISERBAR
●素材:アルミ
●クランプ径:35mm
●サイズ:アップ/5°・バック/9°・ライズ/10・20・35mm
●幅:800mm

TIOGA(タイオガ)/ロングホーン カーボン 20 ライザーバー

幅広くサイクルパーツを展開し、コストパフォーマンスの高い製品のタイオガ、ロングホーンライザーバーもコスパが高く、ワイド780とライズ20の使いやすいサイズは、トレイルにもサイクリングにもマッチします。

ITEM
TIOGA/ロングホーン カーボン 20 ライザーバー
●素材:カーボン
●クランプ径:31.8mm
●サイズ:バック/9°・ライズ/20mm
●幅:780mm
●重量:265g

NITTO(ニットー)/B220AAF

トラック競技、競輪でも使用されるニットーのハンドル、B220AAFは狭めの480mm幅で、街乗りでも接触の不安なくサイクリングを楽しめます。ピストやクロスバイクのハンドルが広いと感じている方に良いでしょう。

ITEM
NITTO/B220AAF
●素材:アルミ
●クランプ径:25.4mm
●サイズ:ライズ/38mm
●幅:480mm
●重量:265g

grunge(グランジ)/マスターフィットアロイライザー

MTBやアクティブなフィールドをイメージしたパーツメーカーのグランジ。控えめなライズやハンドル幅は、日本人のサイズ感やフィールドを意識し、快適なライディングが出来るよう作られています。

ITEM
grunge/マスターフィット アロイライザー
●素材:アルミ
●クランプ径:31.8mm
●サイズ:バック/7°・ライズ/10mm
●幅:707mm
●重量:258g

BBB(ビービービー)/アセンション

オランダの総合パーツメーカー、現在はプロチームにも供給しているBBB、精悍なステルスブラックのボディは軽量で剛性の高いアルミで成形され、トレイルやロングライドでも使いやすいサイズ感です。

ITEM
BBB/ASCENSION
●素材:アルミ
●クランプ径:31.8mm
●サイズ:アップ/5°・バック/9°・ライズ/15mm
●幅:760mm
●重量:335g

KCNC(ケーシーエヌシー)/RAMPANT RISER

軽量でカラー展開の多いパーツで有名なKCNC。軽いだけではなく高い金属加工技術を持ち、軽量で高性能なパーツを作り出している。ラインナップで唯一のライザーバーであるランパントは、1インチと2インチのライズが展開され、フィールドに合わせて選べます。

ITEM
KCNC/RAMPANT RISER
●素材:カーボン
●クランプ径:31.8mm・25.4mm
●サイズ:バック/8°・ライズ/15~50.8mm
●幅:710mm
●重量:380g

BAZOOKA(バズーカ)/FUN RIDE

幅広いパーツのラインナップがあり、コストパフォーマンスも高いバズーカ。ファンライドはネーミングの通り、サイクリングや街乗りを楽しく快適にするライザーバーです。カラー展開が多く、ハンドル幅も600mmで快適なポタリングが楽しめます。

ITEM
BAZOOKA/FUN RIDE
●素材:アルミ
●クランプ径:25.4mm
●幅:600mm
●重量:230g

ライザーバーは、どんな自転車に合う?

基本的には、クランプ径が合えば、どんな自転車にも取り付けが可能です。ただ、ドロップハンドル車はコンポーネントが違うため、コンポ交換もあわせて行う必要があります。

 

クロスバイクなら

クロスバイク ライザーバー

出典:Flickr/Toshihiro Gamo

クロスバイクのポジションが低すぎる場合、ストレートハンドルからライザーバーに替えることでポジションが楽になり、快適性・視認性が向上します。

 

また、ハンドル幅がワイドになることで、車体の安定性・操作性も上がるでしょう。

 


MTBなら

ライザーバー マウンテンバイク ハンドル

出典:Flickr/Glory Cycles

MTBでは、クロスカントリーではストレートハンドルや曲がりの浅いライザーバーが好まれていますが、トレイルやアドベンチャー、ダウンヒルではライザーバーが選ばれています。

 

スピード競技のクロスカントリーは、ストレートハンドルなど低め・狭めの方がメリットが多くなりますが、トレイルやアドベンチャー、ダウンヒルは操作性・安定性を重視し、ハンドリングに余裕のあるワイドなライザーバーが選ばれます。

 


ピストバイクなら

ライザーバー ピスト ハンドル

出典:FaceBook/Cinelli Japan

狭く低いハンドルのイメージが強いストリートピストですが、近年は安定性・操作性が高くなるメリットが認められ、ロングライザーというトレンドも起こっています。

BMXなら

ライザーバー BMX

BMXは、カテゴリーによって違いはありますが、20インチという小径タイヤのため、ハンドルにはライザーバーが使われています。

 

一般的には大きくライズしたハンドル、ただBMXはどのカテゴリーもハードな使用になるため、補強のためにハンドルを支えるクロスバーという部分があります。

 

BMXは独特の規格が多くハンドルのクランプ径も、スポーツバイクは25.4mmや31.8mm、最近では35mmなどがありますが、BMXでは22.2mmを採用していて、基本的には互換性はありません。

 

ライザーバーハンドルのカスタムしませんか。

ハンドリングやポジションに余裕が生まれるライザーバー。トレイルやアドベンチャーなど、シビアな操作性が求められる場面でも、ライザーバーの操作性は大きなメリットです。

 

ライザーバーで、余裕のあるライディングをして、より自転車を楽しみましょう!

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